2016年12月の記事一覧

第2学期終業式 校長式辞

       
 終業式では,校長先生から8月26日の2学期の始業式で,皆さんに頑張ってほしいことの5つ『深く考える子』『広く興味をもつ子』『くじけず続ける子』『健康一番の子』『言葉を大切にする子』をもとに2学期をふり返えるお話がありました。通信票に書かれていた頑張りを紹介しながら,2学期に子供たち一人一人が様々な場面で活躍し,多くの力を身に付け,その力を発揮したことについてたくさん褒めていただきました。子供たちは校長先生のお話を聞きながら,2学期の授業や行事,活動の様子を思い出しながら聞き入っていました。
 児童代表の作文発表では,2年生と6年生の代表が,面瀬フェスティバルや持久走大会,修学旅行,学習面では,かけ算九九,外国語活動など2学期に頑張ったことや3学期の抱負について立派に発表しました。
 終業式後は,冬休みを安全で充実した生活ができるように生徒指導の担当の先生からお話がありました。
 最後に校内マラソンで,頑張った子供たちにマラソンカートの表彰があり各学年で一番になった子供たちへの表彰がありました。全校1位は校庭175周を走った4年男子が代表で校長先生から賞状を授与されました。

海洋教育 カツオについての出前授業

   
 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター特任教授の加藤大貴先生をお迎えして,6年生が社会科「世界に歩みだした日本」の一環として,カツオをテーマにした学習を行いました。気仙沼市が誇るカツオにスポットライトを当てて,江戸時代のカツオの扱いや気仙沼のカツオ漁について触れながら,カツオの一大供給地として江戸時代以来,気仙沼が果たしてきた役割を理解し,地域の歴史や産業について興味を向け,「海とともに生きる」姿勢を「伝承」の側面から担うことのできる児童を増やすことを目標にしたものです。
 加藤先生からは,江戸時代の1697年に出された食べ物図鑑に「鰹魚」と載っていることを紹介し,カツオは脂が乗っていて腐りやすかったことから,干して堅くしたことがこの漢字のあてられたことや,江戸時代でもカツオには高い値段がついたことなどについて教えていただきました。また,加藤先生は,各地に魚や海に関する祭りや風習にも触れながら「海と生きていくためには,海や魚のことを知ることも大切だけれども,それらを忘れないため感謝の気持ちをもって文化を残していくことが重要であることを話されました。心に響く授業でした。加藤先生ありがとうございました。

第2回学校評議員会

   
 第2回の学校評議員・外部評価委員会を行いました。はじめに校長挨拶では,「地域の方々の御協力のお陰で学校の教育活動が軌道に乗っておりますことに感謝を申し上げます。」とお話されました。今回は平成28年度の本校教育活動の成果と課題「やさしく(特別支援教育,生徒指導)」「かしこく(学力向上,海洋教育)」「たくましく(体力向上,各種大会での活躍,感染症予防)」と家庭・地域との連携の大きく4点について,2学期の取組事例と成果・課題を挙げながら資料に基づき各担当から報告しました。その後,委員の皆さんと情報交換をしました。外部評価委員の面瀬中学校の菊田校長先生からは,「スマホ,ゲーム,携帯,交通事故など今日出た課題は小中共通するものであり,参考にしたい。」と話され,中井面瀬公民館長さんからは,「生徒指導のSОSカード」を有効活用して,情報収集と即対応を行ってほしい。」また,評議員の気仙沼鈑金取締役の千葉さんからは,「いじめは親子の関係も現れていると思う。親の考え方や態度が子供に影響している。」など貴重な意見をいただきました。今回の話合いを基にさらによりよい教育活動を推進したいと思います。評議員・外部評価委員の皆さん大変ありがとうございました。 

面瀬学童保育と合同避難訓練

                   
   面瀬学童保育センターと合同で緊急地震速報による避難訓練を行いました。今回の訓練のねらいは,(1)テレビやラジオ,携帯電話から流れる「緊急地震速報を聞いたら,慌てず身の安全を確保できるようにする。(2)学校での授業中及び学童における保育中を想定し,同時刻,同時間帯に強い地震が発生した際の安全な非難の仕方や態度を育てる。というものです。14:30に地震が発生したことを想定し,校舎西門付近を第1避難所とし,学童保育センターからと校舎からの避難を開始しました。面瀬学童保育センターの子供たちは,緊急地震速報が鳴るとすぐに防災頭巾をかぶって,ダンゴムシのポーズをとっていました。避難指示が出るとおしゃべりすることなく避難する様子が見られました。今回は面瀬学童保育センターの防災基本指針が策定されたことから,学童保育と小学校の授業が行われる時間に避難訓練を実施したものです。今後もどんな場面でも子供たちが速やかに避難行動がとれるように防災訓練を実施していきたいと思います。

校長講話「江戸しぐさ」

   
 校長先生から「江戸しぐさ」についてのお話がありました。「江戸しぐさとは,江戸商人たちが築き上げた人の上に立つ者の行動を表したものです。江戸の人々は,お天道様にははずかしくないように行動することや,人のおかげで物事が成り立っているという考えを通して,真心もって人間関係を大切にしようとしていました。江戸時代は260年以上もの間,戦争のない平和な時代が続きました。その平和な安心な社会を支えたのがお互いに気持ちよくくらしていくための知恵である「江戸しぐさ」です。いくつか紹介します。「肩引き・蟹歩き」・・・せまい道ですれ違う時のしぐさ。「傘かしげ」・・・雨の日にすれ違う時に相手をぬらさないしぐさ。「こぶし腰うかせ」・・・複数の人が一緒にすわる時のしぐさ。「会釈のまなざし」・・・たがいに会釈してあいさつを交わすしぐさ。七三歩き」・・・自分の道は三分,相手の道は七分のしぐさ。「うかつあやまり」・・・お互いに「すみません」と謝るしぐさ。「束の間くじさ」・・・他人と一言二言あいさつを交わすしぐさ。「念入りしぐさ」・・・火の消し忘れや忘れ物を確認するしぐさ。などです。この「江戸しぐさ」から学ぶことは,「思い」は見えないけど「思いやり」は目に見えること。「心」は見えないけど,「心づかい」は目に見えることです。全校の皆さんもこの江戸しぐさのような気持ちをもって思いやりのある優しい行動をとってほしいと思います。」とお話されました。子供一人一人が興味深い表情で校長先生のお話を聞いていました。教室にかえって早速,江戸しぐさを実践する子供の様子も見られました。