平成28年度

主のいない教室のさびしさと新たなるスタート!

 
 17日の卒業式とその後の春のお彼岸は,33名の卒業生の旅立ちを喜び,祝うように,本当に穏やかな春の陽気でした。しかし,今日は,それが一転して朝からシトシトと冬の冷たい雨。まさに,33名の卒業生との別れを惜しむ『やらずの雨』でした。主のいない教室は,ただガラ~ンとしているだけです。5年生が書いたはなむけの言葉だけが,黒板をビッシリと埋め尽くしています。その言葉一つ一つが心を打つだけに,一層さびしさが募ります。6年生はもういないんだ~と・・・・・・。あらためて,この1年何事においても学校をリードしてくれた彼らの偉大さを痛感します。ありがとう6年生。
   
 今朝は,学校のリーダーを引き継いだ5年生がさっそく『朝のあいさつ運動』に取り組んでいました。「おはようござます。」と,校門前で元気な声を響かせていました。教室では,2年生が1年間の漢字の復習を,3年生は,きっと初めてなのでしょうノコギリを使って木工作の学習を,4年生の教室前には,防災学習でまとめた『安全マップ』が掲示されてありました。それぞれに,6年生を送り出したさびしさを感じながらも,新たなスタートを力強く切っています。「もう頼れる人はいない。しっかり頑張れ!」心の中で,そんな声をかけました。