平成28年度

学力テスト実施&雪上カルタ大会準備 着々!


 CRT標準学力検査を全学年で実施しました。この1年間の国語・算数の指導目標の実現状況を確認し,長所の一層の伸長と弱点の克服を目指すためのテストです。『学力テスト』というと,つい『点数』ばかりを気にして,「よかった。」だの「悪かった。」だのと一喜一憂する姿を見かけます。(確かにそのような側面がないわけではありませんが・・・・。)大切なのは,自分がこの1年間学んで「何ができて,何ができなかったのか?」を客観的に知ることにあります。そこから,巻き返しが始まるのです。
 CRT学力テストばかりでなく,各教科の単元(題材)のまとめテストの結果も,そのように見てほしいと思います。
 決してテストでよい点数をとることに価値があり,悪い点数をとることがダメなのではありません。
 ある教育学者が言っていました。「学習(学問)は,本来,生活とともにあるべきで,学力は生活力とともに成長しなければならない。」と・・・・。このようなことを例示していました。あるお母さんが,子どもに
 「あなた(子ども)の仕事は勉強だから,お手伝いなんかはいいから,まずは一生懸命勉強しなさい。お友だちとも遊ばなくていいから・・・・」
と言ったというのです。家であまり勉強しない子どもを見れば,こうも言いたくなる気持ちも分からないわけではありませんが,これは,間違いです。手伝いも算数・国語と同じくらい大切な勉強です。それでは,大人になって何もできない人になってしまいます。人との好ましい関係を築けない大人になってしまいます。
 大切なのは,子どもの成長に合わせ,その時々にしっかりと経験させることは失敗を恐れず経験させることですし,身に付けさせるべきことはしっかりと身に付けさせるということではないでしょうか。
 『人間力』とでも呼べばよいのでしょうか。学力と体力と『人間力』をしっかりと育てていきましょう。学校と家庭で・・・・。
  
 今日の新聞に県南の小学校で『雪上カルタ大会』が行われたという記事が載っていました。本校でも,白山小学校が伝統行事として実施していた『雪上カルタ大会』を新しい伝統として継続しようと,その準備をしています。職員室前の廊下には,読み札と絵札がきれいに,「まだかなあ~,まだかなあ~!」とその日を待っています。雪はいつ降るか,どれくらい降るか,神のみぞ知る・・・という難点があるので,「何月何日に実施します。」と予告できません。それでも,いつ降るか分からない雪を子供たちは,心待ちにしています。今から,校庭いっぱいに響く子供たちの歓声が聞こえてくるようです。「いっぱい,雪 降らないかなあ~!」