雨のため延期していた『地震想定の避難訓練』を実施しました。
　９：４０　大地震が発生したとの緊急放送が校舎中に流れました。指示に従って，素早く机下に避難，机の脚をしっかり握って，頭やおしりがはみ出ないように，１年生もりっぱに避難できました。
　次に，揺れが収まったので，校庭に避難するように指示が出されました。みんな防災ずきんをしっかりとかぶって，頭を保護しながら，一時避難しました。ムダ話など一切聞かれません。鹿折っ子の訓練への真剣さが伝わってきました。
　さらに，大津波が襲来する恐れがあるとの判断で，学校の西側高台へ二次避難を開始しました。この時，鹿折小学校ならではの避難方法が，６年生は１年生の，５年生は２年生の手を引いて，素早く，しかも優しく避難誘導することです。４月に入学して２ヶ月しか経っていない１年生も安心して避難することができました。
　避難完了するまで，約８分。早い津波到達まで１０分といわれているなか，すばらしい避難訓練ができました。
　今日の様子を見て，鹿折っ子には，確かな防災の知識も，避難の技能も，命を守ろうとする心も，しっかり育っていることを実感しました。
　これからも『津波　てんでんこ』（自分に命は自分で守る）を心にとどめ，万が一の場合，特に，おうちに居る時，遊んでいる時，近くに大人の人がいない時に，適切に命を守る避難行動ができるようにしてほしいと思います。御家庭でもこの機会に，大人不在の時の自宅からの避難の方法について，ぜひ親子で話し合ってみて下さい。

　　
　６月１日の『市内体育祭』の予備日として，１日～３日まで学校給食がストップし，『お弁当の日』となりました。
　昼食時間には，それぞれおうちの人に作っていただいた『お弁当』を広げ，それはそれはみんな美味しそうに食べていました。（こんな日がもっとあればいいなあ～！）そんな心の声が聞こえてきそうでした。
　その後，１年生は『初めてのお掃除』に挑戦。これまでは，６年生のお兄さん・お姉さんのお手伝いをもらっていた教室のお掃除を，今日から自分たちで行うようになります。担任の先生と支援員の先生に，手取り足取りの指南を受けて，隙間ができないように，横に拭いては，少し下がってまた横に拭く……，なかなか思うようにいきません。
　でも，何だかみんな楽しそうでした。
　日本の学校教育のなかでは，教科の学習ばかりでなく，給食指導も清掃指導も，大切な指導内容になっています。子ども達の将来を見通して，自分の教室は自分たちできれいに…，の気持ちの醸成もあわせて，しっかり指導していきます。

　　　　
　　
　第１０回気仙沼市立小学校体育祭が，気仙沼小学校を会場に開催されました。（唐桑町・本吉町との市町合併後の１０回です。それ以前を含めると，５０年以上の歴史がある大会です。私が小学生の頃もありました。）
　昨夜の雷雨にも驚かされましたが，今日の強風にも閉口しました。天気がよく，昨夜の雨でグランドコンディションもよかっただけに残念でなりません。
　鹿折小学校の選手は，練習の成果も含めて，それぞれもてる力を発揮し，頑張りました。なかには，つまずくなどのアクシデントに見舞われたり，僅差で勝利を逃してしまったりした選手もいたので，一層悔しさが募ります。ですから，入賞の数だけで，鹿折の子ども達を評価してほしくないと思います。
　しかし，鹿折といえば，「文武両道，何をやっても・・・・・，常勝」といった歴史と伝統があります。我々指導者は，これまでの指導のあり方を真摯に厳しく評価・・反省しなければと思っています。
　運動会練習と並行しての児童の健康管理，そして本日の熱い応援，大変ありがとうございました。また，早朝から応援テントの運搬や設営，そして，大会終了後の撤収作業まで御協力下さった小山ＰＴＡ会長さんはじめ役員みなさん　大変ありがとうございました。