月立小学校の日常を紹介します

2023年7月の記事一覧

八雲神社 前夜祭

八雲神社の神事・前夜祭にお招きいただきました。
今年は、これまでの前夜祭に加えて、塚沢神楽、婦人部の皆さんによる踊り、関根地区の青年部の夜店等が再開され、1時間ほど、地域の皆様方と楽しい時間を過ごすことができました。
   

高学年が舞う「塚沢神楽」も初めて見ることができました。今回は、伝承している大人の方の「鳥舞」を見ました。
  

そもそも神楽のいきさつを知らないと、舞っている装束・仕草等の意味も分からず、踊ることになります。幼児期や低学年であれば、踊ることを目的にしながら、伝承文化に触れる楽しさを味わえますが、高学年は、その伝承文化の本質に触れる楽しさを味わってほしいものです。

気仙沼地域の小学校であれば、旧水梨小学校の鳥舞をよく耳にしましたが、同じように月立小の塚沢地区にもあり、とても大切な教育教材であると思いました。

そして、婦人会の方々の奉納踊り、青年会の皆さんの夜店がありました。
奉納踊りは、花笠音頭、炭坑節、気仙沼音頭もあり、踊っている婦人会の皆さんの笑顔が印象に残りました。
  

今回は、小学生の姿はありませんでしたが、地域の輪の中に入りながら地域の行事に触れる事が大事であると感じました。学校は地域の一部であり、地域の中で大切に育てられていることを改めて思いました。
 

今宵の月は本当にきれいで、田んぼを渡ってくる涼しい風が吹き抜け、心が潤される時間になりました。


地域の皆様、ありがとうございました✨

市内水泳大会~My Revolution~

今日、市内水泳大会がありました。
市内小学校の代表選手が集まり、自己記録更新=ベストタイムを目指して、泳いでいました。月立小学校も6年生が出場し、見事、ベストタイムを出して泳ぎ切りました。
  

ひとことで言えば、子供たちの頑張りに心動かされました。夏休みに入り担任の先生と練習している場面を思い起こし、ゴーグル越しに見える真剣なまなざしと、その瞳の奥の上達しようという向上心があったからこそ、昨日の自分を乗り越えて、今日のベストタイムにつながったものと感じていました。まさに、My Revolution=自分自身の革命が起きた瞬間です。これからの成長の中で「何とか乗り越えられる…」という自身の支えになる大切な1日になったと思います。

そして、その選手の革命の裏には仲間の存在があり、今の自分にできる事=仲間を応援するという献身的な姿にも心を動かされました。

成長には自己の革命が必要です。子供たちの日々の生活の中で、ちっちゃな革命の積み重ねが成長を生み出し、大会や発表会といステージは大きな成長を生み出す場面にもなります。ただ、革命は成功ばかりではなく、もちろん失敗というリスクを背負うこともあります。その失敗も含めて、次の革命につながる環境作りをするのが、私たち大人の役目だと思っています。学校とご家庭、地域の方々の励ましや応援になりますね。

出場した選手の大切な1日をともに過ごせたことに感謝していました。そして、何よりご家族のお子さんの挑む姿を見守りつつ、でも、気持ちを離さない、寄り添っている姿に触れ、育むことの大切さを改めて感じていました。

何でもひたむきに打ち込んで、努力している姿はやっぱりいいものです。
本当に素敵な場面に感謝しています。
ありがとうございました✨

夏休み前全校集会

早いもので、明日から夏休みとなります。

全校集会では、4月始業式で子供たちに伝えた4つのことの振り返りをしました。
その中でも大切な振り返りが「失敗してもいい」という所です。この振り返りは、全員が手を挙げていました。同じことを先生方にも聞いた所、先生方も全員、手を挙げていました。それを見ていた子供たちは、少し頬をゆるめて「安堵」という気持ちになっていたように思います。
 
ただ、1つだけ失敗しては行けないのが「命」に関わることも伝えました。子供たちはもちろん、ご家族、すべてのみなさんの命が大切です。

そして、夏休みの過ごし方についての話をしました。
今回は、童話「うさぎとかめ」の話と「さぼろう」君、「がんばろう」君の話をしました。子供たちの自立に必要なのは「自分との対話」です。「サボりたい・やりたくない」といった気持ちと上手につき合いながら、「頑張ろう・やってみよう」といった気持ちも大事に、二つの気持ちの行き来をしながら、少しずつひとり立ちができるようになって行きます。ただ、最初はうまく行きませんので、励ましたり、ほっといたりが必要です。
 

家庭での過ごし方についても、大切な命を守ることにつながる「3つの色」についての話をしました。
 
子供たちの「直感」に結びつくお話で、子供たちから「つぶやき」も出ていました。
この「つぶやき」こそが、子供たちの心を揺らしている瞬間です。担当した先生の工夫が、子供たちの心を揺らし、子供たちを「主役」にしていました。

明日から夏休みです。ご家庭と地域の中での体験が子供たちを大きく育てます。
8月24日(木)に、子供たちの沢山の夏休みの思い出話と笑顔に会えることを楽しみにしています。

おかげさまで、無事、夏休みまでたどり着くことが出来たのも、ご家庭・ご家族の皆様の支えがあったこと、そして、地域の皆様方のご協力があってと思っております。

教職員一同、本当に感謝しております。
ありがとうございました。

多読賞~たくさん本を読みました~

「保健・図書・福祉委員会」から、夏休み前の多読賞の表彰がありました。
本を読むといろいろな考え方や思いにふれることができます。月立小学校は人数は少ないけれど、その分、本を沢山読むことで様々な考えにふれることが出来ます。
 

「多読賞」という表彰ではありましたが、「多くの人に出会えたでしょう」と考える事も出来ます。すごいですね。

夏休みも、沢山の本を通じて、沢山の人に出会ってほしいと思います。

今回、表彰された5人のみなさん、おめでとうございました✨ 

学校評議員さんを迎えて

学校評議員の5名の皆様を迎えて、子供たちの活動の様子を参観していただきました。

1・2年生は、音楽の学習で、歌を歌っている姿を披露しました。ここ数年は、大きな声で歌う機会がありませんでしたが、今日は、本当に子供らしい大きな声で歌を歌ってる姿があり、評議員の皆様も目を細めていました。大きな拍手をもらった子供たちも満足げでした。
 

3・4年生は、学級活動で夏休みの過ごし方、5・6年生は、図工の学習をしている所をそれぞれ見てもらいました。
 
評議員の皆様からは、昔は、人の前で歌を歌う事ってはずかしかったりしたものの、今の子供たちはすごい!との話題にもなりました。学校からは、地域の皆様方との関わりの中で褒めていただいていることが、子供たちの生き生きとした姿につながっていることを話題に、褒めることの大切さを確認する時間にもなりました。

評議員の皆様方には、今後も諸会議に参加していただくことになっています。
子供たちの健全育成に向けて、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

おそうじ=幸せを招く

今週は節目の週です。
夏休みに入ることもあり、みんなで大掃除に励みました。
いつも以上に「校舎に感謝」という心持ちでお掃除をしていました。
 

大掃除と言えば、年末ですね。
おうちをきれいに整えて歳神様を迎える儀式をずっと昔から行われてきています。「どうぞ、我が家にいらして下さい…」と気持ちで、日本の文化の「謙虚さ」がにじみでています。

幸せを招くためには、節目で心を整える活動が必要なのかな…と思っています。それが、繰り返される活動「ルーティン=日課(おつとめ)」です。
学校が楽しい場所であるためには、日々、みんなで相手の幸せを願い、感謝する「おつとめ」があって、その思いや願いが、小さな幸せにつながっているように思います。

今日、一生懸命にお掃除をしている子供たちの姿からも感じられました。
  

明日は、夏休み前の節目の日です。
4月からの日々に感謝しながら、楽しい夏休みにつないで行ければと思います。

もうすぐ夏休み

早いもので、今週21日(金)からは夏休みです。
先週は、学習参観日があり、夏休み前の子供たちの姿を見ていただきました。

子供たちの姿を毎日見ていると、4月の姿と今の姿の違いに気が付くことがあるもので、日々の会話の中の話題の弾ませ方や、興味・関心の向け方、質問の仕方と内容など、一人一人の成長に「おっ、違ってきたなぁ」と感じます。
    

以前も話題にしましたが、子供を主役にして話を聞くと、ちょっとした成長の姿に触れることができます。子供たちに「語らせる」といった所でしょうか。子供たちは大人の期待を知って、その期待にたどり着こうと頑張っています。ありのままの子供の姿で選択して、自分の足で歩んだ足跡は、フワフワせずはっきりしています。その「はっきりさ」があれば、歩んでみたものの「あれっ、違うな」と自身が気付けば、分かれ道まで戻ることも早いし、進む自信も付いてきます。

夏休みも、お子さんを主役にして、いろいろなお手伝いや自由研究、体験的な学習に没頭できる時間があればと思います。

4月から子供たちの学校生活を支えていたのは、やはり健康です。その健康はご家庭の協力があってと思っております。夏休みも、同じく元気に過ごせるように、食事や睡眠など、規則正しいリズムで生活できるように声がけをお願いいたします。

残り2日間もよろしくお願いいたします。

校外学習

5・6年生が校外学習で、地域で苗木を扱っている「菅原苗木店」を訪問しました。
今日、5・6年生が訪問することを知って、お子さんとご家族で「手作りの案内ボード」を作っていただきました。
その気持ちに感激していました。
 
ありがとうございます。

月立小学校を取り囲んでいる山々には、沢山の針葉樹や広葉樹があります。そして、その山々を管理することを「治山」という言葉であることも学んできました。最近、西日本の大雨で土砂災害が発生していることを話題に、山の樹木管理が災害を未然に防ぐ役割を果たしていることも教えていただきました。
     

6年生は歴史の勉強とも関連があり、昔から、国を守るためには「治水」と「治山」に殿様方は力を注ぎ、自然を制御することで、人々を守り、産業を発展させてきました。国を守る根本の勉強を教えてもらった時間だったように思います。

学校での学習を、より広く、より深くするきっかけが、今日のように、様々な方々に会って、その仕事に力を注いできた思いや願いを、子供たちの学びの原動力にできることと思っています。その地域力をもっているのが「月立」「八瀬」と感じています。

これからも、地域の方々を「先生」にしながら、子供たちのこれからを創っていければと願っています。

今日は、ご家族全員で迎えていただき、本当に心地よい時間の中で子供たちも勉強できたと思います。

ありがとうございました。✨

Web長縄跳び

昨年度に続き、Web長縄跳び前期大会で表彰を受けました。
今年度は、1年生から6年生までの混合の部で取り組んだ結果となります。

宮城県教育委員会から指導主事の高橋様が来校し、子供たちに賞状と応援のメッセージをいただきました。
  

高橋様からは、みんなで運動することを続けて欲しいことのメッセージがあり、子供たちも、それに答えるように返事をしていました。

子供も大人も、健康な体が第一です。
これから夏休みに入りますが、健康な毎日を心掛けて行きたいものですね。

子供たちの頑張りを褒めていただいた1日でした。

歯の健康教室&着衣水泳教室

先週後半は出張であったため、7月6日と7日の出来事となります。

7月6日(木)は、歯の健康教室がありました。

コロナ禍で、子供たちの様々な活動が止まっていたひとつに、学校歯科医の先生の歯磨き指導がありました。今回は、学校歯科医の菅原先生と実施再開に向けて相談し、染め出し磨きを行いました。
     

やはり、毎日歯磨きをしているものの、染め出して実際に磨き残しを見ることで、より良い磨き方を意識することが、自分の歯を守る事につながります。子供にとって「見える化」することの効果は計り知れません。

鏡で自分の磨き残しに対して、自分の歯ブラシで磨いてキレイになっていく。ゲーム的要素で言えば、ステージクリアしていく達成感がありますね。

そして、むし歯ゼロの「ダイヤモンド賞」、「よい歯の標語コンクール」の表彰もあり、自分の体を知る時間となりました。
  

「8020」につながる子供たちの健康を、これからもご家庭と一緒に守って参りたいと思います。

7月7日(金)は、着衣水泳教室がありました。

子供の水難事故で一番多いのが「川」で起きていることが、水難学会の記事に書かれてあります。月立にも八瀬川がありますので、人ごとではない気持ちになります。水辺に近付かないことも大事ですが、やはり、命を守る知識と行動を身に付けることが一番であると思っています。

今回の着衣水泳教室では、気仙沼消防署古町出張所の消防士の方々に身を守る方法を教えてもらいました。
        

「浮いて待つ」「身近なものを使って」「ライフジャケットの着用」など、基本的な知識と水の中での行動の、実感が伴った学びをしていました。

「正しく怖がる」とても大切ですね。

避難訓練

業間時間には、竜巻・弾道ミサイル等を想定した避難訓練をしました。

鉄板の扉がある場所に避難し、身の安全を確保する訓練を行いました。
もちろん、先生方の誘導によって避難完了となりました。

子供たちには、先生方も一生懸命にみんなの身を守るために力を注いでいること、そして、それ以上に一人一人が「あぶない」と、身の危険を感じたときには、先生の話があったとしても行動に移して良いことも話しました。

子供たちにいつも伝えているのは「怖いと思うから、これまで人類は生き延びてきた」ことです。正しく怖がることは、自分の身を守る事につながります。

子供たちがもっている大事な感覚を、大切に守っていきたいと思っています。

朝会

今日の朝会では、夏休みの自由研究を話題にしました。

子供たちに「夏休みはどれくらいの期間?」と尋ねると、約1か月という答えが返ってきました。学校に1か月間来ないで、おうちで自分の好きな研究を自由にできる時間は、小学校では6回しか無いことも伝えながら、まずは、挑戦して「やってみよう!」ということを話しました。
   

夏休みの課題は、ドリル、作文、絵を描く等、様々ありますが、子供の時の「何でだろう…」「やってみよう」という気持ちの中で、とりあえず「やってみる」ということ自体に意味があります。もちろん、失敗は織り込み済みです。今日は、私の夏休みの自由研究の失敗談も含めながら、子供たちに話をしました。

休み時間には、うれしいことに4年生が「校長先生、本を貸して下さい…」と校長室までやってきました。まずは、心が動いた瞬間に出会えました。

夏休みまで残り約1週間となります。
自由研究のワクワク感に一歩踏み出す子供たちに出会えるか楽しみです✨

調理実習

5・6年生の調理実習がありました。

今回は「ゆでる・いためる」といった、自分一人でできる、調理の技能を身につける学習となります。

5年生は「青菜をゆでる」、6年生は「野菜をいためる」学習で、それぞれ、包丁で切り、ゆでたり、炒めたりをしていました。
            

家庭科のねらいのひとつは「家庭生活の中で自分でできることを増やす」ことです。そして、家庭科は、学校での学びが家庭での生活に直結する場面も多く、家でも繰り返すことで身につけることができる教科でもあります。

もう少しで夏休みになります。
ぜひ、夏休み中に、お子さんと一緒に料理を作る機会があれば、夏休みの思い出の1ページになると思います。

夏野菜は食べるのも、目で見るのも楽しめます。
盛り付けられた、彩りよいお野菜 ♪いただきます♪。

水泳学習

今年度、初めての水泳学習です。

水着に着替えた子供たちは、やはりどこかウキウキしている気持ちが、「早く、入りたいなぁ」「潜ってみたい」「遊びたい」などなど、それぞれの話している言葉が弾んでいることからも感じていました。

プールに到着し、準備運動、シャワーを浴びて、いよいよプールへ…、これまで声を出せない学習から、少しずつ自分の気持ちを声に出して、本当に子供らしい姿に戻ってきたのだと思いました。いいものです。
    

水なれから、水中での歩き、浮き、潜り、遊び…と、1回目の水泳学習が終わりました。全校での学習でしたが、上学年が下学年と関わり、そこで遊んであげる姿が、特に低学年の子供たちや水が「苦手だなぁ…」と感じている子供たちには、水に慣れていく時間になっているのだと思っています。月立小らしい学習です。
      

最後は、高学年が今年初めての泳力チャレンジでした。
 

お天気も良く、暑いなぁ~と感じていたこともあり、高く上がった水しぶきが気持ちよかった時間になりました。

新月中運動会~創造~

新月中学校の運動会に招待されました。

外での行事にはいつも天気の心配がつきまとい、新月中学校の先生方も昨日までの雲行きに一喜一憂していたことと思っていました。

そして…青空も雲の隙間から見えるお天気となり、新月地区の皆様の日々精進の賜と思いながら、同じ地域に住んでいる中学生の姿に頼もしさを感じていました。

入場から選手宣誓、実行委員長の生徒さんの挨拶。その力強い挨拶には「協力」「感謝」に通じる言葉が綴られて、小学校、中学校、年齢関係なく、本当に同じ思いの中で「今」を過ごしているのだと、改めて心動かされました。また、実行委員となった生徒さんの後ろ姿からも、その凜とした姿勢を感じていました。
 

運動会のテーマ「創造~創り出せ笑顔あふれる青春~」
新月中学校の生徒さんが、テーマに向かって一人一人が頑張り、支え合っている姿が、競技中、その合間のテントの中の至る所で見ることができ、生徒さんと先生方で創っている運動会と感じました。
  

月立小学校OBの生徒さんも教えていただきながら、吹奏楽の演奏、応援合戦、いろいろな競技で、今の瞬間の時間を大事にしている真剣で、穏やかで、思いやりの表情に遠目ながら触れることができ、本当に嬉しい思いを持ち帰ることができました。

子供の時間は、生まれてからずっと主役として続いています。その時間の流れの中に、小学校の先生方が存在し、中学校の先生方につながり…大人への一歩を歩んでいます。

子供たちの今の「瞬間」の時間の重なりを大事にしながら、新月中学校につながる月立小学校での「笑顔」を創り出せればと思っています。

とてもすがすがしい運動会でありました。
新月中学校の生徒さん、月立小学校OBの生徒さん、先生方、ありがとうございました。