平成28年度

旅立ちの日 間近か・・・!

   
 卒業式前後の悪天候を、雨なら『やらずの雨』,雪なら『なごり雪』と呼び,卒業生との別れを惜しむ気持ちを雨や雪と重ねて表現します。日本ならではの、風情のあるたとえです。そんなたとえを知ってか知らずか,今日は朝から冬に逆戻りしたような寒い天候。練習の途中からは,みぞれも降って来ました。
 今日,初めて5年生と合同練習をしました。式の中心である「卒業証書授与」と「門出のことば」を・・・・・・。式独特の緊張感があり,初回の練習とは思えない程のできばえです。確かに呼びかけの声が小さい人がいたり,証書を受けるタイミングが微妙にずれてしまった人がいたり,緊張のためなんだかぎこちなくロボットのように歩く人がいた・・・・と私は,それで十分だと考えています。見栄えだけをよくする式ではなく,式に子供たちがどのような心で臨むか・・・を,一番に大切にしたいと考えています。
 6年生は,6年間のたくさんの学びと経験を振り返り,自分の成長を実感し喜び,それを支え,後押しして下さった親御さんやご家族,友だち,そして周囲の多くの方々への感謝の心をもって,一人一人が真剣に式に臨むことが肝心です。5年生は,先輩の卒業を心から祝福し,先輩を目標に最高学年としての新たな一歩を踏み出す日になれば・・・と願っています。
 今日の練習には,確かにその大切にしたい『心』がにじみ出ていました。「失敗したらやり直せばいい。言い間違えたら,もう一回言い直せばいい。心を平らにして臨んでほしい。」と最後に話しました。17日(金)の天候が少し心配されますが,6年生には,あと2日,体調を万全にして『卒業式』の日を迎えてほしいです。
 
 1年生は,図工の時間を使って「来賓と保護者控え室に飾る絵」を描いてくれました。色鮮やかな春の草花です。想像の花かもしれません。花のまん中には,笑っている笑顔も描き足してありますし,虹もかかっています。階段には,各学年のお友だちからの『感謝とお祝いのメッセ-ジ』が掲示してありました。
 どれも『大好きな6年生,あこがれの6年生』との楽しかった思い出と感謝の気持ちから描かれ,書かれたものです。そんな6年生と在校生の関わり・つながりの深さもうれしいです。
 旅立ちの日まで、あと3日。分かれることてもさびしいですが,先輩の旅立ちを心からお祝い申し上げます。