階上中学校 日記

今日の出来事

震災遺構・伝承館での館内ガイド

 震災遺構・伝承館で,本校の1~3年生の有志生徒20名が,JICA災害復興支援で来日した研修生12名に,館内ガイドを行いました。当日は,遺構となった旧気仙沼向洋高校舎を案内しながら,津波で流されてきた冷凍工場の衝突痕などを示し,「4階の高さに衝突の痕がある。津波が大きな工場を持ち上げた証で,威力を物語る」などと通訳を介して説明しました。参加した生徒は,「遺構のおかげで言葉では伝わらない教訓が伝承できる。各国の方々に伝えなければならず責任を感じたが,自分たちの言葉で自分たちの思いが伝えられたので良かった」と話しました。今後も活動は続けていく予定です。

防災学習

 本校の防災学習のアドバイザー,東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔 准教授に来校していただき,震災の教訓をどう伝えるかアドバイスをいただきました。翔輔先生からは,「地震や津波の本当の怖さを伝えるためにも,地区住民の方々から聞いたお話を発表の中に入れること」,「地域の方々からお話を聞いて感じたことを伝えることも大切であること」など,具体的な例をあげてご指導いただきました。12月1日(日)の防災学習発表会に向けて,貴重な時間となりました。

後期委員会任命式

 朝に後期委員会任命式を行いました。若潮会会長は「さらに委員会活動を活性化するために,前期委員会の反省をいかした活動や,新たな取組にチャレンジしてほしい」と話しました。その後,全校生徒一人一人を呼名し,呼ばれた生徒は大きな声で返事をする姿が見られました。校長先生のあいさつでは,「意識一つで変えられるものがあり,返事や三大伝統の一つである「あいさつ」は全員が意識をより高くして取り組んでほしい」と話されました。

郷土料理体験

 階上公民館との共同事業で,「階上郷土料理づくり部会」から6名の先生方に来校していただき,本校の3年生が「さんまのすり身汁,さつまいもと茶豆のおふかし,わかめの酢の物」の作り方を教わりました。さんまを3枚におろす作業では,困惑する生徒もいましたが,先生方に優しくご指導いただき,楽しく調理することができました。自分たちで作った料理は美味しく,おかわりする生徒も多くいました。体験を通して,調理することの楽しさや,郷土料理の良さについて実感することができました。

職場体験学習

 10月3日に,本校2年生が気仙沼市の企業を訪問し,職場体験を行いました。学校生活では体験することができないことが多く,初めての作業に目を輝かせて一生懸命に仕事をすることができました。一日を通して,仕事をすることの楽しさや大変さを体感することができたとともに,将来の職業選択の視野を広げることができる良い機会になりました。お忙しい中ご協力いただきました各事業所のみなさま,本当にありがとうございました。

立会演説会・生徒会役員選挙

 令和元年度,階上中学校立会演説会・生徒会役員選挙を行いました。会長,副会長の立候補者と応援弁士が,階上中学校をどのように発展させていきたいかを堂々と演説しました。その後,選挙管理委員会が選挙の方法を説明し,投票を行いました。投票の際には,気仙沼市から実際の選挙で使っている投票箱や記載台を借用しました。選挙の仕組みや雰囲気も学ぶことができました。

伝承館語り部練習会

 9月23日に続き,伝承館にて,第2回目の語り部練習会を行いました。ちょうど,階上中学校15回生の方々が来館していたこともあり,その方々に対して生徒が館内ガイドを実践しました。練習の回数を重ねる毎に,上達する姿が見られました。本番は,10月12日(土)伝承館にて,JICAの研修生を対象に語り部をする予定です。

こども110番のぼり旗・ステッカー依頼

 アルカス運動の一環として,生活委員会と生徒会総務が地域の施設を訪問し,こども110番のぼり旗・ステッカーの設置依頼を行い,階上地区防犯活動の呼び掛けを行いました。当日は階上駐在所の熊田所長にも協力していただきました。活動を通して,自分たちの防犯意識を高めることができました。

防災学習

 これまで行ってきた階上地区住民の方々への聞き取り調査から,震災当時の様子や防災に対する考えををまとめました。当日は,部活動で編制されたグループに分かれ,気付いたこと,考えたこと,教訓などを自分たちの言葉で伝えようと,一生懸命に活動に励みました。

伝承館語り部練習会

 階上地区にある気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を本校の防災学習の学びの場とするため,伝承館と連携して,本校生徒有志による館内ガイド(語り部活動)を行うこととし,その第1回目の練習会を行いました。階上地区の語り部の方々と一緒に伝承館内を見学し,説明を受けながら,自分たちが説明する内容について確認しました。この企画は多くのマスコミが興味を示し,当日は多くの報道陣が集まりました。そのような中でも,緊張しながらも,自分の言葉で説明できるように,一生懸命に練習していました。