令和3年度

2021年9月の記事一覧

1-2 国語「かんじの はなし」

 3校時,1年2組の国語の授業を参観しました。「かんじの はなし」の単元で,本格的に漢字の学習のスタートです。漢字には六書といって6つの成り立ちがありますが,ここで1年生が勉強するのは象形文字です。
 
 前時の山,木に続き,本時は川,口,目を扱います。それぞれの漢字が,その形からできたことを説明し,漢字の形や書き方を確認した後にS先生が示したのはダメな書き方でした。「ちがーう!」「変だーっ!」と反応する子どもたちに,すかさず「どこが違うか説明できますか」と切り返していきます。それぞれの入る位置,線の長さや形をダメな例から学んでいました。
 
 続いて書き方の練習。以前,3年生の漢字の学習でも紹介したように,そら書き,ゆび書き,なぞり書きと練習は進んでいきました。
 
 1年生では,80字の漢字を勉強します。6年生までに1026字を勉強します。全部読み書きできるように頑張ってね。
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タブレットを使った週末の宿題

 先週末,1年生以外は週末にタブレットを持ち帰らせて,宿題を出しました。それぞれの学級でどんな感じで進めていたのかについて,今日は紹介します。
 3年生は,「自分の宝物」を紹介するという課題です。「宝物の写真を撮る」「それについて5文程度で書く」という2つのことを行います。
 
 2年生も同じパターンで,身の回りの秋探しをさせました。ただ,キーボード入力がまだできないので,カードに手書きで見つけたものを書かせていました。今は3年生でローマ字を学習しますが,タブレットのローマ字入力も発展として取り組ませると効率が良いようです。
 
 この子は12もの秋を見つけましたが,ここではアケビを紹介します。(山学校してのアケビ採り楽しかったなぁ。・・・・・・・)
 5年生は,先週から引き続き,社会科の水産業についての学習のまとめ作りです。表現力が向上し,1枚のカードの中に複数の画像や図表を取り込み,レイアウトを工夫して作っています。
 
 少し違うのは4年生の社会科,都道府県の名前のプリント学習です。PFD形式で子どもに送信した課題に,子どもたちが手書き入力して上書き保存して提出します。「先生が丸付けるなら紙のプリントでも同じじぁないの?」と聞くと「印刷の手間だけでも節約になるんです」と言われました。(なるほど)以上が「ロイロノート」というソフトを使った宿題です。
 
 6年生は「eアドバンス」という5教科のドリルソフトから,社会科「貴族のくらし」の問題に取り組むように課題を送りました。タブレットを開くと「G先生から,課題が出されました。」的な画面が出てお知らせしてくれますが,開かなければ気付きません。しかし,6年生のみなさん,誰がやったか,何点だったかなどをG先生は見ることができるのです。気を付けて!
 さて,6年生の週末の別な宿題である短作文も紹介します。その日のお題は「大のつく言葉を20個見つけましょう」でした。Aさんはママ,自分,おばあちゃん,お兄ちゃんなど家族みんなで考えて書きました。宿題がお茶の間の話題になるなんて,なんだかステキですよね。
 タブレットを使ったものに限らず,宿題では何かとお手間をお掛けしていますが,今後ともどうぞよろしくお願いします。 
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5年 総合:かつお一本釣り漁とMSC認証

 今日の2,3校時,日本サスティナブルシーフード協会代表の鈴木允(まこと)様を迎え,5年生が総合的な学習の時間で取り組んでいる海洋教育の学習会を行いました。
 内容は,生鮮カツオ水揚げ25年連続一位を担うかつお一本釣り漁と,鈴木さんが高知や宮崎のかつお一本釣り漁船18隻とともに取得したMSC認証についてです。
 
 前半は,お持ちいただいたカツオについてのお話をいただきました。1本丸々のカツオを触ったことがある子はゼロ,みんな興味深そうに触っていました。自力でエラが開けないため,口を開けて泳ぎ続けないと死んでしまうこと,体の形や内臓がそれに適したものになっていることを実物を使って解説してくださいました。
 
 また,船の仕組み釣り方についても実物などを使いながら紹介していただきました。後半は,MSC認証についてSDGsと関わらせて説明してくださいました。
 MSC認証とは,国際的な海洋管理協議会(本部ロンドン)が,持続可能な漁業だと認めた会社等に付与する認証制度で,「海のエコラベル」と呼ばれています。世界で441件が認定されており,国内では北海道漁連のホタテ,明豊漁業や石原水産のカツオ・ビンチョウ,臼福本店の大西洋クロマグロなどの他,今日紹介していただいた宮崎と高知の船主も認証を受けています。
 
 水産資源を守り,持続可能な水産業を進めて行くには「魚をとりすぎない」「海を守る」「ルールを守る」ことが大切だと教えてくださいましたが,同時にこれは認定を受けるために18隻の一本釣り漁船が積み上げた実績でもありました。5年生の聞く態度は大変立派で,ワークシートにびっしりとメモを取ったり,お話に即した質問をしたりしていました。今日の学習がこれからの探究課題の設定につながるといいなぁと思いました。
 先日の朝会でSDGsについて子どもたちに話しました。子どもたち向けの学習のページも,このホームページのESDのぺーじに加えました。興味のある方はご覧ください。「SDGsって何?」のページへ
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6-1 修学旅行に向けて

 午前中,出張で不在だったため,今日は5校時に学級を回りました。6年1組では学活で修学旅行の役割の分担をしていました。
 
 例えば,結団式の進行(係),児童代表の言葉(係)など,修学旅行の活動の場面毎に必要な役割を書き出し,自分がやりたい係に自分の名前カードを貼っていく方式です。
 
 希望が重なった場合は当事者同士が話し合って決めていました。さすがに6年生にもなると,すべてを自分の思うままにと考える子はいません。スムーズな合意形成をしていました。
 
 係のあとは部屋割りについての話し合いです。通常より余裕がある部屋割りのようです。輪になって話し合っていましたが,なかなか眠れない会津の思い出の夜に想いを巡らせているのだろうなぁと子どもたちの顔を見ながら勝手に想像していました。
 教室の窓側には福島のガイドブックなどもさりげなく置かれ,修学旅行への気持ちを高めていました。子どもたちの準備の様子を見ていて,私もわくわくしてきました。
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プール納会(テレビ放送)

 今日は今シーズンのプール納会を行いました。緊急事態宣言期間中なのでテレビ放送で行いました。
 
 教室のテレビではそれなりに映っているのですが,職員室の仮設スタジオは混沌としています。そんな中でも代表の3人はとても立派でした。
 
 2-2のT君,4-1のKさん,5-1のR君が,今シーズンの水泳で頑張ったこと,泳げる距離がのびたことなどを堂々と発表しました。
 
 私からは,更衣室の密を防ぐ工夫をしたこと,対面しないようなフォーメーションで泳いだこと,本当はわいわい泳ぎたいのにプールの中でのお話を我慢したことなどコロナ対策をしながらの頑張りを讃えるとともに,事故なく終えられたことに感謝したいと話しました。
 プール可否のカード記入や用具の準備などのご協力有り難うございました。
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2-1算数,5-2書写を参観して

 今日は2校時に校舎を回ることが出来ました。
 5年2組は書写の学習でした。手本についての解説の後,かな文字のつながりを意識して先ずは鉛筆で写し書きをしました。その後,毛筆で手本を見ながら練習していきます。
 
 手本を見ていない子は自分の頭の中の「きずな」という文字を書きます。「きずな」とは読めますが手本とは違います。どこから始まってどこまで引くのか,線の太さは,曲がり具合は・・・・手本を見て同じように書くことは,実はとても難しいことです。なので,R先生は手本をよく見るよう声掛けしていました。
 
 2年1組の算数。学習規律がしっかり出来ており,テンポ良く,反応よく授業が進められていました。中でも感心したのはノートがしっかり書かれていることです。黒板に書かれたとものと同じです。全員が。
 
 黒板を見るとN先生は黄色い丸を書いています。それはノートには書かれていません。「一文字あける」の約束なのでしょう。先生の板書をしっかり真似して書いているから子どもたちのノートは美しいのです。
 二つの授業から「習うことは倣うこと」という先輩の教えを思い出しました。「習う」は「教えを受けて身に付けること」,「倣う」は「真似る,模倣」という意味です。先輩は,「身に付けるためには先ず真似ることが大切。そこを疎かにするな。」と教えてくれました。先輩の授業を真似して授業づくりをしたものです。「真似する」「パクる」,なんとなくイメージが悪い言葉ですが,大切な行為だと私は捉えています。思い出話をしてしまいました。
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1-1 国語「はなしたいな ききたいな」最終回

 2校時1年1組の国語の授業を参観しました。今日は最後のまとめ,発表会の本番です。私の都合などで今日まで延びました。
 
 今日は担任のM先生から「あいてをみて」という発表者のめあてが一つ加えられました。延びた分,たくさん練習して原稿を見ないでも話せる子も現れたからです。
 
 前回,撮った映像を見て「声がちょっと小さかった」と反省した子もいました。その子たちの様子を見ていたら,前回よりも声を張って話していたようです。こういう過程が尊いと私は思います。
 
 質問や感想もだいぶこなれてきて,話し手が話したことを尋ねるような質問はなくなりました。感想も具体的にいいねと認めるものが増えました。
 子どもたちの伸びが感じられた楽しい授業実践でした。9月初めからずっとかかわってきたこの単元の実践は,M先生に全国小学校国語教育研究大会愛媛大会で発表してもらう予定です。
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3年生 図工の学習

 4校時,3年生の図工の授業を参観しました。「にじんで広がる色の世界」とう単元で,白いクレヨンで描いた形を生かし,絵の具をにじませた世界を描く内容です。
 
 3年生は水彩の基礎がしっかり身に付いており,絵の具を濃いまま画用紙塗ってしまうような児童はいません。でも,今日の複数の色をにじませて表すという課題は結構難しかったようです。1時間延長した4校時のO先生の解説や友達の良い描き方を見ることで,子どもたちは技術的な部分をイメージと合致させることが出来たようです。
 
 タコは赤,魚は青,海藻は緑というような概念を崩すことによって広がりが生まれます。教科書のねらっているのも,そこなのでしょう。別な色味を加えた子からいい作品が見られるようになりました。
  
 端っこの細かいところから慎重に進めていたので仕上がりまではもう少し時間が必要なようです。どんなステキな作品になるのでしょうか。完成が楽しみです。 
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5-2 家庭科ミシンの学習

 5校時,5年2組の家庭科の学習を覗いてみました。家庭科室での授業ですが,調理台の方まで使って子ども同士の間隔を広くとって座っていました。
 
 今日からミシンの学習ということで,手縫いとミシン縫いの違いを板書で提示し,ミシンが上糸と下糸を絡み合わせて縫うという仕組みを確認しました。この後一人一人ミシンを使ってみるのかなと,勝手に考えて一旦職員室に行き,家庭科室に戻ったら2時間扱いのはずが5校時で終了していました。

 子どもが使うミシンは,ボビンに糸がなかったり,上糸と下糸の調子がくるっていたりしていて毎年最初の時間は調整だけで終わってしまうことがあります。そんな感じだったのかな。今度初めてのミシンの学習の様子をしっかりお伝えします。
 今日は,学校にはいたのですが別件の対応で十分な取材が出来ませんでした。中途半端な記事になってしまいました。ゴメンナサイ。
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4-1 初任研授業研究

 2校時,4年生の算数の授業を参観しました。
 前にもお伝えしましたが,初任のC先生は「初任者研修」(初任研)に取り組んでいます。校内での研修は毎週金曜日,大谷小からお出でいただく拠点校指導教員のK先生,校内の指導教員のY先生等に授業を参観してもらい指導を受けています。私もその授業研究を参観しました。
 
 内容は,87÷25の商を立てるため割る数の25を20と見て仮商を立てるか,30と見るかを判断し,その後仮商を修正して正しい商を立てて計算するというわり算学習のポイントの一つです。
 
 25だと30と見た方が修正がないという事実から,「20に近いか30に近いかで仮商を立てるための割る数を決める。真ん中の5は切り上げして仮商を立てた方がいいかも・・・。」と気づくのがねらいです。計算練習をこなしていくうちにそのことを実感していたようです。
 
 コロナ対策の強化で4年の算数は子どもを教室と児童会室の2つに分けて少人数指導を進めています。今日の授業研究もそのまま半分の子どもたちとの授業でした。心なしかC先生の指導にも余裕があったように感じました。
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