5年生 面瀬オリジナル気仙沼丼を作ろう

       
 5年生が総合的な学習の時間『海と生きる気仙沼 元気プロジェクト 創造編 面瀬オリジナル気仙沼丼を作ろう』をテーマに,気仙沼市の水揚げの金額上位の魚を活用した気仙沼ならではの海鮮丼を親子で調理し食することでその豊かさを味わうことを目的にした洋教育の授業を行いました。これまで長年マグロ料理のみを扱ってきましたが,気仙沼の魚食の魅力をより深く,より鮮明に実感できるように今年はマグロの他にカツオやメカジキ,サンマ等も取り入れました。初めに宮城県北部鰹鮪協同組合事務局の菊田和博さんから「水産資源の保護とこれからの気仙沼の漁業」というテーマでお話をいただきました。気仙沼沖の豊かな水産資源について,これまで社会科で学んだ親潮や黒潮の学習と重ね合わせて確認し,学ぶことができました。また,魚を捕りすぎない工夫や漁業に携わる後継者不足の問題などについても子供たちは集中して学習していました。講話の後は,北かつまぐろ屋の今野棟崇料理長さんを講師に迎えて親子調理実習を行いました。海鮮丼のデザインは子供たちが考えたものです。料理長さんの素晴らしい包丁さばきによるデモンストレーションを見せていただきました。その後,いよいよ親子での調理。新鮮で品質の良い食材を使って,親子や友達と協力し合ってオリジナル海鮮丼を完成させました。見た目も良く,最高の味でした。食育の面からも本校のこの取組が高く評価され,この度ESD大賞「ネスレ日本ヘルシーキッズ賞」を受賞しました。来る12月3日に金沢大学で表彰されます。この学習を通して改めて気仙沼の海や人の豊かさを感じることができました。