2022年4月の記事一覧

4年生と作文の勉強をしました。

 今日の2校時,4年生と一緒に作文の勉強をしました。昨年度から4年生以上の子どもたちは週に1回(昨年度の6年生は週2回),400字程度の短作文を書いています。私が読んでコメントを書くという約束で取り組むことになりました。デビューとなる4年生に対して,どのように進めるのか,どんなお題で書くのかなどの導入指導を行いました。
 
 私は,作文上達のコツは「多作」(たくさん作ること)と「楽作」(楽しくつくること)だと考えています。そのためには楽しいお題が必要なので,担任時代に使っていた「日記に書くことがなくてこまったときのネタ集」の一部を子どもたちに紹介しました。そして,今日は「なりきり作文」を書くことにしました。
 
 「僕は上履き。ご主人様は山田潔君。山田君に言いたいことがある。・・・・」という書き出しで上履きになりきって書いた私の作文を紹介すると,子どもたちは「何になりきろうか」と楽しそうに考えていました。
 
 早く書き上げた子どもの作文を紹介すると,笑い声と拍手が起こりました。楽しく書いて良いんだと安心すると,子どもたちの発想はどんどん膨らみます。机からの落下事故に遭う「鉛筆」,鉛筆で刺されたりちぎられて投げられる傷害事件の被害者の「消しゴム」,家に帰ると玄関で放り投げられる「ランドセル」,強く抱きしめられヨダレもつけられる「ぬいぐるみ」,洗濯機でぐるぐるされておぼれる「名札」等々。
 休み時間に書き上げた作文を日直さんが校長室に届けてくれました。その中から秀作に選んだ作文を1つでけ紹介します。
 私は靴下。ご主人は○○ちゃん。○○ちゃんに言いたいことがある。穴があきそうになっているときに,いじって穴をあけて,ばあちゃんに縫ってもらうのはやめて。穴があくのも痛いし,縫ってもらうのも痛いんだよ。縫ってもらったらもう穴あけないでよ。・・・・・・
 ズボンなどにちっちゃい穴があくと,指をつっこんで大きくしてしまい母に怒られていた私にはすごく共感できる作文でした。4年生の皆さん,楽しい作文をたくさん書いてくださいね。
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