平成28年度

鹿折情報通H28

台風16号接近!今後の動きに警戒して下さい。

   
 今年は,夏の後半から異常といってよいほど大型の台風が日本を襲っています。すでに5つ以上の台風が日本列島に大きな爪痕を残して通り過ぎていきました。今回の台風16号も,台湾や中国で大きな被害をもたらした後,コースを日本を横断するように変え,九州・沖縄,そして四国・紀伊半島に上陸して猛威をふるっています。今夜から,関東甲信地方に接近し,通過する予報がでています。通過コースの北側に位置する東北地方は,台風の渦巻きが巻き込む位置にあるため,局地的に激しい雨が降り,土砂災害や河川の増水・はん濫,低地への浸水などが心配されます。今夜から明日朝,各御家庭におかれまして,十分な備えをして,台風に警戒して下さい。明日また,お子さんたちが元気に,しかも安全に登校できますようご配慮願います。

『ありがとうの木』とホーソン効果

  
 昼の校内放送で,今日も『ありがとうの木』への「ニコニコポスト」の投書が紹介されました。「○○ちゃん,一緒に遊んでありがとう。楽しかったよ。」「優しく声をかけてくれたね。○○ちゃん」等々,自分が友だちにしてもらった「よかった」を投書し,それをJRC委員会が校内放送で紹介してくれるのです。放送があるたびに,給食のはしを止めて聞き入ってしまいます。本当に些細なことなのですが,心が温かくなります。
 かつて心理学の本で『ホーソン効果』について読んだことがあります。『ホーソン効果』とは,労働者の作業効率の向上を目指した調査をしたところ,労働環境・賃金・労働時間等の物理的な条件より,労働者へ同僚や上司が関心を高めたり,励ましたり,いたわったり,ねぎらいったり・・・・することの方が,効果が上がる結果が出たというものです。
 これを学校教育や子育て,友人関係に置き換えて考えてみましょう。『ホーソン効果』から考えると,先生やおうちの人・友だちが自分の頑張りを見守ってくれる,励ましてくれる,ほめてくれる,例え失敗してもあたたかく慰めてくれる・・・・・,このことが子どもを奮い立たせ,頑張る『原動力』に火を付けてくれることにつながるのです。
 「ニコニコポスト」への投書には,そんな優しさがいっぱいつまっています。どうぞ,子ども達の小さな頑張り,わずかな進歩にも,関心を向け,ほめてあげて下さい。優しい声をかけて下さい。そうすれば,鹿折っ子は,ますますすこやかに伸びていくと思います。

野外活動(5年)迫る。気運も高まってきましたよ。

 
 今月26日からの5年生の野外活動が,いよいよ間近に迫ってきました。事前学習の様子をのぞいてみました。ちょうど1日目の『栗駒山登山』の事前学習の最中でした。
スクリーンに映し出された栗駒山の様子や登山道,標高1626mで,活火山であることなどを聞いて,ため息を漏らすお子さんもいました。ため息の意味は,何なのでしょう?不安感なのか,期待感なのか・・・・・・?みんなそれぞれに思いをもちながらも,学習への取組は真剣です。『思い出に残る笑顔いっぱいの野外活動にしよう!』のめあてに向かって,5年生の「やってやるぞ~っ!」そんな気運がおおいに高まってきました。
   
 校庭では,先日紹介したばかりの「Web長縄跳び」が大人気。いろいろな場所で縦割り班ごとに楽しく取り組んでいました。教室では,5年生に負けじと,しっとり,じっくり学習に取り組んでいます。ここにも『みのりの秋』を感じます。(9月15日の記事です。)

もしもの場合に備えて・・,着衣水泳(5・6年)

   
 今期の水泳学習の締めくくりとして,5・6年生が『着衣水泳』の体験学習を行いました。毎年の夏,水難事故のニュースが連日報道されます。そんな悲しい水難事故を未然に防ぐために,現行の学習指導要領で,小学生の高学年の体育の学習に『着衣水泳』が盛り込まれているのです。
 今日の学習では,
①着衣のまま水に入ると,衣服はとても重く感じられ,思うように身体が動かないことを体験する。(泳ぎの達人も,自由には泳げません。)
②万が一の場合,どのように自分の身を守ればよいか。(ペットボトルを使って,背浮きを体験する。)
③もし誰かが水におぼれたら,何をどうすればよいか。
の3つです。①,②については,論より証拠。実際に体験することで,川や海の危険について再確認しました。③については,自分で助けようと水に飛びこんではダメです。二人ともおぼれてしまいます。まずは,大きな声を出して,事故発生を知らせ,助けを呼ぶことです。そして,身近にペットボトルのような『浮き』になりそうなものがあれば,放り投げて,②の『背浮き』をするように声掛けするのです。ロープや長い木や棒があったら,それを差し伸べてもよいでしょう。
 そんな命を守る学習をしっかりと行っていました。
 今日の『着衣水泳』をもって,水泳学習はすべて終了です。6年生は,プールに向かって大きな声で「ありがとうございました。」と,事故なく水泳学習を終えられたことを感謝していました。また来年,よろしくお願いします。

Web縄跳び スポーツの秋 これで体力up!

   
 震災以降,宮城県内の児童生徒の体力低下・運動不足が大きな問題のひとつになっています。その解決の一助にと,県教委では「Web縄跳び」を進めています。必ず学級全員で取り組むこと,回し手の一人は先生でもよい,3分間で跳んだ回数を競い合うといった統一ルールで,結果をWeb上に登録して,全県で競い合うという取組です。運動委員会の紹介後に,さっそく全学級で挑戦しました。
 「おおなみ,こなみ」もままならない1年生も9回跳ぶことができました。最後の結果発表では,6年生の130回越えの記録を聞いて「ウワーッ,すご~い。」そんなため息が,1年生から聞こえてきました。スポーツの秋,Web縄跳びも,休み時間の遊びのひとつに加え,頑張ってもらいたいです。
 その中で,感心したことがあります。運動の得意不得意がある中,タイミングをはかれず引っかかってしまう子がどこにもいます。「だめだ~!記録が出ないのはおまえのせいだ。」とか「何やってんだよ~!」とか失敗した人を責める発言があるものです。鹿折小学校には,そんな声はありません。むしろその子その子にあったスピードで加減して長縄を回しているのです。そんな姿を見て,何だか心がホンワカ温かくなりました。(9月12日,朝の記事です。)