平成28年度

デジタル教科書 活用の様子を視察

   
 「私たちは,今までのような大人の後輩じゃない。私たちは,スマホと大人になっていく。たぶん初めての人類だ!」実にショッキングなCMコピーです。
 若者のように自由に使いこなせないことから,このIT社会に反発しているおじさん世代でも,心のどこかで「このCM言い当ててるよなあ~」と,納得しているところがあります。
 そんなデジタルで,グローバルなIT機器が、今や日常的に授業の中に取り入れられています。そのひとつが『デジタル教科書』です。これは,平成27年6月に『ベルマーク教育助成財団』からの支援で購入したものです。教科書と同じ内容が大型TV画面に映し出されるだけでなく,図形などを変形・移動させたり,計算の途中を段階的に説明したり,理科の実験・観察の様子を動画で確かめられたり,練習問題の解答が瞬時に行えたり,加えて補充や発展問題が提示されたり・・・・・と,教科書にプラスアルファの様々な機能が付加されています。高価のものなので,公費での学校への配当は望めません。財団からの支援があった初めて,手にすることができたものです。
 今日は,その活用の様子を視察いただきました。鹿折小では,各階のフロアに大型モニタTVとPCやプロジェクターが設置されていることから、日常的にこの『デジタル教科書』を使って授業をしていることが,大きな特徴です。どんな優れた機器でも、設置に手間がかかったりしたのでは,自ずと利用が進みません。その点では,使い方にはまだまだ研究の余地はありますが,簡単・手軽に,当たり前のように使える鹿折小学校は,ある意味IT先進校かもしれません。
 この取組が成果となって、鹿折っ子の「学習力の向上」につながればなあ~と,願っているところです。