平成28年度

鹿折情報通H28

「さやま」からのお客さん 児童との交流ににっこり!

      
 大震災直後からあたたかい支援をいただいている「さやま」から20数名の被災地視察のお客さんが来校されました。東京方面への修学旅行支援をはじめ,この5年半の間,たくさんの支援をいただきました。今は,「第1回鹿折さやま祭りの開催」や「さやま茶畑」での交流を続けています。
 初めて気仙沼を訪問される方も多くいらっしゃいました。『震災の語り部』のお話には,ハンカチで目を覆いながら聞き入っていました。「震災でかけがえのない大切なものをたくさん失った。しかし,震災後に顔も名前も知らない多くの方々から支援をいただき,新しい「縁」(えにし・つながり)を得ることができた。今は,それを大切に,それに励まされ,未来に向かって頑張っている。下を向いてばかりいられない。」心にズシリと染み入るお話でした。
 明日に学芸会(一般公開)を控えていることから,十分な交流活動を準備できませんでしたが,6年代表の歓迎のあいさつ,4年生の合唱(学芸会と市内音楽祭で披露する演目)でお迎えしました。
 「さやま」の方々は,えらく恐縮し,喜んでおられました。交流が全校で行えなかったことは残念でしたが,中身のギューッと詰まった充実した交流ができたように思います。自分のお兄さん・お姉さんの交流を話題に感謝のあいさつした6年生の姿も,さわやかに歌声を披露した4年生の姿も,『復興の象徴』として,「さやま」に広がって行くことでしょう。秋の涼風のように・・・・・。遠いところ,ご来校ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

学芸会(児童公開)

     
 「最近の学校HPは,学芸会ばかりで・・・・?!」そんな声が聞こえてきそうですが,今日も・・・・。
児童公開を行いました。日曜日に来られない保護者の方でしょうか,それとも児童公開・一般公開の2回とも観たい保護者の方でしょうか,何名かの保護者の方々も参観されていました。
児童にとっては,昨日までの練習とは全く異なる「緊張」の中の公演でした。児童の一生懸命な演技,それを引き出し伸ばそうとする鹿折小の先生方の熱意・・・・,すべてが熱いうねりとなって体育館に満ちあふれていました。
 人の成長は,いつも一定でまっすぐではありません。スピードも成長の幅も変化に富んでいます。(言い換えれば,そうだからこそ面白いのだと思います。)学校におけるいろいろな行事は,子供の成長に変化を与える「起爆剤」であるといってもよいでしょう。ですから,担任の先生方は,それに打ち込むのです。
 先生方の行事にかける熱い思いとそれに応えようとする子供たちの迫真の演技・・・・。それが,今度の学芸会で爆発します。御期待下さい。

ようこそ 『共に歩む会 さやま』からお客さんが・・・!

 
 震災以来,ずーっと続けて支援をして下さった「さやま」の方々が,15日(土)に「一度被災地を見てみたい。復興の様子を確かめたい。」と,20数名の団体で気仙沼を訪問することになりました。途中,修学旅行の支援や交流活動を続けてきた鹿折小学校も訪問してみたいと立ち寄って下さいます。
 あいにく,学芸会の前日なので『お礼と交流活動』なども計画したいところですが,それも叶いません。内海先生がそれを察し,これまでの交流の様子を写真で掲示してくれました。当日は,4年生の合唱を聴いていただこうと計画しています。
  
 学芸会のテーマは,『笑顔はじける学芸会』 各学年とも,練習は最終段階です。昼休み見時間には,会場の最終点検が行われ,5・6年生がお掃除に取り組んでいました。自分たちの演技練習ばかりでなく,見えない所で準備や係活動で活躍する高学年の児童の活躍にも,ぜひ目を配っていただきたいと思います。
 当日は,全校で,各学年で「どんな笑顔がはじけるのか・・・・?」とても楽しみです。ご来場をお待ちしています。

いよいよ大詰め 学芸会!公開に期待高まる!

  
 先人はよく考えたものです。学校教育において『学芸会』という行事は,なくてはならないとても大切な行事であると私は思います。なぜなら,芸人や俳優(女優)を目指す人以外は,一生のうちで何かに扮して芝居をするという経験は,『学芸会』の他にありません。つまり,人の一生で1回か2回かしか経験ができない貴重な『場』であるということです。
 自分以外の誰かに扮して演技することで,その登場人物の心を客観的に観察することができます。自ずと日常生活の中でも,知らずに相手(友だち)の心を慮る素地を育てることができると思うのです。その貴重な体験を,今,鹿折っ子たちは,懸命に重ねています。
 出張が多く,練習の様子を見ることがなかなかできませんが,6年生の劇『ああ無情』のクライマックス場面の練習を見ました。『NOマイク』でのセリフ,照明効果も自分たちで分担,セリフのない人の演技こそがポイント・・・・,いろいろな工夫を感じました。担任も『俳優』になり,大きな声でセリフを言い,身振り・手振りで自ら演技をして見せながら・・・・・,それはそれは,熱のこもった指導風景・練習風景でした。6年生から,熱~いエネルギーのほとばしりが伝わってきました。

響け!みんなの歌声 優しい未来に向かって

   
 朝,体育館中に,全校のきれいで優しい歌声が響きました。今日は,業前の時間を使って,学芸会の全校合唱の練習をしました。鹿折小学校のみんなと出会った4月にも衝撃を感じましたが,今朝も『全校合唱の上手さ,歌うことを心から楽しむひたむきな取組の姿勢』に大感動!
 ややもすると,大人数に隠れて積極的に歌わなかったり,声が小さくなったり,友だちとふざけ合ったり……と,そんな姿も見受けられるものです。けれども,鹿折小学校にそれが全くありません。それだけでもすばらしいのに,歌声は『頭声的発声』で,きれいに澄んでいます。(子供たちの心がそのまま声に乗り移っているようです。)
 体育の日を含めた三連休のあとは,一週間後に『学芸会』当日を迎えます。どの学年も練習に熱が入っています。今年も,熱演が期待されます。保護者の皆さんには,どうぞご自分のお子さんの演技ばかりでなく,他の学年の演技もじっくりとご鑑賞いただきたいと思います。お待ちしております。

ハァー高くそびゆる あの高判形ョ~ 『白山小唄』華麗に響く

  
 ハァー高くそびゆる あの高判形ョ~ 
 峰の小松は ヨイトサノセ 峰の小松は 我が心
 白山住みよい 心地よい
 
 『白山小唄』の一節です。
 今年度から,総合的な学習の時間の内容を一新し,『鹿折の宝もの』に焦点を当てた活動を,これまでの防災学習に加えることにしました。その一環として,3年生では,講師を招いて『白山小唄』の踊りの活動をしました。白山小学校では,学校統合前,毎年運動会で地域の皆さんとともに,全校で踊っていたのだそうです。歌詞に込められた人々の思いや踊りの振りを学ぶことをとおして,鹿折の歴史・伝統・文化の一端に触れようとするのが活動のねらいです。講師の先生の手ほどきで,少しぎこちない中でも,踊りを楽しみ,マスターしました。
 ふるさとには,人々が長く受け継いできたたくさんの歴史や文化が『宝もの』として残っています。それらを学習することによって,『鹿折のよさ』を再発見でき,ふるさとを愛する心を育てていけるのではないかと考えます。
 3年生は,この『学び』をどのように生かしていくのか,これからが楽しみです。こう御期待といったところでしょうか。

 猛烈な勢いの台風18号が,今夜から明日朝にかけて,東北地方を横断する予報が出されています。各ご家庭におきまして,くれぐれも被害に遭われませんように,十分に予防対策をお取り下さい。明日朝の対応につきましては,今夕,緊急メール等でお知らせいたします。さらに,明日朝の児童の登校につきましても,各ご家庭ごとにご配慮をいただきますようお願い申し上げます。

スポーツの秋 マラソン練習もスタート!

   
 鹿折地区市民運動会の大盛会の勢いを受けて,スポーツの秋,マラソン大会に向けての練習もスタートしました。学芸会の練習も同時に進められているので,マラソンは,業間時間での体力づくりの一環として,スタートさせました。子供とは不思議なもので,校庭にマラソン用のトラック線を引いただけで,一人,二人,・・・十人,二十人とその数を増しながら,マラソンの練習を始めるのです。
 今日は,そのスタートとして,業間時間に運動委員会のリーダーが準備運動のお世話をした後,トラック線にそって歩くことからはじめ,後はBGM一曲分,約3分間のランニングです。
 本校のマラソン大会は,長い伝統があり,校外のコースで大会が行われます。走距離は,低学年約1.5km,中学年約2km,高学年約2.5kmと,ハードコースです。大会までの1ヶ月間に,コースを走りきれる体力と気力をじっくりと,自分の力に合わせて鍛えていく仕組みです。
 昨今,学区内の復興工事が危険だということで,自家用車による送迎も日常化しています。しかし,いざという時は,安全な高台まで走って避難しなければなりません。防災・減災の視点からも,マラソンの体力と気力は,自分の命を守ることにもつながります。
 『無理』や『無茶』をする必要はありません。じっくりと練習に取り組み,体力づくりに努めてほしいです。 

学芸会練習 本格始動!名演を楽しみにしています。

   
 9月28日紹介した1年生の『おむすびころりん』を題材にした絵がいよいよ完成しました。とても面白い作品がズラ~リ!まぬけな顔をして真っ逆さまに穴に落ちていったのは,きっと欲張りじいさんの方なのでしょう。子供なりにお話しをよく理解し,性格や特徴をとらえ,それを絵に変換しています。すばらしい才能です。
   
 2年生でも,台本の読み込みが始まりました。『シン・かさ地蔵』という劇だそうです。本来の『かさ地蔵』のお話が,どのように様変わりしたストーリーになっているのか,今から楽しみです。名演を期待します。
 3年生は,算数の授業を大きく2グループに分けて,『少人数指導』です。少人数で指導することにより,学習内容の理解がグーンと促進されます。また,気軽に質問もできます。学級でのいつもの授業より,落ち着いて,しかも柔らかい表情で授業を受けていました。

秋晴れのもと 地区民運動会に鹿折の底力を見た! 

      
 快晴,無風の秋晴れのもと,鹿折地区市民運動会が本校校庭で開催されました。震災で一時途絶えましたが,復活して3回目の運動会ということです。グランドを見渡すと,地区表示のテントが並びます。当たり前の市民運動会の光景ですが,その中に『オープンA』『オープンB』『オープンC』と表示されたテントがあります。震災で失われた地区用のテントです。住まいも故郷もなくなったけれど,年に1回の運動会は,「鹿折地区にぜひ参加した~い。」との切なる願いに応えた実行委員会の配慮です。
 「おおお~お,元気にしてたかぁ~?!」「元気,元気!」「今年も来たよ。」「待ってたよ。」テント前で交わされていたそんな会話に,胸の奥からなんだか熱いものが込み上げてきました。
 鹿折地区の運動会の特徴は,小学生・中学生の種目参加とても多いことです。中学生などは,特に部活のユニフォームを着て,その元気を主張し,運動会を盛り上げてくれました。種目への真剣な取組にも感動しました。
 彼らが意識しているかどうかは定かではありませんが,「未来の鹿折地区を担うのは,ぼく達だ。私たちだ。」「ぼく達,私たちから,元気を発信しなければ・・・・・!」そんな心をって参加しているのかもしれません。(そんな心をヒシヒシと感じました。)
 今日参加した地区民の方々は,小・中学生の姿から,また新たに『地域復興の底力』を感じ取ったのではないでしょうか。すばらしい地区民運動会でした。 

鹿折ボランティアクラブの皆さん 除草奉仕 ありがとうございました。

   
 雨上がりの今日,鹿折ボランティアクラブの11人の皆さんが,子供たちのためにと,校庭周辺の除草奉仕作業をして下さいました。プール脇から希望の丘周辺までです。雨上がりで草は抜きやすいとは言え,腰をかがめたり,しゃがんだりしながらの作業は,大変きついです。それでも,「孫たちがお世話になっているから・・・・。」と,申し出て下さったのです。何袋のもゴミ袋にいっぱいの草を除草していただきました。
 鹿折小学校に学ぶ子供たちを支える力が,地域にもたくさんあるのだなあ・・・・と,とてもうれしく思います。このあたたかい心をしっかりと受け止め,さらに教育活動に力を注いでいきたいと思います。鹿折ボランティアクラブの皆さん 大変ありがとうございました。