月立小学校の日常を紹介します

月立小ニュース【日々更新】

性といのちの教室@高学年

今日は、NPO法人プロジェクトK にじのわ助産院の助産師 大森美和さんを講師先生に、高学年の子供たちに「自分を大切にすると 人も大切にできるお話」をテーマに、一緒に勉強する時間がありました。

そして今回は、大森さんの授業を参観したいという、気仙沼市立病院で助産師をしている佐藤助産師、熊谷助産師、吉田助産師、授業ボランティアの村上助産師、今回の企画を担当している市子ども家庭課の小野寺保健師の総勢6名の皆さんと一緒に勉強しました。

子供たちとの自己紹介タイムを経て、人それぞれがもっているパーソナルスペース(=自分と相手との距離)の中に、入っていい?、触れていい?と、必ず相手の意志を確認し、いいよ!という「同意」をもらうことが、自分も相手も大切にすることにつながることを、体験的な活動の中で教えていただきました。

ただ、そこには「暗黙」という雰囲気や思いがあり、これからの様々な人間関係の中で学んで行くのだろうと思いました。

聞かれたくないこともあれば、聞きたくないこともあります。見られたくないものもあれば、見たくないものもあります。その両方を考えながら、自分の行為を調整するのがこの小学生の時期に必要な育ちです。

そして、大森さんからも「いや」と言えること、「にげる」こと、「相談」できることが、大人になることなんだよ…と、安心できるお話がありました。

子供たちは、まだまだ調整の時期であり失敗もします。そこをいろいろな活動を通して学んで行きます。性別や立場を超えて、人を尊重し、自分の気持ちも大事にできるよう、しなやかな強さを育てて行きたいと思います✨

とてもいい時間となりました。

大森さんを含めて様々な方々と一緒に時間を過ごし、子供たちの勉強を見守っていただいた事に感謝しています。

ありがとうございました✨

朝の集会

今朝の集会は、教頭先生からのお話でした。

テーマは「自由と責任」です。

自由って、何だろう?から始まり、日本とアメリカの文化の違いから、自由のとらえ方、責任の持ち方について一緒に考えました。


学校の中には、大人の社会よりもこまかい決まりがあり、大きくなるにつれて少なくなっていくこと、そして、自分で考えて、選択することの大切さを一緒に学びました。


子供たちの自立に向けて、これからも学校と保護者の皆さんと一緒に歩みたいと思います。

誘われて!校庭でドッヂビー

業間時間、中学年の男の子に「天気が良いので、外で遊びませんか?」と声を掛けられました。

今日は本当に冬を感じさせない日和で、外に出て遊ぶには絶好日和でした。

誘われれば、もちろん!何をして遊ぶか!になります。
そこで、PTAレクリエーションでも楽しんだドッヂビーで遊びました。

靴でコートを作り、みんなでルールを確認して、スタート!

低中学年が混じっての戦いでしたが、コートが狭いこともあり攻守展開が忙しく、運動量は大!でした。これぞ、学校の休み時間!で、なかなかいい感じでした。

対戦になれば感情のぶつかり合いがあり、自己主張があり、そこで、上級生からたしなめられたり、おだてられたり、人間関係のノウハウを覚えて行きます。そこに、大人がいて、良い行為を認めることで、うまい取り交わしを覚えて行きます。
そこも、学校で学べるところだと思います。

先生が子供自身が楽しんでいる時間を共にすることで関係性が深まっていきます。子供たちからの大人への糸張りが始まりますね。

今日、誘ってくれた中学年の男の子には感謝しています。誘い合う事って大事な行動です。特に小さな学校では、みんなで誘い合って遊べれば最高です。高学年の役割はそこにもありますね。その最初のひと言を大事にできる子供たちを育てていければと思いました。

素敵な誘いに感謝です✨

ありがとうね‼

新月地区青少年育成協議会 講演会

新月公民館を会場に、青少年の健全育成に向けての講演会がありました。

「南極と北極から地球を観る」を演題に、国立極地研究所の熊谷宏靖さんから、ご講演をいただきました。

月立小学校に縁がある方で、いつもの講演以上にのめり込んで、そうだよなぁ…と心を動かして聞きました。

南極の氷がとける音も聞かせてもらい、プレゼンで出てくる南極の氷原がググッと近付いてきました。

南極大陸は、南極条約によって守られ「理想の大陸」と呼ばれ、各国の協力と分担によって守られていること。そして、日本は「オールジャパン」で体制が整っていることを聞いて、みんなで南極大陸を大切に守ろうという姿が見える講演でありました。

大人の参加者に加えて、月立小の子供たちの姿もあり、プチ笑顔交換しました。そして、最後の質問コーナーでは、南極観測で使われている車両についての質問をしていました。

その時に感じた事を、その時の知識の中で、ふしぎだなぁ、どうなんだろう…を質問できる姿は、今日、蚕の学習の発表と同じ姿に似ていました。

話を聞いて、素直に自分の今の心の揺れで感じたことを言葉で表現できることは、学校での学び方を表しているものと感じました。

さらに、講演会が終わって、パイプ椅子の片付けまで一生懸命に取り組む姿がありました。

その瞬間だけをみれば「えらいねぇ」で済んでしまいますが、月立小学校で保護者の皆さんがいつもご協力をいただいている片付けがあって、その姿を見て、子供たちは外でも同じようにやっているものと感じました。これも、昨日、今日でできる姿では無く、日々の中で社会を支える一員としての心情が養われている姿となったからと思いました。

講演会での学びも大きかったのですが、同じように子供たちの姿に感銘し、その土台作りには、いつもの保護者の皆様の関わりがあってこそと思いました。

月立小学校の子供たちの振る舞いは、みんなを笑顔にすることができる子供たちであることを改めて思ったひとときでありました。

子供たちの姿を見て、今日一日に感謝しています。
ありがとうございました✨✨

蚕の学習発表会

今回の学習参観日は、月立小学校で取り組んでいる蚕の学習発表会でした。

総合的な学習の時間の入り口の学年が3年生で、中学年が蚕の学習に触れ、その学習の学び方を生かして高学年につながって行きます。

そして、今回はこれまでの蚕の学習を月立小学校として受け継ぎ、学校代表として6年生が表彰に行ってきてもらいました。

さらには、5年生が会全体の進行役を務め、低学年が発表を聞いて感想を表現するなど、限られた時間の中で、それぞれが何を伝えようとしたのか、それが伝わったのかを、子供たち一人一人も考える時間になりました。

保護者の皆様からは、八瀬地区で養蚕が盛んであったこと、着物を大事に受け継ぐ方法や、そこには大きな意味があった事なども教えてもらい、大人の皆さんの貴重な経験や思いにも触れることができました。これは学校にとって良い学びの時間であったと思います。

その後の、質問の時間は、答えられたかよりもその質問に何とか答えようとしている子供たちの姿にこそ意味がありました。正解が見えているもの、分からないものもありましたが、今もっている情報と仲間の判断も借りながらの協働活動で、推測と推論の中で答えていた姿が、求めている子供の姿でありました。

あのような子供たちの姿は、昨日、今日で出来るものではありません。
これまでの保護者の皆様と先生方との、子供たちへのaiがあってこそだと感じました。


安心感がある場所だからこそ、子供たちがわいわい相談して、何とかなる!との発表につながったのだと思います。

最後まで、温かい拍手で子供たちの背中を押していただき、ありがとうございました。

そして、蚕の学習を数十年と支えていただいている西城道夫さんと菅原妙子さんには、まだまだ教えていただきたい事も沢山あります。

これからも月立小学校の大切な社会の中の先生としてお願いいたします。

本当にありがとうございました✨

親子ふれあい給食

親子ふれあい給食は、3年ぶりに行われた行事です。

今回は、内科校医の三条雅英先生と歯科校医の菅原恭先生にも、お越しいただいてのふれあい給食になりました。

校医先生には、各種検診で子供たちの様子を診ていただいていますが、今回、ご一緒にいかがですか…とお願いしたところ、コロナ禍明けの子供たちの様子を見ることができる機会に快くお引き受けいただきました。

保護者の皆様も、初めて食べる方も、久しぶりに食べる方も、給食がおいしいとの感想をもらいました。子供たちも、おうちの方と一緒に食べる姿がいつもより楽しそうに見えました。

いつも通り、委員会の担当から給食の献立紹介がありました。今日はサメ肉を使った料理です。

終わりに、校医先生からお話がありました。友達との関わりを大切にして欲しいこと、食事のときに楽しく食べて欲しいこと、このような取り組みも先進的で良いことなど、子供たちへの願いや学校の取り組みへの労いのメッセージもありました。

これからも、健康を大事にできる子供たちを育てて参りたいと思います。

校医の三条先生、菅原先生 ありがとうございました✨

先生方の学びの時間

今日は指導主事訪問の日でした。

月立小学校の子供たちの力を伸ばすためには、先生の授業が子供たちにとって楽しく、面白く、分かることが大切です。そこで、先生も勉強する時間が指導主事訪問です。

中学年の授業を、他の先生方も一緒になって考えて、実践と振り返りをします。

教科は算数です。

今、分数の勉強の真っ最中で、図や数直線等を使って計算ができる意味付けや、それの説明を繰り返して覚えて行きます。

今回、指導主事訪問での振り返りが、これからの1年生から6年生までの授業に生かすことができるように、先生方と一緒に子供たちにとって楽しく、面白く、分かる授業に変化させて行きたいと思います。

鹿踊親子教室閉講式

鹿踊親子教室の閉講式がありました。

高学年の装束を身につけての鹿踊を見る度に「かっこいいなぁ」と思うばかりの1年間でした。

最初の頃の練習を見ていると、大丈夫だろうか…と思う事もありました。ただ、夏が過ぎる頃になると、全体のまとまり感が漂い、芸としての姿が見えてくる嬉しさも感じていました。

日々の積み重ねの大切さを感じます。

一流になるための1万時間の法則がありますが、それには「時間(量)×質」が必要です。質が悪ければ、何をしても上達しないことを語っています。

鹿踊の質を上げているのが「親子教室」と保存会の方が学校に来て教えている場面だと思います。学校での時間×保存会の方との時間=子供たちの格好いい姿(伝統の継承)ですね。

それらの継承活動を支えているのがおうちの方々と思います。

前にも綴りましたが、自分の育った場所の文化を言えることが、ふるさとを愛する気持ちとなってこれから膨らんで行きます。今は、まだ膨らみが小さいですが、何年、何十年と時間と共に大きく膨らみ、いつしか誇りをもって自分の生まれ育ったことを語れる大人になるのだと思います。

本当にうらやましい限りです。

鹿踊保存会の皆様には、本当に感謝しています。
ありがとうございました✨

なんとなくクリスマス

12月に入り、冬休み前の学習のまとめを感じる毎日になってきました。

年が明けると、新しい学年への準備期間の色が濃くなってきます。そう考えると、今、12月から冬休みの振り返りが大切になってきますね。

低学年は、文集作りをしていました。これも1年を振り返っての作文となりますね。どんなことが心に残って書いたのか楽しみです。

中学年は図工をしていました。自分の顔を描いている3年生の描写力のすごさ!いい感じでした。

4年生の心に映っている今を表す作品も、季節感があったり、流行感があったりと面白さを感じました。自由な想像はいいなぁと思いました。

委員会活動では、お掃除をしている姿もありました。


放送室は毎日使っているので、きれいになれば、気持ちよくアナウンスできそうです。

子供たちには、鈴の音が近付いてきているのでしょうか?
楽しみです✨

八瀬の風起こしの会

4年ぶり開催の「八瀬の風起こしの会」に出席しました。

月立地域の自治会長の皆様方と地域の有志の方々、そして菅原市長もお越しいただいてのにぎやかな会となりました。

月立小学校からは、蚕の学習奨励賞、気仙沼市教育功績者表彰受賞の報告をしました。そして、いつも大変お世話になっている地域の皆様へ御礼をさせていただきました。

時間の許す限り、地域の皆様とお話させていただき、その言葉一つ一つから月立小学校に思いを寄せていただいていることを感じてきました。

本当にありがたい限りです。

菅原市長からも、子どもと高齢の皆様が一体となった土地柄で、モデル地域であるとのお話もありました。

タイトルの「風起こし」
風を起こすことって大変と思います。そして、どんな風を起こすかが大事なんだろうとも思いました。

「君子の徳は風なり」という言葉を見つけました。意味は、風が草をなびかせるように、君子はその徳によって人々をなびかせ、教化するとのことです。「徳」の風を起こせば、よい人々が育つことになるのでしょうね。

今、大河ドラマ「どうする家康」でも、徳について語っています。「徳」によって、本当の仁政を行うことを王道、「武力・権謀」によって、借り物の仁政を行うことを覇道と叫んでいました。

さらに、見つけたのが「凧が揚がるときは向かい風」との言葉にも出会いました。追い風よりも、向かい風の方が、場合によって子供たちの力が伸びることもありますね。

地域の方々との交流は、本当に勉強になることばかりでした。以前にも綴りましたが、地域の方々全員が子供たちにとって先生なのだと改めて感じた夜でした。

八瀬の風起こしの実行委員の皆様方、
ありがとうございました。