月立小学校の日常を紹介します

月立小ニュース【日々更新】

天気予報通り、雪の朝となりました。

校庭もうっすら白く雪が積もり、子供たちがどんな雪の遊びをするのだろう?と思いながら1日が始まりました。

まず最初は、「雪かき」です。

大人から見れば作業ですが、子供たちはスノーシャベルを使って雪押し遊びです。

そこに、先生が活動の中でやり方を教えて、それを子供たちは学び入れて、一人前に育って行きます。あそびからまなびです。

2年生と3年生が雪かきに参加してきました。今日のような活動を繰り返し、上手く育つと、雪が降ったから雪かきが必要!という社会性の芽が育って行きますね。

次が、生活科の自然に触れる学習です。思いっきり冬に親しむ大切な学習です。


日本には四季があります。その折々の風情にふれることで日本人が大事にしてきた趣や情緒を豊かにします。その原体験が雪にふれ、氷にふれ、風にふれたりする「五感」を使う事です。国語の学習で冬に関連する新しい言葉に出会ったとき、言葉を辞書で調べて、自分の体験を結びつけられることで納得した学びになります。それにつながる大事な雪の日ですね。そこに先生が混じることで、学校生活全体につながりが出てきます。

そして休み時間は、学年を超えての遊びです。

作った雪だるまを見せてもらいました。


その様子には、雪を集めては冷たい雪に触れた手を振って雪を払い、口元でハァァと息を吹きかける低学年の姿があり、その姿を見た上の学年は、急いで雪を丸めて、きりの良いところまで作って、低学年が続きをするなど、言葉にはない情緒的なやりとりがありました。

子供たちって、遊びの中でいろいろと優しさを温めているんだなぁと、感じていました。

日中はおてんとう様がでてきたので、どんどん雪が消えていきました。

子供のうちにしなければならない遊びは沢山あります。

雪遊び、この冬、あと何回遊べるのでしょうか? 

これから本格的な冬が訪れます。どうしても朝夕の送迎は氷雪路に出会います。月立・八瀬地域全体で交通安全で良い年を迎えられればと願っています。

健康に勝るものはありませんね✨

一枚の生地から

家庭科の学習の中に「生活を豊かにするための布を用いた活動」があります。今回は、それぞれが作ってみたい日用品を通して学習を進めていました。

今回も、いつもお世話になっている「こだま隊」の皆さんにボランティアとして力を貸していただきました。

最初は一つ一つの作業に時間を費やしていましたが、慣れると早くなります。


子供たちの学ぶ力はすごいものです。

手が覚えてしまうという感覚でしょうか?

練習の積み重ねですね。

さて、どんな作品に仕上がるのか、楽しみです。

学びの力試し

今年1年の学びの力試しの時間(標準学力調査)がありました。
国語と算数、6年生は英語の問題があり、今の自分の力を試していました。

勉強した時間という道は過ぎて行きます。そこで時々、同じ道を歩いてみたり(振り返り)や、別な所から眺めてみる(他の教科)と、はっきりと道順(地図)が見えてきます。今日の力試しは、その道順を確かめる時間だと思います。担任の先生と進む方向の微調整をして、次の学年につながればと思います。

この日の午後は、新月中学校で先生方の交流研修会がありました。

新月中学校区の新月中、新城小、そして月立小の先生方が集まり、この校区の小中の子供たちの健全育成に向けて、学校の学び、地域の中の子供たちの育ちのあり方を共有する時間になりました。

月立小OBの先輩方も、一生懸命に勉強していました。

小中連携の9年間の時間の大切さを感じました。

まなびとあそび

低学年におじゃますると、図工の学習をしていました。見ている方の想像を膨らませてもらう製作途中の作品に触れ、本当におもしろいなぁ…と思います。

どうしても大人は既成概念が頭をかすめて、子どもの世界を子どもの世界として見られなくなってしまいます。今日の図工の時間を見ていると、担任の先生が子どもの世界をそのまんま受け入れて、没頭させて、楽しませて、子ども自身の世界を広げる時間にしているのだと思いました。

業間は、昨日のメンバーみんなでドッヂビー!風は強かったけれど、動いた後は「体、あったまった!」と言って、教室へ戻って行きました。たわむれる時間、いいものです。

昼休み、低学年の教室に行くと、タブレットを3台並べて面白いことをしていました。子どものやることは面白いものです。

映像をこだま化にしてしまうタブレットの使い方です。この発想が、いつしか困難な課題に直面したときの基礎体験の考え方になるのだろうなぁ…と思いました。これを沢山させてあげたいものです。

途中、「あっ、雪!」と外を眺めると、ちらちらと白い粒が見えました。

冬なんだなぁ…と。

そして、大掃除!江戸時代には12月13日「煤(すす)払い」として定められ、その日から大掃除が始まり、歳神様を迎え入れる準備で縁起が良いので、お正月に向けて様々な準備を行うには最適時期に入ります。月立小も大掃除の日でした。

子供たちに「今日、何の日か知ってる?」と尋ねると「大掃除を始める日ってテレビで言ってた!」との答えもあり、そうそう!!と話が弾みました。

♪暦の上ではディセンバー…今年も早かったなぁ…と思いつつ、子供たちの一生懸命に掃除に取り組む姿をパチリと納めました。

県内ではインフルエンザ罹患者の高止まり、お隣の岩手県でも同じ話題で報道されています。うがい、手洗い、栄養と睡眠を子供も大人も気を付けて参りたいものです。

健康が第一です✨

性といのちの教室@高学年

今日は、NPO法人プロジェクトK にじのわ助産院の助産師 大森美和さんを講師先生に、高学年の子供たちに「自分を大切にすると 人も大切にできるお話」をテーマに、一緒に勉強する時間がありました。

そして今回は、大森さんの授業を参観したいという、気仙沼市立病院で助産師をしている佐藤助産師、熊谷助産師、吉田助産師、授業ボランティアの村上助産師、今回の企画を担当している市子ども家庭課の小野寺保健師の総勢6名の皆さんと一緒に勉強しました。

子供たちとの自己紹介タイムを経て、人それぞれがもっているパーソナルスペース(=自分と相手との距離)の中に、入っていい?、触れていい?と、必ず相手の意志を確認し、いいよ!という「同意」をもらうことが、自分も相手も大切にすることにつながることを、体験的な活動の中で教えていただきました。

ただ、そこには「暗黙」という雰囲気や思いがあり、これからの様々な人間関係の中で学んで行くのだろうと思いました。

聞かれたくないこともあれば、聞きたくないこともあります。見られたくないものもあれば、見たくないものもあります。その両方を考えながら、自分の行為を調整するのがこの小学生の時期に必要な育ちです。

そして、大森さんからも「いや」と言えること、「にげる」こと、「相談」できることが、大人になることなんだよ…と、安心できるお話がありました。

子供たちは、まだまだ調整の時期であり失敗もします。そこをいろいろな活動を通して学んで行きます。性別や立場を超えて、人を尊重し、自分の気持ちも大事にできるよう、しなやかな強さを育てて行きたいと思います✨

とてもいい時間となりました。

大森さんを含めて様々な方々と一緒に時間を過ごし、子供たちの勉強を見守っていただいた事に感謝しています。

ありがとうございました✨

朝の集会

今朝の集会は、教頭先生からのお話でした。

テーマは「自由と責任」です。

自由って、何だろう?から始まり、日本とアメリカの文化の違いから、自由のとらえ方、責任の持ち方について一緒に考えました。


学校の中には、大人の社会よりもこまかい決まりがあり、大きくなるにつれて少なくなっていくこと、そして、自分で考えて、選択することの大切さを一緒に学びました。


子供たちの自立に向けて、これからも学校と保護者の皆さんと一緒に歩みたいと思います。

誘われて!校庭でドッヂビー

業間時間、中学年の男の子に「天気が良いので、外で遊びませんか?」と声を掛けられました。

今日は本当に冬を感じさせない日和で、外に出て遊ぶには絶好日和でした。

誘われれば、もちろん!何をして遊ぶか!になります。
そこで、PTAレクリエーションでも楽しんだドッヂビーで遊びました。

靴でコートを作り、みんなでルールを確認して、スタート!

低中学年が混じっての戦いでしたが、コートが狭いこともあり攻守展開が忙しく、運動量は大!でした。これぞ、学校の休み時間!で、なかなかいい感じでした。

対戦になれば感情のぶつかり合いがあり、自己主張があり、そこで、上級生からたしなめられたり、おだてられたり、人間関係のノウハウを覚えて行きます。そこに、大人がいて、良い行為を認めることで、うまい取り交わしを覚えて行きます。
そこも、学校で学べるところだと思います。

先生が子供自身が楽しんでいる時間を共にすることで関係性が深まっていきます。子供たちからの大人への糸張りが始まりますね。

今日、誘ってくれた中学年の男の子には感謝しています。誘い合う事って大事な行動です。特に小さな学校では、みんなで誘い合って遊べれば最高です。高学年の役割はそこにもありますね。その最初のひと言を大事にできる子供たちを育てていければと思いました。

素敵な誘いに感謝です✨

ありがとうね‼

新月地区青少年育成協議会 講演会

新月公民館を会場に、青少年の健全育成に向けての講演会がありました。

「南極と北極から地球を観る」を演題に、国立極地研究所の熊谷宏靖さんから、ご講演をいただきました。

月立小学校に縁がある方で、いつもの講演以上にのめり込んで、そうだよなぁ…と心を動かして聞きました。

南極の氷がとける音も聞かせてもらい、プレゼンで出てくる南極の氷原がググッと近付いてきました。

南極大陸は、南極条約によって守られ「理想の大陸」と呼ばれ、各国の協力と分担によって守られていること。そして、日本は「オールジャパン」で体制が整っていることを聞いて、みんなで南極大陸を大切に守ろうという姿が見える講演でありました。

大人の参加者に加えて、月立小の子供たちの姿もあり、プチ笑顔交換しました。そして、最後の質問コーナーでは、南極観測で使われている車両についての質問をしていました。

その時に感じた事を、その時の知識の中で、ふしぎだなぁ、どうなんだろう…を質問できる姿は、今日、蚕の学習の発表と同じ姿に似ていました。

話を聞いて、素直に自分の今の心の揺れで感じたことを言葉で表現できることは、学校での学び方を表しているものと感じました。

さらに、講演会が終わって、パイプ椅子の片付けまで一生懸命に取り組む姿がありました。

その瞬間だけをみれば「えらいねぇ」で済んでしまいますが、月立小学校で保護者の皆さんがいつもご協力をいただいている片付けがあって、その姿を見て、子供たちは外でも同じようにやっているものと感じました。これも、昨日、今日でできる姿では無く、日々の中で社会を支える一員としての心情が養われている姿となったからと思いました。

講演会での学びも大きかったのですが、同じように子供たちの姿に感銘し、その土台作りには、いつもの保護者の皆様の関わりがあってこそと思いました。

月立小学校の子供たちの振る舞いは、みんなを笑顔にすることができる子供たちであることを改めて思ったひとときでありました。

子供たちの姿を見て、今日一日に感謝しています。
ありがとうございました✨✨

蚕の学習発表会

今回の学習参観日は、月立小学校で取り組んでいる蚕の学習発表会でした。

総合的な学習の時間の入り口の学年が3年生で、中学年が蚕の学習に触れ、その学習の学び方を生かして高学年につながって行きます。

そして、今回はこれまでの蚕の学習を月立小学校として受け継ぎ、学校代表として6年生が表彰に行ってきてもらいました。

さらには、5年生が会全体の進行役を務め、低学年が発表を聞いて感想を表現するなど、限られた時間の中で、それぞれが何を伝えようとしたのか、それが伝わったのかを、子供たち一人一人も考える時間になりました。

保護者の皆様からは、八瀬地区で養蚕が盛んであったこと、着物を大事に受け継ぐ方法や、そこには大きな意味があった事なども教えてもらい、大人の皆さんの貴重な経験や思いにも触れることができました。これは学校にとって良い学びの時間であったと思います。

その後の、質問の時間は、答えられたかよりもその質問に何とか答えようとしている子供たちの姿にこそ意味がありました。正解が見えているもの、分からないものもありましたが、今もっている情報と仲間の判断も借りながらの協働活動で、推測と推論の中で答えていた姿が、求めている子供の姿でありました。

あのような子供たちの姿は、昨日、今日で出来るものではありません。
これまでの保護者の皆様と先生方との、子供たちへのaiがあってこそだと感じました。


安心感がある場所だからこそ、子供たちがわいわい相談して、何とかなる!との発表につながったのだと思います。

最後まで、温かい拍手で子供たちの背中を押していただき、ありがとうございました。

そして、蚕の学習を数十年と支えていただいている西城道夫さんと菅原妙子さんには、まだまだ教えていただきたい事も沢山あります。

これからも月立小学校の大切な社会の中の先生としてお願いいたします。

本当にありがとうございました✨

親子ふれあい給食

親子ふれあい給食は、3年ぶりに行われた行事です。

今回は、内科校医の三条雅英先生と歯科校医の菅原恭先生にも、お越しいただいてのふれあい給食になりました。

校医先生には、各種検診で子供たちの様子を診ていただいていますが、今回、ご一緒にいかがですか…とお願いしたところ、コロナ禍明けの子供たちの様子を見ることができる機会に快くお引き受けいただきました。

保護者の皆様も、初めて食べる方も、久しぶりに食べる方も、給食がおいしいとの感想をもらいました。子供たちも、おうちの方と一緒に食べる姿がいつもより楽しそうに見えました。

いつも通り、委員会の担当から給食の献立紹介がありました。今日はサメ肉を使った料理です。

終わりに、校医先生からお話がありました。友達との関わりを大切にして欲しいこと、食事のときに楽しく食べて欲しいこと、このような取り組みも先進的で良いことなど、子供たちへの願いや学校の取り組みへの労いのメッセージもありました。

これからも、健康を大事にできる子供たちを育てて参りたいと思います。

校医の三条先生、菅原先生 ありがとうございました✨