下に示したのは,5年生の「さざなみタイム」(本校の総合的な学習の時間)の年間計画です。
上の部分が一方の柱スローフードについての内容です。5年生は,「豊かな海 気仙沼 見つめよう,考えよう,気仙沼の水産業」と題して海に関するテーマを個々に設定し,個人研究を行います。
下の部分は防災(津波・災害)に関する内容です。5年生は地域毎の防災マップを作成します。
防災については10時間,スローフードについては60時間という枠組みは3年生から6年生まで共通しています。

「豊かな海 気仙沼」の学習の流れは,大まかには,課題設定,調べ学習,まとめのレポート作成,発表という流れで学習は進んでいきます。
課題意識を耕したり方向性の見直しに役立つよう,ゲストティーチャーを迎えてのトピック授業も位置付けています。昨年度はサメのの加工品の研究をしている渡辺海司さん,NPO森は海の恋人の理事長:畠山重篤さんなどにお出でいただきました。
また,座学だけでなく漁業体験をさせて実感のある学びをさせるため,ワカメの養殖体験を取り入れています。
学年での発表会のあと,地域の方や学習でお世話になった方々を招いて,5,6年合同での海のフォーラムを開催して学習が完結します。
全体を通して,総合的な学習やESDのファクターである体験,探究,発信,交流を位置付けた計画に作られています。