平成28年度

東北財務局,出前授業『買い物ゲーム』(1年)

       
 大人が毎日の生活で当たり前にしている『買い物』。1年生の子供たちは,買い物についてどんなイメージを持っているのでしょう?買い物とは『買い物かごにほしい物を入れること,お金はお母さんは払うもの』と思っているお子さんもいるかもしれません。(仕方ありません。昔のように近所に駄菓子屋があり,小銭をもった子供たちが思い思いに工夫しながら買い物をするということが,今はまったくできないからです。)
 そんな現状に切り込むように,1年PTA親子行事として,東北財務局から講師を招き『買い物ゲーム』の学習をしました。
 はじめは,お堅く「買い物って何だろう?」と難しい発問からスタートしましたが,中盤からはいよいよ『買い物ゲーム』のスタートです。グループごとに1000円の模擬貨幣をいただき,スーパーのチラシ(模擬)を見ながら,親子で買い物の計画を立てます。
(もうオーバーしてるわよ。)
(もう少し買えるじゃ~ないの。)
 そんな言葉をかけたいのをグッと我慢していいただきながら,子供たちの計画を見守ってもらいました。そして,いよいよ『買い物本番!』若草ホールに開かれたお店に直行です。計画書とにらめっこしながら,商品を買い物かごに入れていきます。そのうち,「これよりあっちを買おう!」などと計画変更が加わり,みんなで頭を寄せ合って,再計算。算数では,やっと10を超す数のたし算・ひき算を勉強したばかりの子供たちです。1000円を上手に使いこなすことは,至難の業で,最後にレジで精算してもらい,セーフだったり,アウトだったり・・・と,とても楽しい学習でした。
 「買い物とは,商品をただかごに入れるだけのものではない。」「持ち金を超えた買い物はできない。」「上手に買い物するには,正しく計算できなくてはならない。」等々,たくさんのことを体験しながら学ぶことができました。
 参加したお母さん・お父さん方も,お子さんの新たな実態を垣間見ることができたのではないでしょうか。
 東北財務局の講師先生,今日は楽しい,ためになる学習をありがとうございました。