2校時,4年生はゲストティーチャーを迎えて総合の勉強です。お出でいただいたのは,気仙沼水産試験場の伊藤貴範先生です。子どもたちが体験したわかめの種ばさみと刈り取りで,子どもたちは「あんな,小さかったわかめの種が2m以上に成長したのはなぜだろう
」と考えたからです。今日は,伊藤先生のお話の中から尾崎のわかめが大きく成長する秘密を探します。

気仙沼の漁業についてお話していただいた後,話題はわかめ養殖の話に。令和2年度は宮城県の生産量が岩手を抜いて1位になったこと。わかめの一生(1年)のサイクルなどについてお話がありました。

「このメカブの部分から胞子が出ます。」伊藤先生はわかめの実物も見せてくれました。そして,話題は栄養塩に。「陸上の植物が育つために栄養が必要なようにわかめにも窒素やリンなどの栄養が必要で,それらは他の物質と組み合わせって塩のように水に溶けています。これらを栄養塩といいます。川の水には栄養塩がたくさん含まれていて,海に注ぎ込んでいます。これを栄養としてわかめは育つのです。」と説明してもらいました。

わかめが大きく育つ秘密が分かりましたね。そして,尾崎の海と面瀬川がつながっていることも分かりました。大事なところをちゃんとメモできましたか。
最後に,気仙沼水産試験場で,より良いわかめの品種を開発するために全国のわかめの配偶体のオスメスを掛け合わせて実験していることを教えてくれました。とても興味深いですね。温暖化が進む海でも育つわかめがいつか出来るかもしれませんね。