今日も教育実習生の研究授業についてお知らせします。3年1組で実習しているK先生の算数の授業を5校時に参観しました。「あまりのあるわり算」の2時間目で,わる数とあまりの関係について捉えさせ,あまりの大きさに注意して計算できるようにすることが本時の目標です。

「あめが13個あります。一人に4個ずつ分けると何人に分けられて,何個余りますか。」という問題で式は13÷4です。K先生は2あまり5と,わざと間違えた計算をしました。早速,子どもたちから「違う」「もう一人に分けられる」「あまりが5はおかしい」という指摘が入りました。「もう一人に4つ分けられて,あまりは1個ですね」と正しい計算をおはじきの操作で視覚化して表しました。わる数よりあまりが大きいのは間違いだと捉えさせました。

次は,わる数とあまりの関係です。12÷4=3,13÷4=3あまり1・・・・20÷4=5まで,商とあまりを確かめながら板書していき,「何か気付くことはありませんか」と問いかけたのです。「あまりは1,2,3と続く」「でも,あまり4はない」「あまりは,わる数より小さい」・・・・良い気付きです。

K先生は短く指示をします。「ノートに△2と書きます」「書いた人は手を挙げましょう」・・・・K先生のこの指示どこかで聞いたことあるような・・・・実はこの指示,3年1組の担任O先生が集中度とテンポを上げるために使う指示です。ちゃんと指導教員のスキルを身に付けたんですね。あと4日,もっともっといろいろと学んで行ってくださいね。