平成28年度

1年 学芸会の劇を『横断的』に学ぶ。さすが~!

       
 間もなく9月も終わりを迎え,学校では,『学芸会』シーズンを迎えます。今年の1年生の演目は,劇『おむすびころりん』。すでに,台本を配り,配役もきめ,台本読みを始めています。毎朝,劇中歌が朝の会で歌われています。そのかわいらしい歌声に,劇の発表が今からとても楽しみでなりません。 
 そんな中,担任の指導の工夫を紹介します。幼稚園や保育所で『お遊戯会』を経験しているとは言え,1年生ですから,『学芸会』といっても,今いちピンときていない様子・・・?子供たちの意欲や意識をどう持続させるかが,指導の大切なポイントです。
 昨日は,図工の時間に『おむすびころりん』の絵を描いていました。穴に落ちてきたおむすびをうれしそうに抱えるネズミたち,おむすびがコロコロと転がる様子,ネズミの様子を微笑ましく眺めるおじいさん,そして,おじいさんを巣に招待するネズミたち・・・・・,いろいろな場面を描きながら,お話の主題や自分の役どころを自然に考えさせ,気持ちを学芸会に向けさせていました。
 また,今朝は,2年生の先輩を招いての『読み聞かせ』。2年生のM君は,大変音読が上手なお子さんで,特に会話文や擬態語・擬音語の表現が抜群です。その上手な音読を聞かせることをとおして,セリフの言い回しのお手本にしてもらいたいとの願いからです。
 このように,教科の枠を超えて,さらに向こうにある『学芸会の成功』という大きな目標に向かって,子供たちを導こうとするすばらしい工夫です。知らずに,1年生は気持ちを学芸会にフォーカスしていくことでしょう。さすが,鹿折小学校の先生ですね。