平成28年度

鹿折情報通H28

鹿折中学校運動会 狭い校庭でエネルギー爆発!

   
 まだ暑さの残る初秋の昨日,鹿折中学校運動会が開催されました。仮設住宅が建ち並ぶ中の狭い校庭,全校生徒が整列するとそれだけで校庭が満杯と言った感じです。そのような厳しいグランド状況にもかかわらず,生徒たちのきびきびとした動きと懸命な競技への取組。(さすが~.鹿折中学校)と思わせられるシーンの連続でした。
 『70m直送路での徒競走』 生徒たちの走りが真剣で一生懸命なだけに,見ている私たちには,生徒たちにとても申し訳ないような,悲しい気持ちが込み上げてきました。このような状態で、今回で6回目の運動会です。何とか一日もはやく,生徒たちに校庭を還してあげたい気持ちでいっぱいになりました。
 狭い校庭のハンディキャップをものともせず,中学校の先生方や中学生の実行委員会のメンバーが,種目を工夫していました。中でも,保護者・来賓・地域民総出の『玉入れ』には,心打たれました。玉入れ籠を校庭中央ではなく,仮設住宅側に移動させ,フェンス越しに仮設住宅の方々も競技に参加出来るように工夫していました。校庭を共有する学校と仮設住宅の皆さんが一体となって,これまでも,そして,これからも復興を目指して頑張っていこうとする姿を垣間見ることができました。

校内水泳大会 水面に響く歓声,泳ぎ切った満足顔

     
 水泳学習の今シーズンの終わりを告げる『校内水泳大会』が低学年・中学年・高学年ごとに開催されました。どの学年部の大会へも、毎回50名を超す保護者の皆さん・ご家族の皆さんに観戦いただきました。お忙しい中,ご来校いただき,子ども達の力泳に大きな拍手とご声援をいただき大変ありがとうございました。
 低学年の大会では,小学校の大きなプールに初めて入った1年生のお友だちも『水中かけっこ』や『ビート板競争』などの種目に挑戦しました。団体競技『たらいリレー』は,写真のとおり笑顔と歓声のレースとなりました。
 小学校での水泳学習がすっかり定着した中学年の大会では,『13m,25m,50m』とそれぞれの泳力に即した競技が行われました。目標タイムをグーンと縮めた子や途中で足をつかずに目標の10m,25m、50mを泳ぎ切った子など,大きな成果が生まれた大会となりました。
 高学年の大会は,まさに『水泳競技大会』といった様相を呈していました。さながら『ミニ市内水泳大会』といったところです。高学年ともなると,『自由形・平泳ぎ・背泳ぎ』など、複数の泳法で泳げるまでに泳力を高めています。子ども達の「のびしろ」って、本当にすばらしいなあ~とあらためて驚かされます。
 もうすぐでプールは『店じまい』です。これまで,私たちを水泳学習を支えてくれたプールに1年間の感謝を込めて,「あ・り・が・と・う」と言いましょう。そして,来年またよろしくお願いします。

2年2組で算数の授業研究会 真剣な学びに先生方大感動!

    
 2学期が始まってまだ1週間だというのに,2年2組で授業研究会が行われました。鹿折小学校の先生方は,やる気満々です。
 今日の授業は,二位数+二位数の計算で,一の位でも十の位でも『くり上がりのある計算』の方法を、これまでの学習を使って自分たちで考え出す学習です。大人であれば,「一位数のくり上がりの方法に倣って,十の位も繰り上がればいいじゃないか。」と簡単に考えがちですが,2年生にとっては,大変なハードルです。しかも,自分なりの方法で他のお友だちにも説明できるようにするとなれば,なお一層そのハードルは高くなります。
 担任の大内先生が、たくみにこれまでの学習を振り返りながら,子ども達の解決の見通しを導きます。子ども達は,「できそうだぞ~。」と気付くと、あとはどんどん自分なりの方法で計算方法を導いていきました。ノートに自分なりの考えを書き,その後,方法別に代表がみんなの前で発表です。どの方法もみんな正答を導いていました。特に,今回の工夫点は,計算の順序を「まず」「つぎに」「そして」のことばを使って,順序立てて考えることに指導の重点がありました。筋道を立てて,順序よく考えを構築することは,将来にわたって必要な能力です。
 算数の学習ですから,最後には,『早く,正確に,効率良く計算するには,筆算が便利だ。』という結論に,子ども達の意見を上手に生かしながらまとめます。
 2年生とは思えない程,しっとりとしかもしっかりとした研究授業でした。2年2組の皆さん,よく頑張りましたね。これからもこの調子で学習を深めて下さい。

台風10号通過 被害はありませんでしたか? 

   
 迷走した超大型の台風10号が,お昼過ぎから夕方にかけて,当地方でも猛威をふるいました。御家庭での台風被害はありませんでしたか?太平洋を迷走して勢力を増し,東北地方から上陸するという過去に例のない台風に,今日は,全市立学校が教育委員会の指導により『臨時休校』の措置をとりました。
 午前中に先生方で学区内の安全点検をしました。川や側溝のはん濫の危険性はないか,土砂崩れの可能性があるところはないか,高波の心配はないか,工事現場や建物などが倒れる心配はないかなどの視点で点検をしました。その結果をもとに,明日の登校時には,通学路の要所要所に先生方で分担して,安全指導・交通指導をすることにしました。
 台風は、気仙沼沖を北上し,宮古や釜石の当たりから上陸する予報です。その後は,速度を速め,夜半には,東北地方を斜めに横断して日本海に抜けるようです。
 『緊急メール』配信でお知らせしたとおり,明日は,通常通りの授業ができそうです。朝の登校は,台風の影響で通学路にいろいろな危険物が散乱していることが予想されます。また,鹿折川や側溝なども増水していることが予想されます。いつもの何倍も、何十倍も安全に気をつけて登校するようにして下さい。親御さんからも,お子さんたちに安全通学について、具体的に注意をお話しください。
 明日,みんな元気に登校して下さい。待ってま~す。

僕らの声 確かに支援の力に・・・!

 
 今朝学校に来たら,何人かの児童から「テレビ見た・・・?24時間テレビ」と,担任が声をかけられたそうです。何のことかと問い直すと,JRC委員会を中心に6月に全校で作成し,送った『熊本大地震 被災地支援メッセージ』(頑張って!熊本! 私たちの心届けます。)が, 27日(土)と28日(日)の両日行われた恒例の『24時間テレビ』の熊本県益城町からの中継で,ほんのわずか(ほんの一瞬だったようですが…)放映されたというのです。
 放映時間は,わずかな時間であっても,確かに被災地の方々の心に,私たちの思いが届いていたことを確認できて,とてもうれしかったです。
 報告を聞いて,益城町立広安西小学校に送られていたことが学校HPを検索して分かりました。 
 あらためて御協力いただきました保護者の皆さんに,御礼とご報告させていただきます。ありがとうございました。