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平成28年度
鹿折情報通H28
災害公営住宅屋上から,復興の今を眺める(5年,防災学習)
災害公営住宅は,災害時に緊急の『避難ビル』に指定されています。鹿折地区に8棟完成し,居住が開始されたことを受け,緊急時の避難場所の確認のため,防災学習として5年生が見学してきました。今日の学習の目的は,緊急避難ビルに指定されている公営住宅の様子や屋上への避難の仕方について学ぶこと,休日などに地域で遊んでいて緊急事態が発生した時に,どこからどの道を通って『緊急避難ビル』へ向かえばよいか屋上から俯瞰すること,そして,何より地域が今どこまで復興を遂げているのかその実際を,空を飛ぶ鳥になったつもりで見て,知ることの3つです。強い風の吹く中でしたが,5年生はみな真剣に説明に耳を傾け,自分の目を地域を確かめていました。
5年生は4月から鹿折小の最高学年です。もしもの場合は,年長者として下の学年の子たちをリードして避難する局面も出てきます。自分の命は自分で守ることと共に,弱い立場の人をいたわり,導く役割を担う重要な存在です。そんなことも屋上から地域を眺めながら,考えたのではないでしょうか。頼むよ。5年生!
ビー玉 大冒険(5年,紙工作で迷路づくり)
指先を器用に使いこなせるのは,高等動物の人間だけです。5年生はその能力をフルに使って,紙工作『ビー玉 大冒険』の学習をしています。限られた箱スペースの中をいろいろな材質の紙を切って,並べて,重ねて,曲げて,ねじって・・・・,ビー玉が転がる迷路コースを作る学習です。
子供たちはいろいろなコースを構想しています。山あり谷ありの起伏に富んだコース,一本橋のように細くなったコース,高い塔からジェットコースターのように速いスピードで転げ落ちるコース・・・・,どれを見てもアイディアに富んでいます。
この学習で大切なのは,いろいろ面白いコースを構想しても,その通りビー玉が転がってくれるかどうかと言う問題です。「ビー玉」という球体の特性や転がるスピードなどを想定して,できるかできないかを自分では判断して,しっかりとした見通しをもってつくらなければなりません。加えて,思い通りにいかずに途中で失敗することもあります。その時,さらに知恵を絞って,コースを変更したり,材料を替えたり・・・・,試行錯誤が必要です。
そういう意味では,手と頭をフルに働かせなければならない学習といってよいでしょう。それがこの学習のおもしろさです。
ややもすると与えられたプリントやドリルなどの学習課題を一生懸命取り組むこと,机に座って漢字の書き取り等をする我が子の姿に,『今日はしっかり家庭学習しているな。』と,安心する親御さんはいらっしゃいませんか。もちろんそんな勉強も大切ですが,これからの先行きが見通せない世の中で,たくましく生きていくには,自ら創造的に切り拓いていく,少々の障害には屈しない,工夫して乗り越えていく力が必要なのではないでしょうか。
今日の5年生には,それを体現する学習に没頭していました。その集中の様子にたくましさがにじんでいました。いいねぇ。5年生!
冬来たりなば春遠からじ
朝夕の寒さは,寒いと言うより痛さを感じるくらいです。まだまだ寒さは続くのかなあ~と,心が折れそうになりますが,日中の日差しは,どことなく春の到来を思わせるような暖かさを感じられるようになってきました。「もうすぐ春かなあ~」などと,春の到来を待ち遠しく思っています。
今年度,最高学年として鹿折小学校をリードしてきた6年生の教室をのぞいてみたら,『英語劇:ももたろう』の練習をしていました。小学校でも,新しい学習指導要領では,ひとつの教科として扱われるようになります。これまでの『外国語活動』の集大成として,『英語劇』に挑戦しています。話の筋は誰もが知っているお話しですから,日本語のセリフもみな頭に入っています。それを英語に置き換えて,身振り手振りを交えながら,劇に仕上げていきます。英語がずいぶん子供たちの身近になってきたことを痛感します。
ぜひ,児童集会などで,全校に披露してください。新しい学習指導要領へつながるよい『学び』になることでしょう。
このように英語を身近に感じながら,中学校への橋渡しをしていくのです。6年生の小学校卒業も,日一日と近づいてきました。
教室には,図工の『粘土作品』が飾られています。どの作品も,一瞬の動きを見逃さずとらえた大胆な躍動感にあふれたものばかりです。自分が目指したい姿,自分が憧れる姿を投影しているのでしょうか。知らないうちにどんどん『大人への階段』を力強く登っていく6年生の姿を垣間見ることができます。中学に行っても,仲間を大切に,自分を大切に,躍動感あふれる図工作品のように,力強く羽ばたいてほしいです。
君たちには,その力がある。自信をもって,頑張れ~!
張りつめた緊張 校内席書大会
これまでの練習の成果を発揮すべく,本日5・6校時目に『校内席書大会』が行われました。
書きぞめの歴史を振り返ってみると,1月2日の『仕事始め』に合わせ,今年一年がよい年になるよう願いを込めて,また,学童は,文字がきれいに書けるようになることを願って,一年の抱負や意気込みを書いて,神様に納めるのが本来の習わしのようです。そのことを開会に当たり全校に話し,大会をスタートさせました。先週の金曜日の最終練習にも増して,今日の各教室や会場の緊張感は,他を寄せ付けないほど強いものがありました。もちろん先生方が声をかけることも禁じられています。
子供たちは,それぞれにこれまでの練習過程で受けた指導を呼び起こしながら,一字一字ていねいに取り組んでいました。ピーンと張りつめた緊張感というものは,雑然としたことが多い日常に,必要な時間と場であることを痛感しました。
子供たちもきっといつもの何倍も疲れたことでしょう。よく頑張りました。
書きぞめ席書大会を目指して,特別練習 佳境!
3学期が始まってまだ1週間だというのに,来週月曜日は,いよいよ『校内書きぞめ席書大会』です。2学期後半から,学級ごとに書写の時間や放課後の特別練習をとおして磨いてきた技を試す時がやって来ました。放課後の特別練習の様子をのぞいてみると,教室への侵入者を拒むようなピーッンと張り詰めた空気が漂っています。どの子も真剣に集中して書き込んでいました。
特に,4月に入学1年生のお友だちは,あの頃,平仮名も十分に読めず書けずだったのが,今では,お手本と見間違えるようなていねいできれいな文字を書いています。子どもの『伸びしろ』というものにあたらためて驚かされます。墨の香りが漂う若草ホールでは,毛筆の練習です。起筆の位置を決めると,一気に筆を走らせ,勢いのあるきれいな線で書き込んでいます。自分でも作品を見る目がだんだん肥えてきて,私が見ると何も申し分のない字を書いているのに,何やら首をかしげて,納得していない様子。ここでも,子どもの成長を実感できます。
月曜日には,同時間帯に全校一斉で『席書大会』を行います。これまでの練習の成果を存分に発揮して,納得のいく作品を仕上げてください。作品は,2月の学習参観日に校内に掲示する予定です。また,特にすばらしい作品については,市内書きぞめ展に出品します。楽しみです。
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