令和3年度

3年 算数「わり算」

 3校時,3年生の算数の授業を参観しました。いつもは2つに分かれて少人数での授業ですが,今日は出張者が多いためO先生一人での授業です。
 
 いつもは2つに分かれていますので,冒頭は既習事項の復習から入りました。わり算には,①一人分の数を求めるタイプ,②何人に分けられるかを求めるタイプがあることを復習して児童の理解を揃えました。
 
 今日の学習は「0や1のわり算」です。テンポ良く学習を進め,一つ目の内容である0のわり算について,「わられる数が0のときもわり算ができる。また,0をどんな数でわっても答えは0になる。」とまとめました。すぐさま,O先生は「・・・し終えた人は,まとめを指さして立ちなさい。立ったらまとめを微音読しなさい。」と指示しました。O先生はこのような確認のための指示を頻繁に出します。これにより,子供たちには心地よい緊張感が生まれます。
 もう一つの注目点は,「0をどんな数でわっても答えは0になる」というまとめを使えば簡単に問題が解けることを意識づけたところです。「0÷3=0」のあとに書いた問題は「0÷13752=」です。子供たちは全員自信をもって挙手をし,「0」と答えました。同時に算数を学ぶ意義も感じながら。
 
 活気のある授業から,テンポ,確認,変化のある繰り返しなど授業成立のキーワードが頭に浮かんだ1時間でした。こういう指導スキルを後進に引き継ぐことも私たちの年代の責任です。