平成28年度

百人一首に親しむ会 3・4年生大奮闘!

     
 「百人一首に親しむ会」を行いました。これは,白山小学校伝統の『雪上カルタ大会』と並ぶ,浦島小学校伝統の行事です。鹿折小では,三校が統合されて以降,何とかこの伝統を引き継ぎたいと考えていました。昨年度は,今の4年生が学年の冬の遊びのひとつに取り入れ,細々でありますが,今日の準備をしてきました。今日は規模を拡大し,『鹿折の宝もの』について学んでいる中学年が,浦島小学校の伝統を引き継ごうと計画しました。
 読み手には,浦島小学校時代からお世話になっている鈴木さんを講師にお招きして,流れるような言葉のしらべと音のリズムで,読み札を読んでいただきました。まるで,昔々の平安の貴族の時代にタイムスリップしたような会場の雰囲気でした。
 その中で、何といっても最もすばらしかったのは,鹿折っ子のカルタをとるスピードの速さです。絵が描かれている『いろはかるた』ではありません。和歌の上の句が読み上げられると同時に,文字だけの下の句を探すのです。百人一首がしっかり頭に入っていることが前提条件です。誰もがすらすらといともたやすく下の句のカルタを引き当てていました。意味まではまだまだ分からないと思いますが,文語調の日本語のリズムを感じ取って,暗記できる力には,驚かされました。さすが鹿折の子供たち。講師の鈴木さんも大変驚いていらっしゃいました。また,今日は,この会があることを新聞などの報道で知った保護者や地域の方々も見に来てくださいました。それもまた,大変うれしく思いました。
 今後は,学年ごとに暗唱できる句を決め「1年生なら10首,2年生なら20首・・・。」という具合に目標化し,取り組ませたいものです。また,保護者や地域の方々にも参加していただき,ともに『百人一首に親しむ会』に広げられたらなあ~と思っています。
 とても楽し会となりました。鹿折小学校にまた新しい歴史の1ページが加わりました。