平成28年度

みやぎ鎮魂の日&防災学習発表会

       
 明日3月11日で,あの大震災から早いもので6年が経過します。明日が土曜日であることから,『みやぎ鎮魂の日』全校集会を朝行いました。震災で亡くなられた方やいまだ行方不明の方に対して,全校で黙祷を捧げました。私は,3月11日を『命を大切にする日』だと考えています。私たちの命は,幸いにして生かされた命であり,命あることのありがたさを感じながら,日々を一生懸命生きましょうと話しました。
 本校では,鎮魂の儀式だけでなく,今日を『防災・減災』の一日に位置づけたいとの願いから,これまで各学年で進めてきた『防災学習』の発表会も併せて行いました。
3年生は『地震・津波以外の自然災害について』(台風被害と被害防止)4年生は,自分たちの目と足で集めた『防災・減災の情報』をまとめた『安全マップ』について,5年生は,4年生の時に自分たちが作った『安全マップ』のグレードアップを図り,それを広報するためのカレンダーを作成したこと,6年生は,これまでのすべての学習の集大成として『防災・減災のために自分たちができることの提言』を発表しました。どの学年の発表も,これまでの学習の積み重ねがにじみ出るような調査研究の裏付けのある発表ばかりでした。
 加えて,最後の感想発表が,鹿折小学校の子どもならでは・・・でした。司会の先生が「感想を発表してくれる人はいませんか?」と問うたところ,手を上げた人数は,15~16人。1年生から6年生まで全学年からでした。発表内容も,実にすばらしいものです。
「3~6年生の発表を聞いて,安全避難の仕方がよく分かりました。ありがとうございます。」(1年生)
「3年生から始まる防災学習でどんなことを学習するか見通しがもてました。」(2年生)
「前の学年の学習をもとに,さらにくわしく調査が進められていてすごいと思いました。」
「〇年生の発表を聞いて,新学期からの学習が楽しみになりました。ぼく達も頑張って学習します。」
 震災被害の大きい地域の学校で学ぶ子供として,子供たちなりに現実をしっかりと受け止め,真摯に学んでいる様子が,今日の発表会にありました。
 『みやぎ鎮魂の日』に当たり,鹿折小学校の子供たちは,未来に向かって着実に『復興から成長へ』の道を歩んでいます。