平成28年度

もしもの場合に備えて・・,着衣水泳(5・6年)

   
 今期の水泳学習の締めくくりとして,5・6年生が『着衣水泳』の体験学習を行いました。毎年の夏,水難事故のニュースが連日報道されます。そんな悲しい水難事故を未然に防ぐために,現行の学習指導要領で,小学生の高学年の体育の学習に『着衣水泳』が盛り込まれているのです。
 今日の学習では,
①着衣のまま水に入ると,衣服はとても重く感じられ,思うように身体が動かないことを体験する。(泳ぎの達人も,自由には泳げません。)
②万が一の場合,どのように自分の身を守ればよいか。(ペットボトルを使って,背浮きを体験する。)
③もし誰かが水におぼれたら,何をどうすればよいか。
の3つです。①,②については,論より証拠。実際に体験することで,川や海の危険について再確認しました。③については,自分で助けようと水に飛びこんではダメです。二人ともおぼれてしまいます。まずは,大きな声を出して,事故発生を知らせ,助けを呼ぶことです。そして,身近にペットボトルのような『浮き』になりそうなものがあれば,放り投げて,②の『背浮き』をするように声掛けするのです。ロープや長い木や棒があったら,それを差し伸べてもよいでしょう。
 そんな命を守る学習をしっかりと行っていました。
 今日の『着衣水泳』をもって,水泳学習はすべて終了です。6年生は,プールに向かって大きな声で「ありがとうございました。」と,事故なく水泳学習を終えられたことを感謝していました。また来年,よろしくお願いします。