平成28年度

鹿折情報通H28

今年度最終の学習参観日 ご参観ありがとうございました

         
 今年度最終の学習参観日に,多数ご来校いただきありがとうございました。教科の学習,総合的な学習や防災学習のまとめ発表等,どの学年も,この1年間の学習のまとめをしっかりと行うことができました。あらためて,この1年間のお子さんたちの成長を感じることができたのではないでしょうか。
 その中で,4年生は,『1/2成人式』(学活)を行いました。10歳を迎えた4年生が,これまでの自分の成長を振り返ることで,自分だけの力で成長してきたのではなく,多くの人の力を借りて,支えられて今の自分があることをしっかりととらえ直すことがねらいです。特に,親御さんや家族に対する感謝の思いを伝えました。
 竹には節目があります。節目があることによって,雨風や雪に折れることなくしなやかに成長することができます。私たちにも,そのような節目が必要なのだと思います。
 「普段は『ありがとう』なんて,あらたまって言えないけれど,今日言えてよかった。」と感想を述べたお子さんがいました。今日の感動が,明日からの頑張りの原動力になりますね。
 3学期も残り,あとわずか。しっかりと学年のまとめをして,次の学年でまた大きく羽ばたきましょう。今日は,大変ありがとうございました。

春よ来い.早く来い!

   
 16日(木)の業間時間は,学級ごとに『体力つくり遊び』行いました。日中は大分春めいてきているので,校庭で『長縄跳び』をする学年もありました。低学年のお友だちも,ずいぶん調子よく長縄に入って跳べるようになりました。しかも,間を開けず次から次へと・・・・。秋から取組とは言え,本当に上手になりました。こんなところにも,子供たちの成長を見取ることができます。このまま暖かくなって,「早く春にならないかなあ!」と思うのは,私だけでしょうか。元気に校庭を走り回る子ども達の姿がみたいです。
 13日から学習ボランティアとして学習支援にいらっしゃっている2人の学生さんも,残るところあと1日。17日は参観日もあることから,一足早く『お疲れ様の茶話会』を夕方開きました。その中で,2人が口を揃えて話したことは,
① 鹿折の子供たちは,素直で明るく,とても元気である。あいさつがよくでき,気軽に声をかけてくれる。
② 『友だちのよかった探しができる。』ややもすると人の欠点や失敗だけを見て,それをはやし立てたり,責めたり・・・。鹿折にそれがなく,どんな小さなことも見逃さ ず,友だちの良さを見つけて,「ありがとう。」「すごいね。」の声が交わされている。
 ということでした。
 外部からの客観的な目からも,鹿折の子供たちの『良さ』が,しっかりと認められたようで,大変うれしかったです。わずか1週間の学習支援でしたが,彼らがこれから歩む『教員生活』のスタートに,私たち鹿折小学校が,きっと大きな足跡を残し,彼らの後押しになったのではないかと思います。

高い志の大学生 学習支援ボランティアで来校

   
 13日(月)から2名の大学生のお兄さんが,『学習サポーター』としてボランティアに来ています。宮城教育大学が中心になって企画・募集した事業で,本校には,早稲田大学と奈良教育大学から参加してくださいました。お二人とも,将来は「小学校の先生」になることを目指してるとのことで,教員生活をスタートさせる前に,東日本大震災の被災地でそのスタートを切りたいとの高い志をもっての参加です。震災から6年目を迎えようとする今,すでに『震災の風化』が進行する中,心を被災地に向けて,「何か自分たちにできることを・・・。」との気持ちが,とてもうれしいです。ありがたいです。鹿折小の子供たちと楽しい思い出をたくさんつくってほしいと思います。
 休み時間には,校庭に飛び出し,子供たちと楽しく遊んでいます。そんな姿を見るにつけ,『若さ』ってすばらしいなあと,うらやましく思います。わずか1週間の訪問期間なので,全学年・全学級をローテーションして,授業のサポートはもちろん,給食やお掃除まで一緒に活動しています。
 二人にとって,鹿折小学校での体験が,これから何十年と続く教員生活の礎にならんことを願ってやみません。

6年生 卒業に向けて準備コツコツと・・!

 
 2月もすでに中旬を迎え,どことなく春めいた天候になってきました。春は,『別れと旅立ち』の時。特に,卒業を控えた6年生は,6年間の思い出が様々に交錯し,別れをヒシヒシと感じている様子です。そんな思い出深い小学校との別れに際し,『卒業記念事業』がスタートしました。今,朝見かけるのは,『感謝の奉仕活動』です。6年間過ごした学校に感謝し,きれいにして巣立とうと,朝清掃に取り組んでいます。まだまだ寒い中ですが,朝の『あいさつ運動』に加え,校舎前を一生懸命掃除している姿に,一人一人の鹿折小学校への熱~い思いを感じることができます。
 君たちの姿は,在校生に『範』として,しっかりと焼き付くことでしょう。ありがとう6年生。まだまだずーっと引き留めておきたい大切な6年生ですが,残り1ヶ月でまとめをしっかり行い,元気に明るく巣立ってほしいと願っています。

百人一首に親しむ会 3・4年生大奮闘!

     
 「百人一首に親しむ会」を行いました。これは,白山小学校伝統の『雪上カルタ大会』と並ぶ,浦島小学校伝統の行事です。鹿折小では,三校が統合されて以降,何とかこの伝統を引き継ぎたいと考えていました。昨年度は,今の4年生が学年の冬の遊びのひとつに取り入れ,細々でありますが,今日の準備をしてきました。今日は規模を拡大し,『鹿折の宝もの』について学んでいる中学年が,浦島小学校の伝統を引き継ごうと計画しました。
 読み手には,浦島小学校時代からお世話になっている鈴木さんを講師にお招きして,流れるような言葉のしらべと音のリズムで,読み札を読んでいただきました。まるで,昔々の平安の貴族の時代にタイムスリップしたような会場の雰囲気でした。
 その中で、何といっても最もすばらしかったのは,鹿折っ子のカルタをとるスピードの速さです。絵が描かれている『いろはかるた』ではありません。和歌の上の句が読み上げられると同時に,文字だけの下の句を探すのです。百人一首がしっかり頭に入っていることが前提条件です。誰もがすらすらといともたやすく下の句のカルタを引き当てていました。意味まではまだまだ分からないと思いますが,文語調の日本語のリズムを感じ取って,暗記できる力には,驚かされました。さすが鹿折の子供たち。講師の鈴木さんも大変驚いていらっしゃいました。また,今日は,この会があることを新聞などの報道で知った保護者や地域の方々も見に来てくださいました。それもまた,大変うれしく思いました。
 今後は,学年ごとに暗唱できる句を決め「1年生なら10首,2年生なら20首・・・。」という具合に目標化し,取り組ませたいものです。また,保護者や地域の方々にも参加していただき,ともに『百人一首に親しむ会』に広げられたらなあ~と思っています。
 とても楽し会となりました。鹿折小学校にまた新しい歴史の1ページが加わりました。

デジタル教科書 活用の様子を視察

   
 「私たちは,今までのような大人の後輩じゃない。私たちは,スマホと大人になっていく。たぶん初めての人類だ!」実にショッキングなCMコピーです。
 若者のように自由に使いこなせないことから,このIT社会に反発しているおじさん世代でも,心のどこかで「このCM言い当ててるよなあ~」と,納得しているところがあります。
 そんなデジタルで,グローバルなIT機器が、今や日常的に授業の中に取り入れられています。そのひとつが『デジタル教科書』です。これは,平成27年6月に『ベルマーク教育助成財団』からの支援で購入したものです。教科書と同じ内容が大型TV画面に映し出されるだけでなく,図形などを変形・移動させたり,計算の途中を段階的に説明したり,理科の実験・観察の様子を動画で確かめられたり,練習問題の解答が瞬時に行えたり,加えて補充や発展問題が提示されたり・・・・・と,教科書にプラスアルファの様々な機能が付加されています。高価のものなので,公費での学校への配当は望めません。財団からの支援があった初めて,手にすることができたものです。
 今日は,その活用の様子を視察いただきました。鹿折小では,各階のフロアに大型モニタTVとPCやプロジェクターが設置されていることから、日常的にこの『デジタル教科書』を使って授業をしていることが,大きな特徴です。どんな優れた機器でも、設置に手間がかかったりしたのでは,自ずと利用が進みません。その点では,使い方にはまだまだ研究の余地はありますが,簡単・手軽に,当たり前のように使える鹿折小学校は,ある意味IT先進校かもしれません。
 この取組が成果となって、鹿折っ子の「学習力の向上」につながればなあ~と,願っているところです。

期待と不安 ワクワク・どきどき 新入学保護者説明会

   
 4月に入学を控えた『新入学保護者説明会~一日入学』を行いました。新入学予定児童が34名で『境界学級』・1学級では・・・・と心配していましたが,2月になって36名入学することが確定し,めでたく『県の学級の弾力化措置』により2学級に編制となりそうです。
 初めてお子さんを小学校に入学させる保護者が全体の半数。入学に際し,何らかの不安や心配があると答えた保護者がほとんど・・・・。そんな会のスタートでした。
 保護者の不安を払拭する意味を含め,スクールカウンセラーの星先生から『自立心を育むコミュニケーション』と題してご講話をいただきました。
・ できないことが,ある日急にできるようになることは決してない。必ず段階を踏んで子どもが成長すること
・ 『できること』だけを求めず,できるまでの過程を大切に見取り,励ますことの大切さ
・ 不安や心配は,他とのコミュニケーションの中で振り払いましょう。
 特に,「入学までに子どもにこんなことをさせてみましょう。」(よその家に遊びに行かせてみる。よその家のルールを知る。味見をさせ,味覚をみがく。手伝いをさせる。失敗は学びのチャンス,子どものやりたいを大切にやらせてみる,言葉できちんと言わせる。親が気を遣い,先回り・先走りしない。)には,みんな聞き入っていました。

 『春よ来~い。早く来~い。』そんな夢と希望を得ることができたかなあ。親子共々,これからが『学び』の時です。いっしょに頑張って行きましょう。

輝く歴史の継承は,新しい『学び』に通じる!

       
 『鬼の霍乱(かくらん)』で先週の後半から,何十年ぶりかで学校をお休みしてしまいました。高熱で寝込んでいる間に,諸条件がそろい『雪上カルタ大会』『百人一首(練習会)』そして,ある親御さんからの『南極の氷(体験)』プレゼント等の大きな行事が行われました。
 『雪上カルタ大会』は,白山小学校の冬の伝統行事,『百人一首大会』は,浦島小学校の冬の伝統行事です。三校が統合してもなお,それぞれの良さを引き継いでいこう,そして,新しい伝統にしていこうとする取組です。『南極の氷体験』は,ケープタウン沖を航行中に流れ着いた氷を子供たちにためにと空輸してくださったのです。南極の氷は,最大の厚さは4500m,平均でも約2500m位あるそうで,深いところの氷は,それはそれは大昔の氷と言うことになります。恐竜たちが大陸を闊歩していた頃に固まった氷かもしれません。言い換えれば,『南極の氷は,タイムマシーン』かも・・・・・。
 直接参加することができなかった残念さもあって,充実した活動ができたこと,それを支えていただいていることに深く感謝申し上げます。
 さて,今日は,4月に入学を控えているお友だちについて,市内の保育所・幼稚園の先生との懇談会(引継会)をお行いました。小学校生活に戸惑うことなく,明るく楽しくそれをスタートさせることができるように,しっかりと情報交換し合いました。お寒い中,保育所・幼稚園の先生方,ありがとうございました。かわいらしいお子さんたちを安心して私たちにお任せください。

保育園児との交流会「もうすぐ1年生だね。」(1年・生活科)

           
 4月に小学校入学を控えた鹿折保育所と中才保育所の年長のお友だちを招待しての交流会を行いました。企画・運営は,もちろん1年生のお友だちです。年長のお友だちは,きっと小学校入学を心待ちにしていることでしょう。同時に,うまく言葉では表すことができない不安も抱いていることでしょう。ちょうど1年前,自分たちがそうであったように・・・,そんな気持ちをくんで,今日の交流会が企画されました。
 1年生は,今日までいろいろ準備を重ねてきました。今日の交流会では,「馬跳びが跳べるようになったよ。鍵盤ハーモニカも上手に吹けるようになったよ。」と披露するチーム,給食着の着方(身支度の仕方)や牛乳パックのたたみ方を実演するチーム,「雑巾がけは,隙間なく力を入れて拭くんだよ。」と掃除の仕方を実演するチーム・・・・と,様々です。私たち大人では気付くことができないまさに「子ども目線」の学校紹介でした。年長のお友だちは,紹介のどれも初めて知ることばかりで,目を皿のようにして見入っていました。
 その後は,同じく生活科でつくった手作りおもちゃでの交流。それはそれは,お兄さん・お姉さんらしくていねいに優しく教えていました。あらためて,この1年間の1年生の成長を強く実感することができました。このように年少者と身近に交流することで,子供たちは,年走者へのいたわりの心や思いやりの心を育てていくのです。そして,「4月から自分たちは,2年生になるんだ。」と言うことを強く自覚するのだと思います。本当に微笑ましく,心がホンワカあたたかくなる光景でした。
 1年生のみなさん,みなさんはきっと,優しく,思いやりの心をもったりっぱな鹿折小学校の2年生になれますね。とてもりっぱでした。ありがとう。

歌声響かせ インフルエンザを追い払え!

   
 インフルエンザの流行で,外出や集会などは,できるだけ避けたいところでしたが,我が鹿折小学校は1~2例はあるものの,何とか踏ん張っています。今朝は,月一回の『音楽朝会』でした。みんなで1月の歌『赤い屋根の家』を総仕上げしました。4月の転入時からずーっと感じていますが,鹿折小の子供たちは,歌が好きで,歌がとても上手です。自然に身体を左右に揺すりながら,感情移入しながら歌うお子さんも・・・・。とてもかわいいです。担当の先生から,『歌詞クイズ』などの工夫もあり,朝から大盛り上がりでした。さわやかな朝のスタートとなりました。
 先日,小松歯科校医先生からいただいた『玲瓏』の書も,全校に紹介しました。『清く正しく,澄んだ心をもって勉強に運動に頑張ろう!』と・・・・。
 
 今朝,もう一つさわやかな光景を目にしました。朝,横断歩道で交通指導している時のことです。小学生ばかりでなく,中学生も毎朝,さわやかにあいさつをして,私の前を通っていきます。今日は,道路の向こう側の校門から,「いよいよ明日だな。がんばれよ!」の声。明日2月1日は,公立高校前期選抜試験です。受験を控えた中学三年生は,きっと不安と緊張のピークでしょう。
 「不安なんです。」と正直に胸の内を明かす子,「ありがとうございます。頑張ります。」と明るく応える子,何も言わずガッツポーズで不安を振り払おうと通り過ぎる子・・・・,気持ちの表し方(表れ方)は様々です。でも,どの子も小学校の恩師に声をかけられ,大きな安心と後押しを得たはずです。きっと,明日はその応援を心の支えにして,全力を尽くすことでしょう。
 そんな君たちに,栄冠はきっと輝くでしょう。頑張れ!鹿折中生!

学校給食週間 栄養教諭の先生を招いて

   
 1月24日の給食委員会による『児童集会』に続き,学校給食週間にちなんで,27日(金),気仙沼中央給食共同調理場から栄養教諭の先生をお招きして,『食に関する学習』を4年生で行いました。テーマは,『いただきます,ごちそうさまの意味を考えよう』です。毎日,食べている学校給食,以前この学校HPでも話題にしましたが,「食糧自給率の低い日本において,食物ロス(食べられずに捨てられる食べ物)がとても多い。」ことが問題になっています。鹿折小学校といえど,その例外ではありません。
 そのような現状からも,毎日の給食の背後には,生産者の皆さん・調理員さん,運搬の運転手さん等々,たくさんの人々の働きによって提供されていること。何より,食べ物(肉・魚・野菜等)の命をいただいていることをあらためて,振り返ってみました。
 『いただきます』には,「食べ物の命をいただく」という意味があり,『ごちそうさま』には,「食べ物に携わる多くの人たちへの感謝」の意味があるのです。ですから,個人の好き嫌いの思いだけで簡単にロスされることは,あってはならないのだと思います。
 からだと心の成長のために,嫌いなものでも,一口一口食べる量を増やして,偏食を直していきたいものです。そして,『食べられることの幸せ』を常に頭の隅に起きていおくことが大切なのだと思います。学校給食週間に,大切な『学び』を得ることができました。
 (連日の出張続きで,『鹿折小情報通』の記事更新ができなかったことをお詫び申し上げます。楽しみに待っておられる方がいらっしゃることを励みに休まず続けていきます。)

3年生 クラブ活動見学会 「どのクラブに入ろうかなあ?」

     
 4年生から始まるクラブ活動。興味関心のある異なる学年同志が集まって活動するクラブは、普段の授業や学校行事とは大きく異なります。4月からその仲間入りができる3年生が、今日見学会をしました。『探検バック』を片手に、短時間ずつでしたが、先生と一緒にグルリと学校を一回り。私も同行しました。3年生は、クラブ活動に興味津々です。「あれもいいなあ。これもいいなあ!」そんな熱い視線を送りながら、活動の様子に見入っています。そんな気持ちを察して、6年生もあれやこれやの手を使って、自分たちのクラブの楽しさをアピール。理科実験や卓球・バドミントン・ドッチビーの体験でアピールするクラブがあり、手作りのポップコーンを味見させるクラブがあったり・・・・と、3年生にとっては、それはそれは楽しいひと時でした。これから4年生に進級するまでの間に、今日の見学や体験をもとに入部するクラブを決めていきます。ワクワク、ドキドキの3年生の心臓の鼓動が聞こえてくるようです。
 それにしても、3年生を迎えた今日の4~6年生までの先輩たちは、本当に「やさしさ」にあふれていました。手取り足取り、丁寧に説明し、勧誘してる姿は、鹿折小ならでは・・・・と、また鹿折っ子の「よさ」を再発見できました。

小松歯科校医先生 ありがとうございました

   
 今日,大変うれしくありがたい贈り物をいただきました。30数余年間学校歯科校医をお努めいただいている小松秀男先生からの『玲瓏(れいろう)』の書です。『玲瓏』とは,「美しく澄み切っている様子」という意味で,鹿折小の子供たちに,震災に負けず,それを乗り越え,清々しく澄んだ心で勉学や運動に励んでほしい。そして,りっぱに成長し,地域復興の担い手となって頑張ってほしいとの願いを込め,書かれたそうです。
 これまでも,2014年には『いろは歌』,2015年には『紅白梅図』,2016年には「何事もうまくいく」の語呂合わせで『九頭馬』の書画をご寄贈いただいていました。ご自身も鹿折小学校の卒業生であることから,普段から鹿折小学校の子供たちのことを案じてくださっているのです。
 来週の朝会で,今日のことを紹介し,『玲瓏』の文字に込めた小松先生のお心を子供たちにしっかりと伝えようと思います。
 いろいろなところで,いろいろな方々が,自分たち(鹿折小)のことを親身になって考え,支え,後押してくださっていることに感謝し,「ぶれずに,ひるまずに」夢や希望に向かって頑張っていこうと話すつもりです。小松先生 本当にありがとうございました。

学校給食週間にちなんで(児童集会・給食委員会)

     
 毎年,1月24日から1週間が『学校給食週間』になっています。戦後の食糧難だった頃,子供たちの健全な成長を願い開始された学校給食について振り返って,考えてみようと始められました。本校でも,今朝,給食委員会が企画した児童集会で『学校給食の歴史や残さず食べることの大切さ』について学び合いました。
 中でも,一番盛り上がったのは,『正しい箸の持ち方をしっかり身に付けよう』と,正しい持ち方を確認した後に行った『大豆のはしつまみ競争』です。学年ごとに使う箸に差をつけ,割り箸(低学年)・塗り箸(中学年)・さえ箸(高学年)で45秒間にどれだけ多くの大豆を別の皿に移動できるか競い合う競技です。お友だちの声援を受け,各学年の代表が取り組みました。入賞したお友だちは,手作りの金メダルと銀メダルをもらい,大喜び。また,学校給食クイズもあり,これもまた盛り上がりました。
 日本は,食物自給率が他国に比べ著しく低いにもかかわらず,『食物ロス』(食べずに廃棄する)の量がとても多い国で,大きな問題になっています。そんな問題も併せて考えてみるよい機会となりました。
 今日の会を企画した5・6年の給食委員会のみなさん,楽しい会をありがとうございました。お疲れ様でした。

学力テスト実施&雪上カルタ大会準備 着々!


 CRT標準学力検査を全学年で実施しました。この1年間の国語・算数の指導目標の実現状況を確認し,長所の一層の伸長と弱点の克服を目指すためのテストです。『学力テスト』というと,つい『点数』ばかりを気にして,「よかった。」だの「悪かった。」だのと一喜一憂する姿を見かけます。(確かにそのような側面がないわけではありませんが・・・・。)大切なのは,自分がこの1年間学んで「何ができて,何ができなかったのか?」を客観的に知ることにあります。そこから,巻き返しが始まるのです。
 CRT学力テストばかりでなく,各教科の単元(題材)のまとめテストの結果も,そのように見てほしいと思います。
 決してテストでよい点数をとることに価値があり,悪い点数をとることがダメなのではありません。
 ある教育学者が言っていました。「学習(学問)は,本来,生活とともにあるべきで,学力は生活力とともに成長しなければならない。」と・・・・。このようなことを例示していました。あるお母さんが,子どもに
 「あなた(子ども)の仕事は勉強だから,お手伝いなんかはいいから,まずは一生懸命勉強しなさい。お友だちとも遊ばなくていいから・・・・」
と言ったというのです。家であまり勉強しない子どもを見れば,こうも言いたくなる気持ちも分からないわけではありませんが,これは,間違いです。手伝いも算数・国語と同じくらい大切な勉強です。それでは,大人になって何もできない人になってしまいます。人との好ましい関係を築けない大人になってしまいます。
 大切なのは,子どもの成長に合わせ,その時々にしっかりと経験させることは失敗を恐れず経験させることですし,身に付けさせるべきことはしっかりと身に付けさせるということではないでしょうか。
 『人間力』とでも呼べばよいのでしょうか。学力と体力と『人間力』をしっかりと育てていきましょう。学校と家庭で・・・・。
  
 今日の新聞に県南の小学校で『雪上カルタ大会』が行われたという記事が載っていました。本校でも,白山小学校が伝統行事として実施していた『雪上カルタ大会』を新しい伝統として継続しようと,その準備をしています。職員室前の廊下には,読み札と絵札がきれいに,「まだかなあ~,まだかなあ~!」とその日を待っています。雪はいつ降るか,どれくらい降るか,神のみぞ知る・・・という難点があるので,「何月何日に実施します。」と予告できません。それでも,いつ降るか分からない雪を子供たちは,心待ちにしています。今から,校庭いっぱいに響く子供たちの歓声が聞こえてくるようです。「いっぱい,雪 降らないかなあ~!」

災害公営住宅屋上から,復興の今を眺める(5年,防災学習)

      
 災害公営住宅は,災害時に緊急の『避難ビル』に指定されています。鹿折地区に8棟完成し,居住が開始されたことを受け,緊急時の避難場所の確認のため,防災学習として5年生が見学してきました。今日の学習の目的は,緊急避難ビルに指定されている公営住宅の様子や屋上への避難の仕方について学ぶこと,休日などに地域で遊んでいて緊急事態が発生した時に,どこからどの道を通って『緊急避難ビル』へ向かえばよいか屋上から俯瞰すること,そして,何より地域が今どこまで復興を遂げているのかその実際を,空を飛ぶ鳥になったつもりで見て,知ることの3つです。強い風の吹く中でしたが,5年生はみな真剣に説明に耳を傾け,自分の目を地域を確かめていました。
 5年生は4月から鹿折小の最高学年です。もしもの場合は,年長者として下の学年の子たちをリードして避難する局面も出てきます。自分の命は自分で守ることと共に,弱い立場の人をいたわり,導く役割を担う重要な存在です。そんなことも屋上から地域を眺めながら,考えたのではないでしょうか。頼むよ。5年生!

ビー玉 大冒険(5年,紙工作で迷路づくり)

     
 指先を器用に使いこなせるのは,高等動物の人間だけです。5年生はその能力をフルに使って,紙工作『ビー玉 大冒険』の学習をしています。限られた箱スペースの中をいろいろな材質の紙を切って,並べて,重ねて,曲げて,ねじって・・・・,ビー玉が転がる迷路コースを作る学習です。
 子供たちはいろいろなコースを構想しています。山あり谷ありの起伏に富んだコース,一本橋のように細くなったコース,高い塔からジェットコースターのように速いスピードで転げ落ちるコース・・・・,どれを見てもアイディアに富んでいます。
 この学習で大切なのは,いろいろ面白いコースを構想しても,その通りビー玉が転がってくれるかどうかと言う問題です。「ビー玉」という球体の特性や転がるスピードなどを想定して,できるかできないかを自分では判断して,しっかりとした見通しをもってつくらなければなりません。加えて,思い通りにいかずに途中で失敗することもあります。その時,さらに知恵を絞って,コースを変更したり,材料を替えたり・・・・,試行錯誤が必要です。
 そういう意味では,手と頭をフルに働かせなければならない学習といってよいでしょう。それがこの学習のおもしろさです。
 ややもすると与えられたプリントやドリルなどの学習課題を一生懸命取り組むこと,机に座って漢字の書き取り等をする我が子の姿に,『今日はしっかり家庭学習しているな。』と,安心する親御さんはいらっしゃいませんか。もちろんそんな勉強も大切ですが,これからの先行きが見通せない世の中で,たくましく生きていくには,自ら創造的に切り拓いていく,少々の障害には屈しない,工夫して乗り越えていく力が必要なのではないでしょうか。
 今日の5年生には,それを体現する学習に没頭していました。その集中の様子にたくましさがにじんでいました。いいねぇ。5年生!

冬来たりなば春遠からじ

  
 朝夕の寒さは,寒いと言うより痛さを感じるくらいです。まだまだ寒さは続くのかなあ~と,心が折れそうになりますが,日中の日差しは,どことなく春の到来を思わせるような暖かさを感じられるようになってきました。「もうすぐ春かなあ~」などと,春の到来を待ち遠しく思っています。
 今年度,最高学年として鹿折小学校をリードしてきた6年生の教室をのぞいてみたら,『英語劇:ももたろう』の練習をしていました。小学校でも,新しい学習指導要領では,ひとつの教科として扱われるようになります。これまでの『外国語活動』の集大成として,『英語劇』に挑戦しています。話の筋は誰もが知っているお話しですから,日本語のセリフもみな頭に入っています。それを英語に置き換えて,身振り手振りを交えながら,劇に仕上げていきます。英語がずいぶん子供たちの身近になってきたことを痛感します。
 ぜひ,児童集会などで,全校に披露してください。新しい学習指導要領へつながるよい『学び』になることでしょう。
 このように英語を身近に感じながら,中学校への橋渡しをしていくのです。6年生の小学校卒業も,日一日と近づいてきました。
   
 教室には,図工の『粘土作品』が飾られています。どの作品も,一瞬の動きを見逃さずとらえた大胆な躍動感にあふれたものばかりです。自分が目指したい姿,自分が憧れる姿を投影しているのでしょうか。知らないうちにどんどん『大人への階段』を力強く登っていく6年生の姿を垣間見ることができます。中学に行っても,仲間を大切に,自分を大切に,躍動感あふれる図工作品のように,力強く羽ばたいてほしいです。
 君たちには,その力がある。自信をもって,頑張れ~!

張りつめた緊張 校内席書大会

   
 これまでの練習の成果を発揮すべく,本日5・6校時目に『校内席書大会』が行われました。
 書きぞめの歴史を振り返ってみると,1月2日の『仕事始め』に合わせ,今年一年がよい年になるよう願いを込めて,また,学童は,文字がきれいに書けるようになることを願って,一年の抱負や意気込みを書いて,神様に納めるのが本来の習わしのようです。そのことを開会に当たり全校に話し,大会をスタートさせました。先週の金曜日の最終練習にも増して,今日の各教室や会場の緊張感は,他を寄せ付けないほど強いものがありました。もちろん先生方が声をかけることも禁じられています。
 子供たちは,それぞれにこれまでの練習過程で受けた指導を呼び起こしながら,一字一字ていねいに取り組んでいました。ピーンと張りつめた緊張感というものは,雑然としたことが多い日常に,必要な時間と場であることを痛感しました。
 子供たちもきっといつもの何倍も疲れたことでしょう。よく頑張りました。

書きぞめ席書大会を目指して,特別練習 佳境!

     
 3学期が始まってまだ1週間だというのに,来週月曜日は,いよいよ『校内書きぞめ席書大会』です。2学期後半から,学級ごとに書写の時間や放課後の特別練習をとおして磨いてきた技を試す時がやって来ました。放課後の特別練習の様子をのぞいてみると,教室への侵入者を拒むようなピーッンと張り詰めた空気が漂っています。どの子も真剣に集中して書き込んでいました。
 特に,4月に入学1年生のお友だちは,あの頃,平仮名も十分に読めず書けずだったのが,今では,お手本と見間違えるようなていねいできれいな文字を書いています。子どもの『伸びしろ』というものにあたらためて驚かされます。墨の香りが漂う若草ホールでは,毛筆の練習です。起筆の位置を決めると,一気に筆を走らせ,勢いのあるきれいな線で書き込んでいます。自分でも作品を見る目がだんだん肥えてきて,私が見ると何も申し分のない字を書いているのに,何やら首をかしげて,納得していない様子。ここでも,子どもの成長を実感できます。
 月曜日には,同時間帯に全校一斉で『席書大会』を行います。これまでの練習の成果を存分に発揮して,納得のいく作品を仕上げてください。作品は,2月の学習参観日に校内に掲示する予定です。また,特にすばらしい作品については,市内書きぞめ展に出品します。楽しみです。