平成28年度

鹿折情報通H28

文化の秋 スポーツの秋 芸術の秋 いっぱい!

 月曜朝会で呼びかけた『俳句』,思いの外たくさんの投稿がありました。26日までの投稿分をまとめて校長室前に掲示しました。
「どれどれ…,ぼくのは?私のは?」と,集まって見ています。
 秀作を紹介します。
秋の空 モクモク雲が 笑ってる (1年生)
トンボさん まんまるメガネが お似合いよ(2年生)
ススキがね こっちに来てと 呼びかける(4年生)
遊ぶ子を 見守りながら 散るもみじ(5年生)
 他にもたくさんの投稿がありました。ご来校の際,ちょっとのぞいてみて下さい。
  
 すっかり葉を落とし,枝だけになった校地内のサクラの木を題材に,4年生が写生しています。水彩絵の具の特長をうまく生かして,木肌の色の微妙なちがいを上手に表現しています。葉は無くても,花を咲かせる春を夢見て、これから厳しい冬に向かうサクラの秘めた生命力を色と形で表現しています。これも完成が楽しみです。
   
 高学年の廊下には,何やら難しいグラフが全員分掲示されています。これは,来る「校内マラソン大会」で、自己目標を設定したり,それにより近づけたりするために、練習のタイムを累積記録しているもののようです。「〇周目のこの辺が、頑張りどころだ~!」と、自分を励ますメッセージやペース配分の計画している人もいます。さすが高学年,マラソンを科学的に分析し,成果を上げようと努力しています。
 校舎裏の「バーグマン公園」には,復興マート跡地から遊具を移設する工事が始まりました。公園での遊びの幅が,またグーンと広がります。楽しみです。
 今日は,『文化の秋,スポーツの秋,芸術の秋』満載の一日でした。

就学時健康診断 元気っ子が集合しました。

   
 26日(水)午後から、来年4月入学予定のお子さんたちの『就学時健康診断』が,本校・新城小・月立小の3校合同(65名)で行われました。お母さんやおばあさんに、中にはお父さんに手を引かれ,「ここが,小学校かぁ~?!」と、興味津々に集まってきました。小学校への興味の方が強い様子で,お医者さんの健診を怖がったり,嫌がったりするお子さんはいませんでした。それ程,小学校に入学するということは,小さな子供たちにとっても,期待と希望の象徴なのだなあとあらためて感じました。そのように期待と希望に胸を大きく膨らませて入学する子供たちにとって,「通いたくなる学校,楽しい学校」,親御さん方にとっては,「通わせたくなる学校」となるような学校経営をしなければなりません。かわいい子供たちを見て,そんな気持ちをあらためて気持ちを強くもちました。
 「鹿折小学校は,いい学校だよ~!楽しい学校だよ~!,お兄ちゃん・お姉ちゃんはみんな優しいよ~!」思わず,そんな声をかけたくなりました。

文化の香り いや高し!俳句に挑戦

  
 学芸会での熱演,そして,今はマラソン大会に向けての熱のこもった練習・・・と,鹿折小学校は,まさに『みのりの秋・充実の秋』を迎えています。さらなる頑張りを期待して,24日(月)の朝会で,『俳句』について話しました。
 日本の歴史の中で育まれてきた『七・五調(五・七調)』の言葉のリズムと日本独特の十七文字の短い詩文化。
 知らずに歌っていた校歌の『朝は呼んでる たんぼ道 かもめの群れが 舞っている。』の歌詞も,ちゃんと『七・五調』のリズムになっていることに驚いていました。
 日本文化に触れるチャンスと思い,季節を表す『季語』を付けて俳句を作ってみよう・・・!と,呼びかけました。
すると,校長室前の投稿箱に,たくさんの俳句の投稿がありました。(打てば響く子供たちです。とてもうれしくなりました。)
 掲示してみんなに紹介したいと思っています。TV番組の「プレバト」ではありませんが,これをきっかけに,俳句や短歌など,日本語の美しさや表現の奥深さに気付き,大切にする心を育てていきたいと思います。

気仙沼キッズ北海道体験学習2016 吹奏楽演奏

   
 夏に行われた『気仙沼キッズ北海道体験学習2016』の支援をして下さった苫小牧市の支援者の代表の方が,記録集のリーフレットとポスターを持って来て下さいました。それを見るとみんな楽しそうに活動しています。もう5回目になるそうです。本当にありがたい支援に,感謝の気持ちでいっぱいです。今年,本校から5名が参加しました。
 今日は,札幌の大学生の方々も一緒に来校され,吹奏楽のアンサンブル・ミニコンサートも開いて下さいました。トロンボーン,ホルン,バリトンサックス,テナーサックス,アルトサックスの5種類の楽器が奏でる演奏にしばしウットリ・・・・。楽器の説明もしていただきましたし,楽器にも触らせていただきました。
 最後には,「アンコール!アンコール!」の拍手も飛び出し,大盛り上がりとなりました。午前中には,陸前高田市を訪問されたそうです。明日はまた,市内の他の学校を訪問されるとか・・・・,震災から5年半経過してもなお,気仙沼の私たちにあたたかい気持ちを向けていただいていることに,改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
   
 校内マラソン大会もいよいよ近づいてきました。鹿折川の護岸工事に伴う交通量の大きな変化から,一般道コースは危険と判断しました。校庭の周回コースでの実施になり,例年のような盛り上がりに欠ける面があるかもしれません。『児童の安全』が最優先されなければなりません。御理解と御協力をよろしくお願いします。
 児童は,連日,大会に向けての練習に熱が入っています。普段なかなか走ることがない長い道のりを走るだけに,体力と同時に気力の充実も必要です。弱音を吐かずに,全員完走を目指して頑張っています。大会当日は,応援をよろしくお願いします。

鹿折中学校文化祭 頼もしい先輩たちに感動! 

   
 23日(日)に鹿折中学校の文化祭を見てきました。テーマは,『百花繚乱』。一人一人の生徒がそれぞれの持ち味を生かしながら,それぞれの存在を示し,もてる力を存分に発揮するように・・・,そんな願いがテーマになっていました。
 少年の主張,弁論発表,英語暗唱,どれも学校代表だけあって,主張の論の組み立ても,表現力も,聴く者を引きつける力に満ちていました。中でも,『サクラ学習』(総合的な学習の時間)の各学年の発表は,さすが中学生と思わせる内容と説得力がありました。途中に寸劇なども取り入れながら,見る人・聞く人に分かってもらおうとする工夫がなされていました。誰も恥ずかしがらずに,精一杯演技している姿が,とてもさわやかでした。
 そんな先輩たちがいる鹿折中学校へ進み,学べる本校の子供たちは,幸せだなあ~と,つくずく感じました。

STOP!いじめ 人権教育出前授業(5年)

    
 連日のように新聞やテレビで報道される『いじめ問題』。若くして自らの命を絶つ事案報道があるたびに,心が痛みます。そのような悲しいことが起きないように,起こさないようにとの願いから,仙台法務局気仙沼支局の協力をいただき,人権擁護委員の方々をお迎えしての『人権教育出前授業』を5年生で行いました。もちろんテーマは,『いじめなくそう!』です。
 はじめに,具体的な生活場面の絵をもとに,いじめにはいろいろな形態があることを確認し合いました。『無視』『からかい』『いたずら』・・・すべて『いじめ』の始まりです。講師の先生の指導で,① もし自分がいじめにあったら・・・・?
② 友だちがいじめられているのを見たら(見つけたら)・・・・?
 2つの問いに,一人一人が自分の考えを書き,それを「行動化」を目指して全体でまとめていきました。5年生が見いだした行動目標は,とても具体的で,核心を突いたものばかりです。
 私が心打たれたのは,講師の先生の「今までにいじめられたことがある人・・・?」「友だちがいじめられているのを見たことがある人・・・?」「友だちをいじめたことがある人・・・?」の問いに隠すことなく,正直に答えていたことです。つまり,自分の心の中にある『闇』の存在をしっかりと自覚し,それを良心という心の鏡に映し出して,客観的に理解していると言うことです。ですから,5年生が,授業のまとめで見つけ出した答えは,決して『建前だけのお利口さんの答え』にはなっていないのです。
 授業後に,講師の先生方もそのことに触れられていました。「とても素直で,いい子どもたちですね・・・・。」と。心がホンワカあたたかくなる週末のひとときでした。 

BSーTBS『校歌を訪ねて』の取材を受けました!

   
 BSーTBSの『校歌を訪ねて』という5分間番組の取材を受けました。全校で元気に校歌を歌っている様子や校舎の外観,校庭で元気に遊んでいる様子,真剣に授業を受けている様子,インタビューなどを取材していただきました。加えて,鹿折小学校のOBやOGの方々にも多数集まっていただき,なつかしく校歌を歌う様子も収録していただきました。(5分間の番組といえども,その何倍も何十倍も取材したり,収録したりして,そこから編集する大変さも垣間見ることができました。)
 あらためて,本校の校歌の歌詞を読み返してみると,大震災で致命的な大被害を受けながら,今,地域の復興を目指して頑張っている『鹿折』をそのまま言い当てているような歌詞があることに感動しています。
 日々に新たに,また日々に,新たに学ぶ 鹿折校
明るいであろう,きっと明るいはずの『未来』に向かって,力強く頑張れ!と後押ししているような『鹿折地区の応援歌』にも思えてきます。それを明るく元気に歌う子供たちに幸多かれ・・・!と願わずにはいられません。私たちは,ふんどしを締め直し,子供たちのためにさらに教育活動充実を目指します。

 今日収録した番組の放送日と放送時間は,11月5日(土),夜8時54分から,BS-TBSで放送予定です。どうぞご覧下さい。

あの日の感動再び・・・!市内音楽祭で熱唱

    
 19日,4年生が学校を代表して,市内音楽祭に出演しました。(私事ですが,37年間教員生活で初めて『市内音楽祭』を聴く機会の恵まれました。)
 どの学校でも,それぞれの学校を代表するだけあって,どの演奏も歌もきれいで,さわやかで,迫力があって,聴く人を魅了する高い完成度でした。
私などは,1000人を超す人が入場できる広いホールのステージに立つというだけで,心臓がいつもの何倍も何十倍にもその鼓動を強くするようにさえ感じます。さて,我が校の4年生は・・・?実に堂々としていました。(「緊張した~ぁ!」とはいうものの,全くそれを感じさせない様子でした。)何といってもすばらしかったのは,いつも何倍も輝いていた『笑顔』です。歌のうまさに,さわやかな笑顔が加わり,最高にステージとなりました。
 『歌の広がる学校』を目指して,これからは4年生がリーダーとなって,さわやかな歌声と笑顔の和を広げていってほしいです。
 4年生の皆さん,よく頑張りました。ありがとう。 

5年総合『鹿折の宝もの~つながろう 豊かな海と~

     
 学芸会の興奮がまだまださめやらない中,5年生は,総合的な学習で地域の復興のシンボルである『水産加工工場』の見学に行ってきました。水産都市である気仙沼市の人口の約7~8割の人が何らかの形で『水産業』に関わって生活しています。ですから,水産業の復活が,気仙沼市の復興に直結しているといっても過言ではありません。復興しつつある水産業の諸施設やそこで働く人々の様子を見学することで,復興の先にある『気仙沼の未来』を見通してみようとする学習です。
 5年生の目には,『気仙沼の未来』が明るいものに見えたのでしょうか?そうでないものに見えたのでしょうか?
 5年生の学習は,これから『水産業から海そのものへ,そして,海と森林との関係へ・・・・・』とつながり発展していきます。その過程で,5年生は,何を『鹿折の宝もの』として見つけ出すのでしょう。『モチモチの木』の名演を披露した5年生の今後の学習を期待したいと思います。

ブロードウェイ,劇団四季にも負けない 鹿折っ子の熱演!

           本日は,学芸会にご来校いただき,大変ありがとうございました。最後のプログラム,「閉会のことば」まで,多くの皆さんにご観覧いただきました。学年を越え,『鹿折小学校の子供たち』として温かく見守ってくださっているそのあたたかさに感謝申し上げます。
 本日の演技は,どの学年もすばらしいものばかりでした。それぞれの学年の特色がよく生かされ,熱演につながっていました。
 なかでも,6年生の劇『ああ無情』は,圧巻でした。ジャン・バルジャンの揺れ動く心の迷いを、細やかに表現していました。貧しい人を救おうと『悪心』と『良心』のはざまで迷い,つい悪に手を染めてしまうジャン。そして,良心の呵責に苦しむジャン。
 子供たちは,この劇を通して,自分たちの心の中にも『悪と善』の存在していることを自覚し,つい『悪』を選択してしまう心の弱さも知り,それでも『善』を求めようとする人としての強い生き方について考えることができたのではないでしょうか。そんな『学び』を経験できるのが,『学芸会』なのだと思います。
 素直に,のびのびとえんぎする子供たちの姿に、私たち大人も自分の日々の生き方について振り返るチャンスをもらったような気がします。
 みんなよく頑張りました。そして,みんなありがとう!

「さやま」からのお客さん 児童との交流ににっこり!

      
 大震災直後からあたたかい支援をいただいている「さやま」から20数名の被災地視察のお客さんが来校されました。東京方面への修学旅行支援をはじめ,この5年半の間,たくさんの支援をいただきました。今は,「第1回鹿折さやま祭りの開催」や「さやま茶畑」での交流を続けています。
 初めて気仙沼を訪問される方も多くいらっしゃいました。『震災の語り部』のお話には,ハンカチで目を覆いながら聞き入っていました。「震災でかけがえのない大切なものをたくさん失った。しかし,震災後に顔も名前も知らない多くの方々から支援をいただき,新しい「縁」(えにし・つながり)を得ることができた。今は,それを大切に,それに励まされ,未来に向かって頑張っている。下を向いてばかりいられない。」心にズシリと染み入るお話でした。
 明日に学芸会(一般公開)を控えていることから,十分な交流活動を準備できませんでしたが,6年代表の歓迎のあいさつ,4年生の合唱(学芸会と市内音楽祭で披露する演目)でお迎えしました。
 「さやま」の方々は,えらく恐縮し,喜んでおられました。交流が全校で行えなかったことは残念でしたが,中身のギューッと詰まった充実した交流ができたように思います。自分のお兄さん・お姉さんの交流を話題に感謝のあいさつした6年生の姿も,さわやかに歌声を披露した4年生の姿も,『復興の象徴』として,「さやま」に広がって行くことでしょう。秋の涼風のように・・・・・。遠いところ,ご来校ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

学芸会(児童公開)

     
 「最近の学校HPは,学芸会ばかりで・・・・?!」そんな声が聞こえてきそうですが,今日も・・・・。
児童公開を行いました。日曜日に来られない保護者の方でしょうか,それとも児童公開・一般公開の2回とも観たい保護者の方でしょうか,何名かの保護者の方々も参観されていました。
児童にとっては,昨日までの練習とは全く異なる「緊張」の中の公演でした。児童の一生懸命な演技,それを引き出し伸ばそうとする鹿折小の先生方の熱意・・・・,すべてが熱いうねりとなって体育館に満ちあふれていました。
 人の成長は,いつも一定でまっすぐではありません。スピードも成長の幅も変化に富んでいます。(言い換えれば,そうだからこそ面白いのだと思います。)学校におけるいろいろな行事は,子供の成長に変化を与える「起爆剤」であるといってもよいでしょう。ですから,担任の先生方は,それに打ち込むのです。
 先生方の行事にかける熱い思いとそれに応えようとする子供たちの迫真の演技・・・・。それが,今度の学芸会で爆発します。御期待下さい。

ようこそ 『共に歩む会 さやま』からお客さんが・・・!

 
 震災以来,ずーっと続けて支援をして下さった「さやま」の方々が,15日(土)に「一度被災地を見てみたい。復興の様子を確かめたい。」と,20数名の団体で気仙沼を訪問することになりました。途中,修学旅行の支援や交流活動を続けてきた鹿折小学校も訪問してみたいと立ち寄って下さいます。
 あいにく,学芸会の前日なので『お礼と交流活動』なども計画したいところですが,それも叶いません。内海先生がそれを察し,これまでの交流の様子を写真で掲示してくれました。当日は,4年生の合唱を聴いていただこうと計画しています。
  
 学芸会のテーマは,『笑顔はじける学芸会』 各学年とも,練習は最終段階です。昼休み見時間には,会場の最終点検が行われ,5・6年生がお掃除に取り組んでいました。自分たちの演技練習ばかりでなく,見えない所で準備や係活動で活躍する高学年の児童の活躍にも,ぜひ目を配っていただきたいと思います。
 当日は,全校で,各学年で「どんな笑顔がはじけるのか・・・・?」とても楽しみです。ご来場をお待ちしています。

いよいよ大詰め 学芸会!公開に期待高まる!

  
 先人はよく考えたものです。学校教育において『学芸会』という行事は,なくてはならないとても大切な行事であると私は思います。なぜなら,芸人や俳優(女優)を目指す人以外は,一生のうちで何かに扮して芝居をするという経験は,『学芸会』の他にありません。つまり,人の一生で1回か2回かしか経験ができない貴重な『場』であるということです。
 自分以外の誰かに扮して演技することで,その登場人物の心を客観的に観察することができます。自ずと日常生活の中でも,知らずに相手(友だち)の心を慮る素地を育てることができると思うのです。その貴重な体験を,今,鹿折っ子たちは,懸命に重ねています。
 出張が多く,練習の様子を見ることがなかなかできませんが,6年生の劇『ああ無情』のクライマックス場面の練習を見ました。『NOマイク』でのセリフ,照明効果も自分たちで分担,セリフのない人の演技こそがポイント・・・・,いろいろな工夫を感じました。担任も『俳優』になり,大きな声でセリフを言い,身振り・手振りで自ら演技をして見せながら・・・・・,それはそれは,熱のこもった指導風景・練習風景でした。6年生から,熱~いエネルギーのほとばしりが伝わってきました。

響け!みんなの歌声 優しい未来に向かって

   
 朝,体育館中に,全校のきれいで優しい歌声が響きました。今日は,業前の時間を使って,学芸会の全校合唱の練習をしました。鹿折小学校のみんなと出会った4月にも衝撃を感じましたが,今朝も『全校合唱の上手さ,歌うことを心から楽しむひたむきな取組の姿勢』に大感動!
 ややもすると,大人数に隠れて積極的に歌わなかったり,声が小さくなったり,友だちとふざけ合ったり……と,そんな姿も見受けられるものです。けれども,鹿折小学校にそれが全くありません。それだけでもすばらしいのに,歌声は『頭声的発声』で,きれいに澄んでいます。(子供たちの心がそのまま声に乗り移っているようです。)
 体育の日を含めた三連休のあとは,一週間後に『学芸会』当日を迎えます。どの学年も練習に熱が入っています。今年も,熱演が期待されます。保護者の皆さんには,どうぞご自分のお子さんの演技ばかりでなく,他の学年の演技もじっくりとご鑑賞いただきたいと思います。お待ちしております。

ハァー高くそびゆる あの高判形ョ~ 『白山小唄』華麗に響く

  
 ハァー高くそびゆる あの高判形ョ~ 
 峰の小松は ヨイトサノセ 峰の小松は 我が心
 白山住みよい 心地よい
 
 『白山小唄』の一節です。
 今年度から,総合的な学習の時間の内容を一新し,『鹿折の宝もの』に焦点を当てた活動を,これまでの防災学習に加えることにしました。その一環として,3年生では,講師を招いて『白山小唄』の踊りの活動をしました。白山小学校では,学校統合前,毎年運動会で地域の皆さんとともに,全校で踊っていたのだそうです。歌詞に込められた人々の思いや踊りの振りを学ぶことをとおして,鹿折の歴史・伝統・文化の一端に触れようとするのが活動のねらいです。講師の先生の手ほどきで,少しぎこちない中でも,踊りを楽しみ,マスターしました。
 ふるさとには,人々が長く受け継いできたたくさんの歴史や文化が『宝もの』として残っています。それらを学習することによって,『鹿折のよさ』を再発見でき,ふるさとを愛する心を育てていけるのではないかと考えます。
 3年生は,この『学び』をどのように生かしていくのか,これからが楽しみです。こう御期待といったところでしょうか。

 猛烈な勢いの台風18号が,今夜から明日朝にかけて,東北地方を横断する予報が出されています。各ご家庭におきまして,くれぐれも被害に遭われませんように,十分に予防対策をお取り下さい。明日朝の対応につきましては,今夕,緊急メール等でお知らせいたします。さらに,明日朝の児童の登校につきましても,各ご家庭ごとにご配慮をいただきますようお願い申し上げます。

スポーツの秋 マラソン練習もスタート!

   
 鹿折地区市民運動会の大盛会の勢いを受けて,スポーツの秋,マラソン大会に向けての練習もスタートしました。学芸会の練習も同時に進められているので,マラソンは,業間時間での体力づくりの一環として,スタートさせました。子供とは不思議なもので,校庭にマラソン用のトラック線を引いただけで,一人,二人,・・・十人,二十人とその数を増しながら,マラソンの練習を始めるのです。
 今日は,そのスタートとして,業間時間に運動委員会のリーダーが準備運動のお世話をした後,トラック線にそって歩くことからはじめ,後はBGM一曲分,約3分間のランニングです。
 本校のマラソン大会は,長い伝統があり,校外のコースで大会が行われます。走距離は,低学年約1.5km,中学年約2km,高学年約2.5kmと,ハードコースです。大会までの1ヶ月間に,コースを走りきれる体力と気力をじっくりと,自分の力に合わせて鍛えていく仕組みです。
 昨今,学区内の復興工事が危険だということで,自家用車による送迎も日常化しています。しかし,いざという時は,安全な高台まで走って避難しなければなりません。防災・減災の視点からも,マラソンの体力と気力は,自分の命を守ることにもつながります。
 『無理』や『無茶』をする必要はありません。じっくりと練習に取り組み,体力づくりに努めてほしいです。 

学芸会練習 本格始動!名演を楽しみにしています。

   
 9月28日紹介した1年生の『おむすびころりん』を題材にした絵がいよいよ完成しました。とても面白い作品がズラ~リ!まぬけな顔をして真っ逆さまに穴に落ちていったのは,きっと欲張りじいさんの方なのでしょう。子供なりにお話しをよく理解し,性格や特徴をとらえ,それを絵に変換しています。すばらしい才能です。
   
 2年生でも,台本の読み込みが始まりました。『シン・かさ地蔵』という劇だそうです。本来の『かさ地蔵』のお話が,どのように様変わりしたストーリーになっているのか,今から楽しみです。名演を期待します。
 3年生は,算数の授業を大きく2グループに分けて,『少人数指導』です。少人数で指導することにより,学習内容の理解がグーンと促進されます。また,気軽に質問もできます。学級でのいつもの授業より,落ち着いて,しかも柔らかい表情で授業を受けていました。

秋晴れのもと 地区民運動会に鹿折の底力を見た! 

      
 快晴,無風の秋晴れのもと,鹿折地区市民運動会が本校校庭で開催されました。震災で一時途絶えましたが,復活して3回目の運動会ということです。グランドを見渡すと,地区表示のテントが並びます。当たり前の市民運動会の光景ですが,その中に『オープンA』『オープンB』『オープンC』と表示されたテントがあります。震災で失われた地区用のテントです。住まいも故郷もなくなったけれど,年に1回の運動会は,「鹿折地区にぜひ参加した~い。」との切なる願いに応えた実行委員会の配慮です。
 「おおお~お,元気にしてたかぁ~?!」「元気,元気!」「今年も来たよ。」「待ってたよ。」テント前で交わされていたそんな会話に,胸の奥からなんだか熱いものが込み上げてきました。
 鹿折地区の運動会の特徴は,小学生・中学生の種目参加とても多いことです。中学生などは,特に部活のユニフォームを着て,その元気を主張し,運動会を盛り上げてくれました。種目への真剣な取組にも感動しました。
 彼らが意識しているかどうかは定かではありませんが,「未来の鹿折地区を担うのは,ぼく達だ。私たちだ。」「ぼく達,私たちから,元気を発信しなければ・・・・・!」そんな心をって参加しているのかもしれません。(そんな心をヒシヒシと感じました。)
 今日参加した地区民の方々は,小・中学生の姿から,また新たに『地域復興の底力』を感じ取ったのではないでしょうか。すばらしい地区民運動会でした。 

鹿折ボランティアクラブの皆さん 除草奉仕 ありがとうございました。

   
 雨上がりの今日,鹿折ボランティアクラブの11人の皆さんが,子供たちのためにと,校庭周辺の除草奉仕作業をして下さいました。プール脇から希望の丘周辺までです。雨上がりで草は抜きやすいとは言え,腰をかがめたり,しゃがんだりしながらの作業は,大変きついです。それでも,「孫たちがお世話になっているから・・・・。」と,申し出て下さったのです。何袋のもゴミ袋にいっぱいの草を除草していただきました。
 鹿折小学校に学ぶ子供たちを支える力が,地域にもたくさんあるのだなあ・・・・と,とてもうれしく思います。このあたたかい心をしっかりと受け止め,さらに教育活動に力を注いでいきたいと思います。鹿折ボランティアクラブの皆さん 大変ありがとうございました。