水梨っ子ひろば

学習発表会 開催④ 「5・6年劇」

 劇「願い」
 冒頭、児童全員で
  人間には生まれながらに持っている「生きていたい」「自由でいたい」「幸せでいたい」という願い。
 この人権が脅かされ自由に生きられなかった時代がありました。


「もう、村の子供達と遊ぶのはやめろ。」
「そうよ、私たちがキリシタンだと分かられたら、3人とも火あぶりになるのよ。」
「そんなことできない。みんなは私の友達。」



 「やはりあいつらはキリシタンだったのか。」「去年、私の親を殺したのはキリシタンだったのよ。だからキリシタンは許せない。」「そうだ、そうだ。」「キリシタンは早く殺せ。」

10年後 
 「なあ、俺たち間違っていたのかな。」
 「そうね、金に目がくらんで人殺しの片棒を担いで。」
 「罪深いのは俺たちの方だったんじゃないか。」

 「いつか信じている神様が違っていてもみんなで笑って過ごせる世の中が来てほしいね。」
 「ああ、そんな日が来ることを願おう。」


演技後、6年生が感想を述べました。

・人を思いやるということは人間にしかできないこと。思いやりを大切にしたい。
・平等と言っても平等ではないことが多い。でも、平等な社会を作るために少しでも考え実行しようとすることは大切だと思った。
・キリシタンは悪者と言っていたが、実はいい人だったのではないかと思った。
・今も差別はある。笑って暮らせる世の中になってほしい。
・知らないことが差別を生むきっかけになった。他人を知ることが大切だと思った。