鹿中 学校生活

最近の学習は違うのです

 
 最近の学習は以前のものとだいぶ違ってきました。保護者の皆さんが中高生だったころの授業を覚えていらっしゃるでしょうか。先生が黒板を背にして,一人で一生懸命に語り,板書をし,ポイントはこうだと教える…こんな感じではなかったでしょうか。時には駄洒落を交えて笑いをとる,そんな授業風景でした。最近の教室での学習では,写真のような光景をよく見かけるようになりました。課題を踏まえて,それぞれが自分の考えをもち,その解決方法を級友に紹介して共に話合い,それぞれの良さに気づきながら,よりよい答えを求めていく…そんな学習が進められることが多くなりました。これは「知識の獲得」以上に「思考力や表現力」の育成を目指すときに行う学習です。以前は学習と言えば「知る」ことが中心でしたが,今はそれだけでなく「知ったことをどう活用して問題解決を図り,どう生きるか」を学ばせる学習になっているのです。この学習活動の質を上げることが教師の力量形成の重要な課題です。自分の考えをもって自分で問題を解決し,創造していく力を今求めているのです。