鹿中 学校生活

主体的な学習 先生と生徒の協働作業

 
 中学校では,新しい学習指導要領の全面実施が来年春(令和3年度)に予定されています。今回の学習指導要領は「主体的・対話的で深い学び」をキーワードとして実施されるものです。「対話的」は別としても,学校では以前から「主体的な学び」や「深い学び」を目指していたのです。しかし,この理想にはなかなか近づけませんでした。なんとか,今回の学習指導要領を機にそのような授業を実現したいものです。
 先日,1年生の社会科(日本史)の授業を見ているときに,面白い生徒の姿を見ました。先生がPCを使って資料提示をモニターで行っていたのですが,「近づいて見ていいよ」と話すと,モニターの近くに何人かの生徒が集まりました。そして,不思議そうに画面を見つめて,先生の説明を聞いていました。写真の中で立って見ている生徒,しゃがみ込んで見ている生徒がそれです。やはり「機器利用」は有効ですね。時間を効果的に使えます。黒板とノートが基本だとしても,機器利用の良さを授業に生かしてみたいものです。
 
 上の生徒たちは社会科で地理の学習をしています。このときは,地球儀が各班に一つずつあり,黒いひもが用意されていました。恐らく距離を測っているのでしょうね。具体物があって,しかも操作できる学習というのも,説得力のある学習になりますね。生徒が班ごとに活動をしながら楽しそうに話合っている姿が印象的な授業でした。これは2学期の始めのころに見た授業です。
 下の写真は3年生の社会の様子です。1学期の終わり頃のことでした。主体的な学習というと,何か賑やかで活気がある授業をイメージしますが,本当でしょうか。一人一人が頭の中で自分の考えを必死にまとめてノートに書くのだって主体的な学習です。その時,重要なのは「学習課題」です。学習課題が必然性のある,価値あるものとして生徒に認識されることが重要です。そして,課題解決のための「キーワード」や「仕掛け」があることですね。無言で取り組む主体的な学習だってあるのです。3年生の後ろ姿の真剣さがそれを物語っています。授業を見ていると,学習はやはり生徒と先生の協働作業だなと感じます。お互いに頑張って「学びがい」のある学習を目指しましょう。点数も大事ですが,「点数をとる学習」がよい学習とは限りません。