今日の２校時，４年生と一緒に作文の勉強をしました。昨年度から４年生以上の子どもたちは週に１回（昨年度の６年生は週２回），４００字程度の短作文を書いています。私が読んでコメントを書くという約束で取り組むことになりました。デビューとなる４年生に対して，どのように進めるのか，どんなお題で書くのかなどの導入指導を行いました。
　
　私は，作文上達のコツは「多作」（たくさん作ること）と「楽作」（楽しくつくること）だと考えています。そのためには楽しいお題が必要なので，担任時代に使っていた「日記に書くことがなくてこまったときのネタ集」の一部を子どもたちに紹介しました。そして，今日は「なりきり作文」を書くことにしました。
　
　「僕は上履き。ご主人様は山田潔君。山田君に言いたいことがある。････」という書き出しで上履きになりきって書いた私の作文を紹介すると，子どもたちは「何になりきろうか」と楽しそうに考えていました。
　
　早く書き上げた子どもの作文を紹介すると，笑い声と拍手が起こりました。楽しく書いて良いんだと安心すると，子どもたちの発想はどんどん膨らみます。机からの落下事故に遭う「鉛筆」，鉛筆で刺されたりちぎられて投げられる傷害事件の被害者の「消しゴム」，家に帰ると玄関で放り投げられる「ランドセル」，強く抱きしめられヨダレもつけられる「ぬいぐるみ」，洗濯機でぐるぐるされておぼれる「名札」等々。
　休み時間に書き上げた作文を日直さんが校長室に届けてくれました。その中から秀作に選んだ作文を１つでけ紹介します。
　私は靴下。ご主人は○○ちゃん。○○ちゃんに言いたいことがある。穴があきそうになっているときに，いじって穴をあけて，ばあちゃんに縫ってもらうのはやめて。穴があくのも痛いし，縫ってもらうのも痛いんだよ。縫ってもらったらもう穴あけないでよ。･･････
　ズボンなどにちっちゃい穴があくと，指をつっこんで大きくしてしまい母に怒られていた私にはすごく共感できる作文でした。４年生の皆さん，楽しい作文をたくさん書いてくださいね。

　今日の３校時，全校で地震発生対応避難訓練を行いました。三陸沖で震度６弱の地震が発生したという想定です。緊急放送を聞いて先ず各自の机にもぐって頭を守りました。
　
　その後の放送を聞いて避難開始です。１階の子どもたちは教室前方のガラス戸から避難します。今日は校庭の状態が良くなかったのでプール前や校舎前に整列して人数確認をしました。
　
　津波注意報が発令されたという想定の指示で，第２次避難場所の高台へ移動しました。（第２次避難場所は梅村マルティナ気仙沼FSアトリエ様の私有地をお借りしています。ありがとうございます。）
　
　子どもたちは「おはしも」（おさない，走らない，しゃべらない，もどらない）の約束を守ってしっかり訓練に取り組んでいました。大変立派な訓練で誇らしく思いました。
　講評の中で，「お家にいる時に地震や津波がきた場合の避難場所もお家の人と確認しておきましょう。」と話しました。今夜の食卓の話題に加えていただければ幸いです。

　今日は，２～６年生で国語と算数の標準学力調査を行いました。昨年度までは，１２月に実施していたテストです。教材費として家庭から集金して実施していましたが，今年度からは県の学力向上マネジメント事業が拡充され市内全校が４月と１２月の２回，ご家庭の負担なしで実施できるようになりました。
　
　４月のテストで実態を把握して，それに応じた手立てを講じ，１２月のテストでその効果を検証するという取組で，同じく県費等で導入したタブレットドリルも２回のテストにリンクした問題になっています。
　
　国語，算数とも問題文の量が多く，読解力を要するものです。また，国語は最後に作文の問題があり，なかなか難しい問題構成ですが，どの学年も真剣に取り組んでいました。
　
　本校の学力は全国平均と同じか，少し下回るレベルで，学力向上は学校課題の１つです。今年度は，その解決のために，授業ではしっかり考えさせること，繰り返し練習することを大切にして進めること，家庭学習のシステム化を進めることなどの手立てを講じていくことにしました。このホームページでもその取組の具体例を紹介していきたいと思います。

　今日から全学年の通常通りの授業がスタートしました。子どもの声が響く校舎はやっぱりいいです。保護者の皆様にはいろいろとご心配をお掛けしました。
　２年１組では３校時に算数の勉強をしていました。たし算の筆算の導入の時間です。二位数＋二位数（35＋12）はどうやって答えを求めるかを考えました。
　
　E君は35と12をサクランボに分けて30＋10=40，5＋2=7，それを合わせて47と考えました。お隣と考えを発表し合って，位ごとにたし算すれば求められそうだということを導き出していきました。授業を見ていて日常が戻ってきたように感じました。
　
　３年２組では校内でのZoom接続練習をしていました。これは臨時休業明けすぐに取り組むよう私が依頼したことです。一度，担任の先生が主催するZoomに参加しておくと，二度目からはミーティングIDを改めて入力しなくても参加できるようになるからです。
　
　こちらは，有事のときにも日常を失わないための手立てです。明日は，新しいドリルソフトの「タブレットドリル」へのログインもする予定だとC先生が言っていました。今回は日常の有り難さを改めて感じました。後手に回りましたが，それぞれ新しい日常のために頑張っています。
　ホームページをお休みしている間に５０万アクセス突破しました。閲覧・応援ありがとうございます。

　本日，学年毎に交通安全教室を行いました。昨日のマチコミでお知らせした通り，小雨版の内容での実施です。１校時は１年生が学校周辺の道路を使った歩行の実地訓練，４年生が体育館で正しい自転車の乗り方や安全確認などの学習を行いました。
　
　「道路の数の分だけ確認しますよ。」「右，左，右」「止まってくれた運転者さんの目を見て」などの声掛けをいただきながら，西門前の横断歩道を渡りました。
　
　その後は西に歩いて移動して交差点での横断訓練も行いました。また，「交通安全のはひふへほ」や「トマトの横断の約束」などについても確認していました。（１年生の写真が今日も大きめのモザイク，引きの写真でスミマセン）
　４年生は，安全な自転車の乗り方についてのビデオを視聴しました。その後，自転車点検の「ブタハシャベル」，乗り出しの１２３４５のお話を聞きました。
　
　実地訓練はできませんでしたが，エア自転車で後方確認など乗り出しの１２３４５を練習していました。お巡りさんと交通指導隊の皆さんには２，３校時も別の学年に指導いただきました。ありがとうございました。
　実施前の打合せで指導隊の方から，自転車に乗れない子どもが増えているというお話を聞きました。私の子ども時代は自転車に乗れることが通過儀礼の１つで，全員が自転車に乗っていました。時代の変化に伴い，交通安全教室の在り方も見直す必要があるのかもしれません。
　下校指導が終わり，今日から１年生は付き添いなしで帰ります。１年生のみなさん，今日の学びを生かして安全に気を付けて帰ってくださいね。

　４校時，３年１組では国語の学習をしていました。「くらべてみよう」という２時間扱いの単元で，目的を意識して観点を見付け，それを基にして比較し，表に整理して適切なものを考えるという学習です。「遠足のおやつにするならバナナ，チョコレート，キャラメルのうちどれがいいか？」を考えていました。教科書の表を参考に自己決定をさせました。軽いし，溶けないし，10個もあって長く楽しめるキャラメルを選んだ子が多かったようです。
　
　ある子の「あーっ，キャラメルにすればよかった」というつぶやきにO先生はすかさず反応して言いました。「答えが当たった，ハズレただけじゃなくて，友達の考えを聞いて，そっちの方が良かったなぁと思えるところが，みんなで授業することの良さですね。○○君は真剣に考えていたから，キャラメルにすればよかったと言ったのですね。」その子の真意は違っていたのかもしれませんが，O先生はあえてこのように言って授業では他の考えに耳を傾け受け入れていく柔軟さが大切だと，その子にも周りの子たちにも伝えているのです。
　
　また，O先生は「教科書を持って微音読しましょう。」「先生が読みますので読んでいるところを指でなぞりましょう。」と指示し，それを子どもたちに徹底させます。徹底するのは，スルーすると「しなくてもいいのだ」と考えるようになるからです。そして，しっかりできている子を大げさに褒めて，できている自分の存在を自覚させます。
　
　私たちは「積極的な生徒指導」ということばをよく使います。授業中の積極的な生徒指導とは、授業の中で、児童生徒に自己決定を促し、自己存在感を与え、学び合いなどを通して共感的な人間関係をはぐくむことにより、自己指導能力を育成することです。これができている学級には大きな問題行動が起きないと言われています。３年１組の授業の中には積極的な生徒指導の要素が見て取れました。若い先生方にも身に付けていってほしいものの１つです。

　今日は午前中出張だったため，校舎を回れたのは５校時でした。５校時，６年１組からは元気な英語の歌声が聞こえていたので，お邪魔しました。
　
　外国語の学習は担任の先生とALTのJ先生と二人で指導します。ここではG先生が授業を進め，正しい発音や話し方をJ先生から示してもらいながら展開する形が基本となっています。
　
　子どもたちは，教科書とは別に上の写真のようなPD（ピクチャー・ディクショナリー）を使って，たくさんの英単語に触れています。今日は国の名前について取り上げました。
　
　J先生の発音を聞いて何やらPDに書き込む子どもたちがいたので近づいてみると，発音をカタカナで書いていました。カナダは「キャナダ」，エジプトは「イジプト」とメモしていました。ネイティブの発音を身に付けようとする姿勢がいいですよね。
　気仙沼市は今年度，文科省の事業を活用して５，６年で外国語のデジタル教科書を導入する予定です。もうすぐ子どもたちは家庭でもタブレットでネイティブの発音を聞くことができるようになります。もっとたくさん英語に触れて欲しいです。

　本校で最も１クラスの人数が多い４年生は，児童数が４０人です。あと１人増えると２クラスになるという境界の学級です。４０人だと普通教室では中々の密状態になるため，コロナの状況が改善されるまで，音楽室で学習することにしました。ある子は「広くて明るくて良いです」と音楽室の居心地について前向きに話してくれました。このクラスはこういうところがステキです。
　
　２校時は，担任のS先生と学活で係りについて話し合っていましたが，３校時，４校時と別な先生と学習していました。先ず，３校時の算数は算数の教科担当のY先生が指導します。Y先生は４，５，６年の算数を指導します。４年生は人数が多いのでY先生の他に昨年同様Y先生と２つに分けて指導してもらう予定です。
　
　今日は最初の算数でしたので，２つに分けずに全員でY先生から算数の学習の進め方について説明を受けました。算数は４月初めにパナソニックからの研究助成で教師用のデジタル教科書を購入しました。今日はそのお披露目もしたようです。音楽室だと後ろの子には少し文字が小さいと感じました。
　
　４校時の理科は講師のS先生が担当します。４，５，６年の理科を教えます。まだ教師としての経験が少ないので，４，５月は担任の先生とのTT（ティームティーチング）で授業を行う予定です。
　新しい教室，新しい先生と心地よい緊張感を感じながらの授業のスタートになったようです。

　暖かい日差しの中，本日，令和４年度の入学式を行い，新しく４７名が面瀬小学校に仲間入りしました。
　本当はかわいらしい１年生の姿を紹介したいのですが，個人情報の取り扱いについてまだ了承をいただいていないので，今日は子どもたちの画像は引きの小さく映っているものや後向きのものを使います。ごめんなさい。（本校のホームページの画像はすべてモザイク処理をしています。また，個人の氏名は出しません。）
　
　担任の呼名に元気に返事をして立ったり，私の方をしっかり見て話を聞いたりとしっかりした態度で式に臨んでおり，子どもたちの姿から，「ぼく，私は１年生になったんだよ」という気持ちが伝わってきました。
　
　昨年度に続き，来賓はPTAの村上会長様お一人だけでしたが，「楽しい学校生活にするため，友達と仲良くすること。車とも仲良くして交通事故に遭わないよう気を付けることが大切です。」とお話いただきました。
　
　式後に教室で行った最初の学級活動では，健康観察をしたり，クイズを楽しんだりしました。最後は今日の宿題にかかわる絵本の読み聞かせがあったようです。学校生活最初の宿題は「いっぱいだっこしてもらうこと」とのこと，１年生のお父さん，お母さん，おじいちゃんやおばあちゃんも，立派に頑張った子どもたちをいっぱいだっこしてあげてください。
　ご入学おめでとうございました。明日も元気に登校してください。

　やや風は強いものの晴天に恵まれた本日，令和４年度第１学期始業式を行いました。　　
　始業式に先立って行った披露式では，９名の新しい先生方を子どもたちに紹介しました。６年生のSさんが，オモトープなど面瀬小の自慢を紹介しながら，歓迎の言葉を述べました。
　
　それぞれの先生方のお話を聞いている内に，子どもたちの中には，新しい年度を迎えるどきどき感が高まってきたようです。
　私からは，「進んで」をキーワードに，こんな子どもになってほしいという私の願いについて「進んで自分自身を伸ばす」「進んで自分の学級や学校をよくする」「進んで挨拶をする」の３つのことを話しました。その後，３年生のK君が，社会，運動会を頑張り，健康に心掛けたいと，児童代表で新年度の抱負を述べました。