2022年11月の記事一覧
保健委員会担当の児童集会/メディアコントロールにチャレンジ
さて,今日の朝会は保健委員会担当の児童集会です。スマホやタブレットのつきあい方や睡眠の大切さについて寸劇を交えて紹介してくれました。
再び登場のT君とK君が教室の様子を再現しました。しゃきっとして学習に取り組むT君に対して,K君はだるそうで勉強に身が入りません。昨夜の様子をプレイバックしてみると,9時には休んだT君に対して,K君は家族の言うことも聞かず遅くまでゲームをしていました。そのせいで頭がぼーっとしていたようです。
寸劇の後,「疲れを取る」「成長を促す」「記憶を定着させる」などの睡眠の効果について5年生の保健委員さんが教えてくれました。今日の朝会で,大切な睡眠を取るために,スマホやタブレット,テレビなどのメディアとのつきあい方を自己管理することが大切だということが,みんな分かったようです。
ということで,本日,「お家でメディアコントロールにチャレンジ」というお便りと「チャレンジカード」を配付しました。趣旨をご理解いただき,お子様が積極的にチャレンジ出来るようにお声掛けをお願いします。
以下に,PDFファイルを添付します。(紙出しして配付したものと同じものです。)
メディアコントロールのお便り.pdf メディアコントロールチャレンジカード.pdf
1-2,2-2 朝のおはなし会
1年2組に来てくださった三橋千代子さんが,読んでくれたのは「おむすびころりん」です。誰でも知っているお話ですが,三橋先生の巧みな読み聞かせで,ぐっとお話に引き込まれている感じでした。(下の写真を見ると分かりますね。)
2年2組にいらっしゃった小野寺智恵先生は,大型絵本の「ちか100かいだての家」を読んでくださいました。
ミミズ,ハリネズミ,ダンゴムシなど10階毎に違う生き物が住んでいましたが地下100階には,100歳のおばあちゃんカメが住んでいました。帰りはカメが一気に地上まで送ってくれました。1年生同様に,大きい絵本と小野寺先生の読みに夢中になっていました。
今年度の分は次回12月5日で最後になります。最終日は読み聞かせボランティアの方々にお礼のメッセージが贈られる予定です。
5年生 海洋教育こどもサミットin気仙沼(オンライン大会)
8グループに分かれて交流しました。面瀬小は第4グループで岩手県洋野町立宿戸小学校,洋野町立向田小学校,唐桑中学校,気仙沼高校Cが同じグループです。
第1部の実践発表では,Hさん,Yさんが代表して,面瀬小の海洋教育の取組とそれぞれの個人探究(「海洋プラゴミについて」,「魚を獲る漁法について」)について発表しました。
向田小学校は海から20kmの中山間部の学校で,海にとっての里山の大切さを「フルボ酸鉄」のことも交えて発表しました。(「これ海と山をつなぐキーワードだから覚えておくといいね」と,思わず口出ししてしまいました。)
発表や質問はカメラ前に出て行いました。他校の発言の後にもちゃんと拍手をしたり,進行する気高のお姉さんの問いかけに反応したり,本校の5年生は本当に律儀で良い子たちです。
第2部の深め合いは,「未来で海と生きるために,必要なことは何だろう?」というテーマで,それぞれが事前に考えて書いたフリップを紹介する形で行いました。考えが多岐にわたり,進行の気高生は取りまとめに苦労していましたが,画面を通して,他校の人たちの考えに触れたり,分からないことを質問し合ったりすることを通して,いろいろなことを考えることが出来たように思います。
授業時間を越えた長丁場になりましたが,最後まで真剣に参加した5年生の皆さん,H先生,お疲れ様でした。
6年生 社会科校外学習「煙雲館」見学
400年以上の伝統を誇る鮎貝家は伊達家筆頭の家柄で,伊達家由来のものもたくさんあります。床の間の掛け軸は伊達政宗の書状で,下の小さな着物は正宗の幼少期,梵天丸の時代に着たものということです。竹に雀の紋が背中にありました。
鮎貝家のすごさ,その2は,近代短歌の父と言われる落合直文を輩出したことです。
直文は13才で仙台神道中教院に入り,その学校の校長だった国学者の落合直亮に才能を認められて,養子になりました。その後,東京大学古典講習科で神学や国文学を学び,国文学者,そして歌人として明治時代に活躍しました。第一高等学校(今の東京大学)などで教師をし,「ことばの泉」という辞典も作りました。(下の肖像画の下にあるのがそれです。)
歌人としては,1893年33才のころ,「浅香社」という短歌のグループを作りました。弟子には,与謝野鉄幹,与謝野晶子,高村光太郎,石川啄木,北原白秋など今も名を残す有名な歌人,詩人がたくさんいました。
ところで,5年生の子どもたちの使っている国語の教科書には,直文の「霜やけの小さき手して蜜柑むく 我が子しのばゆ 風の寒きに」という短歌が載っています。10年以上前,教科書の編集者から「今度の教科書に『季節の足音』というコーナーを作って,季節毎の詩や俳句,短歌を載せたい。東北地方の歌人と作品を推薦して欲しい」という依頼受けました。私と同じ気仙沼出身でしたし,当時,子育ての真っ最中だったこともあり。子を思う親心を詠んだ直文の短歌に私は惹かれていました。
「父君よ 今朝はいかにと 手をつきて 問ふ子を見れば 死なれざりけり」
肺の病気を患っていた直文に対して,「お父さん,今朝はお体の調子はいかがですかと心配する我が子を見ていたら,死んでしまうことなんてできないではないか。」という歌です。霜やけの歌も,病気療養のため一人家を離れている我が子を思い出して,寒い風が吹きすさぶ今頃は,可愛い手が霜焼けでかゆいんだろうなぁ,元気でいるのだろうかと心配している歌です。当時の私はこの歌が好きだったので,この歌を推薦しました。(昔話を語ってしまいました。)
鮎貝家のすごさ,その3は直文の兄の盛徳は初代気仙沼町長を務めた人だということです。市民会館の所に銅像が建っています。G先生が持っているのが盛徳の資料です。私も初めて二階に上げて貰いましたが,鮎貝家が治めていた頃の松崎村の地図もありました。中央を左右に走る青い線が面瀬川,赤田という地名もあります。子どもたちが,見つけました。
最後は国の名勝に指定されている池泉回遊式庭園の散策をしました。直文は「恋人」という言葉を初めて使った人とも言われています。なので,この庭園も左回りすると恋が成就すると言われているそうです。もちろん子どもたちは,色づく紅葉の下を左回りで散策しました。
鮎貝館主さんからは可愛いストラップのお土産までいただきました。貴重なお話の数々本当に興味深く聞かせていただきました。有り難うございました。子どもたちは,今日の学びを新聞形式でまとめるそうです。写しの一部でもお届けできたらいいなぁと思っています。
面瀬地区総合防災訓練
今日は面瀬の各地区の訓練の様子を紹介します。
最初にお邪魔したのは千岩田地区です。4つの避難場所に分かれての避難となりました。下沢地区では避難者名簿作りに中学生が活躍していました。
上沢一区は卓球センターに集合して防災散歩です。ごみ拾いも兼ねた活動です。出発前にトランシーバーの使い方も体験しました。
上沢二区は,中学生が設営したテントの中で,講師先生から防災講話を聞きました。赤田は中学男子が外でテント設営訓練をしている間,小学生は名札を作成しました。
高谷地区は密を避けるため大人と子どもが分かれて活動しました。公民館では洪水等に関するDVDを見て話し合いました。鶴巻二区は魚釣りや輪投げ等のお楽しみ部門が既にスタートしていました。でも会館の中では中学生と高学年の女子がおにぎりを作っていました。
青葉ヶ丘は既にバケツリレーなどは終わっており,私が行ったときは新聞紙でスリッパ作りをしていました。上沢三区では大きな釜でビニル袋に入れたお米を炊く訓練をしていました。地区在住の消防士さんから火事の時や避難所での対応等の話を聞きながら炊きあがりを待ちました。
上沢地区はかまどで火をおこし,空き缶でご飯を炊く体験をしました。鶴巻一区では講師を招いてAEDの体験をしました。中学生のお手本を見てからだったので,小学生も上手でしたと,中学校の先生が教えてくれました。
私たち職員は,午後から訓練の振り返りを行いました。「防災クイズは小学生のアイデアを生かしてくれた活動と聞いた」「昨年度より中学生の動きが良くなった」「地域のマンパワーを生かしていた」などプラス評価も出された反面,「『やってみたい人?』と問われても積極的に手を挙げる小学生が少なかった」や「学校行事としての扱いなので活動の内容や質の差は問題ではないか」などの課題も明らかになりました。震災を知らない子どもたちに,震災の教訓を自分事として考えさせるためにはどうするか,この訓練の持ち方をどうしていけばいいのか,知恵を出し合い,地域の保護者・皆様と協力して,真剣に向き合っていきたいと思います。本日はお休みのところご協力ありがとうございました。
1-1 算数くり下がりのひき算
12-3の計算は,引かれる数(12)を10と2のサクランボに分けて,「10-3=7」 その7に分けていた2を足して「7+2=9」,答えは9になります。このように,引かれる数を分けてするサクランボ計算を,①引き算,②足し算の手順で計算するので「減加法」と言います。(私たちの業界用語です。)
ここまでは,前の復習なので,計算手順毎にくじ引きで発表者を決めてゲーム感覚で楽しく進めていました。
今日の学習はもう一つのサクランボ計算で,足す数の方を分ける計算です。このやり方のポイントは12-2=10と引き算しやすいように,引く数(3)を引かれる数の一の位の数(2)と合わせて(2)と(1)に分けることです。A君は12-2=10で10個になったブロックからまだ引いてない1個を取りました。
10-2=10,10-1=9と引き算が2回続くので,このやり方を「減減法」と言います。先ほどポイントと言ったところが大切なので,私は「簡単に引き算できるように,引かれる数の12の2に合わせて,引く数の3を2と1に分けます。」「12-2=10,その10から残りの1を引いて9,答えは9になります。」というふうに説明させてきました。計算過程を言語化するこの取組を「お話計算」と呼んでいます。解法の効率性を意識させることに有効です。今後の学習を考えると減加法で統一して指導する方が混乱がないのですが,教科書があえて減減法を取り上げているのは,思考力を重視しているからだと考えられます。例えば,類推的に思考場面は算数には数多くありますが,帰納的思考を鍛える場面は限られています。どんな思考を鍛えるか,そんなことも考えながら学習指導は進められています。
6-2 音楽「メヌエット」
音楽の授業のウォーミングアップでした。大きな声を出して歌わない,鍵盤ハーモニカやリコーダーは運指だけ,のような音楽らしくない音楽の授業をしてきた中で,リズムや動きを楽しむ工夫のようです。
コロナの感染が下火になってきた9月後半から,鍵盤ハーモニカやリコーダーを実際に演奏しての学習を徐々に取り入れてきました。ただ今でも,コロナ禍前のような全面解禁には至っていません。
6年生のような20数人の学級は教室で換気をしっかりして,みんなで合わせる時に演奏するように限定的に行っています。(人数の多い学級は多目的室や音楽室で同様に行っています。)見ると,上の窓だけでなく,前後の戸も全開で換気しています。もちろんCO2センサーも使いながら。巷では第8波の入口とのニュースが流れ,県内の感染者も増加傾向でが,学校では通常に近い学習が出来るようにいろいろと工夫をしながら授業を進めています。
保護者の皆様には,引き続き,健康チェックと健康観察カードの記入のご協力をお願いします。
3-2 図工「光 サンドイッチ」
枠を切り抜き,トレーシングペーパーを貼り付けたら,次は仕切りのパーツ作りです。ハートや星形など可愛らしい形を作っていきます。
仕切りのパーツができたら,それを並べてみます。枠に接している大きな仕切りにした子もいました。これは海の中のイカかな,動物園のウサギかな。
思い思いのパーツを台紙に木工用ボンドで接着していきます。それが終わったら色セロファンを仕切りのパーツに貼って,ステンドグラスのようにしていきますが,残念,ここで4校時が終了。続きは来週の図工の時間のようです。作品が出来たら見に来るので教えてくださいね。
1年生 体育「多様な動きをつくる運動遊び」
1つ目のグループはステージから,セーフティーマットに飛び降ります。2つ目のグループは,走り幅跳びのように両端から張ったゴム紐を跳び越します。
数回跳び越した子は,別な跳び方を考え,飛び込み前転のような技に挑戦していました。
一番盛り上がっていたのは,やはり,3つ目の肋木チームでしょうか。どこから跳ぶかは自分で選べますが,他の場所より高いですから,緊張感もあることでしょう。
低学年の体育の単元名には「○○の運動遊び」的なものが多くなりました。遊びの中で培われた様々な動きが,外遊びの機会が減ったため身に付かなくなっていることもその要因の一つだと言われています。体育の中にいろいろな動きを意図的に位置付けなければ,遊びだけではその動きを身に付けられなくなったのでしょう。特に回転系の動きは低学年までに経験させた方が良いということですから,小さい内にたくさん鉄棒にぶら下がる機会を設けたいですね。
4年生 ワカメ種ばさみ体験
元気よく挨拶をした後は,尾形さんからワカメの種についてのお話をいただきました。植物のような丸い種をイメージしていた子も多かったようです。
「メカブから出る胞子だからもともとは目に見えないサイズだね」と補足すると納得していました。「種」というよりは「ワカメの赤ちゃん」の方が子どもの考えに近いかもしれませんね。
その後,はさみ方の体験です。直径2cmほどの幹綱にワカメの赤ちゃんが付いた細いロープを挟んでいきます。
本来は,幹綱をひねって開く子と種の付いた細いロープを挟む子二人組になって作業しますが,今日は大人の方々に開いてもらったので,間隔にも悩むことなくスムーズに進みました。50mほどの幹綱2本にあっという間に種をはさみ終えました。挟んだ幹綱は海に設置され,2月中旬に刈り取れるサイズに成長します。刈り取りの体験もさせていただくことになっています。
松岩尾崎マルセンワカメグループの皆様,ありがとうございました。刈り取りを楽しみにしながらワカメの勉強を進めたいと思います。
ワカメ養殖の教材化を始めた頃は設置作業も刈り取り作業も,子どもたちを船に乗せて行っていました。安全面から海上保安庁の規制が厳しくなり,今はそれが出来なくなりました。子どもたちが体験出来ない海上での作業をVR(バーチャル・リアリティ)教材で体験させられないかと,昨年度より市のICT支援員の方と一緒に教材作りをしてきました。先日それが完成したので,本校の4年生にお披露目する予定です。
面瀬小ニュース
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