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平成28年度
鹿折情報通H28
希望の春は,別れと共に・・・!
25日(土)の朝刊で発表になりました『教職員の人事異動』。今年度,本校から6名の先生方がご退職・ご転出されます。本日,卒業生も駆けつけ,離任式を行いました。先生方お一人お一人に,児童代表から送別のことばと花束が贈られました。退職・転出される先生方は,みな口を揃えたように「鹿折小での〇年間は,とても楽しく充実していました。忘れることのできない宝ものになりました。鹿折小の子供たちはみんな良い子です。さらに頑張ってください。」と,お話しになっていました。
このままお別れするのは,さびしい限りですが,春は希望の旅立ちの時です。先生方の前途をお祝いして,校舎前に並んでお見送りをしました。どの先生方も児童一人一人と握手し,頭をなで,声をかけていました。毎年繰り返される光景ですが,今年は特に,胸にグッと込み上げてくるものを感じました。
先生方,ありがとうございました。そして,サヨウナラ。
今年も,明日の29日までの予定で,鶴見大学の学生さんによる『春の学び~ば』が開催されています。今日は午前中に離任式がありましたから,午後からの開催でしたが,60名を超すお友だちが参加しました。しかも,楽しいイベントなしの学習中心の会でしたのに・・・・・・・。学生さんたちは,参加する子供たちのために『手作りの教材』まで準備して下しました。漢字練習をする子,計算問題に取り組む子,持ってきた自前の問題集に取り組む子,そして,いただいた教材に取り組む子・・・・・・,様々ですが,みんな一生懸命に取り組んでいました。なかには,本当は一人でもできるのに,ちょっぴり甘えん坊さんになっているお友だちも・・・。でも,進んで学ぼうとする意欲に満ちた鹿折っ子たちです。学生さんたちも「かわいい,かわいい。」の連発です。
残念ながら震災の翌年から始まったこの『学び~ば』の取組も,この夏で終了します。これまでの学習支援に感謝しながら,学生のお兄さんやお姉さんたちに頼らなくても一人一人がしっかりと『自立した学び』ができるように,夏までに成長したいもの(成長させたいもの)です。
明日は,楽しいイベントも企画されているようです。最後の一日も,よろしくお願いします。
平成28年度 修了式
(わずか一週間とは言え,決して侮れません。さすが~,鹿折っ子たち)正直,今,そんな気持ちです。
6年生が卒業して,わずか一週間だというのに,今日の修了式に臨む全校児童の態度の何とりっぱなこと・・・・・・。(いつもりっぱなのですが,いつも以上ということです。)「優しく,頼りがいのあったあの6年生のお兄さん・お姉さんはもういないんだ。自分がしっかりしなければ・・・・・・。」そんな気持ちが,この数日間の間に,子どもたちの間に静か~に,しかも確実に浸透していることが,強く感じられました。
元気のよい返事,崩れない立位,話し手から決して離さない真剣なまなざし。
『青竹』の節を例えに,「竹の強さは,節があるから・・・・。私たちも,学期や学年の節目,季節の節目など,節目節目を大切にしましょう。」と話しました。
一学年進級し,確実に成長を遂げた『鹿折っ子』の頼もしい姿に,今日もまた感動しました。
4月10日までの春休み,事故なく,安全・健康に過ごしてください。(あたたかな陽気に浮かれすぎないように,気をつけて・・・・・。)
忘るまじ!あの日のこと(第3回おにぎりの日)
先日の11日で,あの大震災から6年が経過しました。「震災記憶の風化」の進行が懸念される中,震災から学んだことを後世にどう伝えていくかが,今大きな課題になっています。小学校では,すでに全員の児童が,震災発生時には乳幼児期だったため,実感を伴った震災の記憶がないと言ってもよいでしょう。
そのような実態を踏まえ,本校では,震災があったこと,その後悲しく,苦しい生活があったこと,そして,その中で人々が助け合い,いたわり合って難局を乗り越えてきたことを伝えるひとつの方策として『おにぎりの日』を実践してきました。これまでは,各家庭からのおにぎりの持参でしたが,給食がすでに終了した第3回目の今回は,お知らせしましたとおり支援でいただいた米を炊いて,それをおにぎりにしました。
先生方も自宅から炊飯器を持参し,家庭科室・理科室・5/6年教室等に分散してご飯を炊きました。担任の声がけで,卒業生も応援に駆けつけてくれて,5年生と先生方総出で,おにぎりを握りました。具のないごま塩だけの塩むすびで,大小様々,形も様々です。
しかし,あの日,そんなおむすびがどれほど美味しかったか,ありがたかったか,ひとつのおにぎりを半分や1/3にして分け合い,笑顔でほおばった現実があったことを担任から子供たちに話し,おにぎりをいただきました。
子供たちは,何か特別のイベントのように,持参したおかずやお茶と一緒に楽しそうに食べていました。「それでは,『おにぎりの日』のねらいには迫れないだろう……!?」という批判のご意見もあるかもしれません。でも何もせずに他人事のようにあの日のことを傍観していては,風化が一層進みます。小さな一歩ではありますが,このような実践を重ねることが,被災地の学校として,そこで学ぶ子供たちには大切なことだと考えます。
新年度に向けて 確かな歩み出し!
今日,4年生を招いて5年生の総合的な学習の発表会が行われました。テーマは『つながろう!ふるさと鹿折と豊かな海』です。『鹿折の宝もの』を学習の軸にしている本校の総合的な学習ですが,5年生は,基幹産業である『水産業』についてこれまで学習を重ねてきました。大震災で壊滅的な被害を受けた鹿折地区の水産業と関連工場ですが,少しずつ着実に復興を遂げています。これまでに,魚市場見学や水産加工工場の見学などを重ねてきました。今日は,水産業を中心に,鹿折の過去→現在→未来について,まとめを発表しました。
4年生を招いたのは,4年生に新学期からの活動の見通しをもってもらうねらいもあったからです。4年生は,5年生の発表を注意深く聞いていました。初めて知ることも多く,驚きの声も聞かれました。真剣にメモをとって聞いていた4年生からは,次から次へと質問が飛び出しました。しかし,さすが5年生。自分たちが調べて来たことをもとに,しっかりと分かりやすく回答をしていました。
このようにして,学校(学習)の歴史は,積み上げられていくのだなあ~とつくずく感じました。
5年生のみんな,よく頑張りました。そして,4年生もなかなかなものです。6年生が卒業した後も,これなら大丈夫!そんな気持ちにさせてくれた,今日の発表会でした。
主のいない教室のさびしさと新たなるスタート!
17日の卒業式とその後の春のお彼岸は,33名の卒業生の旅立ちを喜び,祝うように,本当に穏やかな春の陽気でした。しかし,今日は,それが一転して朝からシトシトと冬の冷たい雨。まさに,33名の卒業生との別れを惜しむ『やらずの雨』でした。主のいない教室は,ただガラ~ンとしているだけです。5年生が書いたはなむけの言葉だけが,黒板をビッシリと埋め尽くしています。その言葉一つ一つが心を打つだけに,一層さびしさが募ります。6年生はもういないんだ~と・・・・・・。あらためて,この1年何事においても学校をリードしてくれた彼らの偉大さを痛感します。ありがとう6年生。
今朝は,学校のリーダーを引き継いだ5年生がさっそく『朝のあいさつ運動』に取り組んでいました。「おはようござます。」と,校門前で元気な声を響かせていました。教室では,2年生が1年間の漢字の復習を,3年生は,きっと初めてなのでしょうノコギリを使って木工作の学習を,4年生の教室前には,防災学習でまとめた『安全マップ』が掲示されてありました。それぞれに,6年生を送り出したさびしさを感じながらも,新たなスタートを力強く切っています。「もう頼れる人はいない。しっかり頑張れ!」心の中で,そんな声をかけました。
平成28年度卒業式 33名の力強い出発(たびだち)!
平成28年の卒業式,33名の卒業式。卒業生は,大震災直後の4月に入学した子供たちです。壊滅的な被害を受けた鹿折地区の復旧・復興と共に,歩んできた子供たちです。辛く,悲しい,不自由な中で学校生活を送ってきた子供たちだけに,誰よりも粘り強く,我慢強く,誰に対しても思いやりをもって優しく接することができる自慢の子供たちです。今日の感動を胸に,これまでの頑張りを糧に,中学校でも大きく羽ばたいてほしいと願います。
式では,19年ぶりに日本人横綱となった『稀勢の里関』の中学校の卒業文集から,はなむけの言葉を贈りました。
「天才は生まれつきです。(ぼくには)もうなれません。努力です。(ぼくは)努力で天才に勝ちます。」
中学校でも努力して勉学に励み,力をつけてふるさと鹿折の復興の担い手になってください。これからも,私たちは33名の「最強の応援団」です。
卒業,本当におめでとうございます。保護者の皆さん,お子様の小学校ご卒業 本当におめでとうございます。
支え・後押しを力に 大きく羽ばたけ~!
1年生の時に担任して下さった美知子先生が,卒業のお祝いに6年生とあおぞら学級にお祝いの花束を持って来てくださいました。ぜひ成長した6年生に会ってみたいとのことで,わざわざ教室まで行って子供たちと対面しました。一昨日には,同じく1年時に担任だった藤田先生からも花束が届けられ,卒業生にとっては二重の喜びとなりました。これも、素直で何事にも一生懸命な子供たちだからこそ,学校を離れた先生方も忘れられないでいるのだと思います。本当にうれしいですね。
また,午後には,東京の『自由学園』のOGの方々が,新1年生用の『手縫いの手提げバッグ』のプレゼントを届けてくださいました。震災の翌年から今回で5回目になるそうです。バッグを縫ってくださっているた方々は,『自由学園』のOGの方を中心に,自由学園の先生方やこの活動に賛同する全国各地にいらっしゃるそうです。遠くは,イギリス,ロンドンにお住まいの方も以前はしらっしゃったそうです。この5年間で,15,000人を超す被災地の子供たちを支援してきたそうです。一針一針縫いながら,ミシンをかけながら,顔も名前も知らない子供たちの笑顔を想像しながら作ることが,この上ない喜びだとお話しになっていました。大切に使い,一生懸命勉強に励むことが,支援してくださった方々への一番の恩返しだと思います。この他にもトラック協会様や東京日野市の岩下様(個人)などから,新入学の祝い品をいただいています。本当にありがとうございます。
旅立ちの日 間近か・・・!
卒業式前後の悪天候を、雨なら『やらずの雨』,雪なら『なごり雪』と呼び,卒業生との別れを惜しむ気持ちを雨や雪と重ねて表現します。日本ならではの、風情のあるたとえです。そんなたとえを知ってか知らずか,今日は朝から冬に逆戻りしたような寒い天候。練習の途中からは,みぞれも降って来ました。
今日,初めて5年生と合同練習をしました。式の中心である「卒業証書授与」と「門出のことば」を・・・・・・。式独特の緊張感があり,初回の練習とは思えない程のできばえです。確かに呼びかけの声が小さい人がいたり,証書を受けるタイミングが微妙にずれてしまった人がいたり,緊張のためなんだかぎこちなくロボットのように歩く人がいた・・・・と私は,それで十分だと考えています。見栄えだけをよくする式ではなく,式に子供たちがどのような心で臨むか・・・を,一番に大切にしたいと考えています。
6年生は,6年間のたくさんの学びと経験を振り返り,自分の成長を実感し喜び,それを支え,後押しして下さった親御さんやご家族,友だち,そして周囲の多くの方々への感謝の心をもって,一人一人が真剣に式に臨むことが肝心です。5年生は,先輩の卒業を心から祝福し,先輩を目標に最高学年としての新たな一歩を踏み出す日になれば・・・と願っています。
今日の練習には,確かにその大切にしたい『心』がにじみ出ていました。「失敗したらやり直せばいい。言い間違えたら,もう一回言い直せばいい。心を平らにして臨んでほしい。」と最後に話しました。17日(金)の天候が少し心配されますが,6年生には,あと2日,体調を万全にして『卒業式』の日を迎えてほしいです。
1年生は,図工の時間を使って「来賓と保護者控え室に飾る絵」を描いてくれました。色鮮やかな春の草花です。想像の花かもしれません。花のまん中には,笑っている笑顔も描き足してありますし,虹もかかっています。階段には,各学年のお友だちからの『感謝とお祝いのメッセ-ジ』が掲示してありました。
どれも『大好きな6年生,あこがれの6年生』との楽しかった思い出と感謝の気持ちから描かれ,書かれたものです。そんな6年生と在校生の関わり・つながりの深さもうれしいです。
旅立ちの日まで、あと3日。分かれることてもさびしいですが,先輩の旅立ちを心からお祝い申し上げます。
3学期も,いよいよ大詰め!
昨日,鹿折中学校の卒業式に参列してきました。中学校らしいとても厳粛な式で,参加した中学生もすばらしい参加態度でした。6年生が小学校を卒業した後お世話になる学校なので,その式のすばらしさにとても安心しました。
校長先生からは,①卒業後は新しく高い目標を定め,一生懸命頑張ってほしい。②支えて下さった多くの方々への感謝の気持ちを忘れず,互いに思いやりの心をもって生活してほしい。③ふるさと『鹿折』を愛し,復興に貢献できる人になってほしい。と,はなむけの言葉がありました。ハンカチでそっとまぶたをぬぐう姿も男女問わず多く見受けられ,十分ではなかった学習環境でしたが,充実した3年間を過ごしたことが,垣間見られました。
本校でも,いよいよ今週末には『卒業式』を迎えます。朝,5年生総出で,会場づくりをしました。春に転任した先生から卒業生へ祝詞と花束が届けられました。また,用務の鈴木さんが卒業を祝って,トサミズキとアナナスの花を玄関に生けて下さいました。少しずつ着実に『卒業』の雰囲気が,校内中に感じられるようになってきました。
他の学年でも,3学期のまとめをしっかりと進めています。5年生は,国語の漢字のまとめのテストをしていました。聞こえるのは,鉛筆を走らせる音だけ・・・。とても緊張感のある学習ぶりです。もう心は,『6年生』を強く自覚している様子です。
3年生の教室前には,先週行った『総合的な学習の発表会』への2先生からの感謝と感想のメッセージが掲示してありました。3年生が,新学期から始まる『総合的な学習』に見通しをもってもらおうと,2年生を招待して発表会を開きました。感想からは,2年生の『総合的な学習』への期待感が強く感じられます。
冬の寒さも大分収まってきたことから,校庭での体育の学習が復活してきました。元気のよい歓声が校庭中に響いています。
春の到来も間近,いよいよ3学期も大詰めを迎えています。
みやぎ鎮魂の日&防災学習発表会
明日3月11日で,あの大震災から早いもので6年が経過します。明日が土曜日であることから,『みやぎ鎮魂の日』全校集会を朝行いました。震災で亡くなられた方やいまだ行方不明の方に対して,全校で黙祷を捧げました。私は,3月11日を『命を大切にする日』だと考えています。私たちの命は,幸いにして生かされた命であり,命あることのありがたさを感じながら,日々を一生懸命生きましょうと話しました。
本校では,鎮魂の儀式だけでなく,今日を『防災・減災』の一日に位置づけたいとの願いから,これまで各学年で進めてきた『防災学習』の発表会も併せて行いました。
3年生は『地震・津波以外の自然災害について』(台風被害と被害防止)4年生は,自分たちの目と足で集めた『防災・減災の情報』をまとめた『安全マップ』について,5年生は,4年生の時に自分たちが作った『安全マップ』のグレードアップを図り,それを広報するためのカレンダーを作成したこと,6年生は,これまでのすべての学習の集大成として『防災・減災のために自分たちができることの提言』を発表しました。どの学年の発表も,これまでの学習の積み重ねがにじみ出るような調査研究の裏付けのある発表ばかりでした。
加えて,最後の感想発表が,鹿折小学校の子どもならでは・・・でした。司会の先生が「感想を発表してくれる人はいませんか?」と問うたところ,手を上げた人数は,15~16人。1年生から6年生まで全学年からでした。発表内容も,実にすばらしいものです。
「3~6年生の発表を聞いて,安全避難の仕方がよく分かりました。ありがとうございます。」(1年生)
「3年生から始まる防災学習でどんなことを学習するか見通しがもてました。」(2年生)
「前の学年の学習をもとに,さらにくわしく調査が進められていてすごいと思いました。」
「〇年生の発表を聞いて,新学期からの学習が楽しみになりました。ぼく達も頑張って学習します。」
震災被害の大きい地域の学校で学ぶ子供として,子供たちなりに現実をしっかりと受け止め,真摯に学んでいる様子が,今日の発表会にありました。
『みやぎ鎮魂の日』に当たり,鹿折小学校の子供たちは,未来に向かって着実に『復興から成長へ』の道を歩んでいます。
聞こえる 卒業の足音,聞こえる 修了の足音
卒業式まであと1週間。この時期,6年生にとっては学校生活のすべてが『小学校生活の最後』です。それを知らずに意識している6年生。音楽の時間を覗いてみると,きっと卒業演奏なのでしょう,『風を切って』の合奏練習の真っ最中でした。ピリッとした何とも言えない緊張感が漂ってきます。木琴や鉄琴,アコーディオン,電子ピアノ,バスマスター,そしてリコーダー,すばらしい演奏です。6年生全員が,心をひとつに卒業記念演奏を仕上げよう・・・とする思いが聞いている私の耳と心に伝わってきました。『風を切って』の曲想が少しもの悲しい雰囲気があるので,卒業を前にした6年生の気持ちを映し出しているようにも聞こえました。
他の学年も,そろそろ今の学年を修了し,次の学年に進むという気持ちが芽生え始めている様子です。4年生では,算数の1年間のまとめでしょうか,デジタル教科書の画面を食いつくように見入って,真剣な学習ぶりでした。
6年生が卒業した後,「今度は自分たちが・・・。」そんな思いを抱きながら,学習のまとめに取り組んでいます。なんだか,全校がみんなひとまわり大きく成長したように感じられます。
全校の災害安全・交通安全を願う『安全マップ』づくり(4年)
4年生の防災学習『安全マップづくり』が佳境に入ってきました。今日は,新しくできた災害公営住宅周辺の探索です。小雪の降る中ではありましたが,全校児童の災害安全・交通安全を願い,「危険箇所はないか?」「いざというとどのように避難(対処)したらよいか?」など,それぞれに課題をもちながら調査してきました。
帰校後,数名にたずねてみると,
「災害公営住宅は,1号棟と6号棟だけに屋上があり,そこに避難するんです。(他の棟は,だめです。)」
「鹿折小学校周辺の海抜は3mですから,校庭は安全とは言えません。次の二次避難場所へ急いで避難しなければなりません。」
など,新しい情報を教えてくれました。今度,その成果を他学年に発表し,伝えて学習のまとめをするそうです。
小学生の交通事故は,『小学一年生』が他学年に比べ,突出して多いという新聞記事が,先日載っていました。もうすぐ新一年生を迎え,新年度がスタートします。通学路の安全歩行についても,新入生にとっては,とても大切な情報になると思います。ぜひ,学習の成果をしっかりと伝えてください。寒い中大変お疲れ様でした。
2年1組では,学年のまとめに『できたよ!発表会』をしていました。この1年間に,できるようになったいろいろなことを自信たっぷりに発表し合う会です。日本人は,子どもも含めて『自己有用感・自己肯定感』が他国に比べて低いといわれています。大人から見れば些細に見えることでも,発展途上の子供たちにとっては,とても大きな獲得能力です。それらを互いに披露し合うことで,自分をほめ,友だちをほめ,自己有用感を高める試みです。「ワーッ,〇〇ちゃんすご~い。上手!」そんな歓声と拍手が,教室中に響いていました。1年間の成長を確かめ,3年生でも目標をもって,粘り強く頑張ってほしいです。
笑う門には福来たる 活躍いっぱい,表彰いっぱい!
月曜日から『卒業記念,校長先生との給食交歓会』がスタートしました。『感謝の清掃美化活動』『他学年との遊び交流』『お世話になった方々を招いての茶話会』など,6年生の卒業記念事業の一環です。
『中一ギャップ』が問題視されている中,私が6年生に一番たずねたいことは,「中学進学に当たって心配事や不安はないか・・・?」ということです。口を揃えて「不安は少しあるけれど,それ以上に中学校生活や部活動に対する期待の方が大きいです。」との答え。ホッとひと安心です。
卒業まで,あと一週間あまり。小学校でのよい思い出をいっぱいにして,力強く巣立っていってほしいです。
今朝の朝会でも,たくさんの表彰を行いました。絵画コンクールだったり,書きぞめ展覧会で会ったり・・・と。全校の前で賞状を受け取る子供たちの何ともうれしそうな笑顔。今朝,私がもっとうれしかったことは,それを見て拍手をおくる子供たちも笑顔だったということです。友だちの喜びを自分の喜びのように,笑顔で拍手をおくれるなんて,こんなすばらしい子供同士の関わりやつながりは,そうあるものではありません。
そんな子供たちの笑顔を見て,今朝は『笑う門には福来たる。』の話をしました。『笑いは百薬の長』『笑いに勝る良薬なし』という言葉もあるくらい,笑いは心身の健康のとてもよいのです。また,笑いことで『頑張ろう!』という積極的な気持ちになるという効果もあります。
『笑う門には福来たる』は,『笑いの絶えない家庭は幸せになる。』という意味ですから,鹿折小学校は,『笑顔の絶えない学校は幸せな学校になる。』にしていきたいものです。
『ありがとう』がぎっしり!6年生を送る会
『鬼の霍乱(かくらん)』か,はたまた年のせいか,今年になって2回目体調を崩しお休みをいただいてしまいました。『鹿折小情報通』を楽しみに?待っておられる皆様方に,大変ご迷惑をおかせしました。大変申し訳ありません。今日からまた頑張ります。

いよいよ6年生の小学校卒業が,実感を伴って近づいてきました。『6年生を送る会』が盛大に開催されました。学年ごとに6年生と関わった年数(時間)は異なりますが,それぞれがお世話いただいた『感謝の気持ち』を出し物(表現)やメッセージ・プレゼントに託し,精一杯6年生に伝えました。笑いがあり,キュンと胸が熱くなるような感動があり,『動』があり,『静』があるとてもすばらしく盛り上がった会となりました。
これはすべて,これまで6年生が『学校リーダー』として在校生のお世話したことが,在校生にとってはお世話いただいたことが,大きいからこそその返礼としての思いがいっぱい詰まった会になったのだと思います。
「準備や練習する時間がなかったのに,よくここまで・・・。」と,鹿折っ子の潜在的パワーとそれを巧みに引き出す先生方の指導力に,あらためて感動と感謝です。
特に,5年生は,今日の会の企画・運営をとおして,また一皮むけて『最上級生への階段』を力強く登りました。このようにして,学校の歴史は積み上げられていくのです。今後の5年生の活躍も大いに期待できます。本当にすばらしい『6年生を送る会』でした。
いよいよ6年生の小学校卒業が,実感を伴って近づいてきました。『6年生を送る会』が盛大に開催されました。学年ごとに6年生と関わった年数(時間)は異なりますが,それぞれがお世話いただいた『感謝の気持ち』を出し物(表現)やメッセージ・プレゼントに託し,精一杯6年生に伝えました。笑いがあり,キュンと胸が熱くなるような感動があり,『動』があり,『静』があるとてもすばらしく盛り上がった会となりました。
これはすべて,これまで6年生が『学校リーダー』として在校生のお世話したことが,在校生にとってはお世話いただいたことが,大きいからこそその返礼としての思いがいっぱい詰まった会になったのだと思います。
「準備や練習する時間がなかったのに,よくここまで・・・。」と,鹿折っ子の潜在的パワーとそれを巧みに引き出す先生方の指導力に,あらためて感動と感謝です。
特に,5年生は,今日の会の企画・運営をとおして,また一皮むけて『最上級生への階段』を力強く登りました。このようにして,学校の歴史は積み上げられていくのです。今後の5年生の活躍も大いに期待できます。本当にすばらしい『6年生を送る会』でした。
6年,防災学習のまとめ『子供ボランティア』
6年生では,これまでの『防災学習のまとめ』をしています。震災直後に小学校に入学した6年生は,震災と共に6年間を過ごした学年といえます。これまで積み上げてきた学習をもとに,「子供ボランティア:災害時に,私たち(小学生)にできることは・・・・?」がテーマのようです。
気仙沼市の中学校では,中学生が『防災戦士』として,災害時に大人に混じって避難所を運営したり,傷病者を手当てしたり,炊き出しをしたり・・・と,活躍する局面があります。それらを学習として訓練している学校がたくさんあります。しかし,小学生となると,何かお手伝いしたいと思っても,思うような活動ができず,足手まといになることも多いことが予想され,防災学習をすすめる上で,大きな課題になっています。
今日の6年生では,子供たちなりによく考えられた様々なアイディアがたくさんあり,驚かされました。(同時に,とてもうれしくなりました。)いくつか紹介します。
① 小さな子供やペットの遊び相手になる。
② 避難者の手を引いて誘導する。
③ 避難場所やいろいろな相談窓口の場所を知っておいて,お知らせする。(案内する。)
④ 間仕切りをして,不安がっている人の話を聞いてあげる。(話し相手になる。)
⑤ 備蓄倉庫にある備蓄用品の消費期限を確認したり,不足がないか調べたりする。
小学生とはいえ,自分たちができることを真剣に考え,みんなのために役に立てるように知恵を絞っている様子が伝わってきます。すばらしい学習の成果です。
またひとつ,鹿折小の自慢が増えました。
大宇宙を描いたぞ~! 東京芸大・図工ワークショップ
今日、東京芸術大学から安藤先生ら複数の先生方をお招きして『図工ワークショップ』を行いました。休日ということもあり、参加者は多くはありませんでしたが、親御さんも一緒に、水彩絵の具のいろいろな使い方(可能性)に挑戦しました。安藤先生はJAXAの事業として、『お月見』ならぬ『お地球見』プロジェクトの発案者です。『お地球見』とは、宇宙から地球をいろいろな手法でながめるというプロジェクトで,その時の様子を映像で紹介いただきました。無重力状態の中,球になって空中を浮遊する水に映った地球の姿は,とてもきれいでした。
今日のワークショップは,そんな大宇宙をイメージしながら,絵の具を使った3つの技法を通して表してみるものでした。その様子は,写真の通りです。
高学年の子供たちは,言葉を発せず驚くほど静かに集中していました。逆に,低学年の子供たちは,描いている絵に向かってか,描いている自分自身に向かってか,まるで対話しているようにおしゃべり(お話し)しながら取り組んでいました。これが,子どもたちの物事に夢中になって集中するという姿なのかもしれません。
今日学んだ表現技法は,すぐに図工の時間に生かされるものではありません。ただ今日体験したことが,いつか何かを描こうとする時,「○○のように描きたい。○○を表したい。」という思いと重なって,表現手段として生かされるのだと思います。とても貴重な経験をすることができました。
安藤先生はじめスタッフの先生方 大変ありがとうございました。
こんなところにも,鹿折小を支える力 感謝!
『人は一人では生きていけない。多くの人に支えられ,後押しされて生かされている。その支えは,見えにくい。だから,そのことを意識しなければならない。』そんなことを先日この欄に書きましたが,23日(木)の夜,PTAの本部役員と有志の方々にお集まりいただき,『ベルマークの整理作業』をお手伝いいただきました。
ベルマークの整理作業は,とても地味な作業ですが,集まったベルマークをきれいに切って,点数を数え,袋詰めする。それをベルマーク財団の送ることで,様々な支援が受けられるといったシステムになっています。ベルマークは,大変小さなものなので,子供の手ではなかなか難しいです。その整理作業をお父さん・お母さん方にお手伝いいただいたのです。10名以上の保護者の方々に集まっていただきました。(応援に駆けつけてくれたお友だちも何人かいました。)夕食時の大変お忙しい中だったのもかかわらず,大変ありがとうございました。これも,鹿折小を支える大きな力のひとつです。ありがとうございました。
もう一つ,大きな力の支えを紹介します。卒業を控えた6年生にために,大震災の時の校長先生だった小野寺先生が,『卒業台帳』(卒業生に名前を永年保存する名簿,墨で書きます。)と『卒業証書』の記名・浄書のために,わざわざ栗原から来てくださいました。卒業台帳も卒業証書も,末代まで残る大切なものです。誰もがおいそれと書けるものではありません。普通は,筆耕の専門家に依頼するのですが,小野寺先生は「鹿折小学校のためなら・・・。」と,快く承諾してくださいました。小野寺先生にとっては,いわずもがな,鹿折小学校が校長としての最後の学校,鹿折がご自身のふるさと,そして,東日本大震災の悲しく,苦しい体験・・・・,すべてがこの『鹿折』に凝縮しているのです。そんな思いを筆に託し,一字一字書き上げてくださいました。6年生には,小野寺校長先生の思いも一緒に,卒業証書をとおして受け取ってほしいと思います。
小野寺校長先生,大変ありがとうございます。
こんなにも見えない所で多くの方々に支えられ,後押しされていることを 鹿折小の子どもたちには,ぜひ知ってほしいと思います。
雨にも負けず 元気アップエクササイズ!
今日は,朝から雨。雪から雨に変わったと言うことは,確実に季節は,冬から春に向かっている証拠。校庭が使えない子供のために,今日の業間運動は,上学年が体育館で「長縄跳び」,下学年は若草ホールで「みやぎ元気アップエクササイズ」に取り組みました。
宮城県の児童の体力・運動能力は,都道府県順位でいうと30位台~40位台とふるいません。特に,東日本大震災後の下降傾向は著しく,校庭が思うように使えないことが原因の一つとなって,肥満傾向の増加も懸念されています。そんな実態を解消したいと,宮城県教育委員会では,『みやぎ元気アップエクササイズ』というオリジナルの体操を開発し,県内の学校で活用・推進するように働きかけています。本校でも,夏休みに研修会を開催し,体力づくりの一つとして教科体育や体力づくりに活用しています。
『元気アップエクササイズ』の目的と特徴は,
① 運動好きの子供育てる。
② 多様な動きを体験させる。
③ 短時間で行え,手軽でシンプルである。
④ 元気いっぱい全身を動かす。
の4つです。
今日は,1~3年までの児童が,元気いっぱいに身体を動かしていました。「もう一回,もう一回!」の声が上がるほど。運動委員会の6年生が上手にリードして,楽しく元気いっぱいに快い汗を流していました。これが,冬の体力づくりにつながればいいなあ~と願っています。みんなノリノリで『エクササイズ』に取り組んでいました。
6年生 卒業感謝の会食会
6年生の卒業記念行事が着々と進んでいます。22日,午後に,家庭科で調理した『ホットケーキ』で『卒業感謝の会食会』が開かれました。これまでお世話になった方々を招いて,手作りのおやつで会食し,思い出話に花を咲かせたり,感謝の心を伝えたりする催しです。この時期,どの学校の6年生でも,家庭科の題材として開催しているようです。
我が6年生は,先生方を招待するだけでなく,米作りでお世話になった佐藤さんご夫妻,公民館の元館長の小野寺さん,今の豊田館長さんと職員の方々もお招きしての会を企画しました。6年生は,あの震災があった春に小学校に入学した子供たちです。被災して最も厳しく苦しい時期を過ごした子供たちです。そんな子供たちをいろいろな活動をとおして支え,後押ししてくださった方々への感謝を忘れていないところに,彼らならではの『良さ』が光っていました。
来賓の方々も、口を揃えて,「子供たちのこの心がうれしい。招待をいただきありがたいです。」と,お話しになっていました。人は,一人では生きて行くことはできません。知らないところで,自分が気付かないところで,たくさんの人の支えられて生きているのです。意識しなければ,そのことに気付かずに,時は過ぎていってしまいます。このことに気付き,会に招待するという行動に移せるところに,6年生の『心の豊かさ』を感じるのです。こんな6年生が,鹿折小学校の自慢です。卒業する6年生を手本に在校生がさらに鹿折小学校を磨き,伸ばして行ってくれることを期待します。
6年生のみなさん,ありがとうございました。ホットケーキ とても美味しかったですよ。
凧 凧 揚がれ!天まで揚がれ!(1年)
昔は,(私が子供の頃)子供の遊びに『季節感』があったものです。誰からともなく,時期が来れば,ハゼ釣りをしたり,コマ回しをしたり,竹スキーをつくったり・・・,互いに声を掛け合って遊んだものです。そして,知らずに季節の移り変わりを知り,遊び道具の作り方や楽しい遊び方を身に付けたものでした。
今日,珍しく『凧揚げ』をする1年生の姿を見つけました。(凧と言っても,昔の奴凧や角凧ではありません。俗に言う,『グニャ凧』です。)図工の時間に作ったのでしょう。校庭を元気に走り回って,何とか揚げようと苦心していました。あいにく風がなく,なかなか揚がりませんでしたが,TVゲームなどでは味わえない『遊びの楽しさ』を味わっていた様子です。うまく揚がらないと,友だちと首をひねって,「ああしよう,こうしよう!」と相談する姿も・・・。「校長先生・・!」と助けを求める子も。そのようなことを繰り返しながら,人とのコミュニケーションの力も育んでいくのだなあ~と,子供と遊びの大切さを垣間見ることができました。
(今度は,風のある日に凧揚げするといいよ。)そっと,心の中で声をかけました。
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