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平成28年度
鹿折情報通H28
早く来い来い,クリスマス!(環境委員会,児童集会)
昇降口や廊下・階段の装飾をまかせられている環境委員会。学校花壇の運営の他に季節季節のきれいな掲示物をとおして,学校の環境づくりに一生懸命取り組んでいます。今朝は,児童集会を担当し,もうすぐやってくるクリスマスを一足先に鹿折小学校へ・・・・と,縦割り班ごとに『廊下掲示用のサンタクロースの飾り』づくりをしました。
委員会のリーダーが,折り紙の折り方を細かに説明し,その説明に応じながら『サンタクロース』の顔を折りました。思い思いにサンタの顔をペンで仕上げて,ひもにつるしました。短時間の活動でしたが,全部をつなげてみると壮観です。
2学期の終業まであとわずか。その後に待っているクリスマスを楽しみに夢見て,さあ~!2学期の学習のまとめ,生活のまとめ,そして,冬休むの学習と生活の計画立案をしっかり頑張っていきましょう。
理科の楽しさ,科学のおもしろさ(D.フォース理科実験教室)
日本超一流の大企業の技術部門の第一線を退いた役員OBの方々が,自分たちの専門知識を生かし,『子供たちに科学のおもしろさ』を広げようと結成した団体『ディレクト・フォース』。今年も,今日,鹿折小学校に来てくださいました。
5年生は,『風車づくり』の実験。風車を使って発電する『風力発電』の仕組みを実験をとおして学びました。6年生は,『飛行機づくり』。「飛行機はなぜ落ちないのか?」という疑問をドライヤーとスプーンを使った実験で再現して見せてくださいました。2つの教室は,驚きの歓声の連続。さすが,プロ中のプロの作り出す実験は,ひと味もふた味も違います。(私たち小学校教師は,まったく歯が立ちません。)普段の理科の学習では学ぶことのない内容ですが,子供たちにとっては,普段疑問に感じている2つの内容を,本当に分かりやすく,しかも楽しく実験をとおして教えてくださいました。
ディテクと・フォースの皆さんは,今年これまでに全国150ヶ所以上の学校を巡回していらっしゃるそうです。特に,震災後には,被災した福島・宮城・岩手の学校には,支援活動の一環として毎年来てくださっています。午前中には気仙沼小学校を,昨日は中井小学校を訪問したそうです。1月には,津谷小学校・小泉小学校を訪問予定だそうです。
今日の『理科実験教室』をきっかけに,科学に目覚め,将来,鹿折小学校から科学者が誕生するかもしれません。これからの鹿折小学校の子供たちの頑張りを楽しみに期待しましょう。
ディレクト・フォースの皆さん,今日は大変ありがとうございました。
今年のラストを飾って,3年生で授業研究
2校時目に,3年生で今年最後の授業研究会が行われました。今日の学習は,『分数でたし算ができるか?』という授業です。整数や小数では,たし算もひき算もできることは学習しています。その考えをもとに,『分数ではどうか・・・?』というのが今日の課題です。
はじめ,先生が『遠足にジュースを持って行きたいんだが,2つのパックに少量ずつのこっているので,一緒にしたい。どれぐらいの量になるかなあ~。』と,子供たちの興味を引きます。課題に引きつけられた子供たちは,思い思いに自分の考えを図で表したり,文章でまとめたり,線分図や集直線を使って,何とか考えをまとめようとします。その考え方の実にしっかりしていること・・・・・。とても驚きました。同時に,とてもうれしくなりました。「こりゃ~,すごい!」
そのあと,全体でそれぞれの考えを出し合い,『分数でもたし算が成立する』ことをまとめていきました。途中に,あえて間違った考えを提示して,子供たちの考えを揺さぶります。それでもそれを打ち消すだけの考えがしっかりしていて,揺らぎません。むしろ,その『揺さぶり発問』で,子供たちの考えが一層強まり,理解が確実なものになりました。
『分母が同じ分数では,たし算ができる。』これが子供たちの導いた結論です。加えて,「ならば,ひき算はどうなのだろう?」「分母がちがう分数ならどうだろう?」・・・,次につながる新しい疑問も生まれました。
とても充実した研究授業でした。鹿折の子供たちの学習力が,着実に伸びていることを時間できました。
さやまイオン様から,うれしいプレゼント
『♪ 狭山,茶所 情けがあつい・・・♪』と,昔 タレントの志村けんさんが,ドリフターズの番組でおどけて歌っていたのを思い出します。その歌詞にあるとおり,狭山の方々は,本当に情けがあつい・・・です。
今日,さやまイオンの代表の方々が,『鹿折の子供たちに,震災に負けずしっかり勉強してほしい。』と,たくさんの鉛筆をもって訪問してくださいました。この訪問は,交流のある『気仙沼と共に歩む さやま』の方々の支援活動に賛同して,さやまイオンの従業員の方々やそれの協力する方々の善意で,鉛筆を集めたり,購入したりして,毎年この時期に届けてくださるのです。なかには,この時期になると,自分の鉛筆の中から数本をわざわざ寄付してくれる地元の小学生のお友だちもいるそうです。本当にありがたいです。6年生の代表に受け取ってもらいました。そのお気持ちに感謝しながら,一生懸命,学習に励んでいきましょう。ありがとうございました。(鉛筆は,来週の朝会で紹介し,全校一人一人にあげたいと思います。)
『いじめ防止』標語づくりで心に誓う!
悲しいことに,連日のように報道される『いじめ』が原因とされる児童生徒の自死事件。幼い心を傷つけられ,『死』という道を選んでしまった子供たちの苦しく悲しい思いは察するにあまりあるものです。そんな悲しいことがあってはなりません。そのためには,TVや新聞報道といった『他人事』ではなく,身近な問題であるという危機感を一人一人が常に心にとどめておかなければなりません。
鹿折小学校では,『いじめ標語コンクール』に全校で参加することにしました。それは,決して入選を目指すものではありません。『いじめ防止標語づくり』をとおして,一人一人が自分の問題としてとらえ,決して加害者にも,被害者にも,そして,傍観者にもならないという強い決意表明です。各教室前の掲示板に,それぞれの思いや願いを標語にまとめました。朝に夕にそれを見て,鹿折小学校から『いじめをしない。出さない。』を実践していこうと思います。
掲示された表をいくつか紹介します。
・ 知らないふりをしないで,助けよう!(3年)
・ 「いじめ」なんて しない!させない!許さない!(3年)
・ 「いじめ」最低!心の優しい人になるよう 『いじめ』絶対やっちゃダメ!(3年)
・ 「止めようよ。」その一言で助けよう。(3年)
・ 自分がされて嫌なことは,友だちには絶対しない。(2年)
・ 友だちがいじめられていたら,すぐに止めよう!(2年)
寒~い一日 されど,熱~く学習
冷たい雨の降る寒~い一日でした。元気に校庭に駆け出すことができないので,今日の業間運動は,体育館で『長縄跳び』です。5・6年生のリードで,低学年のお友だちも楽しく調子よく跳べるようになってきました。「できた。跳べた~!」という歓声がいっぱい聞かれました。
教室では,昨日に引き続き,真剣に『2学期のまとめ』の学習を進めていました。2年生は,国語で物語文の読み取りを,3年生は,図書室で総合の調べ学習を,5年生は,国語で『和の文化を調べよう』の学習です。教室をのぞいた私も,これぞとばかり,5年生のインタビューを受けました。「校長先生が子どもの頃,どんな遊びをしていましたか?」
昔は,季節季節に「子どもの遊び」があったものですが,今は遊びに季節感がないなあ~。」なんてことを,あらためて振り返りました。ついでに,5年生に「和の文化」である『俳句』に投句してくださいと,お願いしてきました。11月の入選者は5年生が多いので,さらにいい俳句を投句してほしいです。待ってま~す。
2学期のまとめに集中!
巷ではクリスマスソングが流れ,クリスマスセールの広告があちらこちらに飾られ,何となく浮き足立った感じが漂う今日この頃です。2学期最終の学習参観も終わり,「あとは,冬休みを待つばかり・・・!」と思いきや,鹿折小学校は,2学期のまとめの学習に集中して取り組んでいます。(普段よりもピリリッと緊張感が漂い,集中しているように見えました。教室に入って,学習の様子を参観するのもはばかれるような緊張感と集中力の3年生でした。)今日は,窓越しに学習の様子をのぞいて,退散しました。
1年生の廊下には,参観日で親子でつくった『クリスマスリース』がきれいに飾られていました。2年生の廊下には,以前HPで紹介した『色石けん水』を使って描いた絵画が掲示してありました。どれも力作ぞろいです。
10月に始めた『俳句』,11月の優秀作品を校長室前廊下に掲示しておきましたが,ご覧いただけましたか。
秋の空 ゆっくりオレンジ 深くなる
秋の空 ゆっくり延びる 白い線
秋の暮れ 染まった木の葉と さようなら
満月を 超える姿よ スーパームーン
どうです。どれも秀作でしょう。今朝の朝会で,表彰しました。12月も継続します。おうちでも、親子で『俳句』をひとつひねってみませんか。
学習参観 大変ありがとうございました。
厳寒の中,2学期末の学習参観日に多数ご来校いただき大変ありがとうございました。『みのりの秋』を締めくくるに相応しいバラエティに富んだ各学年の授業でした。防災の授業あり,総合的な学習の発表会あり,親子での工作あり・・・・と,子供たちの真剣な学びの姿をご覧いただくことができました。
学校評議員の方々にも授業を見ていただきました。授業後の懇談では,評議員さん方からも,子供たちの真剣な授業の様子をたくさんほめていただきました。
東北財務局,出前授業『買い物ゲーム』(1年)
大人が毎日の生活で当たり前にしている『買い物』。1年生の子供たちは,買い物についてどんなイメージを持っているのでしょう?買い物とは『買い物かごにほしい物を入れること,お金はお母さんは払うもの』と思っているお子さんもいるかもしれません。(仕方ありません。昔のように近所に駄菓子屋があり,小銭をもった子供たちが思い思いに工夫しながら買い物をするということが,今はまったくできないからです。)
そんな現状に切り込むように,1年PTA親子行事として,東北財務局から講師を招き『買い物ゲーム』の学習をしました。
はじめは,お堅く「買い物って何だろう?」と難しい発問からスタートしましたが,中盤からはいよいよ『買い物ゲーム』のスタートです。グループごとに1000円の模擬貨幣をいただき,スーパーのチラシ(模擬)を見ながら,親子で買い物の計画を立てます。
(もうオーバーしてるわよ。)
(もう少し買えるじゃ~ないの。)
そんな言葉をかけたいのをグッと我慢していいただきながら,子供たちの計画を見守ってもらいました。そして,いよいよ『買い物本番!』若草ホールに開かれたお店に直行です。計画書とにらめっこしながら,商品を買い物かごに入れていきます。そのうち,「これよりあっちを買おう!」などと計画変更が加わり,みんなで頭を寄せ合って,再計算。算数では,やっと10を超す数のたし算・ひき算を勉強したばかりの子供たちです。1000円を上手に使いこなすことは,至難の業で,最後にレジで精算してもらい,セーフだったり,アウトだったり・・・と,とても楽しい学習でした。
「買い物とは,商品をただかごに入れるだけのものではない。」「持ち金を超えた買い物はできない。」「上手に買い物するには,正しく計算できなくてはならない。」等々,たくさんのことを体験しながら学ぶことができました。
参加したお母さん・お父さん方も,お子さんの新たな実態を垣間見ることができたのではないでしょうか。
東北財務局の講師先生,今日は楽しい,ためになる学習をありがとうございました。
雨の中,復興の町探検(2年,校外学習)
今にも雪に変わりそうな雨の中でしたが,2年生は生活科の学習で『町探検』(校外学習)に行ってきました。事前に見学をお願いしていたお店があったため,予定を変更ができず,実施しました。思い思いに見聞きしたいことをたくさんもっての見学です。各お店の方々には,本当にていねいに対応していただきました。大変ありがとうございます。復興工事が進む中,少しずつ学区内にもいろいろなお店が開かれてきました。震災被害の大きい鹿折地区に元通りの賑わいを取り戻そうとするお店のみなさんの努力や苦労を直接聞く子とができ,2年生は,2年生なりに『地域の復興』を実感できたのではないでしょうか。自分が事前に準備した質問を一生懸命たずねている様子が見て取れます。外がとても寒かった分,見学したり,質問したりしたことは,子供たちの心と頭にしっかりと焼き付いたことでしょう。雨の中,大変お疲れまさでした。
帰校後すぐに,教室のストーブに火を入れてもらい,ホッと一息ついて,給食を美味しそうに食べていました。
大きく成長したネ。(1年,研究授業)
わずか8ヶ月。4月の小学校入学を思い返してみると,何とこの大きな成長ぶりに、あらためて驚かされます。今日の研究授業では,単に「計算ができるようになる。」という学習ではなく,これまで学習した方法ではない新しいひき算の方法をみんなで考えよう!という難題です。これまでのひき算は,12-3=という場合は,直接引けないことから、12を10と2に分け,考えやすい10ー3=7を計算して後に,分けておいた2をたして,7+2=9という具合に計算してきました。(10の合成・分解は基本中の基本で,1年生はみんな簡単に計算できるからです。)
今日は,同じ問題でも12個のケーキ,「10個は箱に入っていてバラが2個」です。「3個いただくとしたら,みんなはケーキをどんな風に食べるの?」という身近な生活場面から問題を作り出し,その食べ方から新しい計算方法を導く学習をしました。当然ことながら,普段の生活では,バラの2個をまずいただき,その後箱から1個いただき食べます。つまり,食べる3個を2個と1個に分け,まずはじめに2を引き(12-2=10)バラの分をなくします。その後にもう1引く(10-1=9)計算方法です。
頭をかしげながらもよ~く考え,この方法をみんなで導き出しました。(なかなか難しい勉強をしているでしょう。1年生でも・・・・)今日勉強したばかりですから,まだまだ自由に使いこなせるまでには至っていません。習熟するのはこれからです。
家庭学習やこれからの冬休みの時など,お子さんの勉強の仕方をそ~っとのぞいてみてください。お子さんの成長を実感できると思いますよ。
大健闘!二題 鹿折っ子 輝く。
26日(土)に,気仙沼小学校校庭を会場に『市立小学校交流サッカー大会』が開催されました。本校からは,5年生中心の有志でチームを組み参加しました。これまでPTAの作並さんをコーチに迎え,日没の早い中ではありましたが練習を重ね大会にのぞみました。予選リーグでは,津谷小学校と松岩小学校と対戦しました。6年生主体の相手チームに,果敢に挑み互角に試合をしましたが,善戦及ばず,予選リーグを勝ち進むことができず,惜敗しました。
試合後,作並コーチから力を尽くし善戦したことをほめていただき,『来年こそは,一勝を・・・!』と誓い合いました。勝利をあげることはできませんでしたが,鹿折っ子らしいさわやかな試合ぶりが光っていました。
コーチをして下さった作並さん,寒い中応援に駆けつけ,精一杯の声援して下さった保護者のみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
先日の『第8回ESDサイエンス・カフェin気仙沼』での研究発表を,朝会の時間を利用して,当日参加しなかった全校に向けて発表してもらいました。同じ学校のお友だちが,こんなにもすばらしい着眼と地道な調査や制作をし,研究としてまとめた成果を聞き,みんな驚いていました。あらためて普段の生活の中から『疑問の目』をもつことの大切さ,それを解明・解決するために『筋道立てて考え,実践すること』の大切さを2人のお友だちから学ぶことができました。
最後に「来年は挑戦してみた人は・・・?」と問うたところ,1~3年生の手が一斉に上がりました。(4~6年生の手はあまり上がりませんでしたが・・・・)すばらしいです。来年を期待したいと思います。
非常時の『心のスイッチ』 正しい判断と素早い行動
「防災ずきんをかぶり,ハンカチで鼻と口を覆いながら,無言で素早く避難。」今日の火災想定の避難訓練の様子です。とてもりっぱな避難の仕方だったと,消防署の方々にほめていただきました。
例年にないほど冬の到来が,今年は早いです。すでに各御家庭では,ストーブなどの火気を使用していると思います。これから心配されるのが,火気の不適切な使用や火遊びによる火事です。今日の避難訓練を頭と心に刻みこんで,火の用心に心掛けてほしいです。
とてもりっぱな避難訓練をほめていただきましたが,消防署の方々も心配されているのが,『大人不在時,子どもだけの時』の対応の仕方です。消防署の方から,先日の大地震と津波警報への対応はどうであったか・・・・を例に,『人は,緊急時でも自分は大丈夫。この程度の地震なら大丈夫。』と,勝手に安全だと決め込んでしまう『心のスイッチ』があるというお話しをいただきました。この『心のスイッチ』が,大きな被害につながる場合があるというのです。決して安全だと決めつけず,正しい判断と素早い避難行動が,たったひとつの命を守ることになります。今日のいただいた大切なお話をしっかりと心にとどめ,いざという時に素早く避難してほしいです。
しかし,最も大切なことは,火事を出さないこと。決して火遊びなどしないように,心に誓って下さい。
地震被害はありませんでしたか?~授業に集中~
22日早朝の地震と「津波警報」には,一瞬ヒヤリとさせられました。各御家庭におきましては,被害等はございませんでしたか?市教委より『臨時休校』の措置指示があり,午前中は,対応に振り回されましたが,午後『津波注意報解除』の報が出され,職員全員で手分けをして学区内の主に通学路の安全点検をしました。特に問題が見つからず,ホッと一安心しました。
元気に登校した児童でしたが,今日はこの冬一番の寒さ。業間『たてわり活動』も会場を体育館に移して『長縄跳び』を楽しみました。跳んでいる様子を見ると,みんな大分上手になってきました。間をおかずに次から次へと跳んでいました。
教室では,2年生が図工で新しい表現技法に挑戦していました。石けん水に絵の具を入れて,『色石けん水』をつくります。それをシャボン玉のように紙の上に泡にし,その色と形を定着させるのです。何とも不思議な『シャボン玉』の絵です。今日は『試し』の学習でしたが,できた色や形から,「○○に似てるな。○○みたいだぞ。」と思いを広げて,作品として仕上げていくようです。さ~て,2年生は,『シャボン玉』が偶然に描いた模様を何に見立てて,絵に仕上げるでしょう。とても楽しみです。
自ら『学び』を求めて サイエンスカフェ&高判形登山
19日(土)と20日(日)に,2つの大きな『学び』の機会がありました。一つ目は,19日(土)の『サイエンスカフェin気仙沼』です。日ごろ疑問に思っていることやいつか挑戦しようと思っていたことを,夏休みを利用して『自由研究』として取り組んだものの中で,特に優れている作品の発表会でした。本校から2名のお友だちが『気仙沼科学教育協会長賞』『気仙沼教育委員会教育長賞』に選ばれ,先日の仙台での発表に続いて,今回も大学の先生や市内の学校の先生方,お父さん・お母さん・家族の方々,市内小中学校の児童生徒のみなさん,100名を超す参加者の前での発表でした。二人とも,とても堂々と発表しました。
小学校では,担任の先生方に出された宿題を家庭学習として取り組むことが多いですが,本来あるべき『学び』の姿は,自分から求めること,求めるものだと思います。そのひとつの完成した姿が2人の発表によく現れていました。2人の発表を聞いて,普段から「なぜだろう?」「どうしてかなあ?」と疑問の心をもって,物事をよく観察すること,その疑問を解き明かすために結果を予想すること,そして,いろいろな方法で調べたり,試したりして疑問を解決すること,最後にそれを,人に分かりやすく説明・発表することの大切さをあらためて知らされた思いがしました。
Tさんは,採取した大昔の石器について,どのような役割があり,どのように使っていたのか等を専門家にたずねたり,本で調べたりして疑問を解き明かしました。最後には,調べた方法が正しいかどうか,大昔の人のように自分で石器をつくってみることも試しています。
Kさんは,公民館行事などに参加して気仙沼にいろいろな名所や旧跡が多くあることに気付くとともに,そのことがあまり広報されていないことから,『小学生記者』になって自分でホームページを開設し,できるだけ多くの人に気仙沼の良さを知ってもらおうとしました。小学生の目で見たものを小学生らしい感覚と文章でまとめています。
ぜひ,今度の朝会で全校に発表を聞いてもらい,『研究型の学び』の大切やおもしろさについて,知ってもらいたいと思います。とてもすばらしい研究でした。
(個人情報保護のために,名前は伏せてあります。また,顔も特定できなようなものを掲載しました。ご理解願います。)
もう一つは,20日(日)の『高判形登山』です。鹿折公民館主催の行事で,校歌に歌われている山に,道なき道を登る活動です。多くのお友だちが参加したようです。学校の勉強でこの高判形について学ぶ機会はありません。校歌に歌われながら,その実際を知らない人がほとんどです。だからこそ,学ぶ価値があるのだと思います。これも,機会を利用して,自分から進んで学ぼうとする『自主的な学び』です。
このように考えてみると,私たちの周りには,たくさんの『学び』のチャンスが転がっているような気がしますね。休日は,ぜひこのような学びの機会をどんどん活用して,自分の学びを広げてほしいと思います。
楽しさ ドッカーン 若草祭り
待ちに待った児童会主催の『若草祭り』。多くの保護者のみなさんや区内の保育所のお友だちを迎えて,盛大に開催されました。いろいろ書かなくても,この笑顔,笑顔,笑顔をご覧下さい。子供たちのこの嬉々とした表情を見れば,今日の祭りがどれほど楽しかったか,伝わることでしょう。
短い準備期間の中,よくもここまで・・・・,また鹿折小の子供たちの底力に感動しました。とても楽しかったです。ありがとう,そしてお疲れ様でした。
学習に集中!さすがです。
『若草まつり』を明日に控え,その準備で慌ただしいのでは・・・・と教室をのぞいてみると,(そんなことは関係な~い!)とばかりに,どの学年も集中して学習に取り組んでいました。特に,先日『中学校見学会』を終えたばかり6年生は,中学生の勉強ぶりに刺激されてか,特に集中していました。
今日の授業は,『比例の性質のまとめ』です。平行四辺形の高さが1/2,1/3・・・に変化すると,面積はどのように変化するかという学習をもとに,そのことが比例関係にある2つの量の間でもいつでも当てはまることを証明して『比例の性質』をまとめる学習です。グループごとの話合いでは,ホワイトボードに結果やまとめを全体発表に備えていました。何とも言えない,ピリッとした緊張感の漂う勉強ぶりでした. 「これなら,中学校へ進んでも大丈夫!」と確信をもちました。
1階廊下には,『市内小中学校図工美術作品展』の入賞作品が展示してあります。どれも『芸術の秋』にふさわしい力作ぞろいです。ちょっとした,『美術館』といったところです。ぜひ,ご来校の際は,足を止めてご鑑賞下さい。
『俳句に挑戦!(第二弾)』を始めました。前回同様に,多くのお友だちの作品を待っています。(『作品作りのヒントカード』も準備しました。お子さんが持ち帰った時は,いっしょに一句ひねってみるのも,『文化の秋』になるのではないでしょうか。
なるほど 市立図書館!(2年,校外学習)
2年生の生活科では,市内の公共施設の学習をしています。その中で,最も身近な『市立図書館の仕事の様子』について見学してきました。市立図書館がいま改築工事の真っ最中なので,足を延ばし,『本吉図書館』を見学してきました。せっかくの遠出なので,公共交通機関であるBRTを使って,見学場所を往復しました。
図書館では,地域の人にたくさん利用していただくための工夫をうかがったり,仕事の実際を見せていただいたりしました。所蔵庫の中まで見せていただき,その本の多さにびっくり。
帰りのBRTでは,ちょうど定期試験だという高校生のお兄さん・お姉さんと乗り合わせました。高校生のみなさんに快く席を譲っていただき,公共交通機関でのマナーの大切さも体験できました。高校生のお兄さん・お姉さん ありがとうございました。今度は,私たちが,お年寄りや身体の不自由な人と出会ったら,進んで席を譲ってあげようと思いました。
中学校生活に夢を馳せ・・・!(6年生)
まだまだ先のことのように思っていましたが,いよいよ6年生では,中学校進学が現実味を帯びてきました。今日午後,『中学校見学会』が行われました。少し緊張気味に小学校を出発した6年生は,みんなで歩いて鹿折中学校に向かいました。
鹿折中学校では,担当の先生から中学校生活について,中学校での学習について,部活動について,説明していただきました。先生のお話が進むごとに,緊張が増してきた様子でした。
その後,先輩たちの熱心な学習の様子を見学させていただきました。国語・数学・理科・社会・英語の授業です。小学校の授業では聞かれない言葉や難しそうな内容に少し不安になりました。中学校の先生もちょっぴり怖そうに見えました。(決してそんなことはないのですが・・・・)
部活動に取り組む先輩たちの様子も見学させていただきました。(「あの部活もいいなあ~。この部活も楽しそうだなあ~。」小声で話して合っているようでした。)
帰校後,感想を聞いてみたところ,「期待が半分,不安が半分!」との回答でした。その通りですね。これから小学校生活5ヶ月間で,6年間のまとめをしっかりして,力強くこの学校巣立っていってほしいです。(本当は,手放したくないのですが・・・・,頼りになる6年生ですから)
業間時間の全校体力つくり活動では,学年ごとに『長縄跳び』をしました。県教委で推奨している『Web縄跳び』に登録し,全県の同学年のお友だちと競おうと計画しているので,『長縄跳び』に熱が入っています。静かなブームになっています。1・2年生もずいぶん上手に跳べるようになりました。
さらに練習を積んで,冬期間の体力つくりと記録への挑戦に頑張ってほしいです。
68年ぶりの大天体ショウ
昨夜の『スーパームーン』,みなさんご覧になりましたか?68年ぶりの大天体ショウなのに,雨や曇りの天気で残念ながら見ることができなたった地域も多くあったようですが,気仙沼では,何とか見ることができました。今朝,児童に声をかけたら,「見た,見た。きれいだったよね。大きかったよね。」という声が多く聞かれました。中には,「不吉なことが起きる前触れなんだってよ・・・!」などと,まことしやかに迷信を語るお子さんもいました。スーパームーンをとおして,親子の会話が弾んだ様子がうかがえ,うれしくなりました。
「68年ぶり」というと,世の中のほとんど人が初めて見たことになります。(私などは,18年後の次回のスーパームーンの時には,この世にいるかどうか・・・・?!)
月の出の夕方4時半頃には,東の霧立山の方から,大きな姿を現しました。何とも神々しいその姿に,思わずため息がこぼれました。
この機会に,天体や宇宙,星々のことに興味をもち,新しい『学び』に結びつくといいですね。なんだかそんな予感がします。将来,天文学者が鹿折小学校から現れたりして・・・・・,そんな期待が膨らんだ『68年ぶりの天体ショウ』でした。
秋本番!児童朝会+生活科(1年)
朝の児童朝会で,『図書委員会』の活動紹介が行われました。図書の数や利用に様子について,楽しくクイズで紹介してくれました。その中で,『多読』のお友だちの中間発表がありました。たくさんのお友だちに図書室が利用されているようです。『多読賞』の最終は,2月に発表する予定です。『読書の秋』これからもたくさん本を読んで,心を豊かにしてほしいです。
1年生は,先日の2年生の『おもちゃ祭り』に刺激されてか,はたまた今週末の『若草祭り』に向けてか,『おもちゃをつくろう!』(生活科)の学習をしていました。『秋さがし』の学習で見つけたマツボックリやドングリの実を『投げる玉』にして思い思いにゲームづくりに夢中です。誘われて私もゲームに参加しました。なかなか手が込んでいて,思うように得点が入りません。1年生なりに難易度に段階をつけて,的をつくっていました。互いにゲームを楽しむ中で,互いの工夫点や良さをいっぱい発見していたようです。夢中になるって,いいですね。ハサミやセロハンテープの使い方や色紙の使い方も上手になってきました。
校舎裏のバーグマン公園では,移設した遊具の設置工事がさかんに行われいました。間もなく自由に遊べるようになると思います。楽しみですね。これでまた,子供たちの『楽しみ』がまたひとつ増えます。完成したら,安全に楽しく遊んで下さい。みんなの笑顔が,寄贈して下さった方々への一番の感謝の気持ちになると思います。
PTA親子防災教室 未来の鹿折を夢見て!
恒例の『PTA親子防災教室』が行われました。復興工事を請け負ってる『清水JV』様の全面協力により、地区全体の復興工事の進捗状況をドローンを使った映像で見せていただきました。(実際にドローンを飛ばしていただきました。)休日などに工事現場近くを歩いていたり,友だちと遊んでいたりした時に,地震など大きな災害が起きたら,蔵底・栄町付近は,安波山方面の高台へ,浪板地区付近なら鹿折中学校の高台へ,そうでない時は,復興公営住宅が『津波避難ビル』になっていることから、外側の非常階段を上まで上って避難することをドローンが撮影した映像をもとにみんなで確認し合いました。それが今日の学習会のねらいの一つ目です。その後,その工事が完成したら,鹿折地区がどのような新しい街に生まれ変わるのか予想映像も見せていただきました。(参加者からは,ウォーーーッと,ため息にもにた大きな歓声が上がりました。)
一日も早く復興工事を完成するための必要条件は,『安全な工事』です。安全工事を支えるのは,もちろん『事故防止』です。そこで,大型の工事車両が抱える「危険」を実際に運転席に乗せていただくことで,体験させてもらいました。それが今日の学習会のねらいの2つめです。運転席からは,見えにくかったり,まったく見えない『死角』があること体験を通して知りました。
最後に,参加した児童は,①作業中に工事車両や工事機械に近づかないこと,②ダンプカーなど工事車両の周りで遊んだり,近づいたりしないこと,③立ち入り禁止の看板や柵があるところに入らないこと の3点を清水JVの方々に約束しました。
小春日和の中,地域を知ったり,未来を見通したり,危険を理解したり・・・・,親子でとても有意義な研修ができました。清水JVの皆さん,今日は,大変お世話様でした。また,学習会を企画・運営してくださったPTA校外生活部の鈴木部長さんはじめ部員の皆様,大変お疲れ様でした。そして,ありがとうございました。
防災タイム&業間縦割り活動&研究授業 やるしか君 満載
毎週木曜日の業前の時間は,『鹿折タイム』として設定し,学年・学級で創意工夫した活動と『防災タイム』を行っています。今日は,『防災タイム』の時間でした。3年生では,県の防災副読本を活用して,「登下校の途中で災害に遭遇したら・・・」という題材で学習していました。『津波てんでんこ』に代表される「まずは自分の命を守ること」の意見が出され,頭をカバンなどで守る,倒れる危険性のある塀や木・電信柱からから離れる,高台へ避難するなど・・・,自分が取るべき行動をしっかりと理解していました。
業間時間には,『縦割りリレー』を行いました。今日のレースも1秒を争う好レースで,大盛り上がりでした。(寒さに震えていたのは,大人ばかりです。子供たちのエネルギーには感心するばかりです。)
昨日の5年生に引き続き,4年生でも研究授業が行われました。今日の学習は『面積』。1㎠の単位面積がいくつ敷き詰められるかを考える学習です。しかも今日は,面積を求める公式が適用できない複合図形の求積です。
グループごとに図形を切ったり,移動させたり,余分な部分を全体から引いたりする様々な方法にチャレンジしていました。グループ活動もとても活発に行われ,その後の全体発表もとても分かりやすい説明の仕方でした。既習の正方形や長方形に形を変換させ,いろいろな解法を求めることができました。なかなか柔軟な頭脳の持ち主の4年生です。4年生の活力を上手に引き出した,見応えのある授業でした。4年生のみなさん,よく頑張りました。
5年生充実の二題:自動車工場見学&研究授業
昨日,5年生は,社会科の学習の一環として『トヨタ自動車宮城大衡工場』と『メグミルク工場』の2箇所の校外学習に行ってきました。貸切バスの交通費の支援があって実現した今回の学習は,地元気仙沼では見ることのできない大規模工場の見学です。メグミルク工場では,完全に衛生管理された設備の中で,人の手を介せずに牛乳が生産される工程を見学しました。また,トヨタ自動車工場は,工場の中をバス移動する程の工場の広さに度肝を抜かれました。(工場敷地の広さは,コボスタ22個分の広さだそうです。)
教科書や資料集等の写真資料では見ていたものの,本物の迫力に『百聞は一見にしかず』を体感しました。これが世界に誇る日本の工業のすばらしさをしっかりと学習してきました。(昨日は帰りが遅かったので,お伝えするのが一日遅くなってしまいました。)
5時間目に5年生で算数科の授業研究会がありました。平均をもとに全体量を求める学習です。平均の意味を学習した5年生が,グループの話合いをとおして,全体量を探る内容で,事前に今日の学習問題を家庭学習で考えてきて,グループでの話合いを充実させる学習スタイルへの挑戦です。昨日の校外学習の疲れも見せず,自分なりの考えをもって授業に臨んだ5年生は,活発に話し合い,問題を解決していました。グループ内の話合いでは,たくさんの考えが出されていましたし,学習のまとめから適用問題まで余裕をもって進めていました。今日の授業では,家庭学習を全員が確実に行ってくることが前提です。全員が自分なりの考えをしっかりもって,臨んでいたことに,5年生の『学ぼうとする意欲と望ましい習慣』にとても感心しました。これからも,単元の内容によっては,他の学年でもどんどん取り入れ行きたい学習スタイルの提案となりました。これからもさらに頑張ってほしいです。頼もしい5年生の学習ぶりでした。
おもちゃ祭りへようこそ(1・2年合同生活科)
5時間目,ご招待を受けて2階2年生教室へ行ってみると,そこは,大歓声の渦。2年生が生活科の学習でつくったいろいろな手作りおもちゃでお店を開き,1年生を迎えての『おもちゃ祭り』の真っ最中。
2年生は,アイディアマンぞろいです。定番のゼムクリップを使った『魚釣りコーナー』をはじめ,紙コップの『けん玉』,紙皿に切れ目を入れて輪ゴムで飛ばす『クルクルUFO』,輪ゴムが縮む力を利用した『ピョンピョンガエル』,電池を車(ローラー)代わりに利用した『コロコロコロン』,圧巻は,新聞紙で紙風船をつくり,それを使った『テニス』と様々・・・。1年生は,学習カードを片手に,あっちのお店に・・・,こっちのお店に・・・と,駆け回っています。高得点をあげて『金メダル』までもらったお友だちも・・・・。さらには,作り方を教えてもらい,いっしょに工作したり・・・・,とても楽しい活動ぶりです。
本当に子どもは『遊びの天才』です。思いっきり遊ぶ中で工夫が生まれます。知恵を働かせて,楽しさ・おもしろさを増大させます。それこそが,生きてはたらく『学びの姿』なのだと痛感しました。
今日,楽しく遊んだ1年生の心には,今日のことが思い出としてしっかりと刻まれ,来年は,自分たちが新しい1年生を招待して楽しさを伝えていくのでしょう。とてもすばらしい『学びの連鎖』だと感心しました。いっしょに遊びながら,満足げな笑顔と歓声が,私の心にも刻まれました。
2年生のお兄さん・お姉さん お疲れ様でした。ありがとう。
2学期もあと2ヶ月 これからが頑張りどころ!
5日(土)夜の『BSーTBS 校歌を訪ねて』の放送をご覧いただきましたか?(以前にこの『鹿折小情報通』でお知らせしただけでしたから,見忘れた方もいたかもしれません。) 今朝の朝会で、児童にたずねたところ、約半数の児童が見たようでした。
明るく元気に校歌を歌う子供たちが,とてもさわやかでした。どのお子さんも精一杯『日々に新たに また日々に』と,未来に向かって校歌を歌っていました。
放送の中では,将来の夢について,何人かがインタビューされていました。それぞれに,パティシエ,習字の先生,おまわりさん,そして,お医者さんになりたいと,具体的に夢を描いていました。夢実現のために,『今』の勉強を一生懸命頑張ることが,大切です・・・・と,話しました。
そんな児童の頑張りに今朝はたくさんの賞状を伝達することができました。宮城県知事賞をいただいたお子さんもいます。
授業をのぞくと,5年生では,ジュースをコップに注いで,『平均』の学習をしていました。『平均』という考え方をより明確にイメージさせるためです。何気ない工夫ですが,このことによって『平均』という考え方をしっかりと理解し,今度はそれを頭の中で操作できるようになるのです。
みんな頑張っていますね。長いと思っていた2学期も,あれよあれよいう間に11月に突入し,あと2ヶ月となりました。今月末には,『若草祭り』を控えていますが,勉強もこれからが頑張りどころです。
魚市場見学 並ぶメカジキに言葉失う5年生
先日の『水産加工工場見学』に引き続いて,今日は,『魚市場見学』に行ってきた5年生。『鹿折の宝もの』を探す学習の一環として,気仙沼市の中心産業『水産業』の中枢である魚市場の見学は,衝撃だったようです。ちょうど水揚げされたばかりのメカジキが市場一面にズラ~リと並べられていました。食用だったり,加工されたり,お土産品になったり・・・と,用途は多様なようです。係の方の説明を聞きながら,震災から復興を遂げた基幹産業である水産業の「今」を見聞してきました。
将来,水産業に携わる5年生もいるかもしれません。教室では学ぶことtができない『本物』に触れ,5年生の『学び』は深まったようです。
雨をも晴らす 校内マラソン大会
何という奇跡でしょうか,大会終了を待っていたかのように,お昼過ぎから雨が降り出しました。今年の学校行事は,全て天候に恵まれました。(鹿折っ子たちは,間違いなく何かを持っていますネ。)
寒い中にもかかわらず多くの保護者の方々の応援を得ながら,『校内マラソン大会』を開催できました。応援ありがtごうございます。寒さにも負けず,力走,力走の大会となりました。開会式では,「友達とのレース(戦い)と同時に,長い距離を走ることによる自分との戦い。苦しさに負けず,それにに打ち勝ちます・・!」との6年生による力強い選手宣誓。まさにその通りのレース展開となりました。入賞できたお子さんも,そこに至らなかったお子さんも,全員『自己最高タイム』を出すことができました。寒さを吹き飛ばす熱気あふれる『校内マラソン大会』となりました。またひとつ,鹿折っ子たちは,大きな成長を遂げました。
子どもたちの熱気に負けないほどの熱~いご声援大変ありがとうございました。
鹿折小をもっといい学校に・・・!委員会活動活発!
6時間目の『委員会活動』をのぞいてみました。環境委員会は,季節の廊下掲示をとおして学習環境づくりに,図書委員会は,今度行われる図書委員会が主催する児童集会の計画を,保健委員会は,少しマンネリ化してきた清潔検査を見直そうと,JRC委員会は,『ニコニコポスト』に投函された全校からの『ありがとう』の投稿の集計を,計画委員会は,11月に行われる『若草祭り』の計画づくりを・・・・・,それぞれに進めていました。
鹿折小学校は,勉強だけでなく,スポーツだけでもなく,学校をもっともっといい学校にしようと『自治活動』も活発です。いろいろな場面から課題(問題)を発見し,それを何とかよい方に解決しようと話し合い,そして,行動に・・・,どの委員会も本当にすばらしいです。6年生のリーダーシップも頼もしいです。
さて,明日は『校内マラソン大会』。これまでの学校行事は,晴天続きでしたが,明日の天候は少し心配です。雨が・・・の予報も出ているようです。先週から一気に気温も下がり,体調を崩しがちのお子さんもいるようですので,大会運営には細心の注意を払いたいと考えています。明日は,勉強の用意とマラソン大会の用意と両方の準備をお願いしたいと思います。天候によっては,無理せずに,延期の判断もしたいと考えていますので,御理解下さい。暖かな絶好のコンディションの中で,大会を迎えたいものです。
モンスターゴールドに思いを馳せ・・・!(6年・総合)
マルコポーロが活躍した時代,日本は,『ジパング』(黄金の島)として,ヨーロッパの国々に紹介されました。その中心は,何といっても平安時代末期の『平泉の藤原氏・黄金文化』です。平泉が世界文化遺産に登録されたことによって『藤原氏・黄金文化』は,一層脚光を浴びるようになりました。気仙沼に住む人なら誰でも知っているように,その藤原氏の黄金文化を支えたのが『鹿折白山の金山』です。モンスターゴールド(現在は,実際の1/6に分割されている。)が,37年ぶりに里帰りする計画も持ち上がっています。しかし,身近にこのような『宝もの』(学習の素材)があるのに,その実際をくわしく知る人は,あまりいないというのも事実です。
そんな実態から,鹿折金山と藤原黄金文化の関係を学習に取り入れようとしているのが,6年生の総合的な学習です。
今日は,鉱山跡地と金山資料館の見学をしてきました。金山資料館長さんと鹿折公民館長さんを講師に,山に分け入って体験見学してきました。これから,歴史をさかのぼり,6年生の学習が進んでいきます。社会科の歴史学習と連携しながら,いろいろ深く学習できるのではないかと,期待しています。
文化の秋 スポーツの秋 芸術の秋 いっぱい!
「どれどれ…,ぼくのは?私のは?」と,集まって見ています。
秀作を紹介します。
秋の空 モクモク雲が 笑ってる (1年生)
トンボさん まんまるメガネが お似合いよ(2年生)
ススキがね こっちに来てと 呼びかける(4年生)
遊ぶ子を 見守りながら 散るもみじ(5年生)
他にもたくさんの投稿がありました。ご来校の際,ちょっとのぞいてみて下さい。
すっかり葉を落とし,枝だけになった校地内のサクラの木を題材に,4年生が写生しています。水彩絵の具の特長をうまく生かして,木肌の色の微妙なちがいを上手に表現しています。葉は無くても,花を咲かせる春を夢見て、これから厳しい冬に向かうサクラの秘めた生命力を色と形で表現しています。これも完成が楽しみです。
高学年の廊下には,何やら難しいグラフが全員分掲示されています。これは,来る「校内マラソン大会」で、自己目標を設定したり,それにより近づけたりするために、練習のタイムを累積記録しているもののようです。「〇周目のこの辺が、頑張りどころだ~!」と、自分を励ますメッセージやペース配分の計画している人もいます。さすが高学年,マラソンを科学的に分析し,成果を上げようと努力しています。
校舎裏の「バーグマン公園」には,復興マート跡地から遊具を移設する工事が始まりました。公園での遊びの幅が,またグーンと広がります。楽しみです。
今日は,『文化の秋,スポーツの秋,芸術の秋』満載の一日でした。
就学時健康診断 元気っ子が集合しました。
26日(水)午後から、来年4月入学予定のお子さんたちの『就学時健康診断』が,本校・新城小・月立小の3校合同(65名)で行われました。お母さんやおばあさんに、中にはお父さんに手を引かれ,「ここが,小学校かぁ~?!」と、興味津々に集まってきました。小学校への興味の方が強い様子で,お医者さんの健診を怖がったり,嫌がったりするお子さんはいませんでした。それ程,小学校に入学するということは,小さな子供たちにとっても,期待と希望の象徴なのだなあとあらためて感じました。そのように期待と希望に胸を大きく膨らませて入学する子供たちにとって,「通いたくなる学校,楽しい学校」,親御さん方にとっては,「通わせたくなる学校」となるような学校経営をしなければなりません。かわいい子供たちを見て,そんな気持ちをあらためて気持ちを強くもちました。
「鹿折小学校は,いい学校だよ~!楽しい学校だよ~!,お兄ちゃん・お姉ちゃんはみんな優しいよ~!」思わず,そんな声をかけたくなりました。
文化の香り いや高し!俳句に挑戦
学芸会での熱演,そして,今はマラソン大会に向けての熱のこもった練習・・・と,鹿折小学校は,まさに『みのりの秋・充実の秋』を迎えています。さらなる頑張りを期待して,24日(月)の朝会で,『俳句』について話しました。
日本の歴史の中で育まれてきた『七・五調(五・七調)』の言葉のリズムと日本独特の十七文字の短い詩文化。
知らずに歌っていた校歌の『朝は呼んでる たんぼ道 かもめの群れが 舞っている。』の歌詞も,ちゃんと『七・五調』のリズムになっていることに驚いていました。
日本文化に触れるチャンスと思い,季節を表す『季語』を付けて俳句を作ってみよう・・・!と,呼びかけました。
すると,校長室前の投稿箱に,たくさんの俳句の投稿がありました。(打てば響く子供たちです。とてもうれしくなりました。)
掲示してみんなに紹介したいと思っています。TV番組の「プレバト」ではありませんが,これをきっかけに,俳句や短歌など,日本語の美しさや表現の奥深さに気付き,大切にする心を育てていきたいと思います。
気仙沼キッズ北海道体験学習2016 吹奏楽演奏
夏に行われた『気仙沼キッズ北海道体験学習2016』の支援をして下さった苫小牧市の支援者の代表の方が,記録集のリーフレットとポスターを持って来て下さいました。それを見るとみんな楽しそうに活動しています。もう5回目になるそうです。本当にありがたい支援に,感謝の気持ちでいっぱいです。今年,本校から5名が参加しました。
今日は,札幌の大学生の方々も一緒に来校され,吹奏楽のアンサンブル・ミニコンサートも開いて下さいました。トロンボーン,ホルン,バリトンサックス,テナーサックス,アルトサックスの5種類の楽器が奏でる演奏にしばしウットリ・・・・。楽器の説明もしていただきましたし,楽器にも触らせていただきました。
最後には,「アンコール!アンコール!」の拍手も飛び出し,大盛り上がりとなりました。午前中には,陸前高田市を訪問されたそうです。明日はまた,市内の他の学校を訪問されるとか・・・・,震災から5年半経過してもなお,気仙沼の私たちにあたたかい気持ちを向けていただいていることに,改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
校内マラソン大会もいよいよ近づいてきました。鹿折川の護岸工事に伴う交通量の大きな変化から,一般道コースは危険と判断しました。校庭の周回コースでの実施になり,例年のような盛り上がりに欠ける面があるかもしれません。『児童の安全』が最優先されなければなりません。御理解と御協力をよろしくお願いします。
児童は,連日,大会に向けての練習に熱が入っています。普段なかなか走ることがない長い道のりを走るだけに,体力と同時に気力の充実も必要です。弱音を吐かずに,全員完走を目指して頑張っています。大会当日は,応援をよろしくお願いします。
鹿折中学校文化祭 頼もしい先輩たちに感動!
23日(日)に鹿折中学校の文化祭を見てきました。テーマは,『百花繚乱』。一人一人の生徒がそれぞれの持ち味を生かしながら,それぞれの存在を示し,もてる力を存分に発揮するように・・・,そんな願いがテーマになっていました。
少年の主張,弁論発表,英語暗唱,どれも学校代表だけあって,主張の論の組み立ても,表現力も,聴く者を引きつける力に満ちていました。中でも,『サクラ学習』(総合的な学習の時間)の各学年の発表は,さすが中学生と思わせる内容と説得力がありました。途中に寸劇なども取り入れながら,見る人・聞く人に分かってもらおうとする工夫がなされていました。誰も恥ずかしがらずに,精一杯演技している姿が,とてもさわやかでした。
そんな先輩たちがいる鹿折中学校へ進み,学べる本校の子供たちは,幸せだなあ~と,つくずく感じました。
STOP!いじめ 人権教育出前授業(5年)
連日のように新聞やテレビで報道される『いじめ問題』。若くして自らの命を絶つ事案報道があるたびに,心が痛みます。そのような悲しいことが起きないように,起こさないようにとの願いから,仙台法務局気仙沼支局の協力をいただき,人権擁護委員の方々をお迎えしての『人権教育出前授業』を5年生で行いました。もちろんテーマは,『いじめなくそう!』です。
はじめに,具体的な生活場面の絵をもとに,いじめにはいろいろな形態があることを確認し合いました。『無視』『からかい』『いたずら』・・・すべて『いじめ』の始まりです。講師の先生の指導で,① もし自分がいじめにあったら・・・・?
② 友だちがいじめられているのを見たら(見つけたら)・・・・?
2つの問いに,一人一人が自分の考えを書き,それを「行動化」を目指して全体でまとめていきました。5年生が見いだした行動目標は,とても具体的で,核心を突いたものばかりです。
私が心打たれたのは,講師の先生の「今までにいじめられたことがある人・・・?」「友だちがいじめられているのを見たことがある人・・・?」「友だちをいじめたことがある人・・・?」の問いに隠すことなく,正直に答えていたことです。つまり,自分の心の中にある『闇』の存在をしっかりと自覚し,それを良心という心の鏡に映し出して,客観的に理解していると言うことです。ですから,5年生が,授業のまとめで見つけ出した答えは,決して『建前だけのお利口さんの答え』にはなっていないのです。
授業後に,講師の先生方もそのことに触れられていました。「とても素直で,いい子どもたちですね・・・・。」と。心がホンワカあたたかくなる週末のひとときでした。
BSーTBS『校歌を訪ねて』の取材を受けました!
BSーTBSの『校歌を訪ねて』という5分間番組の取材を受けました。全校で元気に校歌を歌っている様子や校舎の外観,校庭で元気に遊んでいる様子,真剣に授業を受けている様子,インタビューなどを取材していただきました。加えて,鹿折小学校のOBやOGの方々にも多数集まっていただき,なつかしく校歌を歌う様子も収録していただきました。(5分間の番組といえども,その何倍も何十倍も取材したり,収録したりして,そこから編集する大変さも垣間見ることができました。)
あらためて,本校の校歌の歌詞を読み返してみると,大震災で致命的な大被害を受けながら,今,地域の復興を目指して頑張っている『鹿折』をそのまま言い当てているような歌詞があることに感動しています。
日々に新たに,また日々に,新たに学ぶ 鹿折校
明るいであろう,きっと明るいはずの『未来』に向かって,力強く頑張れ!と後押ししているような『鹿折地区の応援歌』にも思えてきます。それを明るく元気に歌う子供たちに幸多かれ・・・!と願わずにはいられません。私たちは,ふんどしを締め直し,子供たちのためにさらに教育活動充実を目指します。
今日収録した番組の放送日と放送時間は,11月5日(土),夜8時54分から,BS-TBSで放送予定です。どうぞご覧下さい。
あの日の感動再び・・・!市内音楽祭で熱唱
19日,4年生が学校を代表して,市内音楽祭に出演しました。(私事ですが,37年間教員生活で初めて『市内音楽祭』を聴く機会の恵まれました。)
どの学校でも,それぞれの学校を代表するだけあって,どの演奏も歌もきれいで,さわやかで,迫力があって,聴く人を魅了する高い完成度でした。
私などは,1000人を超す人が入場できる広いホールのステージに立つというだけで,心臓がいつもの何倍も何十倍にもその鼓動を強くするようにさえ感じます。さて,我が校の4年生は・・・?実に堂々としていました。(「緊張した~ぁ!」とはいうものの,全くそれを感じさせない様子でした。)何といってもすばらしかったのは,いつも何倍も輝いていた『笑顔』です。歌のうまさに,さわやかな笑顔が加わり,最高にステージとなりました。
『歌の広がる学校』を目指して,これからは4年生がリーダーとなって,さわやかな歌声と笑顔の和を広げていってほしいです。
4年生の皆さん,よく頑張りました。ありがとう。
5年総合『鹿折の宝もの~つながろう 豊かな海と~
学芸会の興奮がまだまださめやらない中,5年生は,総合的な学習で地域の復興のシンボルである『水産加工工場』の見学に行ってきました。水産都市である気仙沼市の人口の約7~8割の人が何らかの形で『水産業』に関わって生活しています。ですから,水産業の復活が,気仙沼市の復興に直結しているといっても過言ではありません。復興しつつある水産業の諸施設やそこで働く人々の様子を見学することで,復興の先にある『気仙沼の未来』を見通してみようとする学習です。
5年生の目には,『気仙沼の未来』が明るいものに見えたのでしょうか?そうでないものに見えたのでしょうか?
5年生の学習は,これから『水産業から海そのものへ,そして,海と森林との関係へ・・・・・』とつながり発展していきます。その過程で,5年生は,何を『鹿折の宝もの』として見つけ出すのでしょう。『モチモチの木』の名演を披露した5年生の今後の学習を期待したいと思います。
ブロードウェイ,劇団四季にも負けない 鹿折っ子の熱演!
本日の演技は,どの学年もすばらしいものばかりでした。それぞれの学年の特色がよく生かされ,熱演につながっていました。
なかでも,6年生の劇『ああ無情』は,圧巻でした。ジャン・バルジャンの揺れ動く心の迷いを、細やかに表現していました。貧しい人を救おうと『悪心』と『良心』のはざまで迷い,つい悪に手を染めてしまうジャン。そして,良心の呵責に苦しむジャン。
子供たちは,この劇を通して,自分たちの心の中にも『悪と善』の存在していることを自覚し,つい『悪』を選択してしまう心の弱さも知り,それでも『善』を求めようとする人としての強い生き方について考えることができたのではないでしょうか。そんな『学び』を経験できるのが,『学芸会』なのだと思います。
素直に,のびのびとえんぎする子供たちの姿に、私たち大人も自分の日々の生き方について振り返るチャンスをもらったような気がします。
みんなよく頑張りました。そして,みんなありがとう!
「さやま」からのお客さん 児童との交流ににっこり!
大震災直後からあたたかい支援をいただいている「さやま」から20数名の被災地視察のお客さんが来校されました。東京方面への修学旅行支援をはじめ,この5年半の間,たくさんの支援をいただきました。今は,「第1回鹿折さやま祭りの開催」や「さやま茶畑」での交流を続けています。
初めて気仙沼を訪問される方も多くいらっしゃいました。『震災の語り部』のお話には,ハンカチで目を覆いながら聞き入っていました。「震災でかけがえのない大切なものをたくさん失った。しかし,震災後に顔も名前も知らない多くの方々から支援をいただき,新しい「縁」(えにし・つながり)を得ることができた。今は,それを大切に,それに励まされ,未来に向かって頑張っている。下を向いてばかりいられない。」心にズシリと染み入るお話でした。
明日に学芸会(一般公開)を控えていることから,十分な交流活動を準備できませんでしたが,6年代表の歓迎のあいさつ,4年生の合唱(学芸会と市内音楽祭で披露する演目)でお迎えしました。
「さやま」の方々は,えらく恐縮し,喜んでおられました。交流が全校で行えなかったことは残念でしたが,中身のギューッと詰まった充実した交流ができたように思います。自分のお兄さん・お姉さんの交流を話題に感謝のあいさつした6年生の姿も,さわやかに歌声を披露した4年生の姿も,『復興の象徴』として,「さやま」に広がって行くことでしょう。秋の涼風のように・・・・・。遠いところ,ご来校ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
学芸会(児童公開)
「最近の学校HPは,学芸会ばかりで・・・・?!」そんな声が聞こえてきそうですが,今日も・・・・。
児童公開を行いました。日曜日に来られない保護者の方でしょうか,それとも児童公開・一般公開の2回とも観たい保護者の方でしょうか,何名かの保護者の方々も参観されていました。
児童にとっては,昨日までの練習とは全く異なる「緊張」の中の公演でした。児童の一生懸命な演技,それを引き出し伸ばそうとする鹿折小の先生方の熱意・・・・,すべてが熱いうねりとなって体育館に満ちあふれていました。
人の成長は,いつも一定でまっすぐではありません。スピードも成長の幅も変化に富んでいます。(言い換えれば,そうだからこそ面白いのだと思います。)学校におけるいろいろな行事は,子供の成長に変化を与える「起爆剤」であるといってもよいでしょう。ですから,担任の先生方は,それに打ち込むのです。
先生方の行事にかける熱い思いとそれに応えようとする子供たちの迫真の演技・・・・。それが,今度の学芸会で爆発します。御期待下さい。
ようこそ 『共に歩む会 さやま』からお客さんが・・・!
震災以来,ずーっと続けて支援をして下さった「さやま」の方々が,15日(土)に「一度被災地を見てみたい。復興の様子を確かめたい。」と,20数名の団体で気仙沼を訪問することになりました。途中,修学旅行の支援や交流活動を続けてきた鹿折小学校も訪問してみたいと立ち寄って下さいます。
あいにく,学芸会の前日なので『お礼と交流活動』なども計画したいところですが,それも叶いません。内海先生がそれを察し,これまでの交流の様子を写真で掲示してくれました。当日は,4年生の合唱を聴いていただこうと計画しています。
学芸会のテーマは,『笑顔はじける学芸会』 各学年とも,練習は最終段階です。昼休み見時間には,会場の最終点検が行われ,5・6年生がお掃除に取り組んでいました。自分たちの演技練習ばかりでなく,見えない所で準備や係活動で活躍する高学年の児童の活躍にも,ぜひ目を配っていただきたいと思います。
当日は,全校で,各学年で「どんな笑顔がはじけるのか・・・・?」とても楽しみです。ご来場をお待ちしています。
いよいよ大詰め 学芸会!公開に期待高まる!
先人はよく考えたものです。学校教育において『学芸会』という行事は,なくてはならないとても大切な行事であると私は思います。なぜなら,芸人や俳優(女優)を目指す人以外は,一生のうちで何かに扮して芝居をするという経験は,『学芸会』の他にありません。つまり,人の一生で1回か2回かしか経験ができない貴重な『場』であるということです。
自分以外の誰かに扮して演技することで,その登場人物の心を客観的に観察することができます。自ずと日常生活の中でも,知らずに相手(友だち)の心を慮る素地を育てることができると思うのです。その貴重な体験を,今,鹿折っ子たちは,懸命に重ねています。
出張が多く,練習の様子を見ることがなかなかできませんが,6年生の劇『ああ無情』のクライマックス場面の練習を見ました。『NOマイク』でのセリフ,照明効果も自分たちで分担,セリフのない人の演技こそがポイント・・・・,いろいろな工夫を感じました。担任も『俳優』になり,大きな声でセリフを言い,身振り・手振りで自ら演技をして見せながら・・・・・,それはそれは,熱のこもった指導風景・練習風景でした。6年生から,熱~いエネルギーのほとばしりが伝わってきました。
響け!みんなの歌声 優しい未来に向かって
朝,体育館中に,全校のきれいで優しい歌声が響きました。今日は,業前の時間を使って,学芸会の全校合唱の練習をしました。鹿折小学校のみんなと出会った4月にも衝撃を感じましたが,今朝も『全校合唱の上手さ,歌うことを心から楽しむひたむきな取組の姿勢』に大感動!
ややもすると,大人数に隠れて積極的に歌わなかったり,声が小さくなったり,友だちとふざけ合ったり……と,そんな姿も見受けられるものです。けれども,鹿折小学校にそれが全くありません。それだけでもすばらしいのに,歌声は『頭声的発声』で,きれいに澄んでいます。(子供たちの心がそのまま声に乗り移っているようです。)
体育の日を含めた三連休のあとは,一週間後に『学芸会』当日を迎えます。どの学年も練習に熱が入っています。今年も,熱演が期待されます。保護者の皆さんには,どうぞご自分のお子さんの演技ばかりでなく,他の学年の演技もじっくりとご鑑賞いただきたいと思います。お待ちしております。
ハァー高くそびゆる あの高判形ョ~ 『白山小唄』華麗に響く
ハァー高くそびゆる あの高判形ョ~
峰の小松は ヨイトサノセ 峰の小松は 我が心
白山住みよい 心地よい
『白山小唄』の一節です。
今年度から,総合的な学習の時間の内容を一新し,『鹿折の宝もの』に焦点を当てた活動を,これまでの防災学習に加えることにしました。その一環として,3年生では,講師を招いて『白山小唄』の踊りの活動をしました。白山小学校では,学校統合前,毎年運動会で地域の皆さんとともに,全校で踊っていたのだそうです。歌詞に込められた人々の思いや踊りの振りを学ぶことをとおして,鹿折の歴史・伝統・文化の一端に触れようとするのが活動のねらいです。講師の先生の手ほどきで,少しぎこちない中でも,踊りを楽しみ,マスターしました。
ふるさとには,人々が長く受け継いできたたくさんの歴史や文化が『宝もの』として残っています。それらを学習することによって,『鹿折のよさ』を再発見でき,ふるさとを愛する心を育てていけるのではないかと考えます。
3年生は,この『学び』をどのように生かしていくのか,これからが楽しみです。こう御期待といったところでしょうか。
猛烈な勢いの台風18号が,今夜から明日朝にかけて,東北地方を横断する予報が出されています。各ご家庭におきまして,くれぐれも被害に遭われませんように,十分に予防対策をお取り下さい。明日朝の対応につきましては,今夕,緊急メール等でお知らせいたします。さらに,明日朝の児童の登校につきましても,各ご家庭ごとにご配慮をいただきますようお願い申し上げます。
スポーツの秋 マラソン練習もスタート!
鹿折地区市民運動会の大盛会の勢いを受けて,スポーツの秋,マラソン大会に向けての練習もスタートしました。学芸会の練習も同時に進められているので,マラソンは,業間時間での体力づくりの一環として,スタートさせました。子供とは不思議なもので,校庭にマラソン用のトラック線を引いただけで,一人,二人,・・・十人,二十人とその数を増しながら,マラソンの練習を始めるのです。
今日は,そのスタートとして,業間時間に運動委員会のリーダーが準備運動のお世話をした後,トラック線にそって歩くことからはじめ,後はBGM一曲分,約3分間のランニングです。
本校のマラソン大会は,長い伝統があり,校外のコースで大会が行われます。走距離は,低学年約1.5km,中学年約2km,高学年約2.5kmと,ハードコースです。大会までの1ヶ月間に,コースを走りきれる体力と気力をじっくりと,自分の力に合わせて鍛えていく仕組みです。
昨今,学区内の復興工事が危険だということで,自家用車による送迎も日常化しています。しかし,いざという時は,安全な高台まで走って避難しなければなりません。防災・減災の視点からも,マラソンの体力と気力は,自分の命を守ることにもつながります。
『無理』や『無茶』をする必要はありません。じっくりと練習に取り組み,体力づくりに努めてほしいです。
学芸会練習 本格始動!名演を楽しみにしています。
9月28日紹介した1年生の『おむすびころりん』を題材にした絵がいよいよ完成しました。とても面白い作品がズラ~リ!まぬけな顔をして真っ逆さまに穴に落ちていったのは,きっと欲張りじいさんの方なのでしょう。子供なりにお話しをよく理解し,性格や特徴をとらえ,それを絵に変換しています。すばらしい才能です。
2年生でも,台本の読み込みが始まりました。『シン・かさ地蔵』という劇だそうです。本来の『かさ地蔵』のお話が,どのように様変わりしたストーリーになっているのか,今から楽しみです。名演を期待します。
3年生は,算数の授業を大きく2グループに分けて,『少人数指導』です。少人数で指導することにより,学習内容の理解がグーンと促進されます。また,気軽に質問もできます。学級でのいつもの授業より,落ち着いて,しかも柔らかい表情で授業を受けていました。
秋晴れのもと 地区民運動会に鹿折の底力を見た!
快晴,無風の秋晴れのもと,鹿折地区市民運動会が本校校庭で開催されました。震災で一時途絶えましたが,復活して3回目の運動会ということです。グランドを見渡すと,地区表示のテントが並びます。当たり前の市民運動会の光景ですが,その中に『オープンA』『オープンB』『オープンC』と表示されたテントがあります。震災で失われた地区用のテントです。住まいも故郷もなくなったけれど,年に1回の運動会は,「鹿折地区にぜひ参加した~い。」との切なる願いに応えた実行委員会の配慮です。
「おおお~お,元気にしてたかぁ~?!」「元気,元気!」「今年も来たよ。」「待ってたよ。」テント前で交わされていたそんな会話に,胸の奥からなんだか熱いものが込み上げてきました。
鹿折地区の運動会の特徴は,小学生・中学生の種目参加とても多いことです。中学生などは,特に部活のユニフォームを着て,その元気を主張し,運動会を盛り上げてくれました。種目への真剣な取組にも感動しました。
彼らが意識しているかどうかは定かではありませんが,「未来の鹿折地区を担うのは,ぼく達だ。私たちだ。」「ぼく達,私たちから,元気を発信しなければ・・・・・!」そんな心をって参加しているのかもしれません。(そんな心をヒシヒシと感じました。)
今日参加した地区民の方々は,小・中学生の姿から,また新たに『地域復興の底力』を感じ取ったのではないでしょうか。すばらしい地区民運動会でした。
鹿折ボランティアクラブの皆さん 除草奉仕 ありがとうございました。
雨上がりの今日,鹿折ボランティアクラブの11人の皆さんが,子供たちのためにと,校庭周辺の除草奉仕作業をして下さいました。プール脇から希望の丘周辺までです。雨上がりで草は抜きやすいとは言え,腰をかがめたり,しゃがんだりしながらの作業は,大変きついです。それでも,「孫たちがお世話になっているから・・・・。」と,申し出て下さったのです。何袋のもゴミ袋にいっぱいの草を除草していただきました。
鹿折小学校に学ぶ子供たちを支える力が,地域にもたくさんあるのだなあ・・・・と,とてもうれしく思います。このあたたかい心をしっかりと受け止め,さらに教育活動に力を注いでいきたいと思います。鹿折ボランティアクラブの皆さん 大変ありがとうございました。
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