月立小学校の日常を紹介します

2025年11月の記事一覧

防災について学ぶ

この日は、市の津波総合防災訓練日に合わせて登校日とし、全児童で防災について学びました。

 

「地震について学ぼう」
地震の原理や震度・マグニチュードなどの用語、過去の宮城の地震被害や、揺れの長さと津波の関係性について学びました。

 

自ら命を守る態度の育成のためには、必要な知識をもち、災害時に自分で情報をもとに判断する力が求められます。
マグニチュード等については、学年が上がれば理科等で学びますが、防災に力を入れる気仙沼の子として、早めにふれさせておこうと考え、指導しました。

 

揺れの長さ(=マグニチュードの規模によって長くなる)が、到来する津波の高さと相関関係があることを伝えました。
将来必ず来るであろう大地震が起きたとき、適切に状況を判断し、自ら命を守る行動がとれるよう、今後も指導を続けていきます。

 

「ロープワークの実習」
ひもをしっかり結べることも、非常時だけでなく、日常の中での事故防止につながるスキルです。

 

自然に年長者が下級生に教え出す姿が見られることが、月立小の日常であり宝です。

 

「先生、もう一回見せてください!」「教えてください!」
貪欲に学ぼうとする姿勢が見られ、予定時間を全部使って、最後まで夢中になって様々な結び方を練習しました。

 

令和4年に国の学校安全計画が更新され、子どもたちが「自ら判断し、主体的に行動できる安全能力」を身につけることが新たな目標となりました。

本校ではこの目標に基づき、危険を予測し、命を守る行動を選択できるよう、今後も実践的な安全教育を進めてまいります。

1・2年 寄磯小とオンライン交流4

先日に引き続き、1・2年生では寄磯小とのオンライン交流学習を行いました。
1・2年の複式による国語の学習です。

 

2年生は、「ありがとうをつたえよう」の単元で、よりよい手紙の書き方の学習です。

 

1年生は、「おとうとねずみチロ」の単元で、4場面の学習をしました。

 

2年生は、よりよい手紙の書き方を確かめて、寄磯小の友達に手紙を書く活動をしました。

 

1年生は、4場面の音読をしながら人物の気持ちについて考え、気持ちが伝わるように音読の仕方を工夫しました。

オンライン交流では、普段会えない友達と意見交換ができ、互いの考えを広げる良い機会となりました。
今後も、この貴重な交流を継続していきたいと考えます。

 

多目的ホール階段踊り場に、造形作品展と市内図工展の入賞作品を掲示しました。
学校にお立ち寄りの際に、是非ご覧ください。

マジックショーに大興奮

文化庁の「芸術飛行船」事業として、マジックショー鑑賞がありました。マジシャンのけんけんさんの登場です!

 

カラフルなリボンが、一瞬で真っ直ぐなステッキに!

よろこんで歓声を挙げる子。
口をあんぐりと開けておどろく子。
「どうなってる?」と真剣に見つめる子。
様々です。

 

トランプの絵柄当てゲームは、何回やっても当たりません。
どうしても絵柄が魔法のように変わってしまうからです。

 

友達の体から、つぎつぎとコインが出てきます。
いったいどうなっているの!?
見ている子供たちも大興奮です。

 

袋の中にいれたフルーツが入れ替わったり、友達が破いた紙がつながって帽子になったり‥ 目の前で、不思議なことをいっぱい見せられます。

 

紙コップに入れた水を、友達の頭にかけてしまうよ。
1、2、3! あれ!? 水が消えてしまった!

 

たくさんの魔法を楽しませていただき、あっという間の1時間でした。

けんけんさん、ぜひまた月立小に来て、マジックショーを開いてくださいね。

 

こどもフェスティバル話合い など

朝の活動に上学年が話合いを行いました。

 

11月29日に開催する「月立こどもフェスティバル」の出店内容についてです。

 

 

「○○がいいんじゃないかな‥」
「おもしろそう」
「みんな聞いて。○○だと○○だよね。」
みんな真剣に意見を交換しています。

 

どんな出店になるか楽しみです。

 

こだまフェステバルは、児童会主催のお祭りです。
教員は、子供たちの主体的な取組をサポートしていきます。

 

話は変わって、1・2年生では寄磯小1・2年生とのオンライン交流を継続しています。
国語の授業でオンラインの意見交換を行いましたが、もっと仲良くなろうということで、給食の時間も交流しました。

 

画面の向こうの仲間と一緒に「いただきます」。
機会があれば、実際に合って交流することも考えています。

朝会 成長するってどんなこと

子供たちの元気なあいさつの声が、朝のワークスペースに明るく響きました。

 

まず、先日のこだまステージ発表会での頑張りをほめました。
全員が一生懸命に練習に取り組んで「成長」できたこと、見に来てくださった保護者や地域の皆様がたくさん喜んでくれたことを伝え、いっぱいいっぱいほめました。

 

さて、今日のお話のテーマは、今みんなをほめたばかりの「成長」についてです。

みんな学校にはどうして来ているの? ‥成長するため
なにが成長するのかな? ‥背 ‥体重 ‥漢字とか計算とか
それだけ? ‥うーん ‥係の仕事かな ‥友達と協力したり、優しくしたり
おお、さすが高学年の意見だね!

みんなは学校で、各教科のお勉強、そして友達と仲良くすることを学んでいます。
この2つがしっかりできるようになると、みんなは少しずつ「大人」に成長していきます。

 

みんなは「大人」? ‥まだ子供
みんなおんなじ子供かな? ‥うん ‥? ‥違うかも
では下学年と6年生は同じ子供かな? ‥違う

そうだね。子供同士で考えると、6年生はぐっと「大人」だよね。
どのへんが大人? ‥背が高い ‥足が速い
それだけ? ‥難しい勉強ができる ‥太鼓が上手 ‥リーダーシップがとれる

そうだね、「大人」に「成長」するのは、見えるところだけじゃない。むしろ見えない部分が「大人」になるんだね。

 

保健の先生と6年生なら、どっちが「大人」? ‥先生だよ
でも背は6年生の方が大きいよ? ‥それでも先生が大人!

先生はどのへんが「大人」なの? ‥保健の専門家 ‥けがをしたときとか具合が悪くなったとき、パッと助けてくれる ‥相談にのってくれる

先生はどうして専門家になれたのかな? ‥いっぱいがんばった ‥いっぱい勉強したから

 

先生は、中学、高校でも、たくさんの友達と一緒に、いっぱい勉強を続けてきたんだね。みんなと同じ、「頭と心」をきたえてきたんだ。

その「頭と心」を使って、大学では保健の専門の研究をしたから、保健の先生になれたんだね。

 

学校で友達と仲良く学ぶと、体だけじゃなく「頭と心」が成長します。
「大人」になるっていうのは「頭と心」を成長させることなのです。

みんなはこれからも、学校で同じ学年の友達や違う学年の友達、地域のゲストのみなさんたちと、いっぱい学んでいきます。

分からなかったり間違えたりしてもいい。何度も考えて「頭」をきたえていきましょう。
友達とけんかをするかもしれない。でも次の日には仲直りしよう。いろんな人たちと交流して「心」を育てていきましょう。

学校で友達と毎日しっかりと学習・生活することで、みんなは一歩一歩、大人に成長していくのです。

 

2学期最初の大行事「こだまステージ発表会」を終えて、学校生活へ臨む気持ちをリセットできれば、と考えて話しました。
秋も深まり、次第に寒くなってきましたが、引き続き健康に留意させながら学習活動に取り組ませていきます。