鹿中 学校生活

2019年3月の記事一覧

ホームページ更新 お休みします。

 平成31年3月30日(土)~4月5日(金)までの1週間,新年度体制整備のため,ホームページ更新をお休みいたします。どうか新年度にご期待ください。

離任式 6名の教職員が転出しました

 
 3月28日(木)には本校の離任式がありました。この度の人事異動で6名の教職員が転出します。式では,校長先生が離任者のお名前とそのご功績等を生徒に紹介し,生徒会長:吉田峻生くんが生徒を代表して送別の言葉を述べました。
 それを受けての離任する先生方のスピーチでした。亀谷教頭先生からは,鹿折中の生徒がしっかりと授業に臨む生徒だと褒めていただき,「姿勢の大事さ」が話されました。小野寺先生からは「学ぶとは何かが変わるということだ」とお話しされました。佐藤用務員さんからは,生徒との触れ合いで頑張ることができた,「あいさつ」はとても大事だから,今後もしっかりとやってほしいと話されました。岩渕先生からは,生徒のそばに居て触れ合うことができた,2年生が日めくりカレンダーをつくったが,その中の言葉「私自身のために今は悩み,悩めばいい」をみんなに送ると話されました。そして最後に,梶原先生からのメッセージが読まれ,「自分の表現をする」ことが大切ですと伝えられました。どの先生の言葉にも,生徒の将来を思う気持ちが込められており,貴重なお話でした。ありがとうございました。
 校歌を斉唱して式を終え,離任者が学校を出ます。校舎前では離任の先生方に生徒が直接お礼を述べ,爽やかに送り出しました。(下の写真)転出される6名の教職員の皆さんのこれまでのご尽力に心から感謝をいたします。また,保護者や地域の皆様のご厚情に御礼を心より申し上げます。
 
 

生活意識調査から  勉強が楽しい

 
 毎月の生活意識調査での生徒の意見。学校が楽しい…と答える理由。
「勉強がなにより楽しきこと,このうえなしです。」
「別に全部が楽しいという訳ではない。朝は学校に行きたくないと思うときもある。でも,1日の中に好きな教科が入っていたりすると,楽しくも思う。だから,総合的に見て「ふつう」なのである。」
 こんな意見が見られます。そのとおりだなあと思って読みました。以前にもご紹介しましたが,学校が楽しい理由の1番は「友達や先生」との関わりです。2番は「勉強が楽しい,分かる」ことでした。勉強の楽しさが感じられる学校生活は,とてもいい学校生活ですね。逆に考えると,勉強が分からなく,辛くなると,学校はとても苦しい場所になる。まして,友達との関係もうまくいかなくなると……。(絶望?)
 当たり前ですが,学習はとても大事。やはりこれは学校生活の「根幹」なのです。勉強で希望や喜びを感じること……生徒も先生も,このことを工夫しましょう。

図書室の本 読書について

 
 生徒の皆さんはどんな春休みを過ごしているでしょうか? 長期休業には,普段はなかなか読まないでいた本を読んでみることを薦めます。
 読書といえば,なぜか「文学」というイメージがあるのですが……読書は多様です。もちろん文学でもいいのですが,ノンフィクションや実用書,啓発本などもどうでしょうか。これらは案外読まれていないように思います。上の写真は図書室にあるそれらの本……少しそそられる感じがしますね。また,下の写真は図書室にある童話の本です。童話といえば子供が読むものというイメージですが,実はそうではありません。大人が読む童話だってあるのです。つまりは中身なのです。
 また,読書は多様……ですから,下の写真集やミュージシャンの本であってもいいですね。これも図書室にある本です。お勧めの本をみんなに紹介してみましょう。誰かと対話をするように,読書で作者や登場人物と対話をし,自分の心や頭の中にさざ波を起こしてみることを進めます。国語の勉強でビブリオバトルをしました。読書が生活の一部となればいいですね。まずは,楽しむことが一番です。
 
  

携帯電話利用の学習 1年生

 
 1年生の教室の後にホワイトボードが6枚並べられていました。「道徳の時間」の班での学習内容を全体に紹介しているものでした。内容は「携帯電話(スマホ等)の利用」に際して注意しなければならないこと。
 「3班」の話合いでは,ポイントとして次の4点が挙げられています。(左下の写真)①相手,②ルール,③使う時間,④相談です。更に「ルール」の項目での意見を見てみると「必要なときだけ使う」「やることを終わらせてから使う」「食事中はダメ」「A分勉強したら,A分携帯を使う」などの意見が見られます。生徒たちは携帯への依存状態にならず,自律的に使うことが大事だと感じているようです。
 また,他の班では「ネット利用の注意点」も挙げていました。(右下の写真)「自分の情報は出さない」「投稿する前に一回冷静になって考え,本当にそれでいいかを考える」などの意見が出されていました。
 世の中ではSNS等でのトラブルが懸念されています。鹿折の子どもたちには,情報通信機器を適切に使いこなせる「賢く思慮深い人」になってほしいものです。ご家庭でも,お子様の春休み中の機器利用について話題にしてほしいと思います。
 

平成30年度修了式を行いました 1年間のご協力に感謝

 
 3月22日(金)には平成30年度修了式が行われました。式では修了生(1・2年生)の呼名を行い,校長先生から代表生徒に修了証書が手渡されました。式辞では,各学年主任の先生が,生徒の成長の様子を嬉しく誇らしく思っていること,先生たちがいつも生徒に期待をし励ましてきたこと,先生たちも共に歩んできたことなどを確認し,生徒が「新時代を拓いた1年」であったことが話されました。その後,1年の代表生徒:畠山くん,2年の代表生徒:青柳さんからまとめと振り返りの言葉があり,全員で校歌を斉唱しました。
 校庭の復旧工事から始まった平成30年度でしたが,皆様のご協力をいただき,生徒が頑張って意味のある1年にすることができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。どうか来年度もよろしくお願いいたします。
 

春が来た! 校庭でのサッカー

 
 3月20日(水)校庭の様子です。気温が15℃近くになりました。暖かい日差しの下,校舎から見える海も校庭も輝いています。保健体育の授業では生徒たちが校庭でサッカーをしていました。「マンマークだぞ!マンマークだぞ!」と大きな声が響きます。シュートが外れると,歓声やため息が聞こえてきます。一生懸命走り,考えてプレーをし,みんなでサッカーを楽しんでいました。1月24日に,この鹿折中リポートで「寒さに負けず雪上サッカー」と題してご紹介した,雪が舞う中で根性で授業している風景とはうって変わった授業風景なのです。ああ,春が来たのだなと思わされる光景でした。これからの季節と生徒の成長が楽しみになりました。
 

学習のまとめは「創作活動」 国語科

  
 1年間の教科学習が終了しました。学習内容をしかり身に付けるために,春休みには各教科の復習に進んで取り組んでほしいものです。
 さて,国語科の最終単元は「創作活動」なのだそうです。3年生はオリジナル合唱曲の「作詞」に取り組んで,合唱曲「ひかり」を作りました。同様に2年生では「小説を書く」学習をしました。上の写真は,2年生が最終的に完成させた文集です。左は表紙,愉快なイラストです。友達が文章を書くのを同級生が見つめ,コメントをしています。真ん中の写真は,その小説作品。題名も工夫しています。ペンネームです。右の写真は裏表紙です。この言葉も生徒の言葉。文集の裏表紙にはぴったりかもしれません。
 今回は短歌や俳句を読んで,その内容からイメージする風景や人物を描き出すかたちで短編小説が作られています。いわゆる「歌物語」ですね。それにしても,読んでみて驚くのは,とてもレベルの高い文章がそろっていることです。教科書に書き方の例があるらしいのですが,一人一人の生徒の感性や個性が光っていました。とてもよい文章ができました。以下に生徒の作品を一つ紹介します。
 →生徒作品 「Remember」.pdf 

今年度最後の委員会活動 来年度準備

 
 3月13日(水)には今年度最後の委員会活動(話合い活動)がありました。これまでの活動を振り返るとともに,来年度早々の鹿峰会(生徒会)入会式(新入生を迎える会)で各委員会の紹介をするための打合せです。本校では,定期的に委員会活動の話合いの日が設けられ,日常活動をどう進めるかなど,各委員会の活動推進に役立てられています。この活動の素晴らしさが今の鹿折中学校の根幹を形成しています。来年度も工夫のある活動を,新入生とともに行ってほしいと思います。
 この日は「生徒会総務」(執行部)では,新入生に対する「部活動紹介」をどうするかも話し合われました。(上の左の写真)今までは動画での部活動紹介だったけど,来年度は実演を取り入れてはどうかという話合いだったようです。それもいいアイディアですね。君たちの話合いが生徒会活動を素晴らしいものにしていくと思います。みんなが大切にされ「居場所のある」学校になると思っています。まずは,今年度の活動ご苦労様でした。来年度にも期待しています。
 

学習の基盤をつくる ②

 
 ある担任の先生の机の上に小さなノートがたくさん積み重なっていたので,これはいったい何?と尋ねた記憶があります。冬休みのことでした。先生は「3学期にやるんです。生徒の言葉の力をつけたいと思って。」…と言う返事。生徒たちの言葉が断片的なので,言葉をしっかりと使い,使い方も工夫させてみたいと思っているらしかったのです。3学期に取り組むことから,名前は「100日チャレンジ」です。
 さて,3学期もそろそろおしまいです。あれはどうなったのかと思ってノートを見せてもらうと,ノートを使って,先生と生徒の間で毎日色々な話題が交わされていたのでした。学習の基盤となる「言葉の力」を高めようとした取組でしたが,生徒をよく理解し,互いの信頼関係を深めることにも役立っているようでした。担任の先生の「ねらい」はノートの表紙裏に貼られて示されていますが,下にその内容をご紹介します。先生は「事実」→「発見」→「目標」→「未来」の順で文章をまとめる力をつけたいと考えていることが分かります。生徒も先生も,文章を書くことで100日間が一層意味深くなったことでしょう。
 

学習の基盤をつくる ①

 
  各教科の勉強の他に,やはり学習を支える「基盤」づくりは大切なことです。しっかりとした生活態度,物事への前向きさ,人への信頼感,素直さなどの生活態度がそもそも「基盤」なのですが,学習に近い部分での「基盤」づくりも重要だと思います。
 上の写真は本校の朝の読書活動の様子です。この時間は誰一人お話をしていません。静寂な時間の中で,自分の興味のある図書を集中して読んでいます。先生たちも生徒と同じように過ごすのです。これによって読書習慣を育む,集中力を高めて一日のスタートを切らせるなどの効果が考えられています。読書する子は,学力が高い。…そんなことも定説になっています。
 また,学級では短学活などで「スピーチ活動」を行っています。これも,考える,表現する,人間関係を作るなどの効果を期待した取組なのです。下の写真は2年生の様子です。「3秒スピード」は,教室でよくある「3秒スピー」からの悪ふざけですが,生徒はテーマの下に,毎日短時間で,笑顔で級友と楽しく話し合っているようでした。この活動からの成果を期待したいものです。
  

公立高校合格発表 新しいスタートライン

 
 3月14日(金)は宮城・岩手公立高校の後期入試・一般入試の合格発表がありました。本校3年生は全員合格となり,職員室には歓声が上がりました。受験は個人戦ですが,やはり学年生徒の規律や雰囲気はとても大事だと思いました。しっかりした生活態度や物事に対する意欲は,個々の入試への取組や本番での地力にも影響を与えるものだなと,改めて感じさせられました。3年生の総合力が効いていると思います。3年生諸君,合格おめでとう。
 さて,翌日15日(金)には元担任の先生たちから合格証が手渡されました。待ち望んでいた合格証を手にして,3年生のみんなは幸せそうでした。自然と拍手が湧いたり,笑顔になったりしていたようでした。これで,やっとスタートラインに着くことができました。今後の高校生活では,これまでとは違う環境の中で,新たな仲間たちと一緒に新たなチャレンジをしていくことになります。栄光も挫折も味わうことでしょう。自分にとって意味深い3年間にしていくことを期待します。頑張れ,卒業生。
  

絆募金 尼崎市立園田東中学校から届きました

 
 3月11日(月)に兵庫県尼崎市立園田東中学校からお二人の先生にご来校いただきました。当日はあいにく振替休業日であり,「みやぎ鎮魂の日」でもあったので,鹿折中生の学校生活の様子を見ていただくことはできませんでした。しかし,本校生徒の学校生活の様子などをお伝えして,生徒が頑張っていることをご説明しました。
 今回,お二人の先生は,園田東中学校の生徒会で3.11被災地を応援するためにおこなった「絆募金」の収益金をわざわざ届けにきてくださったのでした。学校の最寄り駅である,阪急神戸線の園田駅で,生徒会の皆さんが,被災地を励ますために募金活動をしたのだそうです。募金の御礼にチューリップの球根も差し上げたそうです。お陰で市民の皆様から温かいお志をたくさん頂戴したということでした。また,義援金とともに生徒会の皆さんからは色紙も頂戴しました。色紙では「今回の絆募金で私たちは被災地と一つになれたと思います。これからも共に頑張っていきましょう」と伝えていただきました。
 遠路おいでいただき,このようなお励ましをいただき,厚く御礼を申し上げます。園田東中学校の皆様,大変ありがとうございました。(園田東中学校の皆様からは以前にも義援金を頂戴しています。また,交流などもさせていただき,お励ましいただいてきました。)

美しいフォーム! 特別清掃

 
 
 少し不謹慎な表現なのですが,正しく「美しいフォーム」の清掃光景です。特別清掃の日は時間が普段より延長されるので,清掃時にかける音楽が異なります。今日はいつもと違うなと思って清掃の様子を見てみると,本気で頑張っている清掃活動をあちこちで見ることができました。みんなが一心に取り組む清掃活動,とても素晴らしい光景だったのです。やる気はフォーム(形)に出るものですね。手を伸ばして拭き掃除をしていたり,後ろ姿が何かを語っていたりと素晴らしい生徒たちでした。この日は古くなった清掃用具も廃棄することになっていました。また,清掃後には用具の清掃も丁寧に行っていました。一生懸命に働いて校舎を美しくしてくれてありがとう。
 

鹿メモ? それって何?

 
 本校には「鹿メモ」というメモ帳があります。いったいこれは何かなと思われるでしょう。実はこれは,生徒が各自で明日の授業予定などをメモする小さなノートのことなのです。「鹿メモ」…不思議なネーミングですね。「初代鹿メモ」は上の写真です。A6サイズの小さなノートに,「鹿メモ」「鹿マーク」「絆」と書かれたシールが貼られています。これは震災時に千葉県の勝田台中,兵庫県の園田東中,園田中,武庫中からいただいた義援金を使って,全校生徒にノートを配布したのがきっかけだったそうです。今の2年生が入学したときまではこれを使っていました。現在は在庫がなくなったので,各自が自分で小さなノートを用意して使っています。(下の写真)基本的に明日の授業予定をメモするものですが,自由に色々なことを書き込んでスケジュール管理しているのです。自分で予定を管理するためにメモすることは重要な能力です。中学生にはこれを工夫をさせることが大切だと思います。なかには付箋紙を使って教科を並びを変えて使っている生徒もいます。「いちいち書かなくても,並び替えるだけなので,このほうが便利です」と,その生徒は話していました。どう使うか楽しみです。
 

ボトルキャップ集め ご協力に感謝します

 
 
 3月8日(金)の朝,今年度の締めくくりとなるボトルキャップ集めの集計作業がありました。どうやって重さを量っているのだろうと以前から疑問に思っていましたが,生徒に聞くと保健室の体重計で簡単に量れるということで,あっさりと納得してしました。しかし,集計結果を見ると,前回まではダントツで2年生が多かったのですが,何と今回の計量では1年生が一気に2年生を上回る結果となりました。競争ではないのですが,組織票(?)というか,ご家庭でのご協力があってのことだと思います。なぜなら,生徒が下校していったなと思って見ていると,その生徒がまた校舎に戻ってくることがあるのです。しかも,ボトルキャップがたくさん入った袋をもって。きっとご家庭の皆さんに生徒がお声がけをして,ご協力をお願いしているのだと思います。もしかしたら,生徒以上に保護者の皆様が熱心にキャップを集めてくださっているのかもしれませんね。生徒の活動にお力添えをいただき,大変ありがとうございます。お陰様で,微力ですが,社会に役立つ活動ができました。生徒たちも頑張っています。今後ともよろしくお願いします。
 

感謝の気持ちをオリジナル合唱曲で

 
 卒業に際して感謝の気持ちを合唱曲で伝えよう。その曲は,自分たちが歌詞を作り,音楽担当の佐藤先生に曲をつけてもらい,卒業式で歌おう。そんな企画が3学期になって聞こえてきました。オリジナルの合唱曲なんて,そう簡単に作れるものではありません。歌詞だって,曲だって。作れたとしても,人に感動を与えられるレベルの曲になるのかどうか? そして,だいたい,いつその曲を歌えるようにする練習をするのか? 最初はこんな難しいことが実現できるのかどうか疑問でした。
 しかし,国語科の学習の一環で生徒が歌詞を考え,担当の先生の協力でなんとか完成させました。そして,音楽担当の先生が歌詞を見ながら曲のイメージをふくらませて,短期間に曲を創ってしまいました。その後,生徒は練習を一生懸命に行い,この曲が卒業式に間に合いました。
 最初は下級生にこの曲を感謝の言葉とともに披露しました。(卒業式前日,上の左の写真)そして,卒業式当日は,保護者の皆様に対して披露しました。(上の右の写真)どうやらこれで生徒の思いは完結できたようです。曲名は「ひかり」です。校歌の一節に「光り輝く中学校」とあるのがヒントになっているのだそうです。その他にも歌詞に込められた思いがあるということでした。いつまでも歌ってほしい合唱曲になりました。  録音をお聞きください→ ひかり(32kbps).mp3 

卒業式前日 後輩たちが大活躍

 
 
 卒業式のように大きな学校行事では,その準備も暫く前から始まっています。生徒は3年生を送る会を開催した後も,部活動ごとの色紙を作るなど準備をしてきました。先生たちも同様でした。そして,前日には写真のような会場作りがありました。
 体育館の清掃はもちろん,花を飾り,紅白幕を取り付け,来賓席に白布をかけて用意し,マイクや物品等の用意をします。
 そして,パイプ椅子もたくさん並べます。下の写真の生徒はパイプ椅子で遊んでいるのではありません。椅子と椅子の間の板目を一生懸命に数えて,間隔を揃えているのです。メジャーを使って図りながら行っている2年生の生徒たちもいました。ピアノの移動も重いのでなかなか大変で,しかも危険なものなのです。1・2年生のこんな準備作業があって式場ができあがるのです。紅白幕は表裏が逆だったことに気付き,最初からやり直してくれました。丁寧でした。1・2年生諸君,一生懸命に作業をしてくれて,ありがとう。お陰で立派に会場ができましたよ。一番下の写真は3年生の教室の黒板です。これも後輩たちの仕業です。よく仕上がりました。
(ちなみに会場片付けは,式当日,3年生が学級活動をしている間に,先生と後輩たちが一気に片付けているのです。これも凄いことです。みんなよく働きました。)
 
 

お陰様で第72回卒業式 53名が巣立ちました

 
 上の写真左は,卒業式前日の様子です。卒業アルバムが手渡されて,夢中になって見入っています。これまでの3年間が一気によみがえったようです。そして,寄書き欄に互いにメッセージを書き込んで交換をしていました。
 当日は3年生がとても晴れ晴れとした表情で登校しました。式は午前10時から始まり,前生徒会長の生駒くんが答辞を堂々と述べました。(下に原稿があります)1・2年生の合唱「旅立ちの日に」が歌われる中,3年生は立派に式場を後にしたのです。1・2年生の合唱「旅立ちの日に」はとても素晴らしい演奏でした。式後,会場からも拍手を頂戴しました。後輩から先輩への気持ちが伝わりました。
 上の右の写真は,卒業式後の学年集会で卒業生がオリジナル合唱曲「ひかり」を披露している様子です。保護者の皆様にこれまでの感謝の気持ちをお届けすることができました。保護者の皆様,いかがだったでしょうか?
 
 さて次は,各教室で最後の学級活動です。いよいよ級友ともお別れとなります。一人一人が前に出て,級友へのメッセージを述べました。自然に笑いや涙が溢れる場面となりました。担任の先生たちにとっても貴重な時間でした。
 学級活動を終えると3年生は昇降口から外に出ます。(下の右の写真)外では暖かい日差しの下,1・2年生が3年生の登場を待っていました。しばしの間,先生や保護者,後輩たちと写真を撮ったり,握手をしたりして別れを惜しみました。
 
 
 卒業式には,多くのご来賓の皆様にお忙しい中おいでいただき,誠にありがとうございました。また,狭山市から「気仙沼とともに歩む会」の方々に遠路おいでいただき,卒業を祝っていただきました。心より御礼申し上げます。保護者の皆様,お子様のご卒業,おめでとうございました。
※ 答辞原稿 生駒大地 横書き.pdf

あの「3.11」から8年が経ちます ③

 校舎の普通教室棟と特別教室棟をつなぐ部分,3階の図書室の後方入口で目立たない場所に,この詩が掲示されています。仙台市立木町通小学校の児童だった岩見さんの詩です。どんな経緯があってここにこれが掲示されているのか,よく分からないのです。しかし,当時の子どもたちの気持ちをよく表し,また,中学生にも読ませたいと思う内容の詩です。確かに「まえとはちがうが 必ずいいものが 帰ってくるだろう」と言ってあげたい気がします。
 これは市内のあるお菓子屋さんの店内に掲げられていた詩です。市内のホテルにも同じものがあったように思うのですが,お菓子屋さんから許可をいただいて写真を撮らせていただきました。こんな言葉が読めます。
 故郷 地震
 心から古里をほこりに思ってきたのに 3.11の大地震がふるさとを破壊してしまった 被災した人々はじっと堪えている 然し津波が去ったその後は 何事もなかったかのように 静かな大海に戻っている 震災は我々に何を伝えたかったのだろう
 海を愛してきた人間の言葉ですね。私たちは「震災は我々に何を伝えたかったのだろう」と自問し,その答えを出して生きなければなりません。「あの日」から丸8年です。