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平成28年度
2016年10月の記事一覧
モンスターゴールドに思いを馳せ・・・!(6年・総合)
マルコポーロが活躍した時代,日本は,『ジパング』(黄金の島)として,ヨーロッパの国々に紹介されました。その中心は,何といっても平安時代末期の『平泉の藤原氏・黄金文化』です。平泉が世界文化遺産に登録されたことによって『藤原氏・黄金文化』は,一層脚光を浴びるようになりました。気仙沼に住む人なら誰でも知っているように,その藤原氏の黄金文化を支えたのが『鹿折白山の金山』です。モンスターゴールド(現在は,実際の1/6に分割されている。)が,37年ぶりに里帰りする計画も持ち上がっています。しかし,身近にこのような『宝もの』(学習の素材)があるのに,その実際をくわしく知る人は,あまりいないというのも事実です。
そんな実態から,鹿折金山と藤原黄金文化の関係を学習に取り入れようとしているのが,6年生の総合的な学習です。
今日は,鉱山跡地と金山資料館の見学をしてきました。金山資料館長さんと鹿折公民館長さんを講師に,山に分け入って体験見学してきました。これから,歴史をさかのぼり,6年生の学習が進んでいきます。社会科の歴史学習と連携しながら,いろいろ深く学習できるのではないかと,期待しています。
文化の秋 スポーツの秋 芸術の秋 いっぱい!
「どれどれ…,ぼくのは?私のは?」と,集まって見ています。
秀作を紹介します。
秋の空 モクモク雲が 笑ってる (1年生)
トンボさん まんまるメガネが お似合いよ(2年生)
ススキがね こっちに来てと 呼びかける(4年生)
遊ぶ子を 見守りながら 散るもみじ(5年生)
他にもたくさんの投稿がありました。ご来校の際,ちょっとのぞいてみて下さい。
すっかり葉を落とし,枝だけになった校地内のサクラの木を題材に,4年生が写生しています。水彩絵の具の特長をうまく生かして,木肌の色の微妙なちがいを上手に表現しています。葉は無くても,花を咲かせる春を夢見て、これから厳しい冬に向かうサクラの秘めた生命力を色と形で表現しています。これも完成が楽しみです。
高学年の廊下には,何やら難しいグラフが全員分掲示されています。これは,来る「校内マラソン大会」で、自己目標を設定したり,それにより近づけたりするために、練習のタイムを累積記録しているもののようです。「〇周目のこの辺が、頑張りどころだ~!」と、自分を励ますメッセージやペース配分の計画している人もいます。さすが高学年,マラソンを科学的に分析し,成果を上げようと努力しています。
校舎裏の「バーグマン公園」には,復興マート跡地から遊具を移設する工事が始まりました。公園での遊びの幅が,またグーンと広がります。楽しみです。
今日は,『文化の秋,スポーツの秋,芸術の秋』満載の一日でした。
就学時健康診断 元気っ子が集合しました。
26日(水)午後から、来年4月入学予定のお子さんたちの『就学時健康診断』が,本校・新城小・月立小の3校合同(65名)で行われました。お母さんやおばあさんに、中にはお父さんに手を引かれ,「ここが,小学校かぁ~?!」と、興味津々に集まってきました。小学校への興味の方が強い様子で,お医者さんの健診を怖がったり,嫌がったりするお子さんはいませんでした。それ程,小学校に入学するということは,小さな子供たちにとっても,期待と希望の象徴なのだなあとあらためて感じました。そのように期待と希望に胸を大きく膨らませて入学する子供たちにとって,「通いたくなる学校,楽しい学校」,親御さん方にとっては,「通わせたくなる学校」となるような学校経営をしなければなりません。かわいい子供たちを見て,そんな気持ちをあらためて気持ちを強くもちました。
「鹿折小学校は,いい学校だよ~!楽しい学校だよ~!,お兄ちゃん・お姉ちゃんはみんな優しいよ~!」思わず,そんな声をかけたくなりました。
文化の香り いや高し!俳句に挑戦
学芸会での熱演,そして,今はマラソン大会に向けての熱のこもった練習・・・と,鹿折小学校は,まさに『みのりの秋・充実の秋』を迎えています。さらなる頑張りを期待して,24日(月)の朝会で,『俳句』について話しました。
日本の歴史の中で育まれてきた『七・五調(五・七調)』の言葉のリズムと日本独特の十七文字の短い詩文化。
知らずに歌っていた校歌の『朝は呼んでる たんぼ道 かもめの群れが 舞っている。』の歌詞も,ちゃんと『七・五調』のリズムになっていることに驚いていました。
日本文化に触れるチャンスと思い,季節を表す『季語』を付けて俳句を作ってみよう・・・!と,呼びかけました。
すると,校長室前の投稿箱に,たくさんの俳句の投稿がありました。(打てば響く子供たちです。とてもうれしくなりました。)
掲示してみんなに紹介したいと思っています。TV番組の「プレバト」ではありませんが,これをきっかけに,俳句や短歌など,日本語の美しさや表現の奥深さに気付き,大切にする心を育てていきたいと思います。
気仙沼キッズ北海道体験学習2016 吹奏楽演奏
夏に行われた『気仙沼キッズ北海道体験学習2016』の支援をして下さった苫小牧市の支援者の代表の方が,記録集のリーフレットとポスターを持って来て下さいました。それを見るとみんな楽しそうに活動しています。もう5回目になるそうです。本当にありがたい支援に,感謝の気持ちでいっぱいです。今年,本校から5名が参加しました。
今日は,札幌の大学生の方々も一緒に来校され,吹奏楽のアンサンブル・ミニコンサートも開いて下さいました。トロンボーン,ホルン,バリトンサックス,テナーサックス,アルトサックスの5種類の楽器が奏でる演奏にしばしウットリ・・・・。楽器の説明もしていただきましたし,楽器にも触らせていただきました。
最後には,「アンコール!アンコール!」の拍手も飛び出し,大盛り上がりとなりました。午前中には,陸前高田市を訪問されたそうです。明日はまた,市内の他の学校を訪問されるとか・・・・,震災から5年半経過してもなお,気仙沼の私たちにあたたかい気持ちを向けていただいていることに,改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
校内マラソン大会もいよいよ近づいてきました。鹿折川の護岸工事に伴う交通量の大きな変化から,一般道コースは危険と判断しました。校庭の周回コースでの実施になり,例年のような盛り上がりに欠ける面があるかもしれません。『児童の安全』が最優先されなければなりません。御理解と御協力をよろしくお願いします。
児童は,連日,大会に向けての練習に熱が入っています。普段なかなか走ることがない長い道のりを走るだけに,体力と同時に気力の充実も必要です。弱音を吐かずに,全員完走を目指して頑張っています。大会当日は,応援をよろしくお願いします。
鹿折中学校文化祭 頼もしい先輩たちに感動!
23日(日)に鹿折中学校の文化祭を見てきました。テーマは,『百花繚乱』。一人一人の生徒がそれぞれの持ち味を生かしながら,それぞれの存在を示し,もてる力を存分に発揮するように・・・,そんな願いがテーマになっていました。
少年の主張,弁論発表,英語暗唱,どれも学校代表だけあって,主張の論の組み立ても,表現力も,聴く者を引きつける力に満ちていました。中でも,『サクラ学習』(総合的な学習の時間)の各学年の発表は,さすが中学生と思わせる内容と説得力がありました。途中に寸劇なども取り入れながら,見る人・聞く人に分かってもらおうとする工夫がなされていました。誰も恥ずかしがらずに,精一杯演技している姿が,とてもさわやかでした。
そんな先輩たちがいる鹿折中学校へ進み,学べる本校の子供たちは,幸せだなあ~と,つくずく感じました。
STOP!いじめ 人権教育出前授業(5年)
連日のように新聞やテレビで報道される『いじめ問題』。若くして自らの命を絶つ事案報道があるたびに,心が痛みます。そのような悲しいことが起きないように,起こさないようにとの願いから,仙台法務局気仙沼支局の協力をいただき,人権擁護委員の方々をお迎えしての『人権教育出前授業』を5年生で行いました。もちろんテーマは,『いじめなくそう!』です。
はじめに,具体的な生活場面の絵をもとに,いじめにはいろいろな形態があることを確認し合いました。『無視』『からかい』『いたずら』・・・すべて『いじめ』の始まりです。講師の先生の指導で,① もし自分がいじめにあったら・・・・?
② 友だちがいじめられているのを見たら(見つけたら)・・・・?
2つの問いに,一人一人が自分の考えを書き,それを「行動化」を目指して全体でまとめていきました。5年生が見いだした行動目標は,とても具体的で,核心を突いたものばかりです。
私が心打たれたのは,講師の先生の「今までにいじめられたことがある人・・・?」「友だちがいじめられているのを見たことがある人・・・?」「友だちをいじめたことがある人・・・?」の問いに隠すことなく,正直に答えていたことです。つまり,自分の心の中にある『闇』の存在をしっかりと自覚し,それを良心という心の鏡に映し出して,客観的に理解していると言うことです。ですから,5年生が,授業のまとめで見つけ出した答えは,決して『建前だけのお利口さんの答え』にはなっていないのです。
授業後に,講師の先生方もそのことに触れられていました。「とても素直で,いい子どもたちですね・・・・。」と。心がホンワカあたたかくなる週末のひとときでした。
BSーTBS『校歌を訪ねて』の取材を受けました!
BSーTBSの『校歌を訪ねて』という5分間番組の取材を受けました。全校で元気に校歌を歌っている様子や校舎の外観,校庭で元気に遊んでいる様子,真剣に授業を受けている様子,インタビューなどを取材していただきました。加えて,鹿折小学校のOBやOGの方々にも多数集まっていただき,なつかしく校歌を歌う様子も収録していただきました。(5分間の番組といえども,その何倍も何十倍も取材したり,収録したりして,そこから編集する大変さも垣間見ることができました。)
あらためて,本校の校歌の歌詞を読み返してみると,大震災で致命的な大被害を受けながら,今,地域の復興を目指して頑張っている『鹿折』をそのまま言い当てているような歌詞があることに感動しています。
日々に新たに,また日々に,新たに学ぶ 鹿折校
明るいであろう,きっと明るいはずの『未来』に向かって,力強く頑張れ!と後押ししているような『鹿折地区の応援歌』にも思えてきます。それを明るく元気に歌う子供たちに幸多かれ・・・!と願わずにはいられません。私たちは,ふんどしを締め直し,子供たちのためにさらに教育活動充実を目指します。
今日収録した番組の放送日と放送時間は,11月5日(土),夜8時54分から,BS-TBSで放送予定です。どうぞご覧下さい。
あの日の感動再び・・・!市内音楽祭で熱唱
19日,4年生が学校を代表して,市内音楽祭に出演しました。(私事ですが,37年間教員生活で初めて『市内音楽祭』を聴く機会の恵まれました。)
どの学校でも,それぞれの学校を代表するだけあって,どの演奏も歌もきれいで,さわやかで,迫力があって,聴く人を魅了する高い完成度でした。
私などは,1000人を超す人が入場できる広いホールのステージに立つというだけで,心臓がいつもの何倍も何十倍にもその鼓動を強くするようにさえ感じます。さて,我が校の4年生は・・・?実に堂々としていました。(「緊張した~ぁ!」とはいうものの,全くそれを感じさせない様子でした。)何といってもすばらしかったのは,いつも何倍も輝いていた『笑顔』です。歌のうまさに,さわやかな笑顔が加わり,最高にステージとなりました。
『歌の広がる学校』を目指して,これからは4年生がリーダーとなって,さわやかな歌声と笑顔の和を広げていってほしいです。
4年生の皆さん,よく頑張りました。ありがとう。
5年総合『鹿折の宝もの~つながろう 豊かな海と~
学芸会の興奮がまだまださめやらない中,5年生は,総合的な学習で地域の復興のシンボルである『水産加工工場』の見学に行ってきました。水産都市である気仙沼市の人口の約7~8割の人が何らかの形で『水産業』に関わって生活しています。ですから,水産業の復活が,気仙沼市の復興に直結しているといっても過言ではありません。復興しつつある水産業の諸施設やそこで働く人々の様子を見学することで,復興の先にある『気仙沼の未来』を見通してみようとする学習です。
5年生の目には,『気仙沼の未来』が明るいものに見えたのでしょうか?そうでないものに見えたのでしょうか?
5年生の学習は,これから『水産業から海そのものへ,そして,海と森林との関係へ・・・・・』とつながり発展していきます。その過程で,5年生は,何を『鹿折の宝もの』として見つけ出すのでしょう。『モチモチの木』の名演を披露した5年生の今後の学習を期待したいと思います。
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