平成28年度

鹿折情報通H28

今年度最終の学習参観日 ご参観ありがとうございました

         
 今年度最終の学習参観日に,多数ご来校いただきありがとうございました。教科の学習,総合的な学習や防災学習のまとめ発表等,どの学年も,この1年間の学習のまとめをしっかりと行うことができました。あらためて,この1年間のお子さんたちの成長を感じることができたのではないでしょうか。
 その中で,4年生は,『1/2成人式』(学活)を行いました。10歳を迎えた4年生が,これまでの自分の成長を振り返ることで,自分だけの力で成長してきたのではなく,多くの人の力を借りて,支えられて今の自分があることをしっかりととらえ直すことがねらいです。特に,親御さんや家族に対する感謝の思いを伝えました。
 竹には節目があります。節目があることによって,雨風や雪に折れることなくしなやかに成長することができます。私たちにも,そのような節目が必要なのだと思います。
 「普段は『ありがとう』なんて,あらたまって言えないけれど,今日言えてよかった。」と感想を述べたお子さんがいました。今日の感動が,明日からの頑張りの原動力になりますね。
 3学期も残り,あとわずか。しっかりと学年のまとめをして,次の学年でまた大きく羽ばたきましょう。今日は,大変ありがとうございました。

春よ来い.早く来い!

   
 16日(木)の業間時間は,学級ごとに『体力つくり遊び』行いました。日中は大分春めいてきているので,校庭で『長縄跳び』をする学年もありました。低学年のお友だちも,ずいぶん調子よく長縄に入って跳べるようになりました。しかも,間を開けず次から次へと・・・・。秋から取組とは言え,本当に上手になりました。こんなところにも,子供たちの成長を見取ることができます。このまま暖かくなって,「早く春にならないかなあ!」と思うのは,私だけでしょうか。元気に校庭を走り回る子ども達の姿がみたいです。
 13日から学習ボランティアとして学習支援にいらっしゃっている2人の学生さんも,残るところあと1日。17日は参観日もあることから,一足早く『お疲れ様の茶話会』を夕方開きました。その中で,2人が口を揃えて話したことは,
① 鹿折の子供たちは,素直で明るく,とても元気である。あいさつがよくでき,気軽に声をかけてくれる。
② 『友だちのよかった探しができる。』ややもすると人の欠点や失敗だけを見て,それをはやし立てたり,責めたり・・・。鹿折にそれがなく,どんな小さなことも見逃さ ず,友だちの良さを見つけて,「ありがとう。」「すごいね。」の声が交わされている。
 ということでした。
 外部からの客観的な目からも,鹿折の子供たちの『良さ』が,しっかりと認められたようで,大変うれしかったです。わずか1週間の学習支援でしたが,彼らがこれから歩む『教員生活』のスタートに,私たち鹿折小学校が,きっと大きな足跡を残し,彼らの後押しになったのではないかと思います。

高い志の大学生 学習支援ボランティアで来校

   
 13日(月)から2名の大学生のお兄さんが,『学習サポーター』としてボランティアに来ています。宮城教育大学が中心になって企画・募集した事業で,本校には,早稲田大学と奈良教育大学から参加してくださいました。お二人とも,将来は「小学校の先生」になることを目指してるとのことで,教員生活をスタートさせる前に,東日本大震災の被災地でそのスタートを切りたいとの高い志をもっての参加です。震災から6年目を迎えようとする今,すでに『震災の風化』が進行する中,心を被災地に向けて,「何か自分たちにできることを・・・。」との気持ちが,とてもうれしいです。ありがたいです。鹿折小の子供たちと楽しい思い出をたくさんつくってほしいと思います。
 休み時間には,校庭に飛び出し,子供たちと楽しく遊んでいます。そんな姿を見るにつけ,『若さ』ってすばらしいなあと,うらやましく思います。わずか1週間の訪問期間なので,全学年・全学級をローテーションして,授業のサポートはもちろん,給食やお掃除まで一緒に活動しています。
 二人にとって,鹿折小学校での体験が,これから何十年と続く教員生活の礎にならんことを願ってやみません。

6年生 卒業に向けて準備コツコツと・・!

 
 2月もすでに中旬を迎え,どことなく春めいた天候になってきました。春は,『別れと旅立ち』の時。特に,卒業を控えた6年生は,6年間の思い出が様々に交錯し,別れをヒシヒシと感じている様子です。そんな思い出深い小学校との別れに際し,『卒業記念事業』がスタートしました。今,朝見かけるのは,『感謝の奉仕活動』です。6年間過ごした学校に感謝し,きれいにして巣立とうと,朝清掃に取り組んでいます。まだまだ寒い中ですが,朝の『あいさつ運動』に加え,校舎前を一生懸命掃除している姿に,一人一人の鹿折小学校への熱~い思いを感じることができます。
 君たちの姿は,在校生に『範』として,しっかりと焼き付くことでしょう。ありがとう6年生。まだまだずーっと引き留めておきたい大切な6年生ですが,残り1ヶ月でまとめをしっかり行い,元気に明るく巣立ってほしいと願っています。

百人一首に親しむ会 3・4年生大奮闘!

     
 「百人一首に親しむ会」を行いました。これは,白山小学校伝統の『雪上カルタ大会』と並ぶ,浦島小学校伝統の行事です。鹿折小では,三校が統合されて以降,何とかこの伝統を引き継ぎたいと考えていました。昨年度は,今の4年生が学年の冬の遊びのひとつに取り入れ,細々でありますが,今日の準備をしてきました。今日は規模を拡大し,『鹿折の宝もの』について学んでいる中学年が,浦島小学校の伝統を引き継ごうと計画しました。
 読み手には,浦島小学校時代からお世話になっている鈴木さんを講師にお招きして,流れるような言葉のしらべと音のリズムで,読み札を読んでいただきました。まるで,昔々の平安の貴族の時代にタイムスリップしたような会場の雰囲気でした。
 その中で、何といっても最もすばらしかったのは,鹿折っ子のカルタをとるスピードの速さです。絵が描かれている『いろはかるた』ではありません。和歌の上の句が読み上げられると同時に,文字だけの下の句を探すのです。百人一首がしっかり頭に入っていることが前提条件です。誰もがすらすらといともたやすく下の句のカルタを引き当てていました。意味まではまだまだ分からないと思いますが,文語調の日本語のリズムを感じ取って,暗記できる力には,驚かされました。さすが鹿折の子供たち。講師の鈴木さんも大変驚いていらっしゃいました。また,今日は,この会があることを新聞などの報道で知った保護者や地域の方々も見に来てくださいました。それもまた,大変うれしく思いました。
 今後は,学年ごとに暗唱できる句を決め「1年生なら10首,2年生なら20首・・・。」という具合に目標化し,取り組ませたいものです。また,保護者や地域の方々にも参加していただき,ともに『百人一首に親しむ会』に広げられたらなあ~と思っています。
 とても楽し会となりました。鹿折小学校にまた新しい歴史の1ページが加わりました。