面瀬地区総合防災訓練

 今日は日曜日ですが,振替授業日にして,面瀬地区の総合防災訓練に全校児童が参加しました。当初計画では市の総合防災訓練は11月20日の予定でしたが,事業所の参加した訓練がしたいということで11月26日(土)の実施に変更になりました。しかし面瀬地区では,各地区の区長さん方の話し合いより,地域の方々がより多く参加できるようにと,当初の計画通り本日の実施となりました。一部地区での実施なので,訓練のサイレンは鳴らないということでしたが,鳴っていたので緊張感のある訓練が出来ました。地区からの働き掛けがあったと聞きました。
 今日は面瀬の各地区の訓練の様子を紹介します。
 
 最初にお邪魔したのは千岩田地区です。4つの避難場所に分かれての避難となりました。下沢地区では避難者名簿作りに中学生が活躍していました。
 
 上沢一区は卓球センターに集合して防災散歩です。ごみ拾いも兼ねた活動です。出発前にトランシーバーの使い方も体験しました。
 
 上沢二区は,中学生が設営したテントの中で,講師先生から防災講話を聞きました。赤田は中学男子が外でテント設営訓練をしている間,小学生は名札を作成しました。
 
 高谷地区は密を避けるため大人と子どもが分かれて活動しました。公民館では洪水等に関するDVDを見て話し合いました。鶴巻二区は魚釣りや輪投げ等のお楽しみ部門が既にスタートしていました。でも会館の中では中学生と高学年の女子がおにぎりを作っていました。
 
 青葉ヶ丘は既にバケツリレーなどは終わっており,私が行ったときは新聞紙でスリッパ作りをしていました。上沢三区では大きな釜でビニル袋に入れたお米を炊く訓練をしていました。地区在住の消防士さんから火事の時や避難所での対応等の話を聞きながら炊きあがりを待ちました。
 
 上沢地区はかまどで火をおこし,空き缶でご飯を炊く体験をしました。鶴巻一区では講師を招いてAEDの体験をしました。中学生のお手本を見てからだったので,小学生も上手でしたと,中学校の先生が教えてくれました。
 
 私たち職員は,午後から訓練の振り返りを行いました。「防災クイズは小学生のアイデアを生かしてくれた活動と聞いた」「昨年度より中学生の動きが良くなった」「地域のマンパワーを生かしていた」などプラス評価も出された反面,「『やってみたい人?』と問われても積極的に手を挙げる小学生が少なかった」や「学校行事としての扱いなので活動の内容や質の差は問題ではないか」などの課題も明らかになりました。震災を知らない子どもたちに,震災の教訓を自分事として考えさせるためにはどうするか,この訓練の持ち方をどうしていけばいいのか,知恵を出し合い,地域の保護者・皆様と協力して,真剣に向き合っていきたいと思います。本日はお休みのところご協力ありがとうございました。