創立152周年
気仙沼市立大谷小学校
<大谷小3つのいっぱい>
大谷小中学校を会場に、気仙沼教育事務所管内の初任の先生方と5年間の経験を積まれた先生方を対象にした研修会が開催されました。本校からは3年1組と6年1組の算数科の授業を公開し、40名を超える多くの先生方に参観していただきました。3年生は「あまりのあるわり算」、6年生は「拡大図と縮図」の学習です。
3年生は14個のゼリーを1人に3個ずつ分ける場面を考えました。これまでの「分ける」場面では、全てのゼリーをぴったり分けきることができていたはずですが今回は…?ゼリーを3人に分けると5個あまり、4人に分けてもまだあまります。でも5人に分けると…あれ?足りない。気付いたことを対話を通して深めていく3年生の姿が印象的でした。
6年生は縮尺の表し方と、活用の仕方を学習しました。地図上で3cmで示されている橋の実際の長さは…?鍵を握るのは「縮尺」です。縮尺は地図上に比で示されている場合、分数で示されている場合、そして図(数直線)で示されている場合があります。3つの表し方を理解した6年生は、担任の先生が用意したオリジナル問題にわくわくしながら挑戦していました。
研修会にいらした先生方は3年生と6年生が学ぶ様子をどのように参観されたのでしょうか。今後も教職員一丸となって深い学びの実現を目指していきたいと思います。
5年生の子供たちが校外学習で日門漁港に向かい、地元の漁師さんたちから毎日操業する定置網船を見学させていただきました。漁港には日門定置網漁業生産組合の皆さんのほかに、本校の海洋教育の実践に深く関わっていただいている「はまわらす」の皆さんも協力に駆け付けてくださいました。
見学では大きく揺れる漁船に恐る恐る乗り込んだ子供たちでしたが、漁師さんから船上で普段使っている道具や設備を見せていただくと、どの子もすぐに目をキラキラとさせ始めたそうです。漁師さんのお話を大切に聞いていた5年生の中には、日門の定置網漁のよさについて真剣に考えている子もいました。日門漁港では持続可能な海の資源活用を重視されており、定置網で漁を行うことで生産額を無理にあげようとしたり、大切な魚を乱獲したりしてしまうことのないように組合全体で注意しているそうです。更には定置網に入った一般的には食用とされない未利用魚を調理して提供したり、商品化したりすることで、命を無駄にしない取組を続けている方もいらっしゃるということです。
今年は新しい取組として、朝に網にかかった魚(ヒラマサとマダイ)の解体ショーも見学させていただきました。熟練された包丁さばきに見とれていると、ヒラマサの胃からアジが出てきたそうです。海の中での命のつながりを目の前で感じる貴重な瞬間になりました。
戻ってきた子供たちに話を聞くと、「漁師さんってすごい」という声がたくさん聞こえてきました。地域の海と、そこで命を扱う大切な仕事と向き合ってきた5年生は、来週魚市場の見学に出発します。5年生の探究学習はまだまだ続きます。
月曜日に続き、3年生の子供たちが校外学習に行ってきました。今回の訪問先は気仙沼・本吉広域防災センターです。防災センターの司令室は来年1月に石巻市・登米市と統合することが決定しており、司令室の見学を気仙沼市内で実施できるのは今年が最後ということです。子供たちは教科書を使って学んだことを自分の目で確かめ、学びを深めていました。
見学は2グループに分かれて行い、普段は見ることのできない救急車や消防車の見学や地震体験、煙体験などを行いました。子供たちは緊急時に消防士さんたちが持って走るというホースの重さに驚いたり、縦揺れと横揺れの違いを実感したりしながら、考えたことをノートに記録していました。
学習の最後はファイヤーコントロールBOXを使った炎の動きに関する演示実験を見学し、学びの振り返りを行いました。防災センターの消防士さんからは、避難訓練のときに「先生!空気が入ってしまうから教室のドア、しっかり閉めてください!」と、大人に正しいことを教えることができる3年生になってほしいというお話がありました。目を輝かせながらきりっと返事をする3年生の姿が大変印象的でした。
3年生の子供たちが総合的な学習の時間に探究している「大谷いも」について調査するために、道の駅大谷海岸を訪問し、買い物や休憩に訪れていた観光客や地域の方々にインタビュー調査を行いました。
今回の調査の目的は、特産の「大谷いも」の認知度を探ることです。子供たちはお客さんの後を追うようにして次々と声を掛け、大谷いもに関するアンケート調査を進めました。昨日は福島県、岩手県、新潟県、神奈川県、東京都、さらには台湾の大学生グループと,他地域からの利用者の方が大変多く、インタビューをするはずの子供たちがインタビューを受ける場面もずいぶんありました。「肥料に海藻を使うこと」「ほかのじゃがいもよりも色が白いこと」「鉄分やミネラルが多く含まれていること」など、子供たちはこれまでの学習の中で体験したことや調べたことを基に、大谷いもの魅力をどんどん紹介していました。
子供たちの話を聞いた利用者の皆様は、大谷いもに興味をもってくださったようです。出荷量が限られているため、あいにく昨日は店頭には並んでいませんでしたが、大谷いも特設コーナーに置かれたパンフレットを手に、たくさんの方々が足を止め子供たちの話を聞いてくださいました。
宮城県に広く発表された大雨警報を受け、当地方でも市内の小中学校が臨時休業となりました。気仙沼市も低地を中心に道路の冠水が広がり、朝早くから通勤・通学の時間にかけて大きな混乱が生じました。
雨が小康状態になったことと冠水していた道路が元に戻ってきたことを受け、学校には安全が確保できた職員が出勤してきています。お子様には引き続き土砂災害等に留意し、安全に過ごすようにお声掛けください。
教職員も安全を確保した上で学区内巡視を行いますが、河川の氾濫や自宅への浸水等、何か被害がありましたら学校にも一報をお願いいたします。
9月1日(月)から5日(金)の5日間、インターンシップの受け入れを行います。今日の朝会はインターンシップの学生さんとの出会いの会になりました。
緊張しながらの自己紹介だったようですが、子供たちの心に響くお話でした。インターンシップの学生さんには授業の補助や参観のほかに、給食指導や清掃指導、業間や昼休みの外遊びにおいても積極的に子供たちとかかわってもらいます。6年生の代表児童による歓迎の言葉にあったように、「やさしさいっぱい」「学ぶ気いっぱい」「元気いっぱい」の大谷っ子と、早く仲良くなってもらいたいです。
5日間のうちに、全ての学年・学級の授業を参観します。受け入れる側の子供たちもとても楽しみにしているようです。
6年生の児童が大谷海岸に向かい、国内の砂浜の減少や外来種の侵略によって絶滅が懸念される海浜植物について学びを深めました。これまでも海浜植物を校庭で育て、再び大谷海岸に移植する体験活動は行ってきましたが、今年度はNPO法人「浜わらす」の天澤さんの提案で育てる海浜植物の種を砂浜で探すところから学習を始めることとしました。
今回の校外学習には、北海道大学、新潟大学、福島大学、東北学院大学から植物研究の専門家の皆様が駆け付けてくださいました。子供たちは自分が見付けた種を大切そうに持って海浜植物と専門家の間を行ったり来たりの繰り返しです。
学習の最後は外来種の除去に全員で協力し、子供たちは大谷海岸の東側のヒミツの場所に集合。そこには昨日いらした専門家の方が半年前に発見した激レア植物(宮城県絶滅危惧Ⅰ類)の「ハマゴウ」が1株だけ自生していました。この植物は日本の南の方の海岸ではよく目にする植物とのことですが、東北地方で見付かるのは非常にまれで、大船渡で10年前に見付かって以来の大発見なのだそうです。きっと遠くの海から長い時間を掛けて種子が流れ着いたのだと思います。
美しい大谷の海を未来に残すために、子供たちは今後も生きた学びを展開させていきます。
東京都の白百合女子大学の学生18名が、学校における防災教育の在り方を学ぶために、気仙沼市をはじめとする宮城県沿岸部の地域での教育視察を行っています。視察団は昨日大谷小学校を訪問し、業前活動のマナンボウ防災タイムに参加し、安全担当の主幹教諭の防災講話に耳を傾けたり、子供たちと一緒に休み時間の地震発生を想定したショート避難訓練の様子を観察したりしました。
視察に参加した学生の中には教職を志す学生が多くいるようで、講義後には「小中学校で防災教育に取り組む際にどのような配慮をしているのか」といった、未来の学校の在り方につながるような質問や感想が飛び交いました。学校での学びを終えると、視察団は大谷地区町づくり協議会の三浦友幸様と一緒に大谷海岸に移動し、地域の方がどのように復興を実現してきたのかについて、実際に大谷の海に立って学びを深めました。
今回の視察のテーマは「未来とつながる・未来を考える」。これからの日本を担う若人たちは、この地に立ってどんな未来を思い描いたのでしょうか。学生さんたちのこれからの活躍が楽しみです。
各学年で育てている植物がぐんぐん成長しています。4年生は真剣な目でヘチマの観察をしていました。「花の下の方につぼみが集まっているね」「こっちの花の下には小さいきゅうりみたいなふくらみがあるよ」「さわってみたらぼくの指に黄色い粉が付いたよ」…と、観察をしていると子供たちのいきいきとした声が飛び交います。今年は雄花も雌花もバランスよく豊作で,これからたくさんのヘチマが結実することが期待できそうです。夏休み中に用務員さんがヘチマ用の支柱とネットを準備してくださったこと、先生方が水を与え続けてくださったこと。ヘチマの成長に驚くだけでなく、支えてくれる方々への感謝の気持ちを抱く観察会になりました。
同じく1年生も、夏休みに各家庭に持ち帰って観察を続けたアサガオのお世話を行いました。夏休み前に青々と伸びていたつるにもうその勢いはなく、葉にはずいぶん黄色がかった葉が増えてきました。これから季節が秋に向かうのに伴い、大切に育ててきたアサガオにどんな変化が出てくるのでしょうか。こちらも目が離せません。
植物を扱う学習は後回しがききません。今しかできない生きた学びに、今日も子供たちの目と心が輝いています☆
本校の3年生が自分たちで育てて収穫した「大谷いも」の魅力を発信するために、本吉共同調理場と連携して魅力発信プロジェクトを始動させました。まずはそのおいしさを地域の小中学生に知ってもらうために、明日27日の給食の中で登米市の油麩と大谷いもをコラボさせ、「油麩入り肉じゃが」として提供してもらうことにしました。夏休み明け1日目となった昨日、3年生は7月に自分たちで収穫した6キログラムの大谷いもを抱え、本吉共同調理場に給食の材料として活用してもらうようにお願いをしに向かいました。
大谷いもの栽培には、海岸に打ち上げられた海藻が肥料として使われます。地域の宝である「海のめぐみ」を残さず活用しようとする先人の知恵が光ります。日本一のいもの復活に向け、大谷の3年生が動き始めました。
夏休みが終わり、およそ1か月振りに子供たちが学校に戻ってきました。たくさんの思い出とたくさんの宿題を抱えて登校した子供たちは、久し振りに顔を合わせた友達や担任の先生とのおしゃべりを楽しんでいました。
全校集会では校長先生から「ありがとう」という言葉についてのお話をいただきました。自分を毎日励ましてくれる家族への感謝の気持ち、様々な学校行事に協力をいただく地域の皆さん、毎日力を合わせて過ごす友達や先生方。自分の周りの多くの人たちへの感謝の気持ちを大切にしていくことをみんなで誓いました。校長先生のお話を聞く大谷っ子の瞳は今日もキラキラと輝いていました☆
6月27日(金)に3年生が少年消防クラブの入会式を行いました。
気仙沼消防署本吉分署長 飯田 修 様他2名の署員の方から、火事の恐ろしさや防火の大切さを教えていただきました。子どもたちは話されたことに真剣に耳を傾け、一生懸命メモをし、火災予防の意識を高めていました。
修了式まで、避難訓練をはじめ消火器の使い方など様々な体験を通して、立派な少年消防クラブ隊員に成長するのを楽しみにしています。
6月27日(金)の業前に全校花いっぱい活動を行いました。
大谷公民館側の花壇にマリーゴールド、サルビア、コスモスの苗を植えました。縦割り活動で5・6年生にお世話してもらいながら下級生は楽しそうに花の苗を植えていました。「花いっぱいになあれ。」という気持ちを込めて、水やりまでしっかり行いました。
これから夏休み、秋にかけて大きく成長し、たくさんの花が咲くのが楽しみです。
6月25日(水)~26日(木)の2日間,6年生が会津若松方面の修学旅行に行ってきました。
心配していた天気も大きく崩れることはなく,予定していた活動を全て行うことができました。
子どもたちが会津で見たり聞いたりやってみたりした事柄は初めてのことばかりで,驚きの連続だったようです。
自主研修は目的地に着くまで緊張し,着いてからは集中し,やり遂げた満足感を得ることができたようです。ハプニングやアクシデントを乗り越えた子どもたちの目には自信があふれていました。
暑い中,知らない土地で友達を気遣いながら協力して活動する姿に心が温かくなりました。
この6年生のこれからの活躍にどうぞ御期待ください。
6月23日(月)業前活動で3~6年生が海に親しむ集いの事前講話を聞きました。
講師はNPO法人浜わらすの天澤寛子さん。
海で遊ぶ際に気を付けることを動画を見せながら詳しく話してくださいました。
事前に天気予報を見たり,現地の風向きなどに気を付けたりすることはもちろんですが,緊急事態の時には118(海上保安庁)に電話することなど,これまで知らなかったことを教えてもらい,子どもたちは安全の意識を高めました。
7月15日の海に親しむ集いが楽しみになりました。
6月17日(火)~18日(水)5年生が志津川自然の家で野外活動を行いました。
いかだ作りやバナナボート体験,キャンプファイヤー,野外炊飯(カレー作り),マイスプーン作りなど計画していたメニューを全てやり遂げ,充実感いっぱいの活動になりました。
成長した5年生のこれからの活躍に目が離せません。
一年生に新しいお友達を迎え,全校児童138名での1学期後半が始まりました。
体育館の風通しが悪いことから,熱中症予防のためにオンラインで朝会を行いました。
校長先生からは,生活リズムを整えて友達と仲良く過ごすために,インターネットやメディアの使い方についてのお話をいただきました。子供たちは夏休みの生活を振り返りながら,ついつい動画視聴に夢中になってしまって体調を崩したり,文字によるコミュニケーションでトラブルになってしまったりすることがないようにと,真剣に聞いていました。
現代は良くも悪くもスピードや瞬発力が求められることが多くなっています。SNSの書き込みは手紙のように深く推敲されて発信されることは少ないのではないかと思います。また,動画は求めるまま次々に視聴することができるので,止め時が難しくなっていると思います。このような状況の中で子供たちを守るのは我々大人の責任であると思います。学校と家庭,地域で,メディアを正しく使える子供を育てていきたいものだと思います。
2月29日(木)に,「6年生を送る会」をしました。1~5年生は,6年生に感謝の気持ちを表すために,歌やダンス等の出し物やプレゼントを贈りました。後半では,児童会の引継ぎを行いました。次年度最上級生となる5年生がしっかりと受け継いでいくことを表明し,たくましさを感じました。心温まるよい会ができました。
2月27日(火)に,鼓笛隊引継式をしました。鼓笛隊は大谷小学校の伝統で,下級生は上級生の演奏に憧れを持っています。6年生から指揮棒や楽器を5年生に引き継ぎました。また,新しく入隊する3年生にはベレー帽が被されました。伝統を守り続けてほしいという6年生と自分たちが守っていくという下級生の気持ちがよく表れた式となりました。
2月21日(水)に,1年生と大谷幼稚園の年長児との交流会を行いました。今年度2回目です。今回は,大谷小学校1年生の1年間を四季のくらし毎に紹介しました。もうすぐ入学する年長児のみなさんは,興味深そうに聞き入っていました。