平成28年度

鹿折情報通H28

学習参観&携帯スマホ安全教室 じっくり!なるほど! 

        
 本日は,第一学期最後の学習参観日に,保護者の皆様方には,雨の中,多数のご来校いただき大変ありがとうございました。
 どの学年・学級におきましても,一学期のまとめの学習に一生懸命取り組むお子さんの様子を見ていただきました。しっかりと担任の説明や発問を聞き,一生懸命考え,自分なりの考えを発表する成長した姿を見ることができたのではないでしょうか。子どもたちの成長した姿を見るに付け,この成長を支え,後押しして下さった保護者の皆様方に,感謝の気持ちでいっぱいです。
 あと二週間で,子どもたちは,待望の夏休みを迎えます。家や地域で過ごす時間が多くなります。学校で一番に気にかけていることは,休み中の健康と事故との遭遇です。また,これまで育ててきた学習習慣です。学校でも学級ごとに,休みの事前指導はじっくり行う計画ですが,どうぞ夏休み前までに,各家庭におきましてお子さんと休みの過ごし方や学習の仕方などについて,ぜひお話し合いをしていただきたいと思います。
  
 授業参観後にPTA主催で『携帯スマホ安全教室』を行いました。KDDIから講師を招いての親子での学習会でした。
 最も驚かされたのは,携帯・スマホについて,子どもたちはいろいろな知識を持っていることと「使ってみたい。もってみたい。」と強く望んでいることです。開会の言葉でも述べましたが,「便利なツールも使い方を誤れば,大変な結果を招きかねない。」ということを講師の話から,あらためて確認しました。
 携帯・スマホは,正しいルールやマナーさえ身につけ,実践しさえすれば,大変有効なツールです。携帯・スマホに『子守り』などをさせないで,大人がしっかりと正しい使い方を教え,学ばせ,温かく見守っていきましょう。
 今日は,雨の中,大変ありがとうございました。

児童集会で『読み聞かせ』(放送委員会)

   
 児童集会で『放送委員会』の活動紹介がありました。放送委員会の活動を紹介するだけでなく,今日は,放送委員会の特性を生かして,物語の『読み聞かせ』を行いました。『ヘンゼルとグレーテル』のお話です。スクリーンに本の挿絵を映し,登場人物やト書きを役割分担し,1年生からもみんな興味をもってみたり,聞いたりできるように,工夫した発表でした。
 登場人物の会話文の読み方は,さすが,放送委員会,『ラジオドラマ』を思い浮かばせるような上手な読み方で,全校聞き入っていました。今日の活動紹介で,『5・6年生になったら,私も放送委員会に入ってみた~い。』などと考える低・中学年のお友だちがいたかもしれません。
 放送委員会の皆さん,これからも楽しい校内放送をよろしくお願いしますネ。

<お知らせ>
 7月1日の地元紙の報道を見て,「熊本への応援メッセージを見せてください。」との要望が何件か寄せられました。実際見に来られた方もいらっしゃいました。そこで,7月6日の参観日に,体育館に掲示し,保護者の方々に見ていただいた後に,被災地に送ることとしました。
 どうぞ,第一学期最後の学習参観日にご来校いただき,お子さんたちの学習の様子,携帯・スマホ安全教室に加え,『熊本への応援メッセージ』もご覧いただきたいと思います。お待ちしております。

係活動 始動!(1年生)

   
 4月に入学した1年生,もうすっかり『小学校生活』に慣れ,ずーっと以前から小学校にいたようにさえ思えるような活動ぶりです。『学校社会の一員』として,自分のことばかりではなく,『学級の中の自分』ということの自覚が育ってきています。そんなエピソードを発見しました。
 それは,『係活動』です。係活動は,学級生活をよりよくするために自分たちで自主的に設ける活動です。これまでも,給食当番やお掃除当番など,当番活動は行ってきましたが,『係活活動』は,それらとは少し質が異なります。「こんな活動をみんなで分担した方がよい。こんな係を作ったら,学級がもっとよくなる。」といった考えに立脚したものです。
 1年生が,4月からの学校生活の中で,「毎時間黒板をきれいにした方がいいね。」「たくさんのプリントやノートを確実に配るためには・・・・」「具合が悪いお友だちをみんなでお世話しよう。」と,『黒板係』『配り係』『保健係』を自分たちの必要感をもって,設定したのです。自分のことだけで精一杯の1年生が,着実に周囲にも目が行き,『みんなのために・・・』との社会性を育てているのです。すごいですね。ちょっぴり大人になりました。
  
 4年生は,理科で「ヘチマ」の観察をしていました。ヘチマは,長く小学校の理科で扱われている植物のひとつです。それは,種から発芽すると,双葉がまず発芽し,その後本葉がどんどん生長しいくこと,雄花と雌花があり,受粉して実がなることなど,茎の維管束を通って土中の水分や栄養が葉の末端まで送られる様子を観察できること等々・・・,植物をその構造から科学的に学習するのに最適だからだと思います。
 双葉から本葉に成長した様子をじっくり観察していました。「植物まめ博士」といった感じです。

校外学習で安波山から市内を眺望(3年)

   
 今年度の本校の総合的な学習のテーマは,『鹿折の宝物を探そう!』です。鹿折の自然,伝統,文化,人,産業,歴史等を切り口に3年生以上が体験的に探索し,その価値を知り,未来に向けて守り,発展させていくことを考える活動を計画しています。
 3年生は,先日の近隣散策に続き,今日は安波山に登山り,頂上付近から市内を眺望し,震災被害や復興の様子を目に焼き付けてきました。震災の記憶のあまりない3年生に目には,市内を眺望して,どう映ったのでしょう。そして,何を思い,感じたのでしょう。
 今日の体験をもとに,さらに『鹿折の宝』を受け継ぐ担い手として,しっかり学習を進めていってもらいたいものです。
   
 『縦割り活動』と同じく学年の異なる4~6年の児童が,共通の活動を通して,学び合ったり,交流したり,課題を追究したりするのが,『クラブ活動』です。活動を通して,上の学年がリーダーらしく成長したり,先輩の姿を目標に下の学年の児童が学んだりできるものです。普段の学級の授業ではあまり見られないような,嬉々とした表情が印象的です。私が活動場所をのぞいても,それに気付かないほどの集中を示すお子さんも多数います。
 あらためて,自分の興味・関心のあることには,子どもは私たちの予想をはるかに超えて集中するんだなあ~と,実感させられました。

研究授業(4の1)&緊急心肺蘇生法講習

   
 4年1組で,算数科の授業研究会が行われました。授業研究会というのは,特定の授業を全ての先生方が参観し,より深い教材研究と良い授業のあり方を探る先生方の勉強会です。(このシステムは,海外にはなく日本独特の『教師の学びの会』だと聞いた事があります。)
 『平行な二直線を手がかりに,四角形を仲間分けする。』という内容です。授業の終わりには,向かい合う一組の二直線が平行な四角形を『台形』,向かい合う二組の二直線が平行な四角形を『平行四辺形』とまとめました。
 与えられたいろいろな四角形を自分の考えで仲間分けをし,さらにグループでその考えを出し合い,集約して,発表を通して全体でまとめていくといった学習の流れです。一人一人の『気づき』が,全体で『定義』としてまとめられていくとてもテンポのよい授業でした。
 教師からの一方的な『教授スタイル』ではなく,みんなで学習を作り上げていくすばらしい授業でした。その中で,主体的に課題解決に取り組む4年生の姿も,とてもすばらしかったです。(4年生のちょっぴりたくましい姿や頼もしい学習力を見ることができました。)
  
 放課後,プール学習が始まったことを受け,万が一の場合に備えて『緊急心肺蘇生法講習』を気仙沼消防署から講師を招いて実施しました。毎年この時期,各校で行い,緊急時の対処法について学ぶ,これまた先生方の大切な『学びの会』です。
 心肺蘇生法は,毎年のように技術が改訂され進歩しています。それを毎年,受講することは,教員としての責務です。全ての先生方がダミー人形と真剣に向き合い,蘇生法を学びました。