月立小学校の日常を紹介します

2025年10月の記事一覧

芸術鑑賞 ひとりオペラ

みやぎ文化育成支援事業として、ひとりオペラ「ベロ出しチョンマ」鑑賞会を開催しました。
本物の音楽や演劇などに触れることを通して、心を動かす体験をさせることねらいとしています。

 

本日お越しのアーティストは、バリトン歌手と二十絃箏奏者のお二方です。お二人は30年以上もコンビを組まれており、旧校舎時代の月立小にも訪問してくださったことがあるとのことです。

 

「浜辺の歌」「あわて床屋」など唱歌・童謡から、「サンタルチア」「オーソレミオ」などイタリアの民謡まで、和洋の名曲を歌ってくださいました。

 

こんな間近で一流の歌と演奏を鑑賞できるのは、月立小ならではの贅沢な体験です。

 

一曲一曲、歌詞の意味や文化的背景などを詳しく説明してくださり、子供たちも興味深く聞き入っていました。

 

「オーソレミオ」はイタリア男性が歌う恋の歌。
決して女性以外には歌わないのだそうです。

 

みんなで歌おう!ということで、「大きなのっぽの古時計」の歌唱指導もしてくださいました。
背筋を伸ばして姿勢をつくること、笑顔で歌うことの2点が大事だと教えてくださいました。

 

箏のつくりや歴史、演奏で使用する箏爪の種類などについても教えていただきました。

 

後半は、ひとりオペラ「ベロだしチョンマ」を鑑賞しました。
箏は歌の伴奏だけでなく、劇中の様々な効果音を奏でる中、歌い手さんの迫真の演技と歌声によって、その場にいる全員が物語の世界に引き込まれました。

 

今日も6年生の代表児童が、自分の言葉でしっかりと、自分の感動や感謝の気持ちを伝えることができました。

 

「ベロだしチョンマ」は悲しいストーリーですが、登場する全ての人物の「優しさ」が詰まっている物語です。
人の優しさを大切にできる人に成長してほしい、というアーティストのお二人の思いは、子供たちにもきっと伝わったと思います。

 

1・2年 サツマイモの仕分け

先日収穫したサツマイモ。
10/18(土)に予定しているトラック市での販売に向けて、1・2年生が仕分け作業を行います。

 

たくさんあるぞ、、、

 

イモの大きさや、傷の有無を確かめて分別していきます。
みんな黙々と作業をしますが、思った以上に量が多く、なかなか作業が完了しません。

 

「まだまだたくさんある。」「おなかが空き過ぎておなかが痛くなってきた。」などとつぶやきながらも、最後まで作業を続けました。
よく頑張りました!

 

トラック市での販売前に踊る「やきいも音頭」の練習にも取り組みます。

 

トラック市におけるやきいも音頭の演舞も、コロナ禍前から続けてきた取組です。月立小の数ある伝統の一つになりつつあります。

 

来週10/16(木)には、いも洗い作業に取り組みます。
10/17(金)は終日、地域講師の方と保護者の皆様のサポートの下、焼きいも作りに取り組みます。
そして10/18(土)はいよいよトラック市です。8:55にオープニングセレモニー(やきいも音頭)、9:00開店・焼きいも・サツマイモ販売の予定です!

 

避難訓練(火災想定)

火災想定の避難訓練を行いました。

 

全児童が迅速に静かに避難し、火災避難の目標とされる2分以内をクリアしました。立派です。

 

続けて、消火器体験。「火事だー!!」と大声で叫んでから、消火器をもって火に近付き、慎重に消火します。
5・6年生は、これまでの経験を生かし、上手です。

 

3・4年生は、1学期前半に少年消防クラブで学びましたが、、、
やる気が空回りして、盛大にホームランを飛ばしています。

 

1・2年生は、消火器は重く運ぶのが大変そうでしたが、なんとか無事に発射できました。

 

校舎内に移動し、理科室での煙道体験を受けます。
署員さんの説明を真剣に聞いています。
有毒な煙が部屋の上部にたまること、煙を吸わないようハンカチで口鼻をおおい、体をかがめてなるべく低いところを進んで避難することを学びました。

 

いざ実践。
真っ白で何も見えなかった!、と驚きながら出てきました。

 

最後の全体会では、代表の6年生が御礼の言葉を発表しました。
初めて知ったこと、驚いたこと、これから頑張っていきたいことなど、自分のことばでしっかりと話すことができ、とても感心しました。

 

子供たちの休み時間に、職員も署員さんから指導を受けました。
初期消火が可能かどうかの判断基準や、出火場所が確認できなくとも早めに通報すること、場合によっては2度目3度目の連絡をすることなどを共通理解しました。

今日の学びを明日からの安全指導に反映し、引き続き安全・安心な学校作りを進めていきます。

 

3・4年 スーパーマーケット見学

3・4年生が、社会科の学習としてスーパーマーケットの見学を行いました。クリエみうら松川店さんを訪問します。

 

学校前のバス停からバスに乗って出発!

 

大変お忙しい中、店長さんが対応してくださいました。
今日はよろしくお願いします!

 

普段は絶対に入れないバックヤードに入れてもらいました。

 

ここでは、鮮魚を新鮮に安全にお客様へ買っていただくための工夫について、教えていただきました。

 

様々な機械や設備がありました。
子供たちは、冷凍庫の大きさや温度に驚いていました。

 

時間を掛けて、様々な場所を見せていただき、子供たちの疑問にも丁寧に答えていただきました。

 

見学を通して、店員さんたちの取組や工夫のおかげで、店頭に様々な品がならんでいることへの気付きにつながったと思います。

 

普段からお世話になっている地域の方々にも偶然お会いして、励ましていただきました。

 

楽しみにしていた、レストランでの昼食タイム。
それぞれ計画していたメニューを注文して、いただきます!

 

代金も自分で支払いました。
これも普段はできそうでできない、貴重な体験です。

 

バスの運転手さんも、ありがとうございました!

学校に帰ってからの子供たちの感想文を見ると、肉を機械で薄く切っていたことや、野菜の袋詰めをするスピードが速かったことなど、様々な驚きが書いてありました。
同時に、店員さんがお客さんのことを考えて働いてくださっていることへの気付きもありました。

見学してきたことを振り返りながら、スーパーマーケットで働く人たちの工夫や取組によって、私たちの生活が支えられていることへの理解を深めていきます。

開校記念日

10月1日は開校記念日です。
明治7年に開校してから、なんと今年で151年目です。

朝に開校記念式を行いました。
子供たちに「月立小は何歳になったでしょう?」と尋ねてみましたが、だれも答えられませんでした。昨年も記念式を開いて教えているはずですが、「150年」超という年月について、あまり印象に残っていない様子です。

 

上学年に手伝ってもらい、151年を可視化してみました。
「151年って、どれだけ長いのかな。分かりにくいよね。
 だから見える形にしてみました。」

 

「1年間って長いよね。令和7年度、1年生が入学してまだ半分しか経っていない。
 でも1年間を5cmだとします。すると、みなさんが小学校で過ごす6年間は30cm。これだけ(青いリボン)の長さです。
 赤いリボンの151年と比べてみよう。151年って、こんなに長い年月なんだね。」

「みんなは、今151年目、ここです。長い赤いリボンの、先っぽにいる。
 わたしたちの前にも、150年間で、何千人もの子供たちが、月立小で学び、卒業していったんだね。」

 ほかにも、最初はお寺の建物を間借りして学校が始まったこと、昭和初期には300人以上の児童数だったこと、今の校舎は平成18年に建てられたこと、それまで使われてきた旧校舎は当時県内一古い木造校舎として自慢だったことなどを伝えました。
 月立小の宝物は、一世紀半の歴史だけじゃなく、継承してきた様々な伝統文化と地域を大切にする心だね、わたしたちも先輩たちと同じように、将来の月立小の子供たちへつないでいきましょう、と話しました。

 

 合わせて、今年度のスクールサポートスタッフを紹介しました。10月から常勤職員が11名になります。どうぞよろしくお願いいたします。