平成28年度

2017年1月の記事一覧

3年生 クラブ活動見学会 「どのクラブに入ろうかなあ?」

     
 4年生から始まるクラブ活動。興味関心のある異なる学年同志が集まって活動するクラブは、普段の授業や学校行事とは大きく異なります。4月からその仲間入りができる3年生が、今日見学会をしました。『探検バック』を片手に、短時間ずつでしたが、先生と一緒にグルリと学校を一回り。私も同行しました。3年生は、クラブ活動に興味津々です。「あれもいいなあ。これもいいなあ!」そんな熱い視線を送りながら、活動の様子に見入っています。そんな気持ちを察して、6年生もあれやこれやの手を使って、自分たちのクラブの楽しさをアピール。理科実験や卓球・バドミントン・ドッチビーの体験でアピールするクラブがあり、手作りのポップコーンを味見させるクラブがあったり・・・・と、3年生にとっては、それはそれは楽しいひと時でした。これから4年生に進級するまでの間に、今日の見学や体験をもとに入部するクラブを決めていきます。ワクワク、ドキドキの3年生の心臓の鼓動が聞こえてくるようです。
 それにしても、3年生を迎えた今日の4~6年生までの先輩たちは、本当に「やさしさ」にあふれていました。手取り足取り、丁寧に説明し、勧誘してる姿は、鹿折小ならでは・・・・と、また鹿折っ子の「よさ」を再発見できました。

小松歯科校医先生 ありがとうございました

   
 今日,大変うれしくありがたい贈り物をいただきました。30数余年間学校歯科校医をお努めいただいている小松秀男先生からの『玲瓏(れいろう)』の書です。『玲瓏』とは,「美しく澄み切っている様子」という意味で,鹿折小の子供たちに,震災に負けず,それを乗り越え,清々しく澄んだ心で勉学や運動に励んでほしい。そして,りっぱに成長し,地域復興の担い手となって頑張ってほしいとの願いを込め,書かれたそうです。
 これまでも,2014年には『いろは歌』,2015年には『紅白梅図』,2016年には「何事もうまくいく」の語呂合わせで『九頭馬』の書画をご寄贈いただいていました。ご自身も鹿折小学校の卒業生であることから,普段から鹿折小学校の子供たちのことを案じてくださっているのです。
 来週の朝会で,今日のことを紹介し,『玲瓏』の文字に込めた小松先生のお心を子供たちにしっかりと伝えようと思います。
 いろいろなところで,いろいろな方々が,自分たち(鹿折小)のことを親身になって考え,支え,後押してくださっていることに感謝し,「ぶれずに,ひるまずに」夢や希望に向かって頑張っていこうと話すつもりです。小松先生 本当にありがとうございました。

学校給食週間にちなんで(児童集会・給食委員会)

     
 毎年,1月24日から1週間が『学校給食週間』になっています。戦後の食糧難だった頃,子供たちの健全な成長を願い開始された学校給食について振り返って,考えてみようと始められました。本校でも,今朝,給食委員会が企画した児童集会で『学校給食の歴史や残さず食べることの大切さ』について学び合いました。
 中でも,一番盛り上がったのは,『正しい箸の持ち方をしっかり身に付けよう』と,正しい持ち方を確認した後に行った『大豆のはしつまみ競争』です。学年ごとに使う箸に差をつけ,割り箸(低学年)・塗り箸(中学年)・さえ箸(高学年)で45秒間にどれだけ多くの大豆を別の皿に移動できるか競い合う競技です。お友だちの声援を受け,各学年の代表が取り組みました。入賞したお友だちは,手作りの金メダルと銀メダルをもらい,大喜び。また,学校給食クイズもあり,これもまた盛り上がりました。
 日本は,食物自給率が他国に比べ著しく低いにもかかわらず,『食物ロス』(食べずに廃棄する)の量がとても多い国で,大きな問題になっています。そんな問題も併せて考えてみるよい機会となりました。
 今日の会を企画した5・6年の給食委員会のみなさん,楽しい会をありがとうございました。お疲れ様でした。

学力テスト実施&雪上カルタ大会準備 着々!


 CRT標準学力検査を全学年で実施しました。この1年間の国語・算数の指導目標の実現状況を確認し,長所の一層の伸長と弱点の克服を目指すためのテストです。『学力テスト』というと,つい『点数』ばかりを気にして,「よかった。」だの「悪かった。」だのと一喜一憂する姿を見かけます。(確かにそのような側面がないわけではありませんが・・・・。)大切なのは,自分がこの1年間学んで「何ができて,何ができなかったのか?」を客観的に知ることにあります。そこから,巻き返しが始まるのです。
 CRT学力テストばかりでなく,各教科の単元(題材)のまとめテストの結果も,そのように見てほしいと思います。
 決してテストでよい点数をとることに価値があり,悪い点数をとることがダメなのではありません。
 ある教育学者が言っていました。「学習(学問)は,本来,生活とともにあるべきで,学力は生活力とともに成長しなければならない。」と・・・・。このようなことを例示していました。あるお母さんが,子どもに
 「あなた(子ども)の仕事は勉強だから,お手伝いなんかはいいから,まずは一生懸命勉強しなさい。お友だちとも遊ばなくていいから・・・・」
と言ったというのです。家であまり勉強しない子どもを見れば,こうも言いたくなる気持ちも分からないわけではありませんが,これは,間違いです。手伝いも算数・国語と同じくらい大切な勉強です。それでは,大人になって何もできない人になってしまいます。人との好ましい関係を築けない大人になってしまいます。
 大切なのは,子どもの成長に合わせ,その時々にしっかりと経験させることは失敗を恐れず経験させることですし,身に付けさせるべきことはしっかりと身に付けさせるということではないでしょうか。
 『人間力』とでも呼べばよいのでしょうか。学力と体力と『人間力』をしっかりと育てていきましょう。学校と家庭で・・・・。
  
 今日の新聞に県南の小学校で『雪上カルタ大会』が行われたという記事が載っていました。本校でも,白山小学校が伝統行事として実施していた『雪上カルタ大会』を新しい伝統として継続しようと,その準備をしています。職員室前の廊下には,読み札と絵札がきれいに,「まだかなあ~,まだかなあ~!」とその日を待っています。雪はいつ降るか,どれくらい降るか,神のみぞ知る・・・という難点があるので,「何月何日に実施します。」と予告できません。それでも,いつ降るか分からない雪を子供たちは,心待ちにしています。今から,校庭いっぱいに響く子供たちの歓声が聞こえてくるようです。「いっぱい,雪 降らないかなあ~!」

災害公営住宅屋上から,復興の今を眺める(5年,防災学習)

      
 災害公営住宅は,災害時に緊急の『避難ビル』に指定されています。鹿折地区に8棟完成し,居住が開始されたことを受け,緊急時の避難場所の確認のため,防災学習として5年生が見学してきました。今日の学習の目的は,緊急避難ビルに指定されている公営住宅の様子や屋上への避難の仕方について学ぶこと,休日などに地域で遊んでいて緊急事態が発生した時に,どこからどの道を通って『緊急避難ビル』へ向かえばよいか屋上から俯瞰すること,そして,何より地域が今どこまで復興を遂げているのかその実際を,空を飛ぶ鳥になったつもりで見て,知ることの3つです。強い風の吹く中でしたが,5年生はみな真剣に説明に耳を傾け,自分の目を地域を確かめていました。
 5年生は4月から鹿折小の最高学年です。もしもの場合は,年長者として下の学年の子たちをリードして避難する局面も出てきます。自分の命は自分で守ることと共に,弱い立場の人をいたわり,導く役割を担う重要な存在です。そんなことも屋上から地域を眺めながら,考えたのではないでしょうか。頼むよ。5年生!

ビー玉 大冒険(5年,紙工作で迷路づくり)

     
 指先を器用に使いこなせるのは,高等動物の人間だけです。5年生はその能力をフルに使って,紙工作『ビー玉 大冒険』の学習をしています。限られた箱スペースの中をいろいろな材質の紙を切って,並べて,重ねて,曲げて,ねじって・・・・,ビー玉が転がる迷路コースを作る学習です。
 子供たちはいろいろなコースを構想しています。山あり谷ありの起伏に富んだコース,一本橋のように細くなったコース,高い塔からジェットコースターのように速いスピードで転げ落ちるコース・・・・,どれを見てもアイディアに富んでいます。
 この学習で大切なのは,いろいろ面白いコースを構想しても,その通りビー玉が転がってくれるかどうかと言う問題です。「ビー玉」という球体の特性や転がるスピードなどを想定して,できるかできないかを自分では判断して,しっかりとした見通しをもってつくらなければなりません。加えて,思い通りにいかずに途中で失敗することもあります。その時,さらに知恵を絞って,コースを変更したり,材料を替えたり・・・・,試行錯誤が必要です。
 そういう意味では,手と頭をフルに働かせなければならない学習といってよいでしょう。それがこの学習のおもしろさです。
 ややもすると与えられたプリントやドリルなどの学習課題を一生懸命取り組むこと,机に座って漢字の書き取り等をする我が子の姿に,『今日はしっかり家庭学習しているな。』と,安心する親御さんはいらっしゃいませんか。もちろんそんな勉強も大切ですが,これからの先行きが見通せない世の中で,たくましく生きていくには,自ら創造的に切り拓いていく,少々の障害には屈しない,工夫して乗り越えていく力が必要なのではないでしょうか。
 今日の5年生には,それを体現する学習に没頭していました。その集中の様子にたくましさがにじんでいました。いいねぇ。5年生!

冬来たりなば春遠からじ

  
 朝夕の寒さは,寒いと言うより痛さを感じるくらいです。まだまだ寒さは続くのかなあ~と,心が折れそうになりますが,日中の日差しは,どことなく春の到来を思わせるような暖かさを感じられるようになってきました。「もうすぐ春かなあ~」などと,春の到来を待ち遠しく思っています。
 今年度,最高学年として鹿折小学校をリードしてきた6年生の教室をのぞいてみたら,『英語劇:ももたろう』の練習をしていました。小学校でも,新しい学習指導要領では,ひとつの教科として扱われるようになります。これまでの『外国語活動』の集大成として,『英語劇』に挑戦しています。話の筋は誰もが知っているお話しですから,日本語のセリフもみな頭に入っています。それを英語に置き換えて,身振り手振りを交えながら,劇に仕上げていきます。英語がずいぶん子供たちの身近になってきたことを痛感します。
 ぜひ,児童集会などで,全校に披露してください。新しい学習指導要領へつながるよい『学び』になることでしょう。
 このように英語を身近に感じながら,中学校への橋渡しをしていくのです。6年生の小学校卒業も,日一日と近づいてきました。
   
 教室には,図工の『粘土作品』が飾られています。どの作品も,一瞬の動きを見逃さずとらえた大胆な躍動感にあふれたものばかりです。自分が目指したい姿,自分が憧れる姿を投影しているのでしょうか。知らないうちにどんどん『大人への階段』を力強く登っていく6年生の姿を垣間見ることができます。中学に行っても,仲間を大切に,自分を大切に,躍動感あふれる図工作品のように,力強く羽ばたいてほしいです。
 君たちには,その力がある。自信をもって,頑張れ~!

張りつめた緊張 校内席書大会

   
 これまでの練習の成果を発揮すべく,本日5・6校時目に『校内席書大会』が行われました。
 書きぞめの歴史を振り返ってみると,1月2日の『仕事始め』に合わせ,今年一年がよい年になるよう願いを込めて,また,学童は,文字がきれいに書けるようになることを願って,一年の抱負や意気込みを書いて,神様に納めるのが本来の習わしのようです。そのことを開会に当たり全校に話し,大会をスタートさせました。先週の金曜日の最終練習にも増して,今日の各教室や会場の緊張感は,他を寄せ付けないほど強いものがありました。もちろん先生方が声をかけることも禁じられています。
 子供たちは,それぞれにこれまでの練習過程で受けた指導を呼び起こしながら,一字一字ていねいに取り組んでいました。ピーンと張りつめた緊張感というものは,雑然としたことが多い日常に,必要な時間と場であることを痛感しました。
 子供たちもきっといつもの何倍も疲れたことでしょう。よく頑張りました。

書きぞめ席書大会を目指して,特別練習 佳境!

     
 3学期が始まってまだ1週間だというのに,来週月曜日は,いよいよ『校内書きぞめ席書大会』です。2学期後半から,学級ごとに書写の時間や放課後の特別練習をとおして磨いてきた技を試す時がやって来ました。放課後の特別練習の様子をのぞいてみると,教室への侵入者を拒むようなピーッンと張り詰めた空気が漂っています。どの子も真剣に集中して書き込んでいました。
 特に,4月に入学1年生のお友だちは,あの頃,平仮名も十分に読めず書けずだったのが,今では,お手本と見間違えるようなていねいできれいな文字を書いています。子どもの『伸びしろ』というものにあたらためて驚かされます。墨の香りが漂う若草ホールでは,毛筆の練習です。起筆の位置を決めると,一気に筆を走らせ,勢いのあるきれいな線で書き込んでいます。自分でも作品を見る目がだんだん肥えてきて,私が見ると何も申し分のない字を書いているのに,何やら首をかしげて,納得していない様子。ここでも,子どもの成長を実感できます。
 月曜日には,同時間帯に全校一斉で『席書大会』を行います。これまでの練習の成果を存分に発揮して,納得のいく作品を仕上げてください。作品は,2月の学習参観日に校内に掲示する予定です。また,特にすばらしい作品については,市内書きぞめ展に出品します。楽しみです。

朝の雪かき うれしい一日の始まり

  
 昨日の寒さが,夜半から鹿折に雪を運んできました。今朝は,一面の雪景色。パラパラと雪が降り続いていました。
 そんな状況を見て,いち早く出勤した男性職員が,総出で校舎周辺の雪かきに奮闘しました。子供たちが「雪に足を取られて,転んでは・・・・。」との思いからです。校舎周辺・駐車場の雪かきをする先生,道路に融雪剤をまく先生,なんと八幡橋からバイパスの鹿折高架橋下までの歩道の除雪をする先生まで・・・。さらには,それより前に『学校施設管理人』の前田さんが,早朝から学童保育脇の路地から校門までの歩道を除雪してくださっていました。鹿折小学校の先生方と地域の方の子どもを思う気持ちの優しさと安全を守ろうとする強い責任感に,頭が下がりました。
 今朝はそれだけではありません。そんな先生方の姿を見た5・6年生の男子有志が,いっしょに雪かきを手伝ってくれました。朝の交通指導をする横断歩道の所から私が見る限り,誰かから指示を受けたりしたのではありません。自分たちで,考え,判断して,手伝ってくれたのです。スノーダンプやほうきを使って,一生懸命,雪かきをしてくれました。鹿折っ子らしい『すがすがしい優しい善行の心と行動力』にあふれた姿に感動しました。
 その善行の『あたたかさ』に,雪も力負けてしてか,あっという間に消えてしまいました。何ともうれしい一日の始まりでした。
 手伝ってくれた5年生・6年生のみんな ありがとう!