鹿中 学校生活

2019年7月の記事一覧

県中総体相撲競技 大和田君健闘!

 
 7月21日(日)に栗駒中学校の相撲場で行われた,県中総体相撲競技に本校2年生の大和田君が出場しました。大会は体重別,学年別,個人総合の3つの試合が行われました。大和田君は体重別リーグ戦で3勝を挙げて第3位となり,東北大会に出場することになりました。また,学年別も第3位でした。おめでとうございます。
 
 小学校からスポ少で研鑽を積んできたとのことですが,当日はたった一人でのチャレンジでした。しかし,体格の上回る相手にも臆せず,正面からぶつかっていく相撲が印象的でした。やはりこれは鍛えていなければできない競技だと感じました。中学生ではありますが,体と体がぶつかり合い,物凄い音が響きます。そして,土俵際の攻防も見応えのある,素晴しいものでした。大和田君は寄り切り,寄り倒しで相手を制していました。きっと恐怖心もあるだろうと思いましたが,大和田君は無心に相手に向かって責め続けました。相手が上回る部分も勝負事ですから当然あるわけですが,言葉少なに自分の相撲を取り続ける姿はとても立派でした。今回の入賞,そして,東北大会への出場おめでとうございます。今後の活躍を期待します。
 

地区吹奏楽コンクール 銀賞! 

 
 全校生徒への曲の披露を終えた後に,体育館においてある譜面台を見て発見したのです。左上の写真は吹奏楽部の生徒の譜面です。物凄い書込みです。もはや譜面の役に立っていないかもしれませんね。様々な注意事項を書込み,疑問を書込み,強調をして自分に気付かせながら,これまでこの曲「マーカス・ダンス」を自分たちのものにしようと頑張ってきたのですね。もし「努力」というものを目に見えるかたちにしたら,こんな映像になるのかもしれません。ぞっとするほど,本気で,精一杯に取り組んできたことが分かる楽譜です。
 吹奏楽部は地区コンクールで今回は銀賞となりました。当日の演奏を聞きました。ホールには心地よい音が響き,かっこよさのある演奏だったなと思います。素晴しい演奏でした。そして,演奏後には皆さんから多くの拍手をいただきました。若干のどよめきもあったと思います。その様子から,鹿折中吹奏楽部の音楽が聴衆に届き,感動を与えていると感じました。一生懸命に取り組むことの素晴らしさ,そして,本校吹奏楽部の可能性を感じさせる演奏だったと思います。次のステージを楽しみにしていますよ,部員の皆さん。素敵な演奏,ありがとうございました。応援をして頂いた保護者の皆様にも厚く御礼を申し上げます。
 

校舎の屋上は

 
 先日,学校設備の工事を行うために工事業者の皆さんがお見えになりました。その際,電源施設の確認のために屋上に上がってみたときの写真をご紹介しましょう。
 屋上からは海がはっきりと見えます。この日は,気仙沼魚市場の方角の海が曇り空の下に見えていました。(夜はライトアップされることもあり,とてもきれいです)校庭はこのように見えます。普段は見ることのない角度ですが,はやり,我が校の校庭は広いですね。
 
 屋上の足下は結構傾斜がきついのですが,大きなソーラーパネルが設置されています。これは震災後にご支援を頂いて市内の各校に設置したものです。この電源があるお陰で,急な停電の時でも,ある程度の電気を校舎内で使うことができるのです。また,防災無線のスピーカーもあります。案外小さいスピーカーだと感じましたが,校舎西側の鹿折地区内に届いている防災無線は本校屋上のこのスピーカーから発信されているのです。
 校舎の下には,テニスコートが見えます。この日は女子テニス部が元気よく,規律ある活動をしていました。きびきびとした動きが見え,懸け声がよく響いていましたよ。
 

3年生 租税教室を行いました

 
 7月16日(火)には気仙沼税務署様から講師をお招きし,3年生の租税教室を行いました。3年生の社会科(公民)の学習に税金についての学習内容があり,そのことを教科書とは別の角度から学ぶ学習です。本校では毎年この教室を実施しています。「税金なんかなくなっていまえばいいのに!」と簡単に口にしがちな生徒たちが,税金が無くなれば,どのような社会になるのかを理解して,税の使い道や政治の在り方を考え,国民としての自覚を高める学習なのです。生徒が映像をとおして税金の無い仮想社会の様子に注目をして,税の意義を理解し,しっかりと考えている様子が印象的でした。
 この度の教室の実施にご協力をいただいた,気仙沼税務署様に心から御礼を申し上げます。
 

夏休みの生活はどうかな?

  
 夏休みの生活はどうでしょうか? 
 1学期の終わりには,保健委員会がA3版・白黒のポスターを全生徒に配布しました。(左上)これは家庭の中でどのように活用されているでしょうか。鹿3運動の中の「メディア1時間運動」に焦点を当てた内容になっています。生徒たちの委員会活動も鹿3運動の趣旨に共鳴してくれています。広報委員会が休み前に生徒アンケートをしたところ,夏休みの楽しみの一つには「ゲーム」あるらしいのです。1年生も,2年生も,3年生も同様の傾向がありました。決してゲームは悪くないのですが,のめり込む危険をぜひ回避してほしいと思います。
 また,休み前には「保健だより」も発行されました。「早起き」のススメが掲載されています。そして,保健委員作成の4コマ漫画も。題名は「だらしない生活」…この漫画が現実にならないよう,鹿中生の皆さんに自覚ある夏休みを送ってほしいと思います。夏休みの終わりが気持ちよいものとなり,新学期が楽しみで,意欲が湧くものになるよう,しっかりとした生活をしましょう。
 

鹿中きれいの日 校庭の除草作業!

 
 「鹿中きれいの日」は,昨年度から生徒会が始めた,全校生徒による自主的な清掃活動です。これは,毎月16日前後に開催しています。九九の「鹿(しし)=16(じゅうろく)」からその考えが導かれているようです。
 今回は7月16日(火)に実施されました。内容は校庭の「除草作業」です。校庭の復旧から1年も経つと,校庭にはすっかり雑草が生えてしまいました。今後,駅伝大会や運動会でも活用する校庭ですから,今回はこのような除草作業を提案してくれたのでしょう。大変助かりました。
 
 全校生徒の協力でだいぶ草がなくなり,校庭がすっきりとしたのですが,まだまだ手を加えて管理をしていかなければならない現実です。これからも,除草活動を取り入れ増やしていきたいものです。今回は全校生徒が,縦割り班を6つ作って活動に臨みました。これによって先輩・後輩の絆も,活動を通して自然と深まっていったようです。なかなかいいアイディアでしたね。
 

通信票を渡す 通信票をもらう

 
 1学期終業式を終えた午後には,各学級で生徒たちに通信票が手渡されていました。先生が手渡すのは教室ではない別の場所です。そして,担任の先生と2人きりです。空き教室で行う先生,廊下で行う先生とそれぞれですが,各生徒の頑張りや良さの発揮をとらえて,真心をもって先生はお話をしていました。担任の先生から多くのお褒めの言葉や期待の言葉が親身に伝えられていました。1学期間の歩みを先生と一緒に確認をしたのです。そのことで,今後への意欲を高めていたように思います。一人一人の生徒が大事にされていたように思いました。
 
 一方教室では,生徒たちが通信票を互いに見せ合いながら話をしています。同級生と比べて自分はどうだったのかを,確かめているのでしょうか。歓声が上がったり,悔しがったりと,それぞれの反応が見られました。もし,今回は思うような成績を残すことができなかったとしても,夢や理想を大事にすることで,自分自身の力を今後引き出していくことができるはずです。決して投げ出したりしてはいけません。堅実な努力を続けていきましょう。次はきっと挽回できますよ。
 

中総体県大会・地区吹奏楽コンクール 壮行式

 
 先日の終業式の後には,県中総体に出場する選手と,地区吹奏楽コンクールに出場する吹奏楽部員を激励する壮行式が,応援委員の進行で行われました。
 県中総体には2名が参加します。陸上競技(走高跳)には3年生の尾形君が出場し,相撲競技には2年生の大和田君が出場します。二人の決意表明に対して,生徒会副会長の中村君が激励の言葉を代表して述べました。
 次に,吹奏楽部の皆さんには,全校生徒にコンクールで披露する今回の曲を演奏してもらいました。とても難しい曲ですが,昨年の演奏レベルを超える内容でした。この春の新メンバーを加えた新体制で,よくこの短期間のうちに,ここまで曲を仕上げてきたものだと感心しました。練習では自分たちが中心となって,上級生が下級生をよくリードして,一生懸命に取り組んできた成果が出ている演奏でした。入賞して県大会に出場できるといいですね。
 最後には,応援委員のリードで,全校応援です。「さー,行きましょう!さー,行きましょう!」と大声を出して全校生徒が心一つに応援をしていました。選手や部員の健闘を期待しましょう。
 

ALTディラン先生の離任 3年間ありがとう!

 
 7月19日(金)の1学期終業式の前に,ALTのディラン・コフィ先生の離任式がありました。ディラン先生は平成28年に来日し,以来3年間,異国の地でALTとして本校を始め市内の学校で勤務をしていただきました。誠実な人柄,謙虚な姿勢。優しく,何か日本人を思わせるような物腰のディラン先生でした。素晴らしい青年教師です。
 この度は,任期を終えて帰国をされ,アメリカのご家族と一緒に生活をされることになるそうです。アメリカに帰国しても,日本との関係のある仕事に就くことを目指しているとのことでした。今,日本を離れるに際して,少しセンチメンタルになっていると話されていました。
 ディラン先生,私たちは同じ地球に住んでいる家族です。お互いを敬愛しながら今後も一緒に歩めたらいいなと思います。あなたのこれまでの努力に感謝をします。私たちの日本を愛し,鹿折中学校の生徒を愛してくれて本当にありがとうございました。アメリカでの先生のご活躍をお祈りします。
 

1学期を終了しました! 夏休みの充実を

 
 7月19日(金)は4校時目に1学期終業式を行いました。今年度は鹿折中学校73回目の歴史を刻んできました。平成31年度として始まり,5月からは令和元年度に切り替わった1学期でしたが,一つの区切りである終業式を無事迎えることができました。式辞の前には,校長先生から,生徒の1学期の歩みや頑張ったことを写真で紹介していただきました。そして,式辞では2学期に成果を出すために夏休みを充実して過ごしてほしいと話されました。また,鹿折中学校は,ふるさと鹿折を見つめて,「みんなが幸せになれる社会を創ることを学ぶ」学校だとして,各学年に出された問題に自ら答えを出して,3年間をかけて学びを深めるよう話されました。SDGsの学習と実践です。
 式の後半では,各学年の代表生徒が1学期の振り返りと今後への抱負を述べてくれました。1年生は中島君,2年生は作並君,3年生は菊田君です。3人ともしっかりと自分自身を見つめ,自分の成長や頑張りを確かめていました。そして,更なる飛躍を期して意見を述べてくれました。2学期も,生徒と先生が共に歩む学校にしていきましょう。
 

防災学習「タイムラインをつくろう」 そして防災教育連絡会

 
 7月10日(水)は月1回の防災学習の日でした。今回のテーマは「災害への備え: タイムラインを作成しよう」というものです。想定は「鹿折川が氾濫しそうだ」「土砂崩れが起きそうだ」とうものです。避難勧告が出たり,避難指示が出たりしたとき,時間軸にしたがって自分はどう行動すべきかを考え,判断力を鍛えるものです。生徒はプリントの中で状況の変化をつかみ,そのときの適切な行動は何かを考え,自分の行動の仕方を学んでいたようです。やはり,自分で最適な判断ができる力の育成がとても大事なことのように思われます。
 この日の午後には,大勢の地域の自治会長さんや気仙沼市危機管理課,消防署,警察署,公民館,アドバイザーさんなどの関係の皆様においでいただき,鹿折小・中学校で行っている防災教育について連絡会を行いました。地域の皆様に小中学校の教育内容ご理解をいただき,今後のよりよい防災体制を構築することを目指しています。鹿折地区の大人の皆様を交えた大きな力が生まれているように感じました。ご出席いただいた皆様に感謝申し上げます。
 

2学年PTA行事 お疲れさまでした

 
 2学年PTAでは授業参観に合わせて学年親子行事を開催しました。内容は給食試食会と親子スポーツ大会です。試食会のほうはアクシデントで急遽中止となりましたが,5校時に予定していた親子スポーツ大会は盛会裡に実施することができました。写真のように何と「長縄跳び」に挑戦でした。生徒も保護者も苦戦をしながらの練習風景を見させていただきました。生徒のほうは運動会の種目にもなっているので,経験もあり,若さもあって何とかなるように思われましたが,保護者の皆さんはどうだったでしょうか。でも,保護者の皆さんが生徒たちに負けじと一生懸命にジャンプを重ねる姿には感動させられました。綱を回す方も,跳ぶ方も必死で,大きな歓声が体育館に響いていましたね。最後まで拝見できなかったのが残念だったのですが,勝負はどうだったのでしょう。翌日は筋肉痛になられた方もいらっしゃったでしょうね。保護者の皆様,2学年PTA学年行事へのご協力,大変ありがとうございました。
 

学期末清掃 頑張りました ご苦労様!

 
 学期末です。学校ではいつもより時間を延長して,普段なかなか清掃できない部分も含めた清掃活動を実施しました。いつものことですが,学校は毎日のように様々な行事があります。学校末大掃除をしようと思ってもなかなか日程がとれないという現状です。やっと確保できた3日間の日程でしたが,生徒たちはいつもにもまして頑張って清掃をしていました。101人の生徒数で校舎を全てやるわけですから大変です。以前とは仕事量が違うのですが,どの生徒も責任をもって担当の仕事をしている姿は,相変わらず立派だなと感じました。
 
 本校の良さの一つだと思うのですが,生徒だけでなく,先生たちも清掃活動に取り組み,生徒と一緒になって頑張っているのです。ですから,清掃の時間には職員室がほぼ空になります。生徒と一緒に活動し,生徒と触れ合い,理解を深めたり,人間関係を深めたりしています。給食の時間や清掃の時間はそういった意味でとても重要な時間でもあるのです。それにしても一生懸命に働いている人の姿というものは美しいものですね。
 

授業参観 ありがとうございました

 
 7月9日(火)に授業参観・学年懇談会を実施しました。保護者の皆様には学校においでいただき,懇談会に参加していただき,大変ありがとうございました。中学生はこのような機会に「来なくてもいいよ」といいがちですが,実は内心はそうではなく,少し期待をしている部分もあるのです。また,実際に学校の様子や雰囲気をご覧になって気づくこともありますし,何より保護者同士の連携,先生との連携を図る上で重要だと思います。今回の授業参観の機会はどうだったでしょうか?これからもどうかよろしくお願いいたします。
 
 懇談会では1学期の生活の様子をお話ししてご理解をいただきましたが,間近に迫った夏休みについてもぜひご理解とご協力をお願いいたします。この期間は開放的な気分がありますし,当然ご家庭での時間が長くなります。生徒たちがいかに自律的に目標と計画をもった生活をするかが大事なところです。ぜひ,お声がけをお願いいたします。また,この期間は親子のつながりを一層深めるチャンスでもあります。褒めることを基本としながら,お子さんに積極的に関わっていただけたらと思います。学校では駅伝大会への練習を全校体制で行います。そして,部活動も実施します。このような活動へのご協力もぜひお願いいたします。
 

3年生PTA行事 「はまらいや」参加

 
 写真は去年の3年生の写真です。夏休み中に踊り「はまらいや」の練習をしているものです。基本形を踏まえながらも,その団体ごとにアレンジして踊るので,昨年の3年生も大いに工夫をしたようでした。さて,今年はどんな踊りになるのでしょうか。保健体育などの学習成果が出るといいですね。
 
 緑色のTシャツを着ているのは当日の様子です。昨年はこんなコスチュームでしたね。当日は大勢の人が集まり,しかも,帰宅は夜9時頃になるのでとても心配です。様々な事件事故に巻き込まれたりすることもあるからです。保護者の皆さんの指示をよく聞いて,安全な参加をしてください。今年の3年生の皆さんの熱気と学年の一体感を楽しみにしています。頑張りましょう。3年生の保護者の皆様どうぞよろしくお願いします。
 

夏休みの活動 たくさんあります 計画的に

 
 中学校の夏休みは忙しいです。この時期にということで,様々な活動が夏休みに予定されています。いいことかどうか,難しいところですが,そんな夏休みは計画的に過ごすことが一番大事です。各自工夫して夏休みを過ごしましょう。
 写真は昨年の夏休み中に撮影したものです。上の写真は3年生です。部活動がないのに学校に来ているのは,港祭りの「はまらいや」にPTA学年行事として参加するからです。踊りの工夫をして,練習でみんなと合わせ,打合せをしているのでした。3年生は受験勉強も充実して行わなければなりません。また,高校の体験入学も行われます。やはり工夫が大事ですね。ここで頑張りましょう。
 
 上の写真は図書室で撮影しました。夏休みの後半には,学習相談日が予定されています。家庭で自学自習するのですが,自分では分からないところを友達や先生に聞いて解決をするようにしているのです。もちろん,先生にはいつでも質問してよいことになっています。恥ずかしく思わないで,また,面倒に思わないで自分から積極的に質問をして教えてもらってください。まず,自分で勉強することです。
 
 右上の写真や下の写真は体育館で撮影したものです。夏休みは部活動も佳境です。新人戦が9月下旬にありますから,この時期にしっかりと鍛え,チームの戦術を身に付けることが重要です。学期中よりもしっかりと取り組める時期ですから,絶対怪我をしてはいけませんね。熱中症にも十分に気をつけて充実した練習をしましょう。
 この他,中総体県大会があり,吹奏楽コンクールがあり,ソフトテニス気仙沼大会がある夏休みです。何度も書きますが,生徒の皆さん計画的に頑張りましょう。
 

研究授業(1年理科)を行いました

 
 2年生音楽の授業があった日には,1年生の理科でも研究授業がありました。学習課題は「実験を通して3種類の白い粉がそれぞれ何なのかを考えよう」というものです。1年1組の生徒たちは戸羽先生と一緒にこの学習課題に立ち向かっていきました。不明な物質を観察・実験をとおして見極めていく際に,どうなればどうだという考え方を複数組み合わせて考えを導くことをしっかり身に付けさせようとしています。そのためには,今回は①見た目,②手触り,③水への溶け方,④熱したときの変化に着目させることになります。この視点で物質を論理的に見極め整理することを学習するのです。そのために用いるのはホワイトボードでの整理と話合いということでしょうか。授業の中では個人の考えをしっかりともつこと,そして,それを小集団の話合いで補い高めることが大事にされていました。
 
 1年生ですから,実験の仕方を身に付ける,結果の整理の仕方を身に付ける,話合いの仕方を身に付けることはとても大事だと思います。先生の指導に対して1年1組の生徒が意欲的に取り組み,学習を楽しんでいる様子がよく分かりました。
 
 また,この授業では,先生はあえて紙板書をせず,チョークで黒板に書き,生徒にはワークシートではなく,ノートに書き込ませています。ねらいは,生徒が黒板を書き写すだけでなく,自分で考え,工夫を交えて自分のノートをつくるように仕向けているのです。一流の学習者は自分流のノートをつくって考えをまとめ,構想を練っていることが多いようです。本校の生徒たちもそのように育ってほしいものです。そのようになることで発表の仕方も上手になっていくと思います。頑張れ,1年生。
 

合同交流学習に参加しました。

 
 7月4日(木)は気仙沼市教育委員会や市立学校長会が主催する「合同交流学習会」が開催されました。本校からは2名の生徒が参加し,伸び伸びと活動しました。
 朝,鹿折公民館に集合して,2台のバスで大島の国民休暇村キャンプ場へと移動です。キャンプ場では開会行事の後,グループワーク,そして野外炊飯(カレーライスづくり)を行いました。午後にはゲーム大会をし,龍舞崎を見学し,大島大橋を歩いて渡って解散をしました。
 
 本校の生徒たちは,他校の生徒と楽しく仲良く活動して存分に野外活動を楽しんだようです。一生懸命に自分の役割を果たしている姿が素晴らしかったと思います。生憎の天気でしたが,前向きな心が活動の充実を生み出しているようでした。参加した生徒たちの互いへの優しさや仲良く一緒に活動しようとする心が素晴らしかったと思います。本校の教頭先生や弘瀬先生がこの交流学習会の事務局を務めてくれました。ありがとうございました。
 

研究授業をやりました(2年音楽)

 
 7月3日(水)には研究授業がありました。2年生の音楽の授業では,学習課題「『サンタルチア』の表現を工夫して歌おう!」の達成を目指して,先生も生徒も一生懸命に頑張りました。授業の成果は「先生の指導力」×「生徒の学習力」×「教材の力」の3項の掛け算です。この日,先生が狙っていたのは,音楽を形作っている要素の中でも「強弱・リズム・旋律」について生徒の認識を深め,これを活用してよい歌唱へと導くことでした。生徒は級友と共に考え,話合い,自己評価をしながら表現を工夫していきました。楽曲のよさや特徴を押さえながら,先生と生徒が共に力を出し合って,よい学習へと頑張っている様子が見られました。
 
 やはり学校の魅力は同級生同士が刺激し合い,協力し合って勉強できる点です。生徒同士のグループワークの質が高いかどうかはとても大事です。しかし,2年生はいつものしっかりとした活動ぶりでした。とても頼もしく感じられた学習力でした。
 
 練習後には,その成果を問うための録音です。(左上)そして,みんなでそれを真剣に聞いています。(右上)先生の自前の録音機材が大活躍でした。
 つぎに,聞いてみてどうだったかを話合って確かめます。しっかり意見が述べられていました。(左下)先生からの意見も聴いて,もう一度グループワークです。
 この授業は録音と自己評価を上手く使って質の高い授業になっていました。やはり,先生が3つの要素を設定したことは有効でしたね。
 

老人介護施設「リーバーサイド春圃」様訪問 1年生

 
 6月28日(金)には,1年生は市内館山の老人介護施設「リバーサード春圃」様を訪問し,校外学習をさせていただきました。(総合的な学習の時間)この学習はリバーサード春圃様にご協力をいただいて毎年行っているものですが,1年生は「社会の課題を学ぶ」学習の一環として,この訪問学習を実施しました。またこれは,気仙沼市の地域包括ケアにおける介護人材育成事業としても実施しているものです。ですから,移動は気仙沼市のバスをお借りしています。
 
 当日は,施設を見学させていただいた後,介護の仕事について講義をお聞きし,介護体験(おむつ)をするといった内容で学習を行いました。リバーサイド春圃の職員の皆様には熱心にご指導をいただき,大変ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。生徒は少子高齢社会の現状や課題はもちろん,介護の仕事の意義深さや「やりがい」を十分に感じ取ることができたと思います。
 今後はお礼状を作成する中で,それぞれの学習を内面化していきます。1年生は前回は防災の必要性を学習しました。これ以外にも社会にはたくさんの課題があります。どんな課題があるのかを広く見聞きし,ぜひ調べてほしいものです。このことが今後の学習出発点になるはずです。
 

修学旅行のまとめ 3年生

 
 夏休みが近づいてきていますが,3階の3年生教室の廊下には最近になって修学旅行の写真が貼り出されています。これは震災による被災地支援の一環で生徒一人当たり1,000円分の写真がプレゼントされるため,希望する写真を決めてもらうために貼り出されたものです。毎年,このような支援をしていただき,心から感謝します。この写真を見ながら3年生は5月の修学旅行の思い出を振り返っていることでしょう。写真の向かい側の壁には,修学旅行をテーマにした俳句の創作(国語科学習)や,修学旅行新聞でのまとめ(総合的な学習)が掲示されています。2年生の準備期間から様々な体験をし,自分たちの掲げたテーマの下,規律をもってみんなで楽しむことができた修学旅行でした。せっかくのこの経験をぜひ今後に生かしてほしものですね。そして,思い出を大事にしてほしいものです。
 以下に生徒の俳句を五句ご紹介しましょう。
  浅草を汗かき歩く自主研修(Kさん) 
  春の夜や眠らぬ町と眠れぬ僕(Hくん)
  ディズニーで夜の七時にサングラス(Mさん)
  東京は見るもの全てが虹模様(Hくん)
  颯爽と変わる炎帝はやぶさの窓(Fさん)
 

朝の挨拶運動 今年も頑張っています

 
 朝の挨拶運動,今年も生徒たちは頑張っています。本校の挨拶運動は多様な集団活動で進めているのが特徴です。学級ごとに,委員会ごとに,部活動ごとになどと,様々な集団がこの活動をします。この日の担当は吹奏楽部の皆さんです。朝日のまぶしい,とても清々しい朝,校門付近で挨拶運動のリーダーを務めてくれました。顧問の先生たちも一緒に活動しています。やはり8時少し前くらいが登校のピークの時間帯でしょうか。互いに挨拶を交わしながら,今日一日が気持ちよくスタートしているのです。当番の皆さん,ご苦労様です。
 しかし,もし,このような挨拶運動がなかったらどうなのでしょう。考えてみれば,挨拶運動をしなくても挨拶が爽やかに交わされる学校だったら,もっといいですね。私たちの目指すところはそこかもしれません。挨拶運動は「手段」。目的は自然と明るく挨拶の交わされる学校です。そのようになることをぜひ目指していきましょう。震災直後,鹿折中学校は「笑顔と挨拶」を,自分たちのためにも,社会のためにも大事にしました。その魂を今も求めていきたいものですね。
 

今年も駅伝の時が来ました 積極的に参加を

 
 中学校には駅伝大会があります。そして,今年も駅伝の時が来ました。写真は昨年度の駅伝練習の様子ですが,大勢の生徒が駅伝にチャレンジしました。練習の様子をを見ていると,生徒たちの必死な表情や,大きな声で互いに励まし合う姿など,感動する場面が多くありました。先生たちも教科や学年所属にかかわらず,全員が協力をして校庭に出て指導をしています。
 
 部活動単位で参加するケースもあるのですが,基本的には個人個人の判断で参加するものです。参加申込書を提出していただきますが,自分の意志で参加をお願いします。暑さの中での厳しい活動ですから,心身が健康で,何よりも自分自身のやる気がなければこの活動はできません。練習への参加を希望をするなら,自分の生活習慣や健康管理をしっかりとして体調を万全に整え,覚悟を持って取り組むことが必要です。そんな活動ですから,選手になる,ならないはあまり大きな問題ではなく,これを自分の意志でやり通すこと自体にとても大きな価値があるのです。参加申込は7月12日(金)まで担任に届けてください。保護者のみなさんからも,お子様にぜひ勧めてほしいと思います。夏休みの勲章になると思います。今年も大勢の生徒に皆さんに参加してほしいと思います。
 
 さて,今年の練習は7月22日(月)から始まります。朝7時30分から8時30までの1時間です。練習終了後,各部の部活動が始まることになっています。駅伝大会は9月5日(木)です。心と体が今以上にたくましくなり,主体的な心が育つといいですね。生徒のみなさんの頑張りを期待します。
   

校庭の石拾い ボランティア委員会

 
 金曜日の朝は,いつもボランティア委員会の出番なのですが,この日は校庭の石拾いです。ご存じのように昨年の今頃はまだ校庭が使えなかったのです。しかし,あれから1年。復旧工事で新しく暗渠を入れていただき,新しい土を入れていただいた校庭ですが,当時は目立たなかった小石が徐々に地中から表面に出てきたようです。最近は,随分と校庭にに小石が散らばるようになりました。そこで,今学期のボランティア委員会の活動が,このような展開になっているのです。7月の「鹿中きれいの日」には全校生徒で校庭の石拾いをすることが計画されているので,もうじき全校生徒でもこの活動に取り組みます。しかし,その前にボランティア委員会の諸君が金曜日の朝に頑張ってくれていました。この日の石拾いの集団は校庭を東から西に向けて移動しながら,バケツに一杯になるほど石を集めてくれました。ご苦労様でした。
 

復興盆踊り うちわ原画 力作揃い

 
 8月11日(日)の「山の日」には,恒例となっている鹿折地区復興盆踊りが開催されるそうです。先日,まちづくり協議会様から本校生徒に「うちわ原画コンクール」への応募依頼がありました。そして,応募作品が集まりました。各学年ともかなりの数の応募です。また,その作品のレベルもとても高いのです。これには大変驚きました。例年行われている行事ですし,小学生の時にもポスターを描いているからでしょうか,とてもきれいで工夫のある作品が数多く見られました。さて,どの作品が選ばれるでしょうか?楽しみですね。
 盆踊りだけでなく,本校では生徒の地域行事への参加を大事にしています。地域社会の活動に参加することで,地域の一員としての自覚が育ち,将来の社会参加への礎になると考えるからです。今年も生徒の大勢の諸君が原画の応募をしてくれたことをとても嬉しく思います。ありがとうございました。当日は,本校の吹奏楽部のメンバーも演奏を披露することになっています。地域の皆様,どうかご期待ください。
 

生徒昇降口の変化

 
 今年度,生徒の昇降口には少し変化がありました。昨年ご紹介していたボランティア委員会のボトルキャップ収集活動の集計表が貼ってあった場所に,青く長い物体が立てかけられています。「竹馬」の登場です。昼休みの運動遊び推奨のため,この場所が荷物置場に選ばれたようです。傘立てが狙われたようです。一番いいところで目立ちます。どんどん使ってほしいですね。
 ボトルキャップ収集も続いています。ある朝,写真の生徒はこんなにたくさんキャップを学校に持ってきて,自分の学級の所に入れていました。その生徒に聞くと,お母さんが「職場」の皆さんの協力をいただいて集めてくれたものだそうです。こんなふうに保護者の皆様にもご協力を頂いている活動です。今年度も頑張ります。さて,新しい集計表もできました。一見では昨年のものと同じように見えるのですが,実は新しい工夫があります。水色は今週の重さ,ピンク色は合計の重さを示すのですが,これには大きな付箋紙が使われているのです。ですから,毎週の数字の書き換えが簡単になりました。生徒はこのアイディアを自慢げに話してくれました。回収箱や集計表は,少し奥まったところに移されたので目立たなくなりました。しかし,華やかさはありませんが,とても大事な活動だと思います。今年度も頑張りましょう。
 

単元テストで学力向上!

 
 先日,学校の掲示物のお話をしたのですが,今回も掲示物です。1年生の廊下にこんな貼紙が出ていました。「数学単元テスト」だそうです。テストでよい成果を上げるために「互いに聞き合う」ことを促しています。そして,「数学のできる学年になろう」と呼びかけています。呼びかけの貼紙の脇にはテストの問題があります。解答が赤ペンで書いてあるのです。事前に問題と解答が示されているのです。単元テストとは,学習のまとまりごとに,学習内容が身についたかを確かめるためのテストです。定期テストに比べると出題範囲が狭いので生徒は取り組みやすいものとなっていますし,そのことの積み上げが定期テストや学力診断テストにつながるものです。
 今年度,数学科だけでなく,いくつかの教科の先生たちが「単元テスト」を試みています。小さなまとまりをしっかり身に付けることで,学力を上げ,生徒に自信を持たせようとしているのです。生徒のほうでも良い点数がとれることは嬉しいに違いありません。よい点が取れれば「やる気も湧く」はずです。この「単元テスト」の取組で良い成果が出ることを期待したいと思います。なお,数学への興味を高めるパズル問題も一緒に掲示されていましたよ。これはチャレンジです。
 

情報化社会の危険 機器利用は賢く安全に!

 
 左上のイラストは先日学校に届いたポスターのイラストです。「ネット社会の健全な発展に向けた連絡協議会」(総務省,法務省,文科省,警察庁)が発行したものです。イラストが物語っているのは,SNS等での生徒の書込みや画像流出によるトラブルであることはすぐに理解できます。そのことで,様々な批判や反発が該当者に寄せられることになるのです。そして,一度流出した情報は回収することが不可能になってしまうのが,この問題の怖さです。
 これまで再三話題としているところですが,本校生徒はスマホだけでなくゲーム機等も含めると,ほとんどが通信手段を持っていることになります。どの生徒にもこの問題が起きる可能性があるわけです。機器利用は賢く安全にさせたいのです。それには,保護者の方々のお子さんへの介入は絶対に必要です。この機器利用には大人が主導権を持たなくてはなりません。下のイラストのような思いを子どもたちにさせないよう,的確な関与と指導をお願いします。夏休みが近づいていますが,どのような機器利用になっているか把握していただき,モラルやセキュリティーについてお話ししてください。そして,お子様との約束事が有名無実化しないよう,再度話し合っていただきたいと思います。
  

教室の掲示物から

 
 学校の掲示物には様々なものがあります。それぞれの学年の取り組んでいる内容やねらいが,そこから見えてくるのです。
 上の写真は,3年生の教室にあったコルクボードです。真ん中に「募集中」と書いてありました。その周りには「求人票」が5枚貼ってあるのです。何を求人しているのかというと,運動会実行委員,文化祭実行委員,はまらいやダンス係,はまらいやデザイン係,学級旗デザイン係でした。今後の学校行事への生徒の主体的な参加を求め,進んで取り組む態度を育てようとしているようです。それにしても教室に求人票を貼るというのは面白いアイディアです。気軽にやりたくなるのではと思います。
 左下は1年生の廊下の掲示物です。一年生は学校生活のペースに慣れることが重要です。小学校の時とは給食の配膳をするにしてもレベルが違うのです。先日までは1年生の配膳が遅いことが話題となることがありました。それを踏まえてか,このような掲示物が生まれたのでしょう。学年の先生たちの指導が見えます。それにしても「12分」とは何と厳密なのでしょうか。着替えのスピード,おしゃべりなどがポイントのようですね。昼休みをゆっくりと過ごすためにも,この場面ではてきぱきと行動しなければなりません。1年生らしい課題です。
 右下は2年生の廊下の掲示物です。内容は先日の家庭科の学習で発表した「名前の由来」のワークシート紹介です。学習したことをより内面化することをねらっているようですね。このことで,2度3度と話題化し,しっかり考えさせて学習のねらいを達成させようとしていると思います。掲示物を見ていると先生たちの「作戦」や「思い」が見えてくるのです。
 

登校坂の海抜表示

 
 本校の校舎は海抜33メートルの高さにあります。大人の方は自家用車で学校にいらっしゃるので,案外知らないのですが,本校の登校坂には4枚の「海抜表示」が設置されています。1つめは自転車置場の向こう側の歩道脇で,海抜「3m」です。震災時には,この辺りにいろいろなものが流れ着いたと聞いています。
 
 しばらく登ると2枚目の「10m」が出てきます。そして,更に3枚目の「20m」も目の高さより少し低いぐらいの場所に現れます。
 
 最後は,更に進み,いよいよ学校の駐車場入口手前まで来ると,カーブの所に「30m」の表示があるのです。
 生徒が歩いて登下校するとき,毎日,この海抜表示を見ることになります。毎日,これを見て登校することで,高さの感覚が自然に身に付き,他所へ行ったときでも,その感覚が生かされることになるわけです。車で本校に来る方は気付きにくいのですが,登校坂にはそんな秘密が隠されています。