平成28年度

鹿折情報通H28

早く来い来い,クリスマス!(環境委員会,児童集会)

     
 昇降口や廊下・階段の装飾をまかせられている環境委員会。学校花壇の運営の他に季節季節のきれいな掲示物をとおして,学校の環境づくりに一生懸命取り組んでいます。今朝は,児童集会を担当し,もうすぐやってくるクリスマスを一足先に鹿折小学校へ・・・・と,縦割り班ごとに『廊下掲示用のサンタクロースの飾り』づくりをしました。
 委員会のリーダーが,折り紙の折り方を細かに説明し,その説明に応じながら『サンタクロース』の顔を折りました。思い思いにサンタの顔をペンで仕上げて,ひもにつるしました。短時間の活動でしたが,全部をつなげてみると壮観です。
 2学期の終業まであとわずか。その後に待っているクリスマスを楽しみに夢見て,さあ~!2学期の学習のまとめ,生活のまとめ,そして,冬休むの学習と生活の計画立案をしっかり頑張っていきましょう。

理科の楽しさ,科学のおもしろさ(D.フォース理科実験教室)

         
 日本超一流の大企業の技術部門の第一線を退いた役員OBの方々が,自分たちの専門知識を生かし,『子供たちに科学のおもしろさ』を広げようと結成した団体『ディレクト・フォース』。今年も,今日,鹿折小学校に来てくださいました。
 5年生は,『風車づくり』の実験。風車を使って発電する『風力発電』の仕組みを実験をとおして学びました。6年生は,『飛行機づくり』。「飛行機はなぜ落ちないのか?」という疑問をドライヤーとスプーンを使った実験で再現して見せてくださいました。2つの教室は,驚きの歓声の連続。さすが,プロ中のプロの作り出す実験は,ひと味もふた味も違います。(私たち小学校教師は,まったく歯が立ちません。)普段の理科の学習では学ぶことのない内容ですが,子供たちにとっては,普段疑問に感じている2つの内容を,本当に分かりやすく,しかも楽しく実験をとおして教えてくださいました。
 ディテクと・フォースの皆さんは,今年これまでに全国150ヶ所以上の学校を巡回していらっしゃるそうです。特に,震災後には,被災した福島・宮城・岩手の学校には,支援活動の一環として毎年来てくださっています。午前中には気仙沼小学校を,昨日は中井小学校を訪問したそうです。1月には,津谷小学校・小泉小学校を訪問予定だそうです。
 今日の『理科実験教室』をきっかけに,科学に目覚め,将来,鹿折小学校から科学者が誕生するかもしれません。これからの鹿折小学校の子供たちの頑張りを楽しみに期待しましょう。
 ディレクト・フォースの皆さん,今日は大変ありがとうございました。

今年のラストを飾って,3年生で授業研究

      
 2校時目に,3年生で今年最後の授業研究会が行われました。今日の学習は,『分数でたし算ができるか?』という授業です。整数や小数では,たし算もひき算もできることは学習しています。その考えをもとに,『分数ではどうか・・・?』というのが今日の課題です。
 はじめ,先生が『遠足にジュースを持って行きたいんだが,2つのパックに少量ずつのこっているので,一緒にしたい。どれぐらいの量になるかなあ~。』と,子供たちの興味を引きます。課題に引きつけられた子供たちは,思い思いに自分の考えを図で表したり,文章でまとめたり,線分図や集直線を使って,何とか考えをまとめようとします。その考え方の実にしっかりしていること・・・・・。とても驚きました。同時に,とてもうれしくなりました。「こりゃ~,すごい!」
 そのあと,全体でそれぞれの考えを出し合い,『分数でもたし算が成立する』ことをまとめていきました。途中に,あえて間違った考えを提示して,子供たちの考えを揺さぶります。それでもそれを打ち消すだけの考えがしっかりしていて,揺らぎません。むしろ,その『揺さぶり発問』で,子供たちの考えが一層強まり,理解が確実なものになりました。
 『分母が同じ分数では,たし算ができる。』これが子供たちの導いた結論です。加えて,「ならば,ひき算はどうなのだろう?」「分母がちがう分数ならどうだろう?」・・・,次につながる新しい疑問も生まれました。
 とても充実した研究授業でした。鹿折の子供たちの学習力が,着実に伸びていることを時間できました。

さやまイオン様から,うれしいプレゼント

 
 『♪ 狭山,茶所 情けがあつい・・・♪』と,昔 タレントの志村けんさんが,ドリフターズの番組でおどけて歌っていたのを思い出します。その歌詞にあるとおり,狭山の方々は,本当に情けがあつい・・・です。
 今日,さやまイオンの代表の方々が,『鹿折の子供たちに,震災に負けずしっかり勉強してほしい。』と,たくさんの鉛筆をもって訪問してくださいました。この訪問は,交流のある『気仙沼と共に歩む さやま』の方々の支援活動に賛同して,さやまイオンの従業員の方々やそれの協力する方々の善意で,鉛筆を集めたり,購入したりして,毎年この時期に届けてくださるのです。なかには,この時期になると,自分の鉛筆の中から数本をわざわざ寄付してくれる地元の小学生のお友だちもいるそうです。本当にありがたいです。6年生の代表に受け取ってもらいました。そのお気持ちに感謝しながら,一生懸命,学習に励んでいきましょう。ありがとうございました。(鉛筆は,来週の朝会で紹介し,全校一人一人にあげたいと思います。)

『いじめ防止』標語づくりで心に誓う!

 
 悲しいことに,連日のように報道される『いじめ』が原因とされる児童生徒の自死事件。幼い心を傷つけられ,『死』という道を選んでしまった子供たちの苦しく悲しい思いは察するにあまりあるものです。そんな悲しいことがあってはなりません。そのためには,TVや新聞報道といった『他人事』ではなく,身近な問題であるという危機感を一人一人が常に心にとどめておかなければなりません。
 鹿折小学校では,『いじめ標語コンクール』に全校で参加することにしました。それは,決して入選を目指すものではありません。『いじめ防止標語づくり』をとおして,一人一人が自分の問題としてとらえ,決して加害者にも,被害者にも,そして,傍観者にもならないという強い決意表明です。各教室前の掲示板に,それぞれの思いや願いを標語にまとめました。朝に夕にそれを見て,鹿折小学校から『いじめをしない。出さない。』を実践していこうと思います。
 掲示された表をいくつか紹介します。
・ 知らないふりをしないで,助けよう!(3年)
・ 「いじめ」なんて しない!させない!許さない!(3年)
・ 「いじめ」最低!心の優しい人になるよう 『いじめ』絶対やっちゃダメ!(3年)
・ 「止めようよ。」その一言で助けよう。(3年)
・ 自分がされて嫌なことは,友だちには絶対しない。(2年)
・ 友だちがいじめられていたら,すぐに止めよう!(2年)

寒~い一日 されど,熱~く学習

      
 冷たい雨の降る寒~い一日でした。元気に校庭に駆け出すことができないので,今日の業間運動は,体育館で『長縄跳び』です。5・6年生のリードで,低学年のお友だちも楽しく調子よく跳べるようになってきました。「できた。跳べた~!」という歓声がいっぱい聞かれました。
 教室では,昨日に引き続き,真剣に『2学期のまとめ』の学習を進めていました。2年生は,国語で物語文の読み取りを,3年生は,図書室で総合の調べ学習を,5年生は,国語で『和の文化を調べよう』の学習です。教室をのぞいた私も,これぞとばかり,5年生のインタビューを受けました。「校長先生が子どもの頃,どんな遊びをしていましたか?」
 昔は,季節季節に「子どもの遊び」があったものですが,今は遊びに季節感がないなあ~。」なんてことを,あらためて振り返りました。ついでに,5年生に「和の文化」である『俳句』に投句してくださいと,お願いしてきました。11月の入選者は5年生が多いので,さらにいい俳句を投句してほしいです。待ってま~す。

2学期のまとめに集中!

   
 巷ではクリスマスソングが流れ,クリスマスセールの広告があちらこちらに飾られ,何となく浮き足立った感じが漂う今日この頃です。2学期最終の学習参観も終わり,「あとは,冬休みを待つばかり・・・!」と思いきや,鹿折小学校は,2学期のまとめの学習に集中して取り組んでいます。(普段よりもピリリッと緊張感が漂い,集中しているように見えました。教室に入って,学習の様子を参観するのもはばかれるような緊張感と集中力の3年生でした。)今日は,窓越しに学習の様子をのぞいて,退散しました。
 1年生の廊下には,参観日で親子でつくった『クリスマスリース』がきれいに飾られていました。2年生の廊下には,以前HPで紹介した『色石けん水』を使って描いた絵画が掲示してありました。どれも力作ぞろいです。
 10月に始めた『俳句』,11月の優秀作品を校長室前廊下に掲示しておきましたが,ご覧いただけましたか。
秋の空 ゆっくりオレンジ 深くなる
秋の空 ゆっくり延びる 白い線
秋の暮れ 染まった木の葉と さようなら 
満月を 超える姿よ スーパームーン
 どうです。どれも秀作でしょう。今朝の朝会で,表彰しました。12月も継続します。おうちでも、親子で『俳句』をひとつひねってみませんか。

学習参観 大変ありがとうございました。

       
 厳寒の中,2学期末の学習参観日に多数ご来校いただき大変ありがとうございました。『みのりの秋』を締めくくるに相応しいバラエティに富んだ各学年の授業でした。防災の授業あり,総合的な学習の発表会あり,親子での工作あり・・・・と,子供たちの真剣な学びの姿をご覧いただくことができました。
 学校評議員の方々にも授業を見ていただきました。授業後の懇談では,評議員さん方からも,子供たちの真剣な授業の様子をたくさんほめていただきました。

東北財務局,出前授業『買い物ゲーム』(1年)

       
 大人が毎日の生活で当たり前にしている『買い物』。1年生の子供たちは,買い物についてどんなイメージを持っているのでしょう?買い物とは『買い物かごにほしい物を入れること,お金はお母さんは払うもの』と思っているお子さんもいるかもしれません。(仕方ありません。昔のように近所に駄菓子屋があり,小銭をもった子供たちが思い思いに工夫しながら買い物をするということが,今はまったくできないからです。)
 そんな現状に切り込むように,1年PTA親子行事として,東北財務局から講師を招き『買い物ゲーム』の学習をしました。
 はじめは,お堅く「買い物って何だろう?」と難しい発問からスタートしましたが,中盤からはいよいよ『買い物ゲーム』のスタートです。グループごとに1000円の模擬貨幣をいただき,スーパーのチラシ(模擬)を見ながら,親子で買い物の計画を立てます。
(もうオーバーしてるわよ。)
(もう少し買えるじゃ~ないの。)
 そんな言葉をかけたいのをグッと我慢していいただきながら,子供たちの計画を見守ってもらいました。そして,いよいよ『買い物本番!』若草ホールに開かれたお店に直行です。計画書とにらめっこしながら,商品を買い物かごに入れていきます。そのうち,「これよりあっちを買おう!」などと計画変更が加わり,みんなで頭を寄せ合って,再計算。算数では,やっと10を超す数のたし算・ひき算を勉強したばかりの子供たちです。1000円を上手に使いこなすことは,至難の業で,最後にレジで精算してもらい,セーフだったり,アウトだったり・・・と,とても楽しい学習でした。
 「買い物とは,商品をただかごに入れるだけのものではない。」「持ち金を超えた買い物はできない。」「上手に買い物するには,正しく計算できなくてはならない。」等々,たくさんのことを体験しながら学ぶことができました。
 参加したお母さん・お父さん方も,お子さんの新たな実態を垣間見ることができたのではないでしょうか。
 東北財務局の講師先生,今日は楽しい,ためになる学習をありがとうございました。

雨の中,復興の町探検(2年,校外学習)

   
 今にも雪に変わりそうな雨の中でしたが,2年生は生活科の学習で『町探検』(校外学習)に行ってきました。事前に見学をお願いしていたお店があったため,予定を変更ができず,実施しました。思い思いに見聞きしたいことをたくさんもっての見学です。各お店の方々には,本当にていねいに対応していただきました。大変ありがとうございます。復興工事が進む中,少しずつ学区内にもいろいろなお店が開かれてきました。震災被害の大きい鹿折地区に元通りの賑わいを取り戻そうとするお店のみなさんの努力や苦労を直接聞く子とができ,2年生は,2年生なりに『地域の復興』を実感できたのではないでしょうか。自分が事前に準備した質問を一生懸命たずねている様子が見て取れます。外がとても寒かった分,見学したり,質問したりしたことは,子供たちの心と頭にしっかりと焼き付いたことでしょう。雨の中,大変お疲れまさでした。
 帰校後すぐに,教室のストーブに火を入れてもらい,ホッと一息ついて,給食を美味しそうに食べていました。