月立小学校の日常を紹介します

プログラミング学習~NPO法人waffle~

今日は、NPO法人Waffle(ワッフル)のディレクター森田様、講師の鳥井様、そして、いろいろなご縁の中で株式会社NTTデータ社会基盤ソリューション事業本部の室住様、NTTデータ東北経営企画部長横尾様と大勢の方々が、MESH=プログラミング学習キッドを使って、日常生活の中の仕組みに触れる活動を一緒に楽しみました。

 

タブレットと信号入力端末の組み合わせで、人感センサーや照度センサー、振動センサーやボタンスイッチなどの機能と身近なものを組み合わせてさまざまなアイデアを形にできるツールです。

例えば、毎日使う車のドアロックの場面で使われている、キーレスエントリーのロック解除のボタンを押す→ロック解除・シグナルランプ点灯・ピピッの音!といった、あの流れをMESHを使って再現して、全てプログラムされた中での出来事として理解していく学習です。

 

この学習の柱は「論理的思考」です。簡単に言えば、子供に優しいもの、女性に優しいもの、高齢者に優しいもの、病気の人の手助けになるもの等々、世の中に役立つもの、便利なもの、生活が豊かになるためのものを試行錯誤、トライ&エラー&デバックという過程を経て、新しいものを誕生させる楽しい思考です。

 今回、お越しいただいたwaffleの鳥井雪さんはプログラマーで、今の小学5年生の国語の教科書(p110)に「未来を生きる君へ 全ては、一つの言葉から」というタイトルで執筆している方です。

そして、世界を代表するビジネス誌のひとつフォーブス(Forbes)の「Women In Tech 30 発表:テクノロジー領域で未来を創造する30人の女性」の1人として紹介されている著名な方です。

 

子供たちは、鳥井さんと一緒に、MESHを使って楽しく活動していました。

 

「習うより慣れろ」と言った言葉もありますが、やはり、遊びながら、学びの目的に向かっていく姿が自然です。

その遊びから学びへ、学びが遊びへといった流れの中で、一つ一つ子供たちの頭に学びが吸収されていく姿が、表情や笑顔、つぶやきに出ていました。

 

1~4年生は、日常のものを使って、便利な遊び物を作りました。

 

鳥井さんとの時間はあっという間でした✨

そして、高学年はMESHを使った、あの「スパイ大作戦」に負けない、スパイアクション!けいどろ!で楽しみました。

 

2つのチームに分かれて、隠された宝物を見付ける事をゲームの目的として、各種センサーを部屋に仕込む警察役、そして、そのセンサーを見破って目的に近付く泥棒役になって楽しみました。

ここで、鳥井さんからは、必ず成功するルートを設定することを条件に付け加えられ、まさに論理的思考が伴っていたプログラミング学習になっていました。

それぞれで作戦会議です!

どのセンサーを仕込むか?思考中です!

子供たちがいつも遊んでいるゲームも同じ論理の中で構成されていますね。

 

さぁ!怪盗の出番です!

いつものスタンダードな授業も必要ですが、このような体験的な学習がきっかけとなって普段の授業が深まることも沢山あります。

伝統的な学習も、今回のようなデジタルキッドを活用した学習も、結局は同じ所に向かいます。ただ、どちらも触れて見ないと分からないという所です。

これからも、気仙沼だけではなく、全国の様々な方々とのつながりとご縁によって、子供たちの目の輝きにつながる教育活動を考えて行きたいと思います。

waffleの皆様方、そしてご縁があったNTTの皆様方に感謝したいと思います。

ありがとうございました✨