鹿中 学校生活

今日の鹿折中

眼鏡 視力測定 えっ,見えてないの?

 
 4月15日(月)の放課後には,全学年の身体測定が行われました。その中の「視力測定」の会場が会議室だったので様子を覗いてみたのです。会場ではいつもの視力測定の風景がありました。指で答えを示す生徒もいれば,「右」とか「下」とか答える生徒もいて様々な様子です。それにしても,こんなに大きな文字が見えていないのかと驚く場面がたくさんありました。なぜ,そんなに視力が悪化したのでしょうか? きっと普段の生活習慣が関係しているはずだと思うのですが,真実はどうなのでしょうか。学校ではもちろんたくさんの文字を見ますから,視力に応じて眼鏡等の使用も適切に行ってほしいものです。そして,何よりこれ以上悪化しないよう生活習慣を見直してほしいと思います。昇降口には先日の入学式でいただいたお祝いのメッセージを掲示しているのです。しかし,この文字は生徒には見えていないかもしれないと感じさせられる出来事でした。
 

会議・研修 交通安全教室を実施

 
 4月16日(火)には自転車通学をする生徒に対して交通安全教室を行いました。この教室の実施に当たっては,気仙沼警察署の皆さんにおいでいただき,ご協力をいただきました。当日は4名の署員の皆様に優しく丁寧にご指導いただき,感謝申し上げます。
 この教室では,始めに自転車での交通安全についてクイズを交えてご指導いただきました。後半は自転車運転のシュミレーターを使っての学習です。塾への道,商店街への道など幾つかのデジタル上のコースを生徒が自転車を漕ぎながら進みます。失敗すると障害物にぶつかって転倒したり,自動車に轢かれたりします。代表生徒が運転するのをみんなで見ながら,危険の存在と対処法を学びました。それにしても,こんなにも後方確認や左右確認が必要で,大事なのかと改めて思わされました。生徒はこのシュミレーターを使った学習で普段の運転を見直すことができたようです。自転車でも安全な登下校しましょうね。
 

まる 今年も見事に咲きました! 鹿折中の桜

 
 
 
 先に去年の桜をご紹介していましたが,今年も見事に咲いてくれました。皆様に2019年の桜をご紹介しましょう。登校坂は両側に桜。色の違いが見事に紅白,素晴しいです。校庭にも桜。西側と南側は並木になっています。やはり品種の違う桜が混じっているようです。満開の桜の下で生徒たちは運動をしたり,勉強をしたりと春を味わっていました。この桜のように,いろいろな努力が花を咲かせてくれることを祈ります。なお,本校は昭和62年に校木を桜と制定しています。
 今日は,授業参観日でPTA総会が行われます。保護者の皆様にもこの桜をご覧になって頂きたいのですが,どうも生憎の天気のようです。
 
 

にっこり 春! 昼休みの風景

 
 先週16日(火),春の陽気につられるように校庭南側の土手の桜が咲き出しました。とてもいい天気です。この日の昼休みのこと,数人の男子生徒が土手に集まってきたなと思って見ていると,桜の木の下で遊んでいるのです。土手に寝転がったり,わざと斜面を回りながら転げ落ちたり,ボールを蹴ったりと様々な過ごし方をしています。その気持ちがよく分かる,春の昼休みの風景です。また,西側のバスケットボールゴール付近には女子生徒がいました。ゴールに向かってボールを投げたり,その様子を眺めて声をかけ,談笑したりしています。こちらも長閑な風景です。春が来て本当に良かったなと感じているのでしょう。校舎の中庭にはには白い大きな花が咲き出しました。白木蓮です。コブシも中庭で咲き始めているのですが,白木蓮はその花が大きく,純白の花が美しいのです。桜ももうじき満開となるでしょう。
 

1ツ星 第1回委員会活動 今年の作戦会議

 
 新学期が始まって早速組織づくりがありました。本校では,生徒全員がどれかの委員会に所属するのです。もちろん自分の希望で所属するのが原則ですから,昨年に引き続き同じ委員会で活動する生徒もいます。昨年度の経験を生かしての活動は徐々に活動の質を高め,後輩も指導する力も身に付いています。これもいいです。しかし,希望しても人数枠の関係で所属できない場合もあります。「今年は◎◎委員会に入れなかった!」という声も聞かれていました。でも,新しい委員会で今までにない活動ができるのもいいことだと,前向きに考えてみてはどうでしょう。
 それにしても,活動の内容をより良くするには,「話合いの質を高めること」が大事です。先日,校長先生は委員会任命式で「話合いを上手にしよう」と提案していました。このことを今年は意識して委員会活動をしましょう。今年の委員会活動に期待します。
 

昼 新学期スタート 2週間

 
 新学期が始まって2週間が経ちました。慌ただしく時間が過ぎたのですが,生徒の皆さんのスタートはどうだったでしょうか。今回は保護者の皆様に2週間前の学校のスタート時の様子をご紹介します。
 左上の写真はスクールバスで生徒が学校に到着した時の様子です。小学生も乗ってきます。中学校で生徒が下車した後,小学校まで行くのです。浦島地区は災害で通学路が未整備のため,スクールバスが配車されています。今年はバスを利用する児童生徒が少し増えたと生徒は話していました。運転手さんとの仲もよいそうです。早く道路がよくなるといいですね。左上の写真,教室に行くと担任の先生からのメッセージや連絡事項が黒板に書かれています。直接話すだけでなく,こんなかたちでコミュニケーションしたり,指導したりすることもいいですね。
 左下の写真,朝の会が始まる前には,教室の前で生徒同士が談笑しています。どんな話をしているのでしょうか。それぞれのクラスの様子を話題にしたりしていると思います。右下の写真,授業の合間には写真撮影です。これは生徒名簿などに使うものですが,昨年度の卒業生を送る会では3年分の写真の変化をスライドで紹介されて生徒の歓声が上がっていました。新年度のスタートの様子でした。
 

晴れ 大島に自転車で行きたくなる?

 
 芥川龍之介の「トロッコ」のように,思わぬ展開となってしまい,家から遠く離れた所まで来て途方に暮れることは,子どもの頃にはよくあったものです。ところで,自転車で遠くまで行ってみたいと感じるのは,中学生なら無理のない衝動かもしれません。先日開通した「気仙沼大島大橋」(鶴亀橋)を渡って大島に自転車で行ってみたいと思う生徒がいるのではないでしょうか? 少年少女の自転車でのそんな冒険があるとしたら……? この道路は少し危険かもしれませんね。①の写真は大島大橋です。②の写真は大橋よりも鹿折側にあるトンネルです。
 
 ③道路はカーブをしているところもあり,比較的見通しはよいのですが,④のような風景も出てくるので,ドライバーも自転車の少年もよそ見をするかもしれません。また,あの堤防で釣りをしようなどと考えて,自転車でやってくることもあるかもしれませんね。
 
 ⑤⑥の写真は段々鹿折の町に近づいているのですが,時間帯によっては交通量が気になります。だいぶスピードも出そうな道路です。
 
 ⑦は,大きなクレーンが見えます。造船所があるところの写真です。ここはまだ新しい道路が開通していないので,ヘアピンカーブで従来の道に接続しなければなりません。そして,⑧の写真の向こうには浪板橋があります。橋の付け根には信号機があり,道路は上り坂です。自転車で通るときは結構危険ではないでしょうか。
 橋が架かって良かったのですが,新しく心配なことも出てきたようです。交通量も増えているようです。登下校だけでなく,お子様の休日の行動にもご注意ください。

3色の椿 満開の梅

 
 春めいて来ると,本校では椿が咲き出します。玄関に赤と白の椿が飾られていたので,あれ,変だなと思ってしまいました。なぜなら,本校の椿はピンクだと思っていたからです。職員室から毎日見る椿はピンクです。教室に飾るためでしょうか,先日は,ある先生がハサミを持ってきて,色々な角度から眺めながら,いいところを切り取っていました。あれはピンクでした。しかし,もしかして,赤も白もあるのかもしれないと思ってしまったのです。いや,きっとあるはずだという根拠のない確信となりました。そこで,カメラを持って玄関を出ると,やっぱりありました。保健室の前に,赤と白が。気づくのが遅いと言われたのですが,本校の椿は3色でした。そんな椿を眺めていると,体育館前の梅が満開になっていました。関東地方なら2月頃に咲く花ですが,東北地方では桜より少し早いぐらいに咲く花です。桜と梅が同時に咲いているのです。いよいよ,春も盛りとなりました。写真ではありますが,本校のきれいな椿をしばしご堪能ください。
 

NHKのど自慢で大活躍 元気をくれた生徒たち

 
 3月10日(日)のことでした。「NHKのど自慢」が気仙沼市で開催され,前日の予選を通過した本校男子生徒5人組が,会場やお茶の間を湧かせる大活躍をしました。この番組の様子は,本校生徒が明るく生き生きと学校生活をしていることを全国の皆様にお知らせして,これまでの全国からのご支援に報いる,とても大きな活躍だと思っていました。本当によくやってくれたと拍手をしたい出来事でした。
 残念ながら番組の画像の使用許可が得られないので,ホームページでは触れることができなかったのですが,4月1日付けの「広報けせんぬま」で表紙に当日の写真を使用していただきました。大変ありがとうございます。今回はその広報表紙を写真撮影して皆様にご紹介をしています。
 番組に出場した生徒に限らず,明るく,前向きで,誠実な学校生活をしている鹿折中学校の生徒たちの様子を,彼らが代表して発信してくれたと思います。学校の運動着を着てくれたので,胸の「鹿マーク」がかわいいという反響もあったようですね。特別賞の受賞,おめでとう。番組へ参加申込をしていただき,お世話いただいた,ご保護者の皆様にも御礼をいたします。

鹿峰会入会式

       
 
 少し前のことになりましたが,入学式の翌日,4月9日(火)には鹿峰会入会式がありました。「鹿峰会」(ろくほうかい)とは鹿折中学校生徒会の呼称です。生徒たちは3月の委員会活動のころから,新1年生を生徒会に迎える,この式の計画を立て,それぞれ準備をしてきました。部活動紹介のために,各部では春休み中にビデオ撮影をしたりと,地道に準備をしてきた大きな行事でした。
 総務の皆さんはリハーサルも行って準備をしてきたので,当日は各自の役割をしっかりと果たしてよい行事にすることができました。それぞれのあいさつが実にしっかりと述べられていたなと感じます。生徒会の歌の斉唱から始まり,入会の言葉があり,委員会活動,部活動が説明されました。生徒が学校の主役であるためには,生徒の活動が主体的でなければなりません。これまでの生徒がよく活動に取り組んできたことを引き継いで,今年度も生徒自身が更に楽しい,居心地の良い学校生活になるよう活動を工夫してほしいと思います。吹奏楽部の皆さんの生演奏もよかったですね。
 校長先生からは,新入生が入学したので,改めて「未来を夢見る人間」はどんな人間なのか,質問されました。生徒がこのような人間になることを意識して励んでほしいと話されました。
 
 

年度初めは防災マニュアルの確認 11日は防災学習の日

 
 毎月11日は,本校の「防災学習の日」です。朝の短学活で防災について学習します。年度の初めなので,今回は「防災マニュアル」の確認,読み合わせでした。様々なケースについて,このようにしますと整理された資料を読んで,いざという時の行動の仕方を確認しました。「いざ」という時が,いつ来るのか分かりません。ですから,折に触れて,決めごとを定期的に確認していくことが重要です。今回,生徒はマニュアルの確認をしました。一方,ご家庭にいるときはどうでしょうか。また,家庭と学校の間,つまり,登下校時の避難行動や安全管理はどうでしょうか。ぜひ,有事を具体的に想定して,家庭での対応の仕方や,連絡の取り方,登下校時の危険や避難について,親子で話合っていただきたいと思います。命を守る行動を的確にとれるよう,ご家庭でぜひご指導ください。
 

複数担任制!

  
 新年度になり,新学期が始まりました。2・3年生の教室でも学級開きが行われ,新たな1年のスタートを切りました。上の写真のように,新しい担任の先生から学級便りを配布されて1年への期待と自覚を深めたり,新しい教科書を手にして今年の勉強への意欲を高めたりしています。
 ところで,下の写真を見るとお分かりのように,教室には複数の先生が入っています。本校では意図的に複数の先生が出入りする方式をとっているのです。名付けて「複数担任制」と校内では言っています。つまり,先生たちのチームによる指導をやろうとしているのです。生徒が多様であることは言うまでもありません。先生だって様々な個性や能力があります。得意・不得意もありますし,男女や年齢の問題があります。また,出張等で在・不在の時があります。ですから,学級担任だけでなく,学年主任や副担任などが常に教室で生徒に関わっていて,先生たちがチームで指導をし,生徒を見守り,励ます体制のほうがよりよい指導ができると考えたのです。本校では,昨年度からこんな指導体制を目指してきました。今年度は更にこのやり方を充実させたいと考えています。養護教諭も,教務主任も,主幹教諭も教室に行って生徒と関わります。教師にとっても,生徒をよく知ること,よく関わることは有効です。私たちは,この複数担任制を成功させたいと考えています。
 
 

入学式の裏方として 2・3年生の活躍

 
 1週間前の入学式,当然,新1年生が主役の行事ではあったのですが,いつものように在校生が裏方として活躍していました。当日の清掃活動はもちろん,1年生を迎える教室の装飾,1年生に手渡す新しい中学校の教科書の運搬,写真を見るとその様子が分かります。ありがとうございました。
 また,式場の準備の様子は下の写真をご覧ください。今回も丁寧な作業をしてくれました。椅子を並べてきれいに拭いたり,個数を確認して真っ直ぐにしてくれました。また,鉢花をステージに飾ってくれたり,ステージのセッティングをしたり,式次第を高い場所に貼ってくれたり,様々な仕事を2・3年生はやってくれました。自分たちの後輩となる人たちを温かく迎えようと一生懸命だったのです。先生たちと2・3年生の裏方としての堅実な仕事があってこその入学式だったのです。ご苦労様でした。
 
 

鹿折中の桜 もうじきです

 
 もう桜が開花したのではないのです。上の写真は去年の春の桜です。本校の登校坂の左右には桜があります。だいぶ成長した桜です。枝が市道に覆い被さっているので,桜のトンネルになっています。しかも,右側と左側の桜は品種が違うのでしょう,まるで紅白のトンネルのように色合いの違う桜が咲くのです。生徒はこの桜の下を毎日登下校します。今年ももうじき咲くのではないかと思って,私たちは楽しみに見上げているのです。開花が楽しみです。
 さて,登校坂を登り切った校庭の周囲にも桜の木がたくさんあります。やはり色々な品種の桜だと思うのですが,生徒たちは校庭や教室の窓から,この桜の風景を楽しんでいます。それにしても,去年の今頃はまだ校庭は工事中だったのだなと改めて思わされました。
 鹿折中学校にとっては「桜」は特別な樹木です。総合的な学習の時間を,本校では「さくら学習」と名付けていることからもお分かりでしょう。桜のように,花の中の花となり,愛される中学校になりたいものです。
 

大島大橋開通 「浪板虎舞」もお祝い

 
 
 4月7日(日)に気仙沼大島大橋(356Mのアーチ橋,通称:鶴亀橋)が開通し,気仙沼市鹿折地区と離島:大島地区が道路で直接結ばれました。50年に渡る島民の悲願が遂に現実のものとなりました。私たちの鹿折地区は気仙沼の商工業・水産業などを担ってきた地域でしたが,この橋によって「緑の真珠」と言われていた風光明媚な大島と隣接することになります。
 開通式では大島小・中学校の児童生徒たちが「島中ソーラン」をお祝いに披露していました。橋の向こうでは鹿折地区伝統の「浪板虎舞」が演奏をしてくれました。鹿折小・中学校の児童生徒もたくさん参加しての演奏です。「浪板虎舞」のみなさんは,いつも地域の行事の際に素晴らしい演奏をしてくれています。今回は,大島から歩いて橋を渡ってきた 大勢の人々を華やかにお迎えしてくれました。今日も頑張ってくれてありがとう。写真は当日の開通式の様子です。美しいアーチの橋です。そして,美しい故郷:気仙沼です。
 
 

笑顔とあいさつ  震災時に大切にしたこと

 
 8年前の震災時には,生徒の家庭の6割が家屋の被害を受け,その後,仮設住宅や親戚宅などに身を寄せることになりました。学校は4月下旬まで再開することができず,ようやく始まった新年度も,今とは違った臨時的なもので,制服や学用品も揃わないままのスタートとなった訳です。本校は写真のように体育館が避難所となりました。生徒たちはそんな中でも避難所の手伝いなどを一生懸命に行って,逆境を乗り越えようと努力し,頑張ってきました。
 先日,当時の学校の状況をまとめた資料を目にする機会がありました。感銘した部分がたくさんありました。特に当時の学校運営の方針には注目させられました。そこにはこのように書いてありました。
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 (1) 方針1 ~「笑顔」「あいさつ」~
 被災して避難所や仮設住宅にいる生徒, 親の失職により生活が苦しい生徒等で就学援助を受けている生徒が7割に達してい る。しかし,生徒は学校に来ると笑顔で学校生活を送っている。不安や辛さを心の中に秘め,笑顔で今を乗り越えようとしている姿がしっかり見て取れた。そこで,私たちは「笑顔」と「あいさつ」が,生徒だけで なく,地域にも一番の力になると考えた。 生徒は,生徒会を中心に全校生徒で「あいさつ運動」 を繰り広げている。体育館は,10月まで避難所として活用され,校庭にも120世帯の仮設住宅が建っている。これまで以上に多くの地域の人たちと接する。「笑顔」が「あいさつ」を生み,「あいさつ」が「笑顔」を生む。生徒の心のケアだけでなく,地域にも大きな力になっている
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 あのときの苦境を乗り越える道は,笑顔とあいさつの重視だと知り,本校生徒の今の活動の「根っこ」がそこにあったのだと知らされました。「笑顔とあいさつ」…これからも,私たちが大事にしていきたい事柄です。 

今年度の学校教育目標 「未来を夢見る人間」

 
 学校では年度末に教育計画を作成し,今年度の学校教育目標を定めました。(上)この学校教育目標は校内の各教室に貼られ,生徒にも先生にも示し,意識して取り組むものです。また,すべての教育活動がこの目標に向かって集約されていくことを目指します。
 ところで,教育目標そのものは前年度とは変わらないのですが,生徒向けのスローガンを新たに設けました。生徒たちに分かりやすい表現を,受け入れやすい表現を目指して「未来を夢見る人間になろう」と示しています。
 また,目指す生徒像には4番目を新設しました。「④夢や希望をもって未来を歩む生徒」です。何度かご紹介したとおり,本校の生徒の4割は震災で転居を経験している子どもたちです。どちらかと言えば,自己肯定感が低く,夢や希望が乏しく,社会参加への意欲が低い傾向があります。震災との関連は分かりませんが,前向きな態度で希望をもって自分の人生を豊かに開拓する人間になってほしいのです。そんな願いから「志」の分野からの目標を決めました。せっかく養った「知・徳・体」の資質能力を,前向きに生きる「志」を持つことで,積極的に活用し,自他の幸せを求めて生きてほしいと願うからです。
 今年度も保護者の皆様や地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

新年度スタート! 披露式と始業式から

 
 入学式に先立って,4月8日(月)は,まず新2・3年生が新年度のスタートを切りました。最初は新しく赴任された先生方との出会いです。教頭先生を始め3人の先生方が紹介され,生徒会副会長の尾形君が歓迎の言葉を述べました。3人の先生方からは自己紹介を含めて生徒にお話をいただきました。(上の写真)よい出会いの日となりました。
 披露式の後には,早速,始業式です。校長先生の式辞では,鹿折中の先輩たちが「笑顔とあいさつ」を大事にして震災を乗り越えてきたことが紹介されました。これを今後も大事にしながら,多くの支援に報いる学校生活を生徒が中心となって創造し,発信していこうと話されました。また,各学年代表として,2年生の小山さんと3年生の内海君が,今年度の決意と抱負をしっかりと述べました。新たな1年に対して,これまでの経験からチャレンジすること,将来を見据えた上で努力することなどが述べられました。(下の写真)3年生のリーダーシップの下,2年生も牽引力となって,新1年生をリードし,生徒が一丸となった学校生活をしてほしいと思います。
 式後には新担任などが発表となり,拍手と歓声があがりました。今年も楽しく充実した学校生活ができそうです。
 

平成31年度 鹿折中学校第73回入学式

 
 
 本校では,昨日4月8日(月)午後1時から第73回入学式が行われ,新1年生37名が中学生活のスタートを切りました。保護者に先立って登校した新入生は少し緊張した面持ちでしたが,やる気をみなぎらせた態度で各学級に入りました。整列して入場し,まず担任の呼名に対して一人一人が大きな声で返事をしました。そして,校長先生の式辞,PTA会長さんの祝辞をお聞きしました。生徒会長:吉田君の歓迎の言葉に対して,誓いの言葉を新入生代表の小野寺さんが立派に述べました。最後に校歌を全員で斉唱して入学式を終えたのです。十分に練習できなかった入学式でしたが,小学校での経験を生かして立派にやりきったと思います。さあ,いよいよ始まりです。君たちの中学生活に幸あれと願います。
 式後は,各学級での活動です。教室で担任の先生のお話を聞き,教科書などを受け取りました。制服に馴染むまでは少し時間がかかるかもしれませんが,君たちらしい中学生活ができることを期待しています。頑張りましょう。
 
 

4月4日「シシ」の日 3頭の鹿の登場 

 
 4月4日(木)の午後4時頃だったでしょうか,校庭に3頭の鹿が現れました。昨年末,終業式の日に,親子らしき鹿が2頭,校庭の南側を歩いていったのですが,それ以来,足跡はあっても姿を確認することができないでいました。今頃はどうしているのかなと,冬の間,時折,思い出していましたが,いよいよ暖かくなったためでしょうか。新年度に合わせるかのように校庭に登場しました。しかも4月4日,つまり,「シシ」の日,午後4時ごろです。うまくでき過ぎているなと思うのですが,本当なのです。しかし,今回は3頭です。親子なのでしょうか。年末のあの親子と同じなのでしょうか。いずれにしても,本校は「シシ居り」中学校です。校章代わりに使っている「鹿マーク」もかわいいと評判なのですが,生徒たちと一緒にこの校庭で立派に育ってほしいと思います。
 

新3年生の日めくりカレンダー 自分の支えとして 

 
 岩渕先生が転任する直前に,先生の机の上にあった手作り日めくりカレンダーです。聞くと,国語科の時間に旧2年生の生徒たちが好きな言葉・大事だと思う言葉をそれぞれがエントリーしてつくった物なのだそうです。日付ごとに生徒が選んだ言葉が登場しますが,裏側にはその言葉の意味を自分なりに解説したりしています。それぞれの生徒がいい言葉をもっているのだなと感心しました。そして,その出典が実に多様です。マザーテレサもあれば,ルパン3世,仮面ライダー・ビルドの台詞など,生徒の日常からのピックアップです。岩渕先生がラミネートをかけて,スタンドは転任した佐藤用務員さんがつくってくれたそうです。この日めくりカレンダーは今年度の3年生の教室に置かれます。岩渕先生と学んだ思い出と共に,みんなの大事な言葉を知り,学んで,心の支えとして3年生の1年間を頑張ってほしいと思います。いいものを作りましたね。
  

転入職員が着任しました! 生徒のお出迎え

 
 新年度になって,4月1日(月)には今年度からお世話になる教職員が着任しました。生憎の肌寒い日でしたが,着任の時刻に合わせて,部活動をしている生徒たちが玄関付近に大勢集まってお出迎えをしました。新しくこられた先生方は少し緊張した面持ちでしたが,生徒たちは温かい拍手でお迎えし,新しい先生方への興味を抱いたようでした。しっかり前に出てお辞儀をしている生徒もいました。また,吹奏楽部のみなさんが春休み中に練習をしていた曲をお出迎えに合わせて演奏してくれました。顧問の先生もギターをもって特別参加です。軽快な曲でお迎えしてくれました。今年度のスタートを活気ある気持ちのいい曲で始めることができて良かったです。さあ,新しい年度のスタートです。生徒のみんなも,先生たちも頑張りましょう。
 

ホームページ更新 お休みします。

 平成31年3月30日(土)~4月5日(金)までの1週間,新年度体制整備のため,ホームページ更新をお休みいたします。どうか新年度にご期待ください。

離任式 6名の教職員が転出しました

 
 3月28日(木)には本校の離任式がありました。この度の人事異動で6名の教職員が転出します。式では,校長先生が離任者のお名前とそのご功績等を生徒に紹介し,生徒会長:吉田峻生くんが生徒を代表して送別の言葉を述べました。
 それを受けての離任する先生方のスピーチでした。亀谷教頭先生からは,鹿折中の生徒がしっかりと授業に臨む生徒だと褒めていただき,「姿勢の大事さ」が話されました。小野寺先生からは「学ぶとは何かが変わるということだ」とお話しされました。佐藤用務員さんからは,生徒との触れ合いで頑張ることができた,「あいさつ」はとても大事だから,今後もしっかりとやってほしいと話されました。岩渕先生からは,生徒のそばに居て触れ合うことができた,2年生が日めくりカレンダーをつくったが,その中の言葉「私自身のために今は悩み,悩めばいい」をみんなに送ると話されました。そして最後に,梶原先生からのメッセージが読まれ,「自分の表現をする」ことが大切ですと伝えられました。どの先生の言葉にも,生徒の将来を思う気持ちが込められており,貴重なお話でした。ありがとうございました。
 校歌を斉唱して式を終え,離任者が学校を出ます。校舎前では離任の先生方に生徒が直接お礼を述べ,爽やかに送り出しました。(下の写真)転出される6名の教職員の皆さんのこれまでのご尽力に心から感謝をいたします。また,保護者や地域の皆様のご厚情に御礼を心より申し上げます。
 
 

生活意識調査から  勉強が楽しい

 
 毎月の生活意識調査での生徒の意見。学校が楽しい…と答える理由。
「勉強がなにより楽しきこと,このうえなしです。」
「別に全部が楽しいという訳ではない。朝は学校に行きたくないと思うときもある。でも,1日の中に好きな教科が入っていたりすると,楽しくも思う。だから,総合的に見て「ふつう」なのである。」
 こんな意見が見られます。そのとおりだなあと思って読みました。以前にもご紹介しましたが,学校が楽しい理由の1番は「友達や先生」との関わりです。2番は「勉強が楽しい,分かる」ことでした。勉強の楽しさが感じられる学校生活は,とてもいい学校生活ですね。逆に考えると,勉強が分からなく,辛くなると,学校はとても苦しい場所になる。まして,友達との関係もうまくいかなくなると……。(絶望?)
 当たり前ですが,学習はとても大事。やはりこれは学校生活の「根幹」なのです。勉強で希望や喜びを感じること……生徒も先生も,このことを工夫しましょう。

図書室の本 読書について

 
 生徒の皆さんはどんな春休みを過ごしているでしょうか? 長期休業には,普段はなかなか読まないでいた本を読んでみることを薦めます。
 読書といえば,なぜか「文学」というイメージがあるのですが……読書は多様です。もちろん文学でもいいのですが,ノンフィクションや実用書,啓発本などもどうでしょうか。これらは案外読まれていないように思います。上の写真は図書室にあるそれらの本……少しそそられる感じがしますね。また,下の写真は図書室にある童話の本です。童話といえば子供が読むものというイメージですが,実はそうではありません。大人が読む童話だってあるのです。つまりは中身なのです。
 また,読書は多様……ですから,下の写真集やミュージシャンの本であってもいいですね。これも図書室にある本です。お勧めの本をみんなに紹介してみましょう。誰かと対話をするように,読書で作者や登場人物と対話をし,自分の心や頭の中にさざ波を起こしてみることを進めます。国語の勉強でビブリオバトルをしました。読書が生活の一部となればいいですね。まずは,楽しむことが一番です。
 
  

携帯電話利用の学習 1年生

 
 1年生の教室の後にホワイトボードが6枚並べられていました。「道徳の時間」の班での学習内容を全体に紹介しているものでした。内容は「携帯電話(スマホ等)の利用」に際して注意しなければならないこと。
 「3班」の話合いでは,ポイントとして次の4点が挙げられています。(左下の写真)①相手,②ルール,③使う時間,④相談です。更に「ルール」の項目での意見を見てみると「必要なときだけ使う」「やることを終わらせてから使う」「食事中はダメ」「A分勉強したら,A分携帯を使う」などの意見が見られます。生徒たちは携帯への依存状態にならず,自律的に使うことが大事だと感じているようです。
 また,他の班では「ネット利用の注意点」も挙げていました。(右下の写真)「自分の情報は出さない」「投稿する前に一回冷静になって考え,本当にそれでいいかを考える」などの意見が出されていました。
 世の中ではSNS等でのトラブルが懸念されています。鹿折の子どもたちには,情報通信機器を適切に使いこなせる「賢く思慮深い人」になってほしいものです。ご家庭でも,お子様の春休み中の機器利用について話題にしてほしいと思います。
 

平成30年度修了式を行いました 1年間のご協力に感謝

 
 3月22日(金)には平成30年度修了式が行われました。式では修了生(1・2年生)の呼名を行い,校長先生から代表生徒に修了証書が手渡されました。式辞では,各学年主任の先生が,生徒の成長の様子を嬉しく誇らしく思っていること,先生たちがいつも生徒に期待をし励ましてきたこと,先生たちも共に歩んできたことなどを確認し,生徒が「新時代を拓いた1年」であったことが話されました。その後,1年の代表生徒:畠山くん,2年の代表生徒:青柳さんからまとめと振り返りの言葉があり,全員で校歌を斉唱しました。
 校庭の復旧工事から始まった平成30年度でしたが,皆様のご協力をいただき,生徒が頑張って意味のある1年にすることができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。どうか来年度もよろしくお願いいたします。
 

春が来た! 校庭でのサッカー

 
 3月20日(水)校庭の様子です。気温が15℃近くになりました。暖かい日差しの下,校舎から見える海も校庭も輝いています。保健体育の授業では生徒たちが校庭でサッカーをしていました。「マンマークだぞ!マンマークだぞ!」と大きな声が響きます。シュートが外れると,歓声やため息が聞こえてきます。一生懸命走り,考えてプレーをし,みんなでサッカーを楽しんでいました。1月24日に,この鹿折中リポートで「寒さに負けず雪上サッカー」と題してご紹介した,雪が舞う中で根性で授業している風景とはうって変わった授業風景なのです。ああ,春が来たのだなと思わされる光景でした。これからの季節と生徒の成長が楽しみになりました。
 

学習のまとめは「創作活動」 国語科

  
 1年間の教科学習が終了しました。学習内容をしかり身に付けるために,春休みには各教科の復習に進んで取り組んでほしいものです。
 さて,国語科の最終単元は「創作活動」なのだそうです。3年生はオリジナル合唱曲の「作詞」に取り組んで,合唱曲「ひかり」を作りました。同様に2年生では「小説を書く」学習をしました。上の写真は,2年生が最終的に完成させた文集です。左は表紙,愉快なイラストです。友達が文章を書くのを同級生が見つめ,コメントをしています。真ん中の写真は,その小説作品。題名も工夫しています。ペンネームです。右の写真は裏表紙です。この言葉も生徒の言葉。文集の裏表紙にはぴったりかもしれません。
 今回は短歌や俳句を読んで,その内容からイメージする風景や人物を描き出すかたちで短編小説が作られています。いわゆる「歌物語」ですね。それにしても,読んでみて驚くのは,とてもレベルの高い文章がそろっていることです。教科書に書き方の例があるらしいのですが,一人一人の生徒の感性や個性が光っていました。とてもよい文章ができました。以下に生徒の作品を一つ紹介します。
 →生徒作品 「Remember」.pdf 

今年度最後の委員会活動 来年度準備

 
 3月13日(水)には今年度最後の委員会活動(話合い活動)がありました。これまでの活動を振り返るとともに,来年度早々の鹿峰会(生徒会)入会式(新入生を迎える会)で各委員会の紹介をするための打合せです。本校では,定期的に委員会活動の話合いの日が設けられ,日常活動をどう進めるかなど,各委員会の活動推進に役立てられています。この活動の素晴らしさが今の鹿折中学校の根幹を形成しています。来年度も工夫のある活動を,新入生とともに行ってほしいと思います。
 この日は「生徒会総務」(執行部)では,新入生に対する「部活動紹介」をどうするかも話し合われました。(上の左の写真)今までは動画での部活動紹介だったけど,来年度は実演を取り入れてはどうかという話合いだったようです。それもいいアイディアですね。君たちの話合いが生徒会活動を素晴らしいものにしていくと思います。みんなが大切にされ「居場所のある」学校になると思っています。まずは,今年度の活動ご苦労様でした。来年度にも期待しています。
 

学習の基盤をつくる ②

 
 ある担任の先生の机の上に小さなノートがたくさん積み重なっていたので,これはいったい何?と尋ねた記憶があります。冬休みのことでした。先生は「3学期にやるんです。生徒の言葉の力をつけたいと思って。」…と言う返事。生徒たちの言葉が断片的なので,言葉をしっかりと使い,使い方も工夫させてみたいと思っているらしかったのです。3学期に取り組むことから,名前は「100日チャレンジ」です。
 さて,3学期もそろそろおしまいです。あれはどうなったのかと思ってノートを見せてもらうと,ノートを使って,先生と生徒の間で毎日色々な話題が交わされていたのでした。学習の基盤となる「言葉の力」を高めようとした取組でしたが,生徒をよく理解し,互いの信頼関係を深めることにも役立っているようでした。担任の先生の「ねらい」はノートの表紙裏に貼られて示されていますが,下にその内容をご紹介します。先生は「事実」→「発見」→「目標」→「未来」の順で文章をまとめる力をつけたいと考えていることが分かります。生徒も先生も,文章を書くことで100日間が一層意味深くなったことでしょう。
 

学習の基盤をつくる ①

 
  各教科の勉強の他に,やはり学習を支える「基盤」づくりは大切なことです。しっかりとした生活態度,物事への前向きさ,人への信頼感,素直さなどの生活態度がそもそも「基盤」なのですが,学習に近い部分での「基盤」づくりも重要だと思います。
 上の写真は本校の朝の読書活動の様子です。この時間は誰一人お話をしていません。静寂な時間の中で,自分の興味のある図書を集中して読んでいます。先生たちも生徒と同じように過ごすのです。これによって読書習慣を育む,集中力を高めて一日のスタートを切らせるなどの効果が考えられています。読書する子は,学力が高い。…そんなことも定説になっています。
 また,学級では短学活などで「スピーチ活動」を行っています。これも,考える,表現する,人間関係を作るなどの効果を期待した取組なのです。下の写真は2年生の様子です。「3秒スピード」は,教室でよくある「3秒スピー」からの悪ふざけですが,生徒はテーマの下に,毎日短時間で,笑顔で級友と楽しく話し合っているようでした。この活動からの成果を期待したいものです。
  

公立高校合格発表 新しいスタートライン

 
 3月14日(金)は宮城・岩手公立高校の後期入試・一般入試の合格発表がありました。本校3年生は全員合格となり,職員室には歓声が上がりました。受験は個人戦ですが,やはり学年生徒の規律や雰囲気はとても大事だと思いました。しっかりした生活態度や物事に対する意欲は,個々の入試への取組や本番での地力にも影響を与えるものだなと,改めて感じさせられました。3年生の総合力が効いていると思います。3年生諸君,合格おめでとう。
 さて,翌日15日(金)には元担任の先生たちから合格証が手渡されました。待ち望んでいた合格証を手にして,3年生のみんなは幸せそうでした。自然と拍手が湧いたり,笑顔になったりしていたようでした。これで,やっとスタートラインに着くことができました。今後の高校生活では,これまでとは違う環境の中で,新たな仲間たちと一緒に新たなチャレンジをしていくことになります。栄光も挫折も味わうことでしょう。自分にとって意味深い3年間にしていくことを期待します。頑張れ,卒業生。
  

絆募金 尼崎市立園田東中学校から届きました

 
 3月11日(月)に兵庫県尼崎市立園田東中学校からお二人の先生にご来校いただきました。当日はあいにく振替休業日であり,「みやぎ鎮魂の日」でもあったので,鹿折中生の学校生活の様子を見ていただくことはできませんでした。しかし,本校生徒の学校生活の様子などをお伝えして,生徒が頑張っていることをご説明しました。
 今回,お二人の先生は,園田東中学校の生徒会で3.11被災地を応援するためにおこなった「絆募金」の収益金をわざわざ届けにきてくださったのでした。学校の最寄り駅である,阪急神戸線の園田駅で,生徒会の皆さんが,被災地を励ますために募金活動をしたのだそうです。募金の御礼にチューリップの球根も差し上げたそうです。お陰で市民の皆様から温かいお志をたくさん頂戴したということでした。また,義援金とともに生徒会の皆さんからは色紙も頂戴しました。色紙では「今回の絆募金で私たちは被災地と一つになれたと思います。これからも共に頑張っていきましょう」と伝えていただきました。
 遠路おいでいただき,このようなお励ましをいただき,厚く御礼を申し上げます。園田東中学校の皆様,大変ありがとうございました。(園田東中学校の皆様からは以前にも義援金を頂戴しています。また,交流などもさせていただき,お励ましいただいてきました。)

美しいフォーム! 特別清掃

 
 
 少し不謹慎な表現なのですが,正しく「美しいフォーム」の清掃光景です。特別清掃の日は時間が普段より延長されるので,清掃時にかける音楽が異なります。今日はいつもと違うなと思って清掃の様子を見てみると,本気で頑張っている清掃活動をあちこちで見ることができました。みんなが一心に取り組む清掃活動,とても素晴らしい光景だったのです。やる気はフォーム(形)に出るものですね。手を伸ばして拭き掃除をしていたり,後ろ姿が何かを語っていたりと素晴らしい生徒たちでした。この日は古くなった清掃用具も廃棄することになっていました。また,清掃後には用具の清掃も丁寧に行っていました。一生懸命に働いて校舎を美しくしてくれてありがとう。
 

鹿メモ? それって何?

 
 本校には「鹿メモ」というメモ帳があります。いったいこれは何かなと思われるでしょう。実はこれは,生徒が各自で明日の授業予定などをメモする小さなノートのことなのです。「鹿メモ」…不思議なネーミングですね。「初代鹿メモ」は上の写真です。A6サイズの小さなノートに,「鹿メモ」「鹿マーク」「絆」と書かれたシールが貼られています。これは震災時に千葉県の勝田台中,兵庫県の園田東中,園田中,武庫中からいただいた義援金を使って,全校生徒にノートを配布したのがきっかけだったそうです。今の2年生が入学したときまではこれを使っていました。現在は在庫がなくなったので,各自が自分で小さなノートを用意して使っています。(下の写真)基本的に明日の授業予定をメモするものですが,自由に色々なことを書き込んでスケジュール管理しているのです。自分で予定を管理するためにメモすることは重要な能力です。中学生にはこれを工夫をさせることが大切だと思います。なかには付箋紙を使って教科を並びを変えて使っている生徒もいます。「いちいち書かなくても,並び替えるだけなので,このほうが便利です」と,その生徒は話していました。どう使うか楽しみです。
 

ボトルキャップ集め ご協力に感謝します

 
 
 3月8日(金)の朝,今年度の締めくくりとなるボトルキャップ集めの集計作業がありました。どうやって重さを量っているのだろうと以前から疑問に思っていましたが,生徒に聞くと保健室の体重計で簡単に量れるということで,あっさりと納得してしました。しかし,集計結果を見ると,前回まではダントツで2年生が多かったのですが,何と今回の計量では1年生が一気に2年生を上回る結果となりました。競争ではないのですが,組織票(?)というか,ご家庭でのご協力があってのことだと思います。なぜなら,生徒が下校していったなと思って見ていると,その生徒がまた校舎に戻ってくることがあるのです。しかも,ボトルキャップがたくさん入った袋をもって。きっとご家庭の皆さんに生徒がお声がけをして,ご協力をお願いしているのだと思います。もしかしたら,生徒以上に保護者の皆様が熱心にキャップを集めてくださっているのかもしれませんね。生徒の活動にお力添えをいただき,大変ありがとうございます。お陰様で,微力ですが,社会に役立つ活動ができました。生徒たちも頑張っています。今後ともよろしくお願いします。
 

感謝の気持ちをオリジナル合唱曲で

 
 卒業に際して感謝の気持ちを合唱曲で伝えよう。その曲は,自分たちが歌詞を作り,音楽担当の佐藤先生に曲をつけてもらい,卒業式で歌おう。そんな企画が3学期になって聞こえてきました。オリジナルの合唱曲なんて,そう簡単に作れるものではありません。歌詞だって,曲だって。作れたとしても,人に感動を与えられるレベルの曲になるのかどうか? そして,だいたい,いつその曲を歌えるようにする練習をするのか? 最初はこんな難しいことが実現できるのかどうか疑問でした。
 しかし,国語科の学習の一環で生徒が歌詞を考え,担当の先生の協力でなんとか完成させました。そして,音楽担当の先生が歌詞を見ながら曲のイメージをふくらませて,短期間に曲を創ってしまいました。その後,生徒は練習を一生懸命に行い,この曲が卒業式に間に合いました。
 最初は下級生にこの曲を感謝の言葉とともに披露しました。(卒業式前日,上の左の写真)そして,卒業式当日は,保護者の皆様に対して披露しました。(上の右の写真)どうやらこれで生徒の思いは完結できたようです。曲名は「ひかり」です。校歌の一節に「光り輝く中学校」とあるのがヒントになっているのだそうです。その他にも歌詞に込められた思いがあるということでした。いつまでも歌ってほしい合唱曲になりました。  録音をお聞きください→ ひかり(32kbps).mp3 

卒業式前日 後輩たちが大活躍

 
 
 卒業式のように大きな学校行事では,その準備も暫く前から始まっています。生徒は3年生を送る会を開催した後も,部活動ごとの色紙を作るなど準備をしてきました。先生たちも同様でした。そして,前日には写真のような会場作りがありました。
 体育館の清掃はもちろん,花を飾り,紅白幕を取り付け,来賓席に白布をかけて用意し,マイクや物品等の用意をします。
 そして,パイプ椅子もたくさん並べます。下の写真の生徒はパイプ椅子で遊んでいるのではありません。椅子と椅子の間の板目を一生懸命に数えて,間隔を揃えているのです。メジャーを使って図りながら行っている2年生の生徒たちもいました。ピアノの移動も重いのでなかなか大変で,しかも危険なものなのです。1・2年生のこんな準備作業があって式場ができあがるのです。紅白幕は表裏が逆だったことに気付き,最初からやり直してくれました。丁寧でした。1・2年生諸君,一生懸命に作業をしてくれて,ありがとう。お陰で立派に会場ができましたよ。一番下の写真は3年生の教室の黒板です。これも後輩たちの仕業です。よく仕上がりました。
(ちなみに会場片付けは,式当日,3年生が学級活動をしている間に,先生と後輩たちが一気に片付けているのです。これも凄いことです。みんなよく働きました。)
 
 

お陰様で第72回卒業式 53名が巣立ちました

 
 上の写真左は,卒業式前日の様子です。卒業アルバムが手渡されて,夢中になって見入っています。これまでの3年間が一気によみがえったようです。そして,寄書き欄に互いにメッセージを書き込んで交換をしていました。
 当日は3年生がとても晴れ晴れとした表情で登校しました。式は午前10時から始まり,前生徒会長の生駒くんが答辞を堂々と述べました。(下に原稿があります)1・2年生の合唱「旅立ちの日に」が歌われる中,3年生は立派に式場を後にしたのです。1・2年生の合唱「旅立ちの日に」はとても素晴らしい演奏でした。式後,会場からも拍手を頂戴しました。後輩から先輩への気持ちが伝わりました。
 上の右の写真は,卒業式後の学年集会で卒業生がオリジナル合唱曲「ひかり」を披露している様子です。保護者の皆様にこれまでの感謝の気持ちをお届けすることができました。保護者の皆様,いかがだったでしょうか?
 
 さて次は,各教室で最後の学級活動です。いよいよ級友ともお別れとなります。一人一人が前に出て,級友へのメッセージを述べました。自然に笑いや涙が溢れる場面となりました。担任の先生たちにとっても貴重な時間でした。
 学級活動を終えると3年生は昇降口から外に出ます。(下の右の写真)外では暖かい日差しの下,1・2年生が3年生の登場を待っていました。しばしの間,先生や保護者,後輩たちと写真を撮ったり,握手をしたりして別れを惜しみました。
 
 
 卒業式には,多くのご来賓の皆様にお忙しい中おいでいただき,誠にありがとうございました。また,狭山市から「気仙沼とともに歩む会」の方々に遠路おいでいただき,卒業を祝っていただきました。心より御礼申し上げます。保護者の皆様,お子様のご卒業,おめでとうございました。
※ 答辞原稿 生駒大地 横書き.pdf

あの「3.11」から8年が経ちます ③

 校舎の普通教室棟と特別教室棟をつなぐ部分,3階の図書室の後方入口で目立たない場所に,この詩が掲示されています。仙台市立木町通小学校の児童だった岩見さんの詩です。どんな経緯があってここにこれが掲示されているのか,よく分からないのです。しかし,当時の子どもたちの気持ちをよく表し,また,中学生にも読ませたいと思う内容の詩です。確かに「まえとはちがうが 必ずいいものが 帰ってくるだろう」と言ってあげたい気がします。
 これは市内のあるお菓子屋さんの店内に掲げられていた詩です。市内のホテルにも同じものがあったように思うのですが,お菓子屋さんから許可をいただいて写真を撮らせていただきました。こんな言葉が読めます。
 故郷 地震
 心から古里をほこりに思ってきたのに 3.11の大地震がふるさとを破壊してしまった 被災した人々はじっと堪えている 然し津波が去ったその後は 何事もなかったかのように 静かな大海に戻っている 震災は我々に何を伝えたかったのだろう
 海を愛してきた人間の言葉ですね。私たちは「震災は我々に何を伝えたかったのだろう」と自問し,その答えを出して生きなければなりません。「あの日」から丸8年です。

あの「3.11」から8年が経ちます ②

 
 本校の防災学習室には東日本大震災の記憶を風化させないために,当時の様子を紹介した物品が展示されています。以前に少しご紹介しまたが,改めてご紹介させていただきます。
 例えば,上の写真,当時全国の皆様から頂戴した絵手紙です。カラフルな絵と共に,温かい励ましのお言葉を皆さんから頂戴しました。写真ではすべてを紹介できないくらいたくさんのお励ましがありました。下の左の「鯛」の絵手紙,共徳丸や校庭の仮設住宅のことを取り上げながら,心身の健康を案じていただきました。その他,防災学習室には,本校においでいただいた方々から頂いたお励ましの色紙も掲示されています。
 さらに,下の右側の写真です。これは兵庫県尼崎市立園田東中学校の生徒さんの写真です。園田東中学校の生徒さんたちは,生徒会で募金活動をして本校に義援金としてお送りいただいたそうです。その御礼に本校生徒会が旗を送ったものを広げて写真を撮っていただきました。この旗に当時の本校生徒たちがお礼の言葉を記したものです。実は今年も園田東中学校の先生が来校されるというご連絡をいただいています。遠くからおいでいただき,大変ありがとうございます。お気を付けておいでください。
 

3月9日・卒業式  カウントダウンカレンダー

 
 
 今日,3月9日(土)は本校第72回卒業式です。3年生53名が卒業すると,これまでの卒業生は10,407名になります。卒業する3年生は校舎内にこんな足跡を残していました。上の写真は教室前の掲示板に貼られた,「卒業カウントダウンカレンダー」です。1月31日から始まって,一人一枚ずつカウントダウンするカレンダー。同級生へのメッセージや,現在の心境,お楽しみの内容など,様々な話題が書き込まれています。残り少なくなった日々を友達と一緒に大事にして過ごしてきたことがよく分かるカレンダーです。これを書き,共に見ながら約1ヶ月を過ごしてきたのですね。
 また,下の掲示物は部活の後輩たちへのメッセージです。暫く部活からは遠ざかっているのですが,後輩たちに向けて励ましや感謝の言葉が寄せられています。後輩たちの励みになるでしょう。受験勉強の中,卒業を大事な節目として考えて取り組んできたことが分かります。
 さらに,昨日は卒業式練習の後に,3年生が創作した合唱曲を披露してくれました。国語学習の一環ですが,作詞は生徒が行い,作曲は音楽担当の佐藤巧先生が行いました。曲名は「ひかり」です。素晴しい合唱曲に仕上げ,息の揃った演奏を後輩たちに披露してくれました。君たちの感謝の気持ち,しっかり届きましたよ。君たちの卒業,おめでとう!
 

明日は卒業式 よい式にしましょう

 
 明日,3月9日(土)は卒業式です。先週は「3年生を送る会」が生徒会によって実施されましたが,いよいよ卒業式の雰囲気が校内に出てきました。昇降口には1・2年生が卒業する3年生に向けてメッセージボードを作成して掲示しています。(上の写真)私たちの学校をリードして,新時代を切り拓こうと取り組んだ3年生。とても仲が良くまとまっていた3年生。一生懸命に取り組むかっこよさを教えてくれた3年生でした。1・2年生にとって3年生がいなくなることはとても不安なことですが,いよいよお別れの時です。立派に巣立ってほしいものです。
 式の練習は数日前から行っていますが,どの学年も真剣です。(下の写真)練習したとおりできるといいですね。開始は午前10時からです。
 

あの「3.11」から8年が経ちます ①

 2011年(平成23年)の3月11日から,もうじき丸8年が経とうとしています。暫く前から,もうそろそろ「あの日」がくるなと思いながら暮らしている方々も多いのではないでしょうか。
 
 当時の本校では,不幸にして3年生の生徒1名が行方不明(後に死亡届)となり,保護者2名がお亡くなりになりました。また,災害による家屋の倒壊・流出は84戸(約40%)で,一部損壊は39戸(約20%)でした。ご承知のとおり,津波と火災により甚大な被害を被った鹿折地区です。当時は全く信じられない光景が広がっていました。(写真左)あの「共徳丸」が打ち上げられていた場所が鹿折地区です。(下の写真)あれから8年,大人も子どもも言葉に表せない苦しみを乗り越えてここまでやってきました。そして頑張ってきました。今なお通学路が不十分のため,スクールバスで通学する生徒は4名います。鹿折地区を上空から見るとかさ上げが終わり,新しい建物がようやく建ち始め,地域には明るさや活気が戻ってきているように感じられます。新しい町が誕生しつつあります。(上の写真右)
 全国の多くの皆様からお励ましをいただきました。お陰様で今日の私たちがあることを,改めて感謝したいと思います。
 

寒かった日々で努力したこと 今日は公立高校入試

 
 本校では毎月1回朝会の時間帯に「生徒集会」を実施しています。各委員会の活動の様子を全校生徒に報告し,今後の予定を話したり,呼びかけをしたりといった内容です。上の写真は1月末の生徒集会の様子です。体育館はとても寒いので,思わず早口になってしまうこともありましたが,寒さの中でも各委員会が活動をしっかり行おうとしていることがよく分かりました。
 
 最近は気温が10℃を超えることもあり,ひと頃の寒さが和らいで,春の訪れが感じられるようになりました。しかし,春を迎える前に,あの厳しい寒さの中で各自が責任を持って活動し,頑張ってきたことを思い出しておきたいものです。そして,忘れずにいたいと思います。上の写真はボランティア委員会の活動。前にもご紹介しましたが,金曜日の朝7時30分は彼らの活動場面なのです。雪の舞う中,早朝から校地内や登校坂の美化作業をしたり,ボトルキャップの仕事をしたりと,頑張ってきました。この委員会だけでなく,どの委員会もよく励んできたことを覚えておきましょう。
 
 また,授業や受験勉強も頑張ってきましたね。上の写真は3年生の入試の事前指導の様子です。インフルエンザも流行している中で,本番の緊張感が伝わってくる場面でした。そして今日は,宮城・岩手ともに公立高校の入学試験(後期・一般)が行われています。寒さの中で,3年生が不安と戦いながら,受験勉強に励んできたことが報われることを心から願います。この冬に頑張ったこと,皆さん,忘れないでおきましょうね。

3年生ダンス発表会 よくできました

 
 ある先生に「2時間目はどうかな?」と質問をすると「2時間目は体育を見に行くのだめです」と話されました。「では,4時間目にしよう」と提案すると「はい,わかりました」と言う返事。良かったと思った瞬間,(うん,2時間目に体育を見に行く? 理科の先生なのに?)という疑問。これは,2時間目の体育館で何かがあるな,もしかしてアレ?と察したのです。
 その時間に少し遅れて体育館に行ってみると,保健体育の先生と3学年の先生が勢揃いで「ダンスの発表会」を行っていました。文化祭でダンスの披露があったので,上手な生徒がたくさんいることは分かっていたのですが,今日は保健体育でグループごとに取り組んできたダンスの発表なのです。卒業が間近になったこの時期に,この発表会。3年生のよい雰囲気が体育館に溢れていました。「頑張れー!」と声がかかっていました。華麗な動きもあれば,笑いをとる動きもあって,楽しい時間をだったようです。一生懸命に取り組むということは人々に感動を与えるものですね。
 

学校評価⑤ 鹿折中学校の来年度

 今回は学校評価シーリーズの最終回です。最終回はこれまでの3者の評価結果を踏まえて,来年度の鹿折中学校はどうするのかという点を述べています。
 保護者の皆様,地域の皆様,どうか下の目標や方針等をご理解いただき,教育実践にご協力をお願いいたします。校歌の一節に「ひかり輝く中学校」とあります。生徒たちが光り輝き,未来に対して夢と希望をもって歩む人間となることを共に目指しましょう。

東北被災地 語り部フォーラム2019 本校防災壁新聞

 
 先週日曜日,2月24日に第2回東北被災地「語り部フォーラム」2019が開催されました。以前にご紹介していたフォーラムでしたが,本校の生徒が作成した壁新聞8点を会場に掲示していただき,フォーラムの参加者にご覧いただくことができました。
 フォーラムでは,全体会パネルディスカッションに続き,分科会が開催され,本校の壁新聞はその分科会会場の両側に紹介されていました。テーマは「災害を知る世代から知らない世代につなぐ」という分科会でした。近隣の高校生や小・中学生が実践を紹介し,意見を述べる分科会です。本校の3年生がこれまで学んだ防災学習,そして実践をした地域作りのための交流会,その文化祭発表などを会場の皆さんにご紹介することができたと思います。このような場で,学習成果を発表できて幸いです。
 「語り部」とは,どう生きるかを自ら問い,自ら学ぶことへのきっかけとなるものだというお話を聞きました。本校の新聞もそのような役割を果たしているのではないかと思います。
 

志は立っているか 自分のものになっているか

 
 2年生は2月5日に立志式を行いました。このことは以前にお知らせしています。校舎にはその際に生徒が使った色紙が掲示されています。各自がよく考えてたどり着いた漢字です。もう一度確認しておきたいものです。
 さて,2年生の皆さんはあれから1か月,あなたの「志」は今も胸の中で息づき,熱くなっていますか。言葉は大事ですが,言葉だけではむなしいものです。常に志と共にあり,何度も何度も振り返って考えを深め,同時に頑固なまでに実践することが必要です。「みんな初めての人生を生きている」のですから,すべてが順調にいく訳ではなく,壁に当たることもあるでしょう。でも,そこが大事なポイントです。いつも志と共にある人でありたいものです。あの時の言葉,忘れてはいけません。

気仙沼地区学校警察連絡協議会 ネット犯罪急増 

 2月18日(月)には,第3回気仙沼地区学校警察連絡協議会の研修会・生徒指導部会が開催されました。今回は気仙沼警察署から講師を招き,管内の犯罪や非行についてお話をいただきました。お話の中で以下のことが伝えられました。
 ①管内の非行少年の検挙・補導総数は56人で前年より5人減少している
 ②しかし,刑法犯・特別法犯での検挙少年は前年より8人増加している
 ③ちなみに,不良行為で補導された少年は前年より10人減少している
 管内では,補導は減っているが,犯罪は増えているということでした。非行が重大化,潜伏化しているということなのでしょうか。 
 また,警察庁が作成した「ネット犯罪」防止パンフが紹介されました。以下の内容が含まれている資料です。平成29年にSNS等を利用して犯罪にあった子どもは,1,842人にのぼるそうです。


 ※ 警察庁ホームページ 刊行物サイト

生徒会行事「3年生を送る会」 とてもよい会でした

 
 2月25日(月)は1・2年期末テストの最終日でしたが,テストが終わった6時間目には,生徒会行事「3年生を送る会」が実施されました。実はテストの中ではありましたが,先週金曜日の放課後にもリハーサルを行って生徒会の役員たちは頑張っていたのです。この日は気温も高く,ほんのりとした体育館の中で全校生徒が3年生に餞し,3年生も感謝の気持ちを伝えることができました。とてもよい行事だったと思います。
 
 やはりあの折鶴はここで使うものだったようです。卒業する一人一人に向けて折鶴が手渡されました。また,部活動ごとに楽しいメッセージ動画が披露され,会場には笑いが溢れました。3年間の学校生活の様子を表すスライドショーも楽しく,その成長や活躍の様子を見ていると,ジーンとくるものがありました。3年間の生徒写真を1年ごとに並べてどのように顔立ちが変化したかを表す内容もあり,歓声が響いていました。会場装飾も工夫されていましたね。桜の花が咲いた二つの幹は3年1組と2組を象徴し,バスケットゴールを使って7色のテープを掛けて虹を表し,よく工夫されていました。すごいぞ,1・2年生! とても心のこもった行事でした。積極的に協力参加した生徒の皆さん,後輩たちの思いに答えて歌を披露した3年生の皆さん,メッセージを寄せてくださった転任された先生方,大変ありがとうございました。指導した先生方,よかったですね。3月9日(土)はよい卒業式にしましょう。
 
 

いじめ防止ポスターコンクール

 
 本校の独自の取組「いじめ防止ポスターコンクール」です。その作品が校内に掲示されています。今回の最優秀賞は左の写真「君はヒーローになれる」でした。3年生の作品です。そして優秀賞には「非暴力 不服従 中学生よ偉人の教えを思いだそう」などの作品でした。このポスターたちは,1年から3年まで,各学級の班ごとにポスターの構想を立て,そして制作したものです。もちろんポスターに仕上げて校内で啓発することは大事ですが,全員が「いじめ」の問題に向きあい,身近な仲間と話し合って自覚を深めることが何よりも大事だと考えています。それにしても,各班ごとによく工夫したポスターができあがりました。この取組が,実際の生活に反映できるように心がけましょう。このほかにも,先日はいじめ防止標語の作成なども行い,応募をしました。今後はCMづくりのための脚本コンテストなども行う予定になっています。期待しましょう。
 

卒業と進級を祝う会 ありがとうございました

 
 2月23日(土)に鹿折地区手をつなぐ育成会が主催する「卒業と進級を祝う会」が開催されました。本校からは3名の生徒とその保護者の方々が参加しました。鹿折地区の皆様にお祝いいただき,たいへんありがとうございました。会では小山会長さんや鹿折小学校:淺野校長先生からお祝いの言葉をいただきました。そして,読み聞かせサークル「ほっとけーき」の皆さんの読み聞かせや紙芝居,歌やパネルシアターなどでたくさん楽しませていただきました。時間を忘れ,大人も子どもも夢中になってお話を聞かせていただきました。その後,生徒たちがこの1年間,自分が頑張ったことを堂々と発表しました。学校でしっかりと練習してきた成果が出ていたようです。記念品までいただきました。この1年を振り返り,これからの生活に意欲をもたせていただく会でした。皆様のご尽力で,心温かく楽しい行事となりました。心より感謝申し上げます。
 

暖かい朝 ニコニコして挨拶運動 3年生

 
 2月22日(金)の朝の挨拶運動の様子です。この日は3年2組の女子が当番でした。3年生は受験を控えていても,こんな活動はいつもどおりです。しかし,いつもと様子が違うように感じられました。生徒たちがいつも以上に,とてもニコニコしていました。会話や笑い声がよく聞こえてきました。この日はとても暖かい朝だったのです。穏やかで少し霧がかかった朝でした。春のような暖かい朝。思わず表情も明るくなってしまったのでしょう。「花粉を感じる人は?」と尋ねると,何人かが手を挙げてくれました。やっぱり春が近いのですね。3年生はあと少しの学校生活です。めんこい生徒たちです。よい卒業式にしましょう。(写真の中には担任の先生もいるようですね。男子生徒もなぜか混じっていますね。判りますか?)

期末テストです! 1・2年生頑張れ!

 
 2月22日(金)は1・2年生の期末テストです。2週間前の連休には大会等が多く行われ,それに向けて頑張ってきた1・2年生でしたが,ここ1週間は試験モードの学校生活でした。本校では定期テストの5日前から部活動を行わず,テストに向けて万全の準備をすることにしています。そのため,今週は部活動のない日々を過ごしてきました。ストレスも溜まったかもしれません。しかし,やるときにはやるという切り替えができない人間ではどうしようもないので,ここは頑張りどころです。今は必死に勉強に取り組むことが大事ですね。勉強でも部活動でも,上を目指す気持ちと努力は大事なのです。頑張った分だけ,しっかりと成果が上がればいいですね。明日,25日(月)も期末テストの2日目が行われます。頑張れ,1・2年生!
 

全国学力学習状況調査が変わります


 来年度のこの調査は4月18日(木)に実施されます。小学6年生と中学3年生が対象です。中学校の場合,変更点は下の通りです。
 ①従来のA問題とB問題が融合した問題が出題されることになる(サンプル問題が紹介されている)
 ②国語・数学に加えて「英語」が実施される,しかも,英語を「話すこと」の試験内容はPCを活用して録音をして解答することになる
 概ねこの2点ですが,何と言っても「新しいタイプの問題」にどう対応するかが課題となると思われます。下のリーフレットには「サンプル問題」が示されているので,生徒の皆さんは参考にしてほしいと思います。また,「生徒のページ」の「みやぎ単元ライブラリー」には過去問題が紹介されているので役立ててほしいです。学力テストでも鹿中生の実力が示されればいいですね。

 ※サンプル問題があります。→全国学力学習状況調査31 リーフレット.pdf

「ありがとうBOX」から「バレンタイン企画」に進化

  
 以前にご紹介した1年生の学級活動での「ありがとうBOX」の取組,これが全校の活動に進化したようです。放送委員会では企画番組を実施していることをお伝えしていましたが,先日は1年生放送委員が「バレンタイン企画番組」を放送していました。内容は生徒や先生への事前アンケートをもとに,同級生や先輩の良さを紹介し,感謝の気持ちを放送で全校に伝えるもの。学級での活動が,全校生徒の活動に進化した例ですね。
 事前アンケートにはこんな質問があります。「Q1あなたは日頃お世話になっていたり,仲良くしている人はいますか?」「Q2あなたはその人にどんな感謝を伝えたいですか?その時の状況を教えてください。」これに対してある生徒は,ある同級生について「いつも一緒にいてくれて,どんなにつまらくても,めんどくさい話でも聞いてくれる」と答えていました。放送で全校に良さを紹介し,放送委員が感謝の言葉を代読することで,幸せな気持ちが校内に広がっていくようでした。
 

いじめ防止 いじめ発見

 
 虐待,体罰などの不幸な事件が起き,報道されています。生徒間の「いじめ」も大変心配な問題です。どの学校でも起きる可能性があると考えなければならないと思います。そして,単純ではない背景があるはずです。このような現状から,宮城県は「宮城県いじめ防止対策推進条例」を制定しました。(昨年11月)その中で学校や保護者に次のことを求めています。
【学校】いじめを生まない学校づくり、組織的かつ迅速な対応、 実効性のある基本方針の作成
【保護者】他人を思いやる心及び規範意識を養うこと、いじめからの保護、学校への協力

 文部科学省が発行した「いじめ発見シート」の内容をご紹介します。(上下)ぜひご家庭でのチェックに活用し,お子様の様子を日頃から観察していただきたいと思います。また,絶対にいじめの加害者になってはいけないことを,保護者からもご指導いただきたいと思います。公正な生き方をすることが,幸せな人生になることをご指導ください。
 

 チェックシート いじめのサイン 発見シート 文科省 H28.pdf

美術室から「トンテンカン」  美しい模様が

 
 先日,職員室にいると,何か外からうるさい音が聞こえてきました。トンテンカン,トンテンカンと1階美術室のほうから元気な音が聞こえてくるのです。これは何かやっているなと思って,早速美術室を訪ねると,2年生がコースターを制作中でした。レザークラフトのコースターです。円形の革に金型を当ててトンカチでトントンと叩く,模様の選択と配置,配色,深浅などを工夫して自分の作品を作っているのでした。生徒に質問をしてみると,得意げに作業内容を説明してくれます。楽しく,充実した学習ができていることが,その様子から感じられるのです。それぞれの個性を光らせながら,工夫をして取り組んでいる姿がいいなあと思います。いい学習ができていますね。完成が楽しみです。
  

なぜ? 縄跳び

 
 あれ! なぜ? 縄跳び? 最近,始業前の昇降口付近で縄跳びをしている少年たちが出現しています。本人たちに尋ねると,特別何か目的意識があってやっていることではないようです。「少し運動不足で…」とか「ちょっとダイエットなど…」とか答えています。でも暫く前からこれが続いている様子です。朝,自分の意志で取り組んでいる活動を見ると,見る側にも何か1日への意欲が湧いてくるものですね。この様子を見ながら登校し,昇降口から教室に向かっていく生徒たちにも,自然にやる気が伝わっていると思います。この活動を呼びかけた先生のほうには「ねらい」があるようですが,生徒はシンプルに縄跳びを楽しみ,体を動かす楽しさを感じているようでした。通学路の現状から,保護者が自家用車で生徒を送迎することも多いようです。今は丈夫な体を作る時期ですから,しっかり歩いたり,運動させたりということもさせたいものです。朝,校庭で自主的に運動してもいいかもしれませんね。せっかく広い校庭があるのですから。
 

学校評価④ 生徒の意識調査と市総合計画の目標値

 学校評価の4回目。今回は生徒の実態を意識の面から把握します。このことは以前にもご紹介したことです。1学期の調査では「自己肯定感が低い」,「社会参加への意欲が低い」といった生徒の傾向があったのです。今回は,このことと市総合計画の目標値(2020)を比較してみました。(下表)
 今後,先の傾向に対しては,生徒を「よく褒めて自信と前向きさを持たせる」ことはもちろんですが,生徒の「学力しっかりつける」,「生活習慣やあいさつを大事にしながら心を育てる」,「将来への夢や希望を意識させる」などの方法で,自信がもてないでいる鹿中生を飛躍させていきたいのです。詳しくは下をご覧ください。

ネット依存 ゲーム障害  だいじょうぶ?

 
 先日の「相談室通信」(2月12日付け,國政SC)では,「ゲーム障害」が紹介されていました。WHOは「ゲーム障害」を疾病に分類したそうです。WHOによると,こんな症状だと言います。
 ①ゲームする時間を自分でコントロールできなくなる。
 ②ゲームを他の趣味や普段の生活の事柄よりも優先させる。
 ③その結果,個人や家族,社会,学習,仕事など日常生活に著しく支障をきたしているのに,やめられない,あるいは,エスカレートしてしまう。
 …世の中には「ネトゲ廃人」という言葉があります。ネットゲームに没頭してしまい,まるで廃人のようになる人々のことだそうです。依存によって,脳に異常を起こします。子どもほど,このような影響を受けやすいと言われます。また,そこまでいかなくても,人の気持ちが分からない,他人とコミュニケーションがとれない,生活習慣が乱れて意欲が低下するなどの問題が生じるようです。やはり,大人が利用の仕方を指導したり,コントロールすることは大事なことです。その結果,子どもがこれらのメディアを上手に利用できるように育てることです。「相談室通信」では以下のポイントが紹介されていました。下のイラストのような子どもたちにならないように,大人が賢く導きましょう。
     
 ①占有させない,②買う前にルール決める,③使用場所・時間を決める,④お金に関して決めておく,⑤ルールを書面に残す,⑥違反があったときの対応を決めておく,⑦親が模範となる,⑧相談できる環境をつくる,⑨長期休みに注意する,⑩現実世界や家族を大事にする,⑪親がリスクをよく知る
(久里浜医療センターホームページには「ネット依存自己評価スケール」が公開されています。点検してみましょう。)

学校評価③ 教師の評価

 学校評価の3回目です。今回は教師はどう見ているかという点です。教師は生徒が教育目標には近づいているとは感じていません。生徒を「未来を夢見る人間」に育てるという目標をもう一度意識なくてはなりません。一方,経営方針の概ねはいい方向にあります。特に総合的な学習をより主体的な学習にすることができ,また,積極的な防災教育ができている点を評価しています。努力事項では,地域に貢献したり,連携したりする教育活動はできているのですが,「学力向上」と「基本的生活習慣」の育成は課題であり,心の教育の部分にも不安を抱いているようです。
 詳しくは下をご覧ください。

教室の掲示物 生徒の活動 自主的な生活

 
 教室の掲示物を見ていると,生徒の生活の様子が分かります。左側のチェック表は教室の入り口に貼ってあるものの一部なのですが,感染症予防の取組の一環です。なんとこのチェック表は11月上旬からスタートしているのです。ここでは一部しかお見せできませんが,本物はもっと横長の表になっています。地道な取組です。近くにはインフルエンザ予防専念を訴えるポスターもあります。こんなに予防にしっかり取り組んできても,インフルエンザが流行るのですね。手強いです。
 さて,下は清掃チェックボード(ボード?)です。裏返す仕組みになっています。清掃の終わりの時の反省会で使う物でしょうか? 近所には清掃の仕方を記したマニュアルが掲示されています。廊下掃除と,学習室掃除,互いに「終わったらヘルプ」と書いてあります。こんな毎日の係活動,清掃活動は,学校教育ではとても大事な部分です。毎日のこのような活動から,自主的・主体的な生活態度が生まれるのです。それは当然,自主的・主体的な学習につながります。学習だけに注目してはいけません。学習は生活の一部なのです。ご家庭ではどうですか?
 

「防災壁新聞」を大勢の皆さんに見ていただきます

 
 以前に話題とした「防災壁新聞」を大勢の皆さんにご紹介いただくことになりました。それは,今月24日(土)に開催される「第2回東北被災地2019 語り部フォーラム」(南三陸ホテル観洋)分科会でのことです。当日の第2分科会「災害を知る世代から知らない世代へつなぐ」の中で,中学生の学習活動の一つとして会場に展示されることになったのです。本校から代表作品として,3年1組4枚,3年2組4枚,計8枚の壁新聞が展示されます。そして,分科会のコーディネーターの先生が当日の話題の一つにしてくださるということでした。このことは,偶然から決まりました。先日,フォーラムのご担当の方が本校を訪問されたときに,1年から3年までの新聞が校舎1階に展示されていたのを偶然ご覧になりました。そのことを,コーディネーターの先生に話されたのがきっかけです。生徒のみんなが1年間かけて学んで考え,まとめたことを,フォーラム参加の大勢の皆さんに見ていただくことができ,大変光栄なことです。ありがとうございます。
 

ステップノートとステップカードで家庭学習

 
 生徒昇降口にはいつも長机が置かれています。生徒は朝登校をすると,まず家庭学習でやってきたノートやワーク類をその机の上に置きます。そして,名簿に印を付けるのです。これがステップノートの取組です。家庭学習の成果を朝一ではっきりさせる,目に見えるかたちにすることで,家庭学習の習慣形成を図っています。回収の仕方にも工夫があります。教科ごとに回収したり,学級ごとだったり,部活動ごとだったりと色々です。本校では,この取組で学力が向上してきています。
 また,下の写真はステップ・カードの取組です。これは自分の家庭学習の計画を立てたり,記録をしたりするものです。先生がコメントしたり,保護者が確認したりするようになっています。つまり,家庭学習カードです。生徒・先生・保護者の三者で協力をして家庭学習を充実させようとしています。保護者にもご協力いただいて連携する点,いいなと思っています。生徒が登校する前の教室には既にカードが配布されています。自分で計画を立てる,記録をすることは大事ですね。これを使って家庭学習を楽しくやっていきたいものです。さて,期末テストが近づいています。学習の質を高め,時間も50%アップさせ,しっかり頑張りましょう。
 

相田みつをさん,織田信長さんにもご指導いただいています

 
 昨日の「折り鶴マスター」の先生,実は書道も得意なのです。校舎内には先生の筆による,相田みつをさん,織田信長さん,そして,作者不明の名言が登場してきます。相田さんの掲示物には著作権が関係するかもしれませんが,お許しをいただくこととして,先生が生徒たちに気づかせたり,考えさせたりしたくて,模造紙に大書して示している名言なのです。生徒たちに先生の思いが伝わってくれるといいのですが。
 さて「絶対は絶対にない」という言葉,本当に織田信長の言葉なのだろうかと思って検索してみると,確かにネット上ではそのように紹介されていました。よく考えてみると矛盾した言葉なのですが,「絶対に大丈夫なことと,絶対に不可能なことはないのだ」ということを言うのでしょう。これは,安心への戒め,絶望への励まし,どちらにもとれる言葉だと思います。戦国武将らしい言葉です。
 

色鮮やかなものが… 何かが準備されている?

 
 2階の学習室,放課後に覗いてみると,何やら色鮮やかなものがたくさん並べられています。何だろうと,中に入って近づいてみると,やっぱり折り鶴を色別に並べているのでした。もうこんなに作っていたのかと,ちょっと驚きでした。
 実は先日,1年生の朝の会を覗いてみると,何やら「折り鶴マスター」の先生がその作り方を熱心に講義していました。意外に鶴の折り方を知らない生徒もいるようで,先生はとても得意な様子です。そして,注意事項「授業中に折ってはいけません!」も話されていました。恐らく先生の時代にはそんな生徒もいたのでしょうね。楽しげな説明風景でした。どうやら生徒会がまた何かを考えている様子です。先生もそれに協力をしているのです。さて,この折り鶴はどう使われるのでしょうか。
 
 

放送委員会 企画番組放送

 
 放送委員会の活動をご紹介します。1月の末ごろから昼の放送(給食時間)で企画番組を実施しています。「部活動紹介」です。現役の1・2年生から部活動の様子やムードメーカ―を尋ねたり,顧問の先生に困っていることをインタビューしたり,3年生から後輩に向けてメッセージをもらったりといった内容です。各部の個性がよく表れている企画番組なのです。もうじき春を迎えるにあたって,部活動への生徒の意欲を高まる,よい番組になっていると思います。
 放送委員会は年末にも企画番組を行い,生徒らしい感性の放送をしていました。また,思い出せば,運動会の昼休みに運動会の裏側を速報して演出する番組を放送していましたね。こんなに創造的な活動を普段から行っている放送委員会はなかなかないと思います。放送機器はポンコツですが,アイディアと実行力が光る委員会活動です。

学校評価② 保護者の評価から

 今回は,保護者の皆さんの意識をご紹介します。
 保護者の皆さんの意識は,生徒の意識と一致する部分も多く見られました。しかし,生徒たちの「メディア利用」については,大きな懸念がありそうです。そのとおりだと思います。保護者の皆さんは,そのことからか,教師の生徒理解の充実や,適切な学習指導・進路指導・部活指導,そして保護者との連携などについて,特に期待や要望があるように見受けられます。学校は,このことを踏まえて今後の向上を図りたいと考えます。詳しくは下をご覧ください。

2年生立志式 立派にできました!

  
 2月5日(火)の授業参観で2年生は立志式を行いました。各自が色紙に漢字を大きく記し,その漢字を選んだ理由を説明しながら,自分の未来に対する考えを堂々と述べました。もちろん,まだ自分の考えが定まらない生徒もいましたが,そんなときには当面の目標を明確にして説明をしていました。PTA会長さんや学年委員長さんを始め,大勢の保護者の皆さんに発表を聞いていただき,そして拍手をいただいて,生徒はやり遂げたといった表情です。最後には2年生代表生徒の挨拶がありましたが,もうじき3年生となって学校をリードする決意が述べられていました。最上級生としての自覚が備わり,しっかりと物事に取り組む姿勢は立派でした。各自の志を胸に秘めて努力を重ね,更なる成長が果たせることを期待します。この生徒たちの明るい未来に思いを寄せながら,一同は校歌を斉唱しました。保護者の皆様にも記念撮影に入っていただき,大変ありがとうございました。(写真の毛筆文字は生徒の書いたものです。素晴らしい文字ですね。)
  

全国給食週間でした 1月24日~30日

 
 1月献立表をご覧になった方はお気づきだったと思いますが,1月24日~30日は全国給食週間にちなんだ給食メニューでした。(写真左,中央給食センター)この期間は日本各地の郷土料理が紹介されました。29日(火)は四国地方の郷土料理でした。(写真右)「ぶりの照り焼き」(香川県)「赤カブのサラダ」(愛媛県)ぐる煮(高知県)が登場しました。気仙沼の郷土食も1月には取り入れられていましたが,毎日味わう全国の郷土料理,様々な感想が聞かれたようでした。それぞれの地元の食文化を大事にしたいものですね。生徒は,給食週間に際して給食センターの皆さんに日頃の感謝を伝えるメッセージをお届けしました。食べることにいつも感謝したいと思います。
 ところで,下は12月の給食試食会の際に給食センターさんが発行してくださったプリントから抜粋したものです。「はしづかい」はどうでしょうか。ご家庭で食事をする際にぜひ話題にしてほしいと思います。おいしくだけでなく,気持ちよく食べることも大事にしたいものです。

大会近し! 部活動特別延長で練習

 
 寒さの中ですが,部活動は熱を帯びています。サッカー部は11日(月・祝日)に開催される三陸新報杯フットサルフェスタに出場するため,練習に力を入れています。通常の部活動は午後5時で終了になりますが,6時までの特別延長練習に取り組んできました。この日は体育館を全面に使い,必死に走り回り,アイディアある攻撃や的確な守備を繰り広げていました。攻守の切り替えが素早く,さすがだなと思わず感じてしまう練習ぶりでした。顧問の先生も一緒になって走り回っています。
 下の写真は男子バスケ部,女子バスケ部です。こちらも特別延長練習です。これは9日(土)・10日(日)に開催される会長杯バスケットボール大会に向けた練習です。練習を見てみるとその成長ぶりが明らかです。以前とは格段の動き,そして正確性。頼もしく感じました。先生と一緒に取り組み,よく指導を聞いて励んできたのだなと感じます。インフルエンザで練習できない部員もいるようです。健康維持に努め,大会では実力を出し切って頑張ってほしいものです。活躍を期待します。
 
 

学習相談日 毎週月曜日放課後

 
 これも放課後の活動,学習相談です。本校では毎週月曜日は「部活動をしない日」にしています。これは,部活動ガイドラインで,1週間のうち平日と休日の1日ずつ計2日は部活動休養日とすることを求めているからです。本校では月曜日に休養日を設けているので,多くはこの日が学習相談日となります。週の初めに自学自習して分からないところを先生に尋ねたり,生徒同士で教え合ったりすることで,家庭学習の実践につなげ,学習に主体的に取り組む態度を育成することを目指しています。もちろん,先生たちもフル対応です。先生も多忙です。本校のやり方は多様な集団を使うこと。例えば部活動単位だったり,この日は学習したい教科ごとに集まる方式。単位集団を変えたり,希望制で集団を作ったりというところがとても柔軟です。挨拶運動もこのやり方が自然に採られています。この取組が生徒の学習意欲や態度の向上,学力の向上につながれば先生たちの苦労が報われます。期待しましょう。
 

2年生活動中 行事の成功を願います

 
 2年生が頑張っています。現在,活動中,準備中です。上の2枚の写真,どちらも上手に書けましたね。放課後の教室を見ると,これが乾かされていました。もちろん,明日2月5日(火)に行う立志式の準備です。生徒が実行委員会をつくり,自分たちで準備をして式を運営するのです。各自の「志」発表はもちろんですが,自主的な式の運営の仕方も楽しみですね。明日は頑張りましょう!
 さて,下のホワイトボード,これは何だろうと思って見ると「修学旅行」の4文字が見えます。これも学習室に張り出されていました。これは話合い(会議)で活用したもののようです。2年生は立志式と同時進行で修学旅行の準備も進めているのでした。修学旅行のねらいやテーマなどを話し合ったものと思われます。班ごとにいろんな意見を出し合って,学年の目標を決め,自分たちの修学旅行を意義あるものにしていく取組です。立春を過ぎました。いよいよ中学校生活最後の春がもうじき訪れます。2年生の活躍と成長を期待します。
 

愛されているという自信

 
 
 中学生は大人でもなく,子どもでもない,微妙な年頃で難しいという方がいます。これは,もちろん個人差があることですが,中学生は大人の特徴と,子どもの特徴の両方を持ち合わせていると考えると分かりやすくなるのではないでしょうか。
 幼児や小学生のときとは違って,家庭内では物理的には手がかからなくなりました。親からの関与も嫌うことがある時期ですから,手のかけ方も単純でないかもしれません。しかし,中学生は心理的には親からの力を今こそ必要としています。なぜなら,中学生は今必死に「自分」を見つけようとしているのですから。もう中学生なったからと,下の弟妹に親の目がいきがちになってはいないでしょうか。そして中学生の子どもへの要求が大きくなってはいないでしょうか。また,もう大人だからと過信して目を離しがちになってはいないでしょうか? むしろ今こそ,人としてのあり方や考え方を,親の愛情とともにしっかりと伝えてほしいのですが…。
 下はある幼稚園のおたよりの中にあった文章です。なるほどと思って読みました。中学生にも当てはまると思い,ご紹介します。

学校評価① 生徒の評価から

 昨年末にお願いしたアンケート調査(学校評価)へのご協力,たいへんありがとうございました。生徒,保護者,教師の3者の意識を調べることができました。保護者の皆様に近々プリントで結果等をご報告し,来年度の構想等についてもお伝えする予定です。ここでは,シリーズでその一部「生徒の評価から」感じられることについてお知らせします。

鹿中の「鹿マーク」 幹線道路の歩道にタイル設置

 
 本校で使用している通称「鹿マーク」が鹿折地区の景観をよくするための歩道タイルに使用されることになりました。(左の写真)鹿折地区の被災市街地復興土地区画整理事業を行っているUR都市機構さんと気仙沼市が企画したものです。「鹿マーク」はいくつかパターンがありますが,これはかつて生徒がラフスケッチしたものを,当時の教員がデザイン化して校内で使っているものです。鹿中指定の運動着(Tシャツ)の胸にこの鹿マークがあしらわれています。かわいらしく,インパクトがあって好印象だと評判です。このマークを使って景観タイルを作り,歩道に埋め込むのだそうです。鹿マーク以外にも3種類あるそうですが,新しい町並みを彩るものに本校の鹿マークが活用されることは嬉しいことです。右の地図の赤く色づけされた所の歩道に利用されます。完成にはもう暫くかかるとのことですが,今年の春には皆さんのお目にとまることになります。楽しみにしましょう。

私たちはどこにいるのでしょうか ESD

 
 私たちはどこにいるのでしょうか。日常生活の中では意識しない問いかもしれないのですが,この答えを持ちながら,私たちは学び,生活をしていきたいものです。
 左の写真は暗黒の宇宙に浮かぶ地球の写真です。自分がどこにいるか分かるでしょうか。昔,理科の先生がこう言ったのを覚えています。「私たちは地球の表面にへばりついて生きている,目に見えないくらい小さな塵(ちり)のような存在なのです」…そうかもしれません。そんな塵のような存在が,あれがどうの,これがどうのと争い,対立し合っている世界は不思議です。右の写真は,唐桑半島の漁火パークから岩手県側の空と海を撮ったものです。大気が地表を覆っているのが分かりますね。美しい空と海です。大気は地球をあまねく覆い,この空の下,私たちは同じ空気を吸って生きています。
 宮澤賢治は「自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する。(中略)新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある(後略)」と書いています。(農民芸術概論綱要,1926)本当にそうなればいいですね。学校で取り組むESD(持続可能な社会のための担い手づくり)はこんな認識から進めていきたいと思うのです。

放課後の教室 未来への準備

 
 放課後の教室は未来を見据えた取組がいつも行われています。中学校生活は部活動だけではありません。多様な教育活動があり,そのために先生と準備をしなければならないものも多いのです。上の写真(左)は,面接試験の練習風景です。人生で初めて臨む高校入試。学力テストだけでなく,面接も行われます。宮城公立高校の前期入試や私立高校等でも面接があります。なかには集団面接をする高校も…。ですから,先生と共に練習をして,しっかり自分を表現できるように準備をしているのです。教室には,「1分間面接対策質問一覧」などといったプリントが張り出されていています。学級での練習もあるのですね。よい準備ができているように見えます。
 下の写真は,先日の漢字検定の様子。2学期10月にも行いましたが,3学期にも実施しました。目標の級に合格するために粘り強く頑張っています。そういえば,1月26日(土)には英語検定もありました。そして,下の右側の色紙,さてこれは何でしょう。漢字1文字がそれぞれ書かれています。どうか2年生の保護者の皆様,2月5日にはぜひ学校においでいただいて,この漢字の意味をお聞きください。生徒の発表をお聞きいただき,お励ましをお願いいたします。
 

鹿折中の今後の部活動 説明資料をご覧ください

 1月28日(月)の生徒集会で,本校の今後の部活動について,生徒の皆さんに説明をしました。以前にも触れましたが,生徒数や教員数の減少等の背景から,部活動の充実について検討するときが来ているようです。昨日は生徒に説明をし,むしろこれをチャンスにして,鹿折中の部活動を生徒がより主体的に盛り上げていこうと呼びかけました。ご家庭の皆様にもどうかご理解をいただきたいと思います。昨日,お届けしましたプリントをぜひご覧ください。ホームページの「お知らせ」欄にもリンクを貼って全文を掲載しています。以下には資料の1/5を抜粋したものをお示しします。

たくさんの図書を頂戴しました ありがとうございます

  
 1月23日(水)に,たくさんの生徒用図書をご寄贈していただきました。上の写真はその一部です。創価学会様からのご寄贈です。市教育委員会からのご紹介をいただき,2年前には300冊の図書を本校生徒たちの学習のためにお送りいただきました。引き続き,今回は40冊を図書分類ラベルを付けた状態でご寄贈いただいたのです。同団体では,45年前から小中学校に図書の寄贈を行っているそうです。震災後は,特に被災3県の小中学校に注力して,この活動を続けていらっしゃるということでした。広い分野から司書の方がセレクトした良書です。本校の図書室に置かせていただきます。生徒の皆さん,楽しみにしていてください。わざわざ重い図書をたくさん届けていただきました,同団体東北事務総局の吉峰様,中川様に感謝いたします。ありがとうございました。

金曜日の朝は彼らの出番 ボランティア委員会

 
 金曜日の朝は,毎週,こんな風景が見られます。ボランティア委員の皆さんの活動です。上の写真,この日は小雪が舞う中,7時30分ごろから校地内や登校坂などのゴミ拾いをしてくれました。意外にたくさんのゴミがあるもので,大きなものも運んできたようです。下の写真は,以前にもご紹介したボトルキャップの収集です。昇降口の回収箱から袋に移して,別室で保管するのです。これも金曜日の朝の仕事になっているようです。いつもしっかりと取り組んでいる様子は頼もしいです。鹿折中生のよき姿だと感心します。写真にはありませんが,1月25日(金)の朝には,ゴミ拾いをしながら,登校坂を下まで降りて点検してくれました。雪や氷で歩きにくかったり,滑りやすくなたりして危険なところを確認してくれました。ありがとう。
 

美しい朝

 
 1月22日(火)の朝は,氷点下7℃の白銀の朝でした。寒いけれど,とても美しい朝でした。前の晩のうちに雪が降り積もり,だいたい5㎝くらいの積雪だったでしょうか,校庭は朝日を浴びて輝いていました。風のない素晴らしい朝です。
 こんな朝に,早く登校してきた生徒や先生が一生懸命に雪かきをしてくれました。ご苦労様でした。お陰で昇降口まで,とても歩きやすくなりました。校庭に降りる階段もすっきりしました。作業を終えるころには,生徒会総務の人たちが旗揚げをしてくれました。国旗・市旗・校名旗が3本のポールに上がり,さあ,今日一日の始まりです。生徒や先生の活動で気持ちよく始まった一日でした。
 
 

前向きということ

 
 昨年12月にも話題にしたことのある,職員室の日めくりカレンダーです。先生が以前に生徒に送り伝えた言葉を,大人になった生徒たちが,人生のよい言葉として心に留めていたものを紹介するカレンダーなのです。いつもはっとさせられる言葉が出てきます。
 今日はこの2枚をご紹介します。「向き不向きより,前向き。」…前向きさは才能を超えるということを言うのでしょうね。「どちらに転んでも,”しめた!”と思え。」…そう思えたらいいですね。ちっちゃなことに動揺せずに,運命を受入れて覚悟を決めて立ち向かうことが大事なのですね。この2つの言葉は,とてもポジティブです。様々な出来事を後ろ向きに捉えるか,前向きにとらえるかはその人の感性によりますが,物とごとは考えよう,覚悟の持ち方で変わるものです。何かを恨んでも何にもなりません。苦しいとき,難しいとき,辛いときこそ大事。そんな時に「前向き」な発想ができるようになるといいですね。

寒さに負けず 雪上サッカー

 
 1月21日(月)は日中でも氷点下に近い気温で,小雪が舞い,とても寒い一日でした。3校時目の校庭に男子生徒が出てきたなと思っていたら,何やら丸くなって作戦会議ふうの円陣ができています。それにしても寒そうです。これはやはり,サッカーを始めるのだなと思って見ていると,やっぱりそのとおりの展開になりました。2年生男子の保健体育の授業です。校庭に広がってボールを追い,一生懸命に走っています。寒いからといって部屋から出にくくなってしまう大人とは少し違った,根性の入った授業風景でした。先生や支援員さんも頑張りました。こんな過酷な中でも一生懸命に取り組む経験は,もちろんサッカーだけでなく,人生の難しい大切な場面での地力になるだろうなと思って見ていました。少年たちの気合いに少し嫉妬を覚えるのです。寒くても頑張りましょう,大人の皆さん。
 

伝説のアベック優勝 その証拠を発見

 
 鹿折中学校の歴史の中で一際輝かしく,信じられない出来事がありました。そのことは学校の沿革にも記されていますが,その証拠を発見したのです。先日,会議室の黒板の上にたくさんの賞状があることに改めて気づきました。(上の左)そして,その中央の2枚の賞状を見て驚いたのです。(上の右)これです,伝説の記録は。賞状額には選手の集合写真も添えられています。下に賞状を拡大しましたのでご覧ください。左の写真は昭和47年7月23日に県中総体の陸上競技で男子が総合優勝(1位)をしたことを示す賞状です。右の賞状は女子が県中総体の陸上競技でやはり総合優勝を果たしたときの賞状です。しかも,日付は昭和47年7月23日。つまり,同じ日に男子も女子も県大会で総合優勝したのす。いわゆる「県大会アベック優勝」…すごいことです。これは信じられないような大記録ですね。
 この他にも,女子は陸上競技で昭和45年と昭和52年に県総合優勝しました。また,男子バレー部は昭和51年に県選抜大会で優勝しています。私たちの励みにしましょう。
 

浪板橋から北側を望む いい町・いい学校

 
 1月11日に「浪板橋」から南側の海を見た風景をご紹介しました。今日は同じ場所から北側を見た風景をご紹介します。浪板橋は鹿折地区の東側と西側を結ぶ橋。撮影日は2019.1.2です。
 上の左側の写真は橋から北側を見た風景。この風景の向こうに白山地区があります。橋の周辺はまだ復興工事が続き,鹿折川の護岸工事も途中です。新しい橋が架けられていますが,これは「錦大橋」です。三陸道インターへの接続のための橋です。(まだ渡れません)そして,上の右側の写真は橋の北西方向の風景です。鹿折川の西側は商店街や工場のあった賑やかな地区でした。JR鹿折唐桑駅(大船渡線)があった所です。今はかさ上げ工事も終了し,災害公営住宅が6棟建設され,新しい福祉センターや公民館も完成しました。最近は新しい商業施設もできて期待感が大きくなりました。この場所は震災直後は,まるで戦争後のような状態でした。あの有名な大型漁船「共徳丸」が打ち上げられていた場所でもあります。(下の写真)
 このように鹿折の町は徐々に生まれ変わっています。新しい地域づくりに大人も中学生も更に努力をしていきたいものです。いい町,いい学校にしましょう。
 

校舎内の掲示物 

 
 校舎内の掲示物でお見せしたいのはいっぱいあるのですが,今回は2つご紹介します。
 上の2つの写真は支援学級前の掲示物です。左は折り紙作品。四季にマッチする折り紙の作品を作りました。小さな作品ですが,こうして集めてみると,素晴らしい大作になりました。可愛らしく,カラフルな作品です。右側は,生徒の写真の作品をまとめたもの。学校周辺の風景で気に入った物をカメラで切り取り,メッセージを添えました。それぞれの視点がおもしろいですね。空の青もきれいです。
 下の2枚の写真は,本来は上下につながっています。縦長なので2分割してみました。保健室前の掲示物…「救急車の呼び方」です。皆さんはいつ,どんな場所でこのことを教わりましたか。おそらく小学校で習ったのではないかと思うですが,どうも記憶が曖昧です。もう一度,こうやって掲示物で確認をすると,いざというときの知識として役立ちますね。これも力作です。
 

校内席書大会 静かで張り詰めた時間でした

 
 
 1月17日(木)の5・6校時に校内席書大会を行いました。校内書き初め展で金賞を受賞した生徒の皆さんが参加して,限られた時間内に作品を仕上げ,市内展に出品する作品を制作する大会です。校内展で選ばれた皆さんが,集中して練習の成果を発揮する大会となりました。もちろん,生徒たちは真剣で必死でした。しかし,会場には物音一つなく,緊迫感に満ちた時間が過ぎていきました。それぞれにベストを尽くし,充実感のある時間を過ごしたようです。大会を終了し,書き終えた後のにこやかな顔がそれを物語っていました。文字の背後にある考えや思いを押さえて,その世界を楽しみながら,良い作品を仕上げたようです。市内展での評価を期待しましょう。
 

アンサンブルコンテスト県大会 銅賞 よく頑張りました

 
 1週間前の1月12日(土)に吹奏楽部の3人は,打楽器3重奏「ケルベロス・ドラムス」を仙台市のイズミティーの大ホールで披露してきました。アンサンブルコンテストの県大会です。昨年,12月の地区大会で金賞をいただいた演奏に更に磨きを掛け,音楽性を高めて臨んだ県大会でした。結果は,銅賞ということでしたが,とてもいい演奏ができたようです。それが一番です。「ケルベロス」とはギリシャ神話に出てくる犬の怪物で,三つの頭をもつ猛犬のことです。この曲は,その名の通り3人が入り乱れて打楽器を演奏するもので,最初に聞いたときはとてもびっくりした難しい曲です。地区大会を経て,3人は先生の指導を受けて更に練習し,曲を自分たちのものにしてきた歩みは立派です。よく頑張りました。県大会に出場して演奏した大きな経験を今後の目標に生かしてほしいものです。期待します。また,県大会に出発する時には,学校に来ていた男子卓球部,女子ソフト部の生徒の皆さんが見送りをしてくれました。ありがとう。
 

授業研究会(保体)を行いました 普段の学習の積上げ

 
 
 1月15日(月)は寒い朝でした。2校時目の体育館は恐らく氷点下に近い気温だったと思います。この寒さの中,体育館では3年男子保健体育の授業研究会が実施されました。これは年間をとおして全職員が校内で研究授業をして互いに学び,各自の授業改善を果たし,学校全体としての授業の質を向上させる取組の一つです。この日の放課後には,全職員が授業検討会に参加して学びを深め合いました。
 それにしても,さすがは3年生の学習でした。以前にもお話しましたが,最近の授業は知識技能だけでなく,思考力・判断力・表現力を育てる視点を強く持っています。バスケットボールを楽しむときに,どんな戦略でで攻撃し,どう守るかなどをチームで検討し,練習し,反省し,表現して更なる進歩を果たしていました。生徒が自立して学習している様子は素晴らしいものです。また,友達のプレーをよく見て互いに評価していることも良かったと思います。それを導く,先生の言葉がけや関わり方,継続した指導もよくできていたと思います。やはり,普段からの積み上げはとても大事だなと思わされる学習の様子でした。
 
 

スマホ18の約束(ご紹介)

 先週,スクールカンセラーの國政先生からお便りが発行されましたが,その中に紹介されている「スマホ18の約束」はご存じだったでしょうか? お便りでは前半部分だけが紹介されていました。そこで,ネット上で調べてみると,アメリカ人の下の写真のお母さんが,下の写真の息子さんにスマホをプレゼントしたときに,期待と戒めを込めて契約書を作り,子どもにスマホを賢く利用することを願ったものだと分かります。このお母さんの人間に対する洞察力の深さ,親の責任や役割を果たそうとする姿勢が伝わってくる文章です。私たちの教育や子育ての参考になるものです。

 
  以下に18のうち,7番以降をご紹介します。

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 7 このテクノロジーを使って嘘をついたり,人を馬鹿にしたりしないこと。人を傷つけるような会話に参加しないこと。人のためになることを第一に考え,喧嘩に参加しないこと。
 8 人に面と向かって言えないようなことをこの携帯を使ってSMSやメールでしないこと。
 9 友達の親の前で言えないようなことをSMSやメールでしないこと。自己規制してください。
 10 ポルノ禁止。私とシェアできるような情報をウェブで検索してください。質問などがあれば誰かに聞きなさい。なるべく私かお父さんに聞いてね。
 11 公共の場では電源を落とすなり,サイレントモードにすること。特にレストラン,映画館や他の人間と話す時はそうしてください。あなたは失礼なことをしない子です,iPhoneがそれを変えてはいけません。
 12 他の人にあなたの大事な所の写真を送ったり,貰ったりしては行けません。笑わないで。あなたの高知能でもそういうことがしたくなる時期がやってきます。とてもリスキーなことだし,あなたの青春時代・大学時代・社会人時代を壊してしまう可能性だってあるのよ。よくない考えです。インターネットはあなたより巨大で強いのよ。これほどの規模のものを消すのは難しいし,風評を消すのもなおさら難しい。
 13 写真やビデオを膨大に撮らないこと。すべてを収録する必要はありません。人生経験を肌身で体験してください。すべてはあなたの記憶に収録されます。
 14 ときどき家に携帯を置いて出かけてください。そしてその選択に自信を持ってください。携帯は生きものじゃないし,あなたの一部でもありません。携帯なしで生活することを覚えてください。流行に流されない,FOMO(自分だけが取り残されるていると思ってしまう不安感)を気にしない器の男になってください。
 15 新しい音楽,クラシック音楽,あるいは全員が聞いている音楽とは違う音楽をダウンロードしてください。あなたの世代は史上もっとも音楽にアクセスできる世代なのよ。この特別な時代を活用してください。あなたの視野を広げてください。
 16 ときどきワードゲームやパズルや知能ゲームで遊んでください。
 17 上を向いて歩いてください。あなたの周りの世界を良く見てください。窓から外を覗いてください。鳥の鳴き声を聞いてください。知らない人と会話をもってみてください。グーグル検索なしで考えてみてください。
 18 もしあなたが失敗したら,そのときはこの携帯をあなたから奪います。その失敗について私と話し合います。また一からスタートします。あなたと私はいつも何かを学んでいる。私はあなたのチームメイトです。一緒に答えを出して行きましょう。

防災新聞 防災学習から考えたことを発信する

 
 上の写真は2学期末の放課後の風景です。この日は美術室が1年生から3年生までの大勢の生徒が集まって大賑わいでした。なぜなら,1学期から課題となっていた防災新聞(壁新聞)の締め切りが間近になっているからです。まだ完成していないグループのみんなは必死に仕上げをしています。1学期から継続して勉強している防災についての勉強。この中の幾つかに焦点を当てたり,新たにアンケート調査をしたりして記事をつくり,新聞にまとめて発信するのです。鹿中生に防災学習が浸透していることを感じさせる風景でした。完成した新聞は,3学期に入って,校舎1階の廊下に全校生徒分が掲示されています。(下の写真,一部)なかなかよくできた新聞もあるようです。現在は先生方で審査中です。ご来校の際にはどうぞご覧になってください。
 

生徒数の変化 新しい現実・新しい学校づくり

 少子高齢社会です。上の表は本校の生徒数の変化を表しています。震災直後の平成23年度は全校の生徒数は218人でした。そして,7年を経た今年度は118人です。この間,本校の生徒数は100人も減少したのです。主たる原因は,人口の減少と出生数の減少です。このことは,他校も同様です。本校の来年度は102名になる予定で,以降は100名余りの生徒数で暫く安定する見通しです。
 このことから,生徒の学校生活や,学校の指導も変化することは当然です。学年が単学級になると,生徒の切磋琢磨や仲間作りも変わってくるでしょうし,昔と同じように部活動をすることも難しくなります。反面,一人一人を細やかに指導し助言することができるようになると思います。これからは新しい現実を踏まえた新しい学校づくりをしていくことが大切ですね。生徒諸君にも,一人一人が一層大きな存在感を発揮することで,学校全体の輝きを大きくしてほしいものです。同時に,PTA会員数や職員数も減るわけですから,私たち大人も考えなくてはなりません。新しい学校づくりにチャレンジしていきましょう。
 
 ※写真は今年度の入学式の風景です。

なぜリボンが? ナイスなアイディアです

  
 このリボンは何でしょう?…よくよく見ると,水洗トイレのレバーにピンクのリボン。校舎内すべてのトイレのレバーに,このリボンが取りつけられました。そのねらいは,使用後に足でレバーを踏みつけて水を流すのを防止するためです。足で踏みつけてレバーが汚れたり,壊れたりするのを防止するのです。このリボンがついていると,自然に手でレバーを操作する気持ちになるといいます。生徒の発想ですが,ナイスなアイディアです。いいと思います。ちょっとした工夫で,丁寧な気持ちで物に接するようになるのですね。この発想,他にも活用できるかもしれません。

インフルエンザ流行 今が大事なポイント

 インフルエンザ対策を!
 珍しく2学期末までに市内でのインフルエンザの発症がなく,安心していたのですが,新年になって一気に罹患者が急増しています。本校では先週末の段階で3名が罹患しました。小・中・高を問わず,市内の他校では罹患者が多数となったため,学級閉鎖や部活動中止等の措置をとるところが出ています。本校もピンチです。爆発的な感染が起きないようにしなければなりません。木曜日には早速アルコールで校舎内を除菌しましたし,金曜日は特に心配な学級は全員がマスク着用で過ごしました。この3連休の過ごし方が大事なポイントになります。今後に影響すると思います。生徒や職員は,ぜひ危機感をもって具体的な予防行動をお願いします。インフルエンザの流行で,3年生の受験が危ぶまれたり,大会等に参加できなくなることもあります。罹患防止に最善を尽くしましょう。下は先週の保健だよりからの抜粋です。もう一度ご確認ください。

校舎のワックス掛け ご苦労さまでした

 
  これは2学期末の風景です。新学期を清々しく迎えるため,生徒たちは校舎のワックス掛けに励みました。まず,クレンザーを使って床の汚れをきれいに落とします。それを拭き取って乾かしたら,モップを使ってワックスを掛けます。しかし,ワックスを掛けると乾くまでは歩けないので困ります。そこで,廊下などは半分ずつワックスを掛けなければなりません。写真の中にスリッパが見えますが,これが目印となっています。ワックス掛けは大変な作業なのです。生徒の皆さん,最後まで頑張った保健委員の皆さん,ありがとうございました。
 さて,下の写真は体育館のワックス掛けの風景です。12月27日(木)の部活動終了後,男女バスケ部,男女卓球部の皆さんが作業をしてくれました。下の真ん中の写真をみると,ワックスの有無の差が歴然とお分かりだと思います。体育館はその広いので,また大変な作業でした。お陰で3学期の始業式は,このピカピカしたフロアの上で,気持ち良く行うことができました。お疲れ様でした。