平成28年度

6年,防災学習のまとめ『子供ボランティア』

     
 6年生では,これまでの『防災学習のまとめ』をしています。震災直後に小学校に入学した6年生は,震災と共に6年間を過ごした学年といえます。これまで積み上げてきた学習をもとに,「子供ボランティア:災害時に,私たち(小学生)にできることは・・・・?」がテーマのようです。
 気仙沼市の中学校では,中学生が『防災戦士』として,災害時に大人に混じって避難所を運営したり,傷病者を手当てしたり,炊き出しをしたり・・・と,活躍する局面があります。それらを学習として訓練している学校がたくさんあります。しかし,小学生となると,何かお手伝いしたいと思っても,思うような活動ができず,足手まといになることも多いことが予想され,防災学習をすすめる上で,大きな課題になっています。
 今日の6年生では,子供たちなりによく考えられた様々なアイディアがたくさんあり,驚かされました。(同時に,とてもうれしくなりました。)いくつか紹介します。
① 小さな子供やペットの遊び相手になる。
② 避難者の手を引いて誘導する。
③ 避難場所やいろいろな相談窓口の場所を知っておいて,お知らせする。(案内する。)
④ 間仕切りをして,不安がっている人の話を聞いてあげる。(話し相手になる。)
⑤ 備蓄倉庫にある備蓄用品の消費期限を確認したり,不足がないか調べたりする。
 小学生とはいえ,自分たちができることを真剣に考え,みんなのために役に立てるように知恵を絞っている様子が伝わってきます。すばらしい学習の成果です。
またひとつ,鹿折小の自慢が増えました。