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平成28年度
鹿折情報通H28
大宇宙を描いたぞ~! 東京芸大・図工ワークショップ
今日、東京芸術大学から安藤先生ら複数の先生方をお招きして『図工ワークショップ』を行いました。休日ということもあり、参加者は多くはありませんでしたが、親御さんも一緒に、水彩絵の具のいろいろな使い方(可能性)に挑戦しました。安藤先生はJAXAの事業として、『お月見』ならぬ『お地球見』プロジェクトの発案者です。『お地球見』とは、宇宙から地球をいろいろな手法でながめるというプロジェクトで,その時の様子を映像で紹介いただきました。無重力状態の中,球になって空中を浮遊する水に映った地球の姿は,とてもきれいでした。
今日のワークショップは,そんな大宇宙をイメージしながら,絵の具を使った3つの技法を通して表してみるものでした。その様子は,写真の通りです。
高学年の子供たちは,言葉を発せず驚くほど静かに集中していました。逆に,低学年の子供たちは,描いている絵に向かってか,描いている自分自身に向かってか,まるで対話しているようにおしゃべり(お話し)しながら取り組んでいました。これが,子どもたちの物事に夢中になって集中するという姿なのかもしれません。
今日学んだ表現技法は,すぐに図工の時間に生かされるものではありません。ただ今日体験したことが,いつか何かを描こうとする時,「○○のように描きたい。○○を表したい。」という思いと重なって,表現手段として生かされるのだと思います。とても貴重な経験をすることができました。
安藤先生はじめスタッフの先生方 大変ありがとうございました。
こんなところにも,鹿折小を支える力 感謝!
『人は一人では生きていけない。多くの人に支えられ,後押しされて生かされている。その支えは,見えにくい。だから,そのことを意識しなければならない。』そんなことを先日この欄に書きましたが,23日(木)の夜,PTAの本部役員と有志の方々にお集まりいただき,『ベルマークの整理作業』をお手伝いいただきました。
ベルマークの整理作業は,とても地味な作業ですが,集まったベルマークをきれいに切って,点数を数え,袋詰めする。それをベルマーク財団の送ることで,様々な支援が受けられるといったシステムになっています。ベルマークは,大変小さなものなので,子供の手ではなかなか難しいです。その整理作業をお父さん・お母さん方にお手伝いいただいたのです。10名以上の保護者の方々に集まっていただきました。(応援に駆けつけてくれたお友だちも何人かいました。)夕食時の大変お忙しい中だったのもかかわらず,大変ありがとうございました。これも,鹿折小を支える大きな力のひとつです。ありがとうございました。
もう一つ,大きな力の支えを紹介します。卒業を控えた6年生にために,大震災の時の校長先生だった小野寺先生が,『卒業台帳』(卒業生に名前を永年保存する名簿,墨で書きます。)と『卒業証書』の記名・浄書のために,わざわざ栗原から来てくださいました。卒業台帳も卒業証書も,末代まで残る大切なものです。誰もがおいそれと書けるものではありません。普通は,筆耕の専門家に依頼するのですが,小野寺先生は「鹿折小学校のためなら・・・。」と,快く承諾してくださいました。小野寺先生にとっては,いわずもがな,鹿折小学校が校長としての最後の学校,鹿折がご自身のふるさと,そして,東日本大震災の悲しく,苦しい体験・・・・,すべてがこの『鹿折』に凝縮しているのです。そんな思いを筆に託し,一字一字書き上げてくださいました。6年生には,小野寺校長先生の思いも一緒に,卒業証書をとおして受け取ってほしいと思います。
小野寺校長先生,大変ありがとうございます。
こんなにも見えない所で多くの方々に支えられ,後押しされていることを 鹿折小の子どもたちには,ぜひ知ってほしいと思います。
雨にも負けず 元気アップエクササイズ!
今日は,朝から雨。雪から雨に変わったと言うことは,確実に季節は,冬から春に向かっている証拠。校庭が使えない子供のために,今日の業間運動は,上学年が体育館で「長縄跳び」,下学年は若草ホールで「みやぎ元気アップエクササイズ」に取り組みました。
宮城県の児童の体力・運動能力は,都道府県順位でいうと30位台~40位台とふるいません。特に,東日本大震災後の下降傾向は著しく,校庭が思うように使えないことが原因の一つとなって,肥満傾向の増加も懸念されています。そんな実態を解消したいと,宮城県教育委員会では,『みやぎ元気アップエクササイズ』というオリジナルの体操を開発し,県内の学校で活用・推進するように働きかけています。本校でも,夏休みに研修会を開催し,体力づくりの一つとして教科体育や体力づくりに活用しています。
『元気アップエクササイズ』の目的と特徴は,
① 運動好きの子供育てる。
② 多様な動きを体験させる。
③ 短時間で行え,手軽でシンプルである。
④ 元気いっぱい全身を動かす。
の4つです。
今日は,1~3年までの児童が,元気いっぱいに身体を動かしていました。「もう一回,もう一回!」の声が上がるほど。運動委員会の6年生が上手にリードして,楽しく元気いっぱいに快い汗を流していました。これが,冬の体力づくりにつながればいいなあ~と願っています。みんなノリノリで『エクササイズ』に取り組んでいました。
6年生 卒業感謝の会食会
6年生の卒業記念行事が着々と進んでいます。22日,午後に,家庭科で調理した『ホットケーキ』で『卒業感謝の会食会』が開かれました。これまでお世話になった方々を招いて,手作りのおやつで会食し,思い出話に花を咲かせたり,感謝の心を伝えたりする催しです。この時期,どの学校の6年生でも,家庭科の題材として開催しているようです。
我が6年生は,先生方を招待するだけでなく,米作りでお世話になった佐藤さんご夫妻,公民館の元館長の小野寺さん,今の豊田館長さんと職員の方々もお招きしての会を企画しました。6年生は,あの震災があった春に小学校に入学した子供たちです。被災して最も厳しく苦しい時期を過ごした子供たちです。そんな子供たちをいろいろな活動をとおして支え,後押ししてくださった方々への感謝を忘れていないところに,彼らならではの『良さ』が光っていました。
来賓の方々も、口を揃えて,「子供たちのこの心がうれしい。招待をいただきありがたいです。」と,お話しになっていました。人は,一人では生きて行くことはできません。知らないところで,自分が気付かないところで,たくさんの人の支えられて生きているのです。意識しなければ,そのことに気付かずに,時は過ぎていってしまいます。このことに気付き,会に招待するという行動に移せるところに,6年生の『心の豊かさ』を感じるのです。こんな6年生が,鹿折小学校の自慢です。卒業する6年生を手本に在校生がさらに鹿折小学校を磨き,伸ばして行ってくれることを期待します。
6年生のみなさん,ありがとうございました。ホットケーキ とても美味しかったですよ。
凧 凧 揚がれ!天まで揚がれ!(1年)
昔は,(私が子供の頃)子供の遊びに『季節感』があったものです。誰からともなく,時期が来れば,ハゼ釣りをしたり,コマ回しをしたり,竹スキーをつくったり・・・,互いに声を掛け合って遊んだものです。そして,知らずに季節の移り変わりを知り,遊び道具の作り方や楽しい遊び方を身に付けたものでした。
今日,珍しく『凧揚げ』をする1年生の姿を見つけました。(凧と言っても,昔の奴凧や角凧ではありません。俗に言う,『グニャ凧』です。)図工の時間に作ったのでしょう。校庭を元気に走り回って,何とか揚げようと苦心していました。あいにく風がなく,なかなか揚がりませんでしたが,TVゲームなどでは味わえない『遊びの楽しさ』を味わっていた様子です。うまく揚がらないと,友だちと首をひねって,「ああしよう,こうしよう!」と相談する姿も・・・。「校長先生・・!」と助けを求める子も。そのようなことを繰り返しながら,人とのコミュニケーションの力も育んでいくのだなあ~と,子供と遊びの大切さを垣間見ることができました。
(今度は,風のある日に凧揚げするといいよ。)そっと,心の中で声をかけました。
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